新車
2026年08月10日 06:51
昨年11月にステップワゴンを売却した際、「驚くような価格で売れた」というブログ記事を書いたと思います。今日は、なぜそんなことが起きたのか、その理由について改めて書いてみたいと思います。ステップワゴンを購入する際、私は最初からハイブリッド車を選択肢から外していました。理由は海外市場です。
日本国内では燃費性能に優れたハイブリッド車が人気ですが、海外まで視野を広げると事情が少し変わります。国や地域によっては、故障した際の修理や部品調達が容易なガソリン車の方が好まれ、中古車価格も安定しやすい傾向があります。
さらに重視したのが、同じ右ハンドル国であるマレーシアの中古車輸入規制でした。マレーシアでは輸入できる中古車の車齢に制限があります。そのため、「程度の良い高年式ガソリン車を購入して、1回目の車検を迎える3年以内に売却する」という前提で車選びを進めました。
知り合いのホンダディーラーが見つけてくれたのは、登録からわずか4か月しか経っていないディーラー試乗車でした。純正ナビ付きで諸費用込み365万円。しかも、この5年間で3台目の購入だったこともあり、さらに5万円値引きしていただきました。ほとんど新車に近い状態のステップワゴンを、かなり良い条件で購入できたわけです。
購入したのは2023年5月。翌月には40系アルファード/ヴェルファイアが発売されるというタイミングでした。
一方、世界に目を向けると、ロシアによるウクライナ侵攻から約1年が経過し、西側の自動車メーカーがロシア市場から相次いで撤退していました。その結果、ロシア国内では新車不足が深刻化し、日本から高年式中古車が大量に輸出される状況になっていました。
そんな中、私がステップワゴンを購入してからわずか3か月後の2023年8月、日本政府がロシア向け自動車輸出規制を強化します。規制対象が拡大され、排気量1,900ccを超えるガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車などが輸出禁止の対象になりました。
これによって、ロシアで人気の高かったアルファード/ヴェルファイアなどの大型ミニバンの多くが、日本から輸出できなくなります。
ステップワゴンもで言えばハイブリッドのe:HEVは2,000ccエンジンなので規制対象。ところがガソリンモデルは1,500ccターボです。こちらは輸出可能でした。
つまり、「日本製の程度の良いミニバンが欲しい」というロシア側の需要に対して、ステップワゴンの1,500ccガソリンモデルが非常に都合の良い存在になったわけです。
そこへ、さらに追い風となったのがロシア側の「リサイクル税」です。ロシアでは輸入車に対してリサイクル税が課せられており、その負担額は中古車価格にも大きく影響します。そして制度変更によって、エンジン出力も重要な基準となりました。
ここでもステップワゴンのガソリンモデルは絶妙でした。というのも、最高出力150PSでロシア側の高出力規制にも引っかからなかったのです。まるで最初からロシアへの中古車輸出を想定して設計したのではないかと思ってしまうほど、条件にピタリとはまってしまったのです。
こうした複数の要因が重なったことで、ステップワゴンのガソリンモデルに海外からの需要が集中し、中古車相場が上昇していきました。
もちろん、こんなことは購入した時には全く予想していません。私が考えていたのは、せいぜい「海外需要を考えるならガソリン車」「マレーシアなどへの輸出を考えるなら高年式のうちに売却した方がいい」という程度でした。
その後に起きる日本政府による対ロシア輸出規制や、ロシア国内の制度変更まで予測できるはずもありません。そこは完全に偶然でした。
そして2025年11月。1回目の車検を迎える直前、当初の予定通りステップワゴンを売却することにしました。2023年5月に購入していますから、所有期間は2年6か月です。2年半も乗った中古車ですから、普通に考えれば購入した時より安くなって当然です。
ところが、実際に査定に出してみると、想像を超える金額が提示されました。なんと、購入した金額を15万円以上も上回る価格で売却できたのです。2年半クルマを使って、それでも購入した時より高く売れた。普通の商品なら、なかなか考えにくい話です。
もちろん、購入した車両そのものが登録4か月のディーラー試乗車で、最初から割安に購入できていたことも大きかったと思います。しかし、それだけで説明できる値段ではありません。
中古車は「買うタイミング」と「売るタイミング」、そして為替、海外需要、戦争、経済制裁、輸出規制、輸入国の税制など、世界情勢が驚くほど価格に影響する商品なのだと改めて実感しました。
