熊本

2026年07月30日 07:35

スクリーンショット 2026-07-30 0651312016年の熊本地震が発生した当時、私は翌朝に福岡へ向かう予定でした。

目的は、九州新幹線・筑後船小屋駅前の九州芸文館で開催されていた、著名なグラフィックデザイナー・田島照久氏の「田島照久の全仕事展」を訪れることでした。4月17日(日)にはトークショーも予定されており、前々日の4月15日(金)夜に福岡入りし、16日と17日に会場を訪れる計画でした。

最初の地震が発生したのは4月14日午後9時半頃。この時点では「福岡入りは難しいかもしれない」と思いましたが、翌日の福岡便は通常通り運航していたため、予定通り福岡へ向かいました。

ところが、ホテルで就寝して数時間後の4月16日午前1時25分頃、本震が発生します。

もしトークショーが16日に予定されていたなら、私は熊本方面に移動していた可能性が高く、本震に巻き込まれていたかもしれません。結果的に、17日開催という日程だったことで、奇跡的に本震直撃を免れることができました。

結局、17日に予定されていたトークショーは中止となりましたが、16日には当時福岡市南区にあった「タジマエンジニアリング」を訪問することができました。

CB系チューニングの第一人者として知られる田島歳久氏にご挨拶し、直前に譲っていただいた貴重な特殊パーツのお礼も直接お伝えすることができました。さらに、お昼までごちそうになり、本当に忘れられない一日となりました。

田島歳久氏は元ホンダ社員で、社員モータースポーツ活動の「レク担当」として九州地区を担当されていました。同じ頃、関東地区を担当していたのが、バムレーシング創業者の池澤一男氏です。お二人はHRC誕生以前のRSC時代から、日本のモータースポーツの発展に大きく貢献された方々です。

また、田島氏はヨシムラをはじめとする九州のチューニング文化を育てた立役者でもあります。そして偶然にも、グラフィックデザイナー・田島照久氏のお兄様でもありました。

兄弟それぞれが日本を代表する存在となり、そのお二人と仕事をさせていただく機会に恵まれたことは、私にとって本当に幸運な出来事でした。

田島照久氏は、コロナ禍の2022年2月3日に74歳でご逝去されました。しかし現在もタジマエンジニアリングは、その志を受け継いだ皆様によって福岡県筑後市和泉で営業を続けられています。現在使用されている新しいロゴマークも、田島照久氏がデザインされた作品です。

17日、本来トークショーが行われる予定だった日に、私は大牟田のイオンモールで必要な物資を購入し、そのまま熊本へ向かいました。

現地では、郵便局を経営される傍ら、ご自宅でネコカフェも営まれている高田ご夫妻を訪ね、猫たちへの「ちゅ〜る」をお届けしました。

郵便局も大きな被害を受けていましたが、高田さんが心配されていたのは、ご自身のことではありませんでした。

「最初の地震翌日が年金支給日だったので、郵便局が動かず、停電でATMも使えないから多くの高齢者が困っておられるのが心苦しい」そう話されていた姿が、今でも強く印象に残っています。自分の被害よりも地域の人たちを心配される姿勢に、深く感動しました。お忙しい中、お邪魔してしまい申し訳ありませんでした。

ちなみに今回は、SNSで「車とバイク以外は大丈夫です」と投稿されていました。車とバイクが被害を受けている時点で決して「大丈夫」とは言えない状況ですが、それでも気丈に生存報告を発信されていたことに、ひとまず安心しています。

熊本には、日本で唯一となるホンダの二輪車生産拠点・ホンダ熊本製作所があります。また、オンロード・オフロード両方のコースを備えたHSR熊本、名門・Honda熊本硬式野球部、レース界では「クマレー」の愛称で知られるHonda緑陽会熊本レーシング、Team高武、GOSHI Racingなどがあります。

そんなわけで、熊本には多くの知人がおりますので、数日以内には現地へ向かう予定です。現在はまだ東京におりますが、取り急ぎ現状をご報告いたします。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。私も募金など、自分にできる形で応援を続けていきたいと思います。一日も早い復旧・復興を心よりお祈りしております。

2026年07月29日 13:02

kuma現場写真を見る限り、爆発による大きな圧力(爆風)が建物内部で発生したことは強くうかがえます。昨夜、政府関係者が「爆発後にLPガスの供給を停止しガス漏れを止めた」という説明をしていたので、LPガスによる爆発なのでしょう。

天井や外壁が広範囲に吹き飛び、鉄骨自体は残っている一方で、内装や天井材が大きく破壊されています。映像を見る限りでは、建物内部を爆風が駆け抜けたような壊れ方であり、強い圧力によって破壊された印象を受けます。

爆発というか、もはや福島第一原発の時みたいな爆轟(バクゴウ)レベルだった感じですね。あれは水素爆発でしたけどね。

空撮映像等を見る限り、LPガスのバルク施設は完全な状態のままに見えるので、このバルクから館内を通していた配管がガス漏れしていて、それに引火したのかもしれません。商業施設は建屋に窓が無いので、今後は設計自体を考え直すとか、ガス管を建物の外に通すとか考えないとですね。

ネット上ではLPガスのコジェネ設備が爆発なんて書いている人もいますが、大型商業施設ではコジェネ設備は機械室や屋外の設備ヤードに設置されるので、あんな館内から室内の内装が全て吹っ飛ぶような爆発をすることは考えられません。

昨年11月末に、近所にあった武蔵小山の有名ラーメン店が、ガス爆発事故にあったのですが、あれもLPガスでした。

その時、LPガス警報機は検知部を部屋の床に近い部分に設置するので、壁や天井の配管がガス漏れすると、検知出来ない危険性があるって教わったのですが、今回はLPガスのバルク施設が屋外にある所を見ると、ガスの配管が見えない壁や天井の内側を通っていたのかもですね。

地震発生から約1時間経過してからの爆発なので、1時間もガス漏れしていたとすると結構な量のガスが溜まっていて、暗くなって来たので電気のスイッチでも入れちゃったのかもですね。阪神淡路大震災でも通電火災は多数発生しましたから、地震発生後の通電は慎重にしないとですね。

行方不明者の方ができるだけ早く救出されることを祈っております。

それにしても、前回の地震で「日奈久断層帯は一部しか動いていないので、だいたい10年以内に大きな地震が来る可能性が高い」と言われていましたが、本当に来たことにビックリです。

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