BMW
2025年12月07日 06:59
とんかつ・かつ丼の全国チェーンに「かつや」という店があります。ここは一度行くと翌月末まで使用可能な100円引券をくれるのですが、ケチな私はこれを忘れたら店に入りません。出張が続いたりして翌月末まで1度も行かない事態になると、100円引券が無いので誰かにもらうまで行かないと言うのが結構ありました。今はかつやアプリで常にクーポン保有状態になるので一安心しております。(ただ食券自販機がアプリクーポンのQRを認識しやがらないのですが・・・)
値引きというのは販促プロモーションの武器として使えるのは事実ですが、このように逆の効果を生み出す場合も多く、たびたびミスタードーナツが陥いる「ミスドクラブスクラッチの時しか売れない」「100円の時しか売れない」「100円&120円の時しか売れない」は逆効果の良い事例かと思います。
昨日、日経新聞にフォルクスワーゲン(以下VW)の折込チラシが入っていました。見ると在庫車一掃セールで車種によって35万円から55万円の値引きがある感じ。BYDは楽天スーパーセールで20%OFFをやっていて、こちらも車種によっては100万円を超える結構な値引き額となっています。
これ以前BMWの値引きがすごすぎる話しでも書きましたが、さすがにココまで値引いちゃうと定価で買う人なんていなくなるわけですよ。もはや定価がウソってレベル。
以前は自動車の大幅値引きって「限定1台」って書いたんですよ。あとは「抽選で各10名様にご購入サポート100万円/50万円/30万円が当たる!」とかね。ところが今は売れなさ過ぎて何台でも値引いちゃう感じ。これだと売る時も価値が下がっちゃうので買う人が減りますし、もっと安くなるまで待というって人も増えるでしょう。
トヨタなんて値引きしてくれても10万円以内の端数だけですし、値引きキャンペーンを待ってるとそのうち定価が上がっちゃうのでえらい差です。
こういう値引きプロモーションって誰が提案するんですかね?以前なら広告代理店のプロモーション(ストラテジック)プランナーでしたが、こんな爆発的値引きをチラシやウェブで大々的にやってしまうようでは1年間を通した販促施策があるとは到底思えませんし、複数年レベルでブランド価値を高めるなんて目線も無いのでしょう。
自動車の場合は「ロイヤルカスタマー」という「ブランド&商品に惚れ込み愛着と信頼を寄せる人」を育てる必要があり、これがF1やWRCといったモータースポーツをやる理由でもあったりします。
そこを育成するにはまず「買ってくれる人=カスタマー」が必要で、そこから「よく買ってくれる人=グッドカスタマ―」を作っていかなければなりません。それは今値引きして「安ければ買う人」を引き寄せるのとは真逆の発想が必要なんです。
VWにはビートル&ゴルフファン。BMWには2002&初代3シリーズファン。比較的低価格だが高品質でジャーマンクラフトマンシップが感じられる車を愛するというロイヤルカスタマーがしっかりいたのですが、今ってここに刺さる車が無いような気がするのは私だけでしょうか。
ましてやBYDともなると海の物とも山の物とも分からないわけで、そこをブレイクスルーするには「5年後50%買取保証(無事故の場合)」や「バッテリーを含めた主要機関10年保証(無事故の場合)」といったものが必要でしょうし、「電気自動車初購入の方にご自宅用充電設備無料設置」なんてのも効果があるでしょう。
ちなみに私はVWだとゴルフ2とポロ2(初代正規ディーラー物)に、BMWだとBMW520i(E28)とBMW528i(E39)に乗ってました。すべていい車だったのですが、高温多湿の日本で乗るには日本車が最高だし、日本車って新車価格が安いのに下取り価格が高いんですよねー。
値引きプロモーションは戦略的にやらないと、激しい買い控えを誘発したりブランド価値を棄損してしまうと思うので、うまくやったほうが良いかもと思いました。1年は52週間なので、まず52週間のマーケティングプラン作成が必要でしょうね。
(やっぱりブログが長くなってすみません。明日こそは短くしたいと今は思っております)
2025年11月20日 07:14