ミニバンのリセールバリューについては、長年、「アルファード/ヴェルファイアなら、買った時より高く売れる」という話がまるで常識のように発信され続けてきました。ところが、実際には何でも良いわけではありません。
海外輸出を強く意識するのであれば、ボディカラーは白か黒が有利だったり、仕向け地によってはハイブリッドよりガソリン車が好まれたり、年式、グレード、排気量などによっても査定額は大きく変わります。「アルファードなら何を買っても高く売れる」というほど単純な話ではなかったわけです。
そして、もっと知られていなかったのがステップワゴンでした。ステップワゴンはアルファードほど新車販売台数が多くありません。普通に考えれば「人気がないから売れていない」と考えてしまいます。ところが中古車輸出の世界では、それが逆にメリットになる場合があります。
新車販売台数が少ないということは、数年後に中古車市場へ出てくる台数も少ないということです。そこへ海外から特定仕様の需要が集中すれば、当然ながらタマ不足になります。「欲しい人はいる。でも売り物が少ない」となれば、買取店や輸出業者は車両を確保するために仕入れ価格を上げざるを得ません。
特にステップワゴンの場合、e:HEVではなく1,500ccガソリンモデルという条件まで付けば、対象となる中古車はさらに限られます。これがステップワゴンのガソリンモデルの買取価格を押し上げた大きな要因の一つだったのだと思います。
私自身、購入する際には「海外へ売るならガソリン車」という意識はありました。しかし、新車販売台数が少ないことまでが後々こんな形でプラスに働くとは、全く考えていませんでした。
最後に、今回いくつもの中古車買取専門店を回っていて面白かった話を一つ。
担当者と「これから値落ちしにくいクルマは何ですか?」という話をすると、意外な車名が何度も出てきました。それはホンダ・ヴェゼルのガソリン車です。アルファードでもありません。
ランドクルーザーでもありません。「一番値上がりが期待できるのはヴェゼルのガソリン車」という話を複数の買取店で聞きました。理由は、やはり海外需要だそうです。
もちろん、将来の中古車価格など誰にも分かりません。私自身、その話がどこまで正しいのかを検証したわけでもありませんので、「ヴェゼルを買えば必ず儲かる」などという話ではありません。ただ、中古のヴェゼルが驚くほど高い価格で取引されているケースがあるのは確かなようです。
今回のステップワゴンもそうでしたが、中古車の価格というのは、日本国内での人気だけで決まっているわけではありません。
「海外のどの国で人気があるのか」
「その国へ輸出できる年式なのか」
「排気量やエンジン出力の規制に引っかからないか」
「ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドのどれが好まれるのか」
「右ハンドルなのか左ハンドルなのか」
そして、「その仕様の中古車が日本国内に何台存在するのか」
こうした様々な条件が組み合わさって、時には新車価格を超えるような中古車相場が生まれます。
今回のステップワゴンは、購入時からある程度「売る時」を考えて車種を選んだとはいえ、最終的には世界情勢の変化によって想像もしなかった高値になりました。もし車を買おうと思っている方がいれば、日本車の海外売却に詳しい方へ相談することをお勧めします。
2026年07月28日 05:46
本日、中国の自動車メーカー「BYD」が、日本市場向けに専用開発した軽EV「RACCO(ラッコ)」の発売開始となります。先日のブログでは「最安値で250万の最上級グレードで300万円程度」との予想を書きましたが、実際の価格は、最廉価モデル「RACCO 200」で214万5,000円。最上級グレード「RACCO 300 Premium」は249万7,000円となりました。
しかも、国のCEV補助金は国産車より43万円低い15万円ですが、東京都では国の補助金に加え、東京都独自のZEV補助金制度が利用できます。BYDによれば「条件を満たした場合は実質価格が約120万円になるケースもある」としています。
最廉価グレードでも航続距離は210km。上位グレードは320kmと、日産サクラの180kmを大きく上回るので、これなら遠出をしない条件なら問題なく乗れるでしょう。
とはいえ、約30分の充電時間で約180km分回復するらしいので、東京から新東名を使って鈴鹿へ行くとか、菅生へ行く程度でしたら、サービスエリアにある充電器で途中充電さえ出来れば、問題無いのかも知れません。ここは長距離試乗してみて判断したいと思います。
これが売れたら即座にホンダと日産もハイトワゴンEVを出して来ると思うので、BYDが独走ってことにはならないと思いますが、なかなかの価格インパクトであったことだけ記させていただきます。
すごいぞBYD!
