日出高校
2026年05月12日 07:29
目黒駅から徒歩5分。あのシンボリックな赤い球体を掲げた建物と、壁一面に飾られた数々の手形。多くの著名人が通い、東京の風景の一部でもあった日の丸自動車学校が、2027年3月31日をもって閉校することが発表されました。この教習所は、立地ゆえにホリプロなどの大手事務所も多数あり、全日本女子プロレスも目黒。芸能コースを持つ日出高校(現・目黒日本大学高校)に近く、若いアイドルやスポーツ選手が多数住んでいるのもあって、まさに「スターの登竜門」としての一面を持っていました。
私自身、かつて仕事の関係で芸能人のための「貸切免許講習」に立ち会わせていただいたことがあります。多忙なスケジュールの合間を縫って、真剣にハンドルを握る彼らの姿や、それを支える教習所の特別な空気感は、今も鮮明に記憶に残っています。そんな場所が消えてしまう事実に、深い寂しさを禁じ得ません。
閉校の背景には、経営環境の変化や建物の老朽化など諸般の事情があるでしょう。 しかし、その根底にあるのは、私たち日本社会が直面している「少子高齢化」という抗えない巨大な波かもしれません。
若者の車離れ以上に、そもそも「若者の数」そのものが減り続けている現実。かつては若者の活気であふれていた教習コースも、今やその維持すら困難な時代へと突入しているのでしょうか。
教習所の次は、大学、高校・・・そして日本この波は、自動車学校だけに留まるものではありません。すでに地方から始まっている大学や高校の統廃合は、いずれ都市部でも加速するでしょう。人がいなくなれば、教習所も学校も公民館も維持できなくなります。
岡山国際サーキットへ行く際に宿泊する津山。この駅近くに作陽高校と言う学校がありました。多くの有名人を輩出した有名校です。しかし生徒数減少から倉敷へ移転しました。理由は生徒数減少。今は寂しく校舎を残すのみです。
「日の丸」という名を冠したこの学校の閉校は、今の日本が置かれた状況の縮図のようにも見えます。学び舎が消え、コミュニティが消え、その先に待っているのは、日本という国自体のシステム崩壊ではないか・・・。そんな危惧すら抱いてしまいます。
すでに新規の入校受付は終了しており、2027年春にはその歴史に完全に幕を閉じます。1958年の創業から約70年。 時代を彩った数多のスターたちを見送り、多くのドライバーを育て上げた日の丸自動車学校。
その最後の日まで、無事にその役割を全うされることを願うとともに、私たちはこの「終わりの始まり」をどう受け止めるべきなのか、深く考えていきべきではないでしょうか。
最後になりましたが、私が最後に通ったのは2011年の綱島にあるコヤマドライビングスクール。2002年6月の道路交通法改正で、海外で取得(&更新)した国際免許を日本で使うには、「海外に3か月以上滞在していた」ことが必要になったため。
そして、そのことを知ったのが2007年3月に大きく報道された松崎しげる氏の接触事故によってでした。私はカナダで取得した免許で大型バイクや大型トラックやバスに乗れると思っていたのでビックリしまして、新たに教習を受けて日本の免許を取得しました。
ちなみに最後に取得した免許は大型二輪でした。教習の最後にクランク入口で左に曲がるため左に寄せていたら、横を通過するバイクの教習者が転倒し私を押し倒し、左縁石とステップに足首を挟まれヒビが入って2ヶ月ほど検定が受けられなくなりました。
今となっては良い思い出ですが、みなさんバイク乗車時は胸部プロテクター/長袖&長ズボン/手袋と共にくるぶしまでのシューズを着用してください。