最近気になっているのがメルセデスベンツ(以下ベンツ)やBMWの鼻が巨大化している問題。最初はベンツがあの丸マークを中央グリルに付けはじめ、小型セダンのCクラスにも3代目から装着されるようになりました。当時はBMWがヘッドライトの中に丸い輪状にポジションランプを光らせる通称イカリングライトを装着していて、それが最新モデルの証だったので、旧モデルを新型のように偽装する純正品ではないサードパーティーのイカリングライトに交換するのも流行っていました。
最初はどちらも上品な感じだったのですが、どんどんオラオラ顔が人気となって行くにつれ、トヨタのアルファード/ヴェルファイアのほうがオラオラ顔となり、オラオラ顔勝負に挑むためかベンツはマークを巨大化しつつ車のアチコチに装着。BMWは鼻を極限まで巨大化していきました。
ベンツの新型Eクラスはテールランプもマークになり、コンセプトカーはヘッドライトやフロントグリルの格子柄までマークになっていて、デザイナーは「これからはバンバン使うぜ!」とまで言ってます。
負けじとBMWは「ヘッドライトの外周までは巨大化できるしもっと巨大にだってできる」的な事も言っていて、そりゃあそうなのでしょうが、対するアウディは中国で展示したスタディモデルから4つの輪を外してLEDパネルを装着。普段はAUDIの文字を出しつつドライバーが好きな文字を出せる仕組みを搭載して来ました。
この鼻自慢競争、私には良く分からないのですが続いてるってことは人気ってことですよね。どちらのメーカーもここ10年は中国市場が重要な位置づけでしたので、中国でウケるのがアイコンの巨大化だったのかもですが、気が付けば中国車メーカーが進化しちゃったので、ベンツやBMWは必ずしも金持ちの象徴でも最新技術の塊でも無くなってしまいました。
これ以前に日本でもあったんですよねー。国産車に空気清浄機の装着が当たり前となり、次に純正カーナビの機能が進化し、ドアミラーは電動で折り畳まれるのが当たり前に、さらにトヨタはドアミラーにワイパーを付けたり後席にマッサージ機を埋め込んだり電動トランク等を装備して行きました。
ドイツ車と全く違う戦い方をする日本メーカーだったのですが、ベンツとBMWは折り畳めるドアミラーを下手なりに装備したり、日本製ナビを装着するなど頑張ったんです。ただウインカーリレー音とかトランクの閉まる音とかドイツ車のこだわりは犠牲にされていきました。
でも国産メーカーはリアスライドドアを標準化。背の高いミニバンに旅客機のビジネスクラスみたいなシートを付けたり、軽自動車も背を高くして装備を充実させたりして、しゃがまないでも乗れる戦略でまた次元の違う戦いに行ってしまいました。
それでもBMWは株主が欧州系なので良いでしょうが、ベンツは中国自動車メーカーのジーリ―創業者と北京汽車集団(BAIC)だけで2割ぐらいに達しているので中国の意向は無視できないでしょうねえ。ただ、個人的には「鼻がデカ過ぎね?」と思っております。

2025年10月24日 05:28
イベント仕事をしていると、ハイヤーを手配するという場面によく遭遇します。ハイヤー手配の重要ポイントは乗車人数と搭載する荷物もそうですが、ドライバーの対応言語やVIP対応経験等も問われる場合があったりします。ただ最近増えてきたのが車種指定。ビックリするほどアルファード/ヴェルファイア(以下アル/ヴェル)もしくは無ければミニバンを指定される機会が増えました。
以前から嫌がられていた車種にはメルセデスベンツやBMWといった欧州車がありましたが、その頃は単純に下品な人に見られたくないという理由からでした。
ところが海外でレクサスブランドで発売されていたセルシオが出ると状況が一変。それまでもセンチュリー/プレジデント/クラウンマジェスタという高級車種があったのですが、こちらの指定が皆無だったのに対し、セルシオは驚くほどの速さで指名依頼が来る車種となりました。
その後レクサスブランドが登場するとレクサスLSというセダンの希望が激増。と同時にセンチュリー/プレジデント/メルセデス他の輸入車のNGが増えました。
当時の私は「バッジだけレクサスにして高額にしたトヨタ車が売れるわけない」と思っていたのですが、同時に「VIPにはレクサスが受け入れられてる」とも感じていたのは事実です。