2026年07月18日 16:05
昨日、「なんとヴェゼルはWR-Vの5倍売れてる!! 同じホンダのコンパクトSUVなのに2台はどこが違うのか?」という記事(リンク)を読みました。2026年上半期(1〜6月)の1か月平均登録台数は、ヴェゼルが6,189台なのに対してWR-Vは1,172台。実に5倍以上の差がついているそうです。同じホンダのコンパクトSUVでありながら、なぜこれほど販売台数に差がつくのか。記事では、その理由としてヴェゼルにはハイブリッドのe:HEVがあり、2WDだけでなく4WDも選べること、一方のWR-Vはガソリンエンジン+2WDしかないことなどを挙げています。
さらにWR-Vには電動パーキングブレーキやステアリングヒーター、シートヒーターなどが用意されていないことも、販売面で不利に働いていると分析しています。
確かに、それも理由の一つでしょう。しかし私は、ヴェゼルとWR-Vの販売台数にこれほど大きな差がついている最大の理由は、もっと別のところにあるのではないかと思っています。それは「リセールバリュー」です。
今、中古車市場の価格決定権を持っているのは海外需要です。だから、国内需要しかない軽自動車等の車種は値落ちが激しい一方、海外需要の高いハイエースやランドクルーザーの中古車買い取り相場は驚くほど高値になっています。ホンダで言えば、それがヴェゼルです。
一部のホンダディーラーには「日本に居住していない外国人に新車販売しないように」とのお達しが出ているほど。「オプション装備は何もいらないから売ってくれ」という外国人が大量にいるのですよ。
右ハンドル国のインド・インドネシア・タイ等が需要を支えているのですが、人口はインド約15億・インドネシア約3億・タイ約7千万人で、当然ながら人口約1.25億人のうち大人の半数が老人という日本市場とはレベルが違う巨大市場です。
海外需要の主役は日本製の日本車。ここでヴェゼルとWR-Vには決定的な差があります。ヴェゼルは日本製でWR-Vはインド製なのです。現地の新車価格に大きな差があるヴェゼルは中古市場でも価値が付きますが、新車価格が日本と変わらないWR-Vには大した価値が出ないのですよ。
現在の日本の自動車市場では、新車を買う時の価格だけではなく、「数年後にいくらで売れるか」を考えて車を選ぶ人が増えています。特にSUVやミニバンなどの人気車種では、このリセールバリューが購入判断を大きく左右するようになりました。
例えば300万円で購入した車が3年後に150万円になる車と、300万円で購入して3年後に250万円で売れる車。購入価格は同じ300万円でも、実質的な負担額はまったく違います。前者は150万円を失っていますが、後者は50万円しか失っていません。
日本のオートオークションでの主役は海外バイヤー。極端なケースでは、海外需要の高騰や円安、納期の長期化などが重なることで、中古車の買取価格やオークション価格が新車時の購入価格を上回ることすらあります。その車種の一つがヴェゼルなのです。
数年前ならどの車種がリセールが良いかを自分で考える必要がありました。でも今はChatGTP等のAIに投げれば的確な回答を教えてくれます。「年走行1万km以内ならハイブリッドとガソリンのどちらが良いですか?」なんて質問にも、明確に答えを教えてくれます。
ホンダの新車SUVを購入検討中の方がAIに相談したら、ほぼ間違いなくヴェゼルを推してくれます。結局、新車販売動向を決めているのはAIなのかもしれませんね。
ちなみにChatGTPに聞いた5年以内売却予定で新車を買うなら何が良い?の質問に対する回答は、ジムニー・ジムニーシエラ/アルファード(ガソリン)/ランドクルーザー(ガソリンorディーゼルを車種別に検討)/ハイエース(ディーゼル)/ヴェゼル(e:HEV)/フリード・シエンタ(ハイブリッド)が上位でした。
2026年07月07日 06:16
最近よく耳にする残価設定型ローン。動画サイトでは「残クレアルファード」という歌まで流されているそうで、私の知人には「残クレと思われるのが嫌でアルファードを買い替えた」という人までいます。私がこの仕組みを初めて見たのは今から30年近く前でした。当時、「新車が半額で買える」というインパクトのある広告を全国展開していたのが中古車販売チェーンの「TAX」。当時は「残価設定型ローン(以下残クレ)」とは呼ばず、「下取り価格を50%に設定してローンが組める」といった説明だったように記憶しています。
とはいえ1990年代は、そこまでして新車に乗りたいという人も少なく、バブル崩壊でハイソカーブームが終わり、パジェロやハイラックスサーフといったRV車や、エスティマやオデッセイといったスタイリッシュなミニバンが人気となっていて、新車へのこだわりも今ほど強くなかった気がします。
そんなわけで、当時TAXさんが大々的に宣伝していたのは軽自動車が中心。「新車のワゴンR RX(新車価格102.8万円)が51.4万円」といった具合で、「中古車と変わらない価格で新車に乗れる」というイメージを前面に押し出していました。
私が当時乗っていたのは1988年型BMW520i(E28)で、1991年末に走行距離9,000kmの3年落ちを190万円で購入しました。これはイベント会社勤務時代、中古車フェアで音響スタッフが誤ってスピーカーをボンネットへ落としてしまい、格安で譲ってもらったためです。
へこんだ瞬間、車屋さんから「今日売るつもりで出店してるのに・・・」と言われ、まだ23歳だった私は完全にパニック。「私が買うので許してください」と、とっさに口にしてしまいました。すると車屋さんは「現状なら仕入れ値185万円に5万円だけ乗せて190万円でいいよ」と言ってくれ、その価格で購入することになりました。
新車価格500万円以上だった車が、初回車検を迎えただけで200万円以下になることを知ったのは、この時が初めてでした。
その経験があったので、「購入時に下取り価格分を差し引くから半額で買える」という広告を見るたび、「もし実際の査定額が想定より安かったら、その差額を払うことになるのでは?」という印象を持ち、私は手を出しませんでした。
通常の自動車ローンは車両価格の全額を分割で支払いますが、残クレは契約終了時の車の価値(残価)をあらかじめ設定し、その残価を除いた金額だけを分割で支払います。例えば300万円の車で3年後の残価を120万円と設定した場合、毎月支払うのは180万円分です。
この仕組みはディーラー側にも大きなメリットがあります。
毎月の支払額を低く見せられるため、高価格帯の車でも販売しやすくなります。また、ローン金利収入が得られ、契約期間中はディーラーでの点検や車検を利用するケースも増えます。さらに契約満了後には比較的新しい中古車が安定して戻ってくるため、中古車販売にもつなげられます。
つまり、新車販売・整備・ローン・中古車販売という、自動車販売店の主要な収益源を一つの仕組みで循環させられる非常に優れたビジネスモデルなのです。
そんなわけで、今人気のトヨタ車に乗る方法の一つとして、この残クレで買うと言う方法があります。というのも、今トヨタディーラーが一番気にしているのは、購入即売却で利益を得ようとする転売ヤーの存在。残クレやディーラーローン契約を条件に、一般販売より早く納車されるケースもあるようです。
私は車を入手する方法として、残クレを否定するつもりはありません。物を自分のステイタス表現の一つとして考える人は一定数いるでしょう。パテックの時計やエルメスのバーキンを残クレで買う事はできませんが、アルファードならできるのですから。
唯一間違いないのは、この販売手法は以前から存在していて、それを昔から認識していた私は利用したことが無い(現金一括のみ)ってことだけです。
残クレ車には返却までの条件として、走行距離制限(例:年間1万km)、無事故、無改造、車内の著しい汚れNG、タバコ・ペットによる臭いNG、指定された点検・車検等があるそうで、これを守らないと大幅減額もあるとのこと。私の車はイベント現場で不特定多数が乗るし、常に荷物で車内は傷だらけなので、そもそも残クレは無理かもです。
ただ、私の周りの企業経営者や個人事業主で現金一括で買う人は見たことありません。なぜなら、経営者にとって手元資金は最も重要で、車は簡単にローンが組めるというということと、車検やタイヤ交換まで含めてリース契約すれば、支払いを毎月定額化でき、経費処理もしやすいからです。
あと、トヨタには「クレジット一体型保険」という商品があり、保険料をローンと一緒に支払えます。契約期間中は事故を起こしても月々の保険料が変わらず、保険等級の低い若い人は保険料が高額になりがちなのと比較して、有利になるケースもあります。これもトヨタの残クレが支持される理由の一つでしょう。
最後になりましたが、残クレはローン商品です。これには審査があります。スマートフォン端末代の分割払いや各種ローンで延滞があると審査に影響する場合があります。残クレで延滞しちゃうと、その後の住宅ローンを組めない可能性もあります。
車は安く手に入っても、駐車場代や自動車税は必要です。ローンは悪いものではありません。仕組みを理解した上で、自分に合った買い方を選ぶことが大切だと思います。ご利用は計画的におねがいいたします。
2026年06月27日 04:15