大きな変化が出てきたのが10年ほど前。一世代前のアル/ヴェルが登場すると、たった1名や2名の乗客でもその車種を指定する方が激増。ミニバン指定の方にメルセデスVクラスを配車して怒られたこともありました。
今はレクサスからLMというミニバンが出ていて、感覚的にはアル/ヴェルの外装をちょっと変えてレクサスのシールを貼ったみたいな車種なので問題無いと思って手配したこともあるのですが、事前連絡で「車種:レクサス」と書いてある時点でアル/ヴェルへの変更依頼が来たこともありました。
確かに下品な車種をわざと選んでいた芸能人やその筋の方も今やアル/ヴェルが当たり前。以前は赤坂・神楽坂・銀座・六本木にずらりと並んでいたロールスロイス/メルセデス/センチュリーなんて乗ってる人は皆無に等しいレベルになりました。
かくいう私も自宅から空港へ行くタクシーを予約する際にアル/ヴェルを持ってるタクシー会社を選んでミニバン指定するようになり、できればアル/ヴェルが来て欲しいなと思うようになりました。それぐらい高級感と下品じゃない感じが同居している車種なんでしょうね。
さすがに自分で保有するのは近所からはガラ悪そう・下品・成金趣味に見られる気がして気が引けますが、タクシーやハイヤーだと指定したい車種だと感じるし、ゴルフ等で迎えに来てくれた人がアル/ヴェルだと嬉しくなっちゃいます。
今回のジャパンモビリティ―ショー2025には対抗馬で初代国産高級ミニバンの日産新型エルグランドが出て来ると思うので、その程度アル/ヴェルと戦えるのかをしっかり見定めたいと思ってます。
(写真はジャパンモビリティ―ショー2023の日産ハイパーツアラー・コンセプト)
追伸) 昨日より全日本ロードレース最終戦鈴鹿のため鈴鹿サーキット入りしております。今季初です。やっと来れました。感謝!
どなたか私共の会社に入ってくださる30代〜40代のイベントや広告業界経験者の入社をお待ちしております。忙しすぎてレースにも行けません。涙・・・。

2025年07月12日 05:12
いま中国の自動車メーカーBYDが猛烈な勢いで人材募集(リンク)を行っています。本社は横浜駅近くですのでターゲットは社長交代やリストラ策で話題のあの会社だと思います。BYDは今年4月に「2026年後半に軽自動車市場に参入」と公式に発表していて、現在中国本土で販売中の一番小さいサイズであるシーガルが全長3780mm/全幅1715mm/全高1540mmなので、これを軽自動車として売ることはサイズ的にできません。
軽自動車規格は「全長3.4m以下/幅1.48m以下/高さ2.0m以下」ですので、新しいサイズの車両を開発するのだと思いますが、この会社って電気自動車で有名になったのですが、ここ数年で完全にハイブリッド車中心の会社に変化しました。
今年はジャパンモビリティショー2025(旧東京モーターショー)が10月30日から11月9日で予定されているので、早ければここで新型軽自動車の発表と思いたいところではありますが、早々にネタバレとはしないでしょうから、ここは軽自動車コンセプトやデザイン案にとどまると思ってます。
最大の本命は来年4月24日のプレスデーから始まるAuto China 2026(通称:北京モーターショー)で、ここで1962年の東京モーターショーでホンダが初の4輪車を展示した時を思い起こさせる軽スポーツカー&軽トラックを出して来ると結構な衝撃度でしょう。
もちろん軽スポーツカーと軽トラックのプラットフォームは主戦場となる軽ハイトワゴン用で、こちらも同時発表され、自動車ジャーナリスト向け試乗会が(北京or横浜)で開催なら、来年後半発売開始へ向けた事前準備は完璧ではないでしょうか。
そもそもBYDは軽自動車参入より前に「2026年以降に日本でEVトラック発売」をリリースしていまして、軽電気自動車のトラックやバンを必要としているのは宅配業者さんですので、すでに三菱軽EV(ミニキャブ)を導入している日本郵便に対抗してヤマト運輸と提携なんてのが出てくるとさらにインパクト絶大。