ホンダは2026年7月発売予定の新しいHonda N-BOXを6月18日に先行公開しました。今回はフルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジになります。主な変更点は、「N-BOX CUSTOMのフロントデザイン変更」と、「JOY」に特別仕様車「BLACK STYLE」が追加されること。さらにリアシート用USB-Cソケットの採用や、JOYではフォグランプが標準装備になるなど、細かな改良も施されるようです。
私はノンターボのJOYを買ったばかりなのですが、このBLACK STYLEが実にカッコいいんですよ。メッキ部分がブラックアウトされ、内装まで黒で統一されています。
「あと数か月待てば良かったかな・・・」なんて少しだけ思いましたが、さすがに買い替える余裕はありません。このまま大切に乗り続けたいと思います。
それにしても、私が購入した時点でも250万円近かったN-BOXですが、今回のマイナーチェンジでさらに値上がりするのでしょうか。
今は軽自動車が300万円に迫る時代です。もちろん、安全性能や環境性能が昔とは比べものにならないほど向上しています。衝突被害軽減ブレーキ、複数のエアバッグ、バックカメラ、各種センサー、LEDライトなど、これだけ装備が充実すれば価格が上がるのも理解できます。
それでも、「軽自動車が300万円」という価格を見てしまうと、「若者の車離れ」が進むのも当然だよな、と感じてしまいます。
私が18歳の頃は、AE86レビン・トレノやワンダーシビックSiが新車で130万円前後でした。
KP61スターレットやスーパーシビックなら中古で30万円くらい。中古車センターへ行けば「29.8万円コーナー」「39.8万円コーナー」があり、アルバイト代を貯めれば何とか手が届くスポーツカーが並んでいました。
もちろん今とは時代が違います。エアバッグもABSもありません。バックカメラも横滑り防止装置もありません。エアコンすら付いていない車も珍しくありませんでした。
それでも、若い男なら「まずは車を持つ」というのが当たり前の時代でした。ファミリア、シティ、ジェミニ、パルサー、・・・、個性的でカッコいい車や可愛らしい車が数え切れないほどありましたし、マニュアル車を操ることが運転の楽しさでもありました。
その後、「ハイソカー」ブームがやってきます。ハイソサエティカーの略であるハイソカーは、オートマチック、パワーウインドウ、カーコンポ、オートエアコンなど豪華装備を備えたセダンやクーペが人気となって行きました。
輸入車もBMW3シリーズが「六本木カローラ」と呼ばれるほどになり、街中でメルセデスベンツやポルシェを見かけるのも当たり前になりました。そして時代が進み、車はますます高性能になり、高価格になりました。
今では新車だけではありません。中古のミニバンが500万円、中古の軽ハイトワゴンでも100万円を超えることが珍しくありません。これでは若い人が「最初の一台」を買おうという気持ちになれなくても不思議ではありません。
私は、若者でも頑張れば新車が買える価格帯の車がもっと増えてほしいと思っています。そして中古車はきちんと値落ちし、「初めての愛車」が手の届く価格で選べる市場になってほしいとも思います。
若い頃に車を持ち、友人とドライブへ行き、自分で洗車をして、時には故障しながら車を覚えていく。その経験があるからこそ、大人になっても車好きが育ち、次の新車へと買い替えていくのではないでしょうか。
「若者の車離れ」とよく言われますが、本当に若者が車から離れたのでしょうか。私はそうではなく、「若者の手が届く車」が市場から減ってしまったことの方が大きいような気がしています。ようするに買えないから興味が無いと自分にウソをついて慰めているのかもなーってこと。
新車はもっと買いやすい価格のが出て、中古車はしっかり値落ちして、誰もが気軽に最初の一台を買える市場になることを願っています。そんな時代が戻ってくれば、日本のクルマ文化も、もう一度元気を取り戻せるんじゃないかと思っている私です。
2025年12月29日 06:45
HONDA N-BOX JOY(以下JOY)が納車されました。結局選んだのはノンターボの中古車。2024年9月登録の走行距離約2千キロのディーラーデモカー。デビュー時に店舗に飾ったのと少し試乗車で使用しただけの物です。悩んだのはターボorノンターボ。これまでN-BOXは2019年式と2022年式に乗っていたのですが、丸目が好きなのでどちらもカスタムは選ばずスピードも不要なのでノンターボでした。ですから走りはノンターボで問題ナシ。あとはターボとノンターボで何が違うかだけでした。
決め手となったのはシートの色使い。JOYは明るいチェック柄のシートが採用されているのですが、そのチェック以外のヘッドレストやひざ裏部分がターボは黒の合成皮革、ノンターボはグレーのファブリックだったので、革や合皮嫌いなのでノンターボを選びました。
ベース車両は色が2トーンの物で、メーカーオプションのリア右側パワースライドドア/リアシートバックテーブル/マルチビューカメラシステム付で2,237,800円(高い!)。
オプションは通常は「H」マークのフロントグリルが「HONDA」になってフォグランプも装備されるアクティブフェイスパッケージ(90,200円)は絶必として、9インチナビLXU-242NBi(259,600円)、ドラレコ(57,200円)、フロアマット(22,000円)、ドアバイザー(22,000円)、ETC(20,900円)、ドアハンドルプロテクションカバー(8,800円)で合計480,700円。
軽自動車なのに新車だと乗り出し280万円超えという車両ですが、1年3ヶ月落ちのデモカーということで、乗り出し約200万円で「Honda Cars 東京中央 蒲田店」からご納車いただきました。今回も営業の三桝さん、整備の山根さんにはお世話になりました。
旧型と比べて良くなったのは以下のとおり。
・ダッシュボード位置が下がって前方視界が劇的に向上
・左前ミラーの見やすさが劇的に向上
・ハンドリングが普通車みたいに変化
悪くなったのは以下のとおり。
・内張りが全部カチカチのプラスチックに
・収納が無くなりまくった
(旧型は運転席&助手席に箱ティシュまで入る場所アリ)
・センタードリンクホルダーが無くなった
・運転席ドリンクホルダーは小さい缶を入れると倒れる
JOYだけのポイントは以下のとおり。
・リアシートを倒した時にフラットになる
・リアシートバックに固い板が入っていて座れる
・トランクに収納箱がある
・トランク照明にスイッチがついている
・リアシートのひじ掛けが無い
少し乗ったら追加で記事を書くかも知れません。こちらは社用車ではなく自家用車なので、できるだけキレイに使って10年は乗り続けたいと思っております。
・ホンダモビリティ南関東N-BOXキャンペーン
2025年11月20日 06:10
昨年から原付が新原付基準に移行すると話題でしたが、結果的に現状はホンダから4車種が発表されただけ。しかも「Dio Lite(税込約24万円)」以外の「Super Cub Lite(税込約34万円)」や「Cross Cub Lite(税込約40万円)は高すぎるんですよねー。そんなわけで、2010年式HONDA TODAYを乗り続ける決断を下し、5年の自賠責に加入いたしました。ただ、そのまま乗る感じでも無かったので、アマゾンでボロボロに破けていた両側フロントフォークブーツを交換しました。
外装は特別仕様車のピンクから10年目に青メタのに交換したので、フロントブーツを交換したから、あとはウインカレンズとテールレンズを交換すればキレイになるのですが、今回はここまでにします。
信用できる大手バイクメーカーから20万円台前半でカッコいい新原付が出てきたら買い替えも検討したいと思います。それまでは大切に乗り続けます。ちなみに新車で購入後15年間での総走行距離は約3700kmです。
2025年10月23日 03:28
新型ランドクルーザー「FJ」が世界初公開されました。今回は「自分らしく楽しむ自由=Freedom & Joy」という価値を持った新たなランクルだそうです。いやー、これは10月30日から一般公開の「ジャパンモビリティショー2025」の目玉ですねー。サイズは以下のような感じ。
・ランクルFJ 全長4575×全幅1855×全高1960/ホイールベース2580mm。
・RAV4 全長4600×全幅1855×全高1685/ホイールベース2690mm。
・ランクル250 全長4925mm×全幅1940〜1980mm×全高1925〜1935mm
RAV4より小さい感じなんですが、ランドクルーザーという以上はRAV4より高い価格で出てくるのでしょうか。RAV4の一番安いのが約324万円でPHEVで566万円、ランクル250が520万円から735万円なので、450万円から600万円って感じですかね。
めちゃくちゃ魅力的だしカワイイのですが、価格帯が異常に高すぎて意味が分かりません。とはいえジムニーノマドでも275万円なんで、今はその程度の価格を出さないと新車なんて買えないのかもですね。
そんな私は、今乗ってる新型ステップワゴンを軽自動車に買い替えようと画策中です。というのも、結局3人以上で乗る機会なんてほとんど無い上に、都内中心部の道が細すぎて、大きな車を運転するのはストレスでしか無いと分かったからです。
今は軽自動車に買い替えて、月に何万円もする賃貸駐車場も解約して自宅前駐車場に駐車して、日常的に乗るようにしようと検討しております。