フォーミュラEの東京大会は7月25・26日なので、ここで大々的に実車展示/ネットでの予約受付開始/全国ディーラー網発表。販売店へのデリバリーが9月から開始され、9月中旬から末にかけてBYD社長が来日して各種メディア対応をして、中華人民共和国の成立を祝う10月1日の国慶節が木曜日なのでココで販売開始かなーって勝手に思ってます。
ここまでアホなオッサンの空想によるローンチプランをお読みいただいてありがとうございます。でも、私がプロモーションやるなら早朝にボヤっと考えてもこの程度は思いつくので、ちゃんとギャラをもらう方々なら、もっとまともな企画を考える事でしょう。
まずは販売店がどうなるかですが、そこは今回の求人で日産・BMW系が多いと既存販売店が「BYDもやろうかな」となる可能性は意外とあるんじゃないかと思います。
応募期限は7月末となっておりますので、ご興味のある方は応募されてはいかがでしょうか。なんと職種によっては「各ポジションの選考は先着順」なんて記述もあるので、面白いなーと思っている私です。
最後になりましたが、お仕事のご用命もお待ちしております。
2025年06月17日 07:15
昔を振り返るといろいろ恥ずかしい事があるのですが、私は20代のうちから左ハンドル輸入車に乗ってまして、当時は輸入車とは言わず外車と呼んでいたのですが、日本だと不便な左ハンドルとあいまって、毎日が大変な苦労の連続でした。1992年に1987年式BMW520iを入手したのですが、中古車フェアの際に設置していたスピーカーが車のボンネットに落下し、イベント会場責任者であった私は中古車店から引き取りを要求されたのがキッカケでした。
当時は1985年式トヨタカムリと同年式三菱ミニカを持っていたのですが、どちらも知人に貸し渡し、イベント保険で奇麗になおったBMWに乗り換えたものの、左ハンドルであるだけで駐車券や高速道路通行券を取るだけで大変で、そのためのマジックハンドが常に助手席にあると言う感じでした。
対面通行の細い道でバスなどの大型車の後ろにつくと、追い抜くには対向車線の車がハッキリ見えないので根性で抜きに行くか、延々と後ろについて走る以外の選択肢が無く、どちらにしても後続車or対向車にご迷惑をおかけしていたと思います。
だったら元々のカムリに乗ればいいだろって話しなのですが、なぜか当時の私は左ハンドルの外車に乗ってることがカッコいいと考えており、なぜかどこか自慢げに乗ってて、さらにこれに乗れば女性にもてるとも思っていたと思います。
イベント業や地方の広告代理店勤務でしたので、20代から30代前半は全く休みが無く、土日祝も盆正月も無いどころか1日16時間労働や3連徹夜なんて当たり前。現場やお得意様との往復の車の中が唯一自分の時間でしたので「いい車に乗る=自分で自分を褒める」といった側面もありました。
とはいえ仕事がイベント業でしたので、どんな高級車であっても車は酷使される運命で、ヘリウム風船のガスやプロパンガスを載せたり降ろしたりする際にトランクが何度も傷つき、大阪ヒルトンホテルでは車庫入れの車にぶつけられ鼻が曲がった際に、相手の保険修理費に追加費用を支払って奇麗にしてもらって、新古車のプジョー205GTIに乗り換えました。
結論から言うと外車に乗って女性にもてるといった機会は一度もありませんでした。当時のドイツ車はハンドル・タイヤ・車体からドライバーに細かく路面情報を伝えて来る(常に振動してる)ので、フワフワだった国産車と比較すると大変で、さらに洗車してもすぐブレーキの粉でホイールが茶色になってしまう欠点もありました。
ただこれはこれで中毒になるようで、プジョー205・VWゴルフ2・VWポロ(6N)と乗り継いでまたBMW528i(E39)に乗りましたので、今も変わらないエンジン音やドア開閉音は当時から素晴らしい物でした。
先日近所に住んでいるお笑いタレントの方が「車って成功者の姿をあらわすモノじゃないですか」と言っていたので、「忙しい時は往復の車だけが自分の時間だから自分が満たされる安全な車がいいかもね」と伝えると同時に、ひさびさに懐かしく若かりし頃の自分を思い出しました。
そこで何を感じたかというと、今まで近所で食事してる時はお酒が入っていて誰と話しても何も覚えていないのですが、今は記憶に残っていてブログにも書き留められるのがスゴイと思ったというのが本日のブログの結論です。









