岡山

2025年12月26日

電通は得意先ファーストだ!

スクリーンショット 2025-12-26 055858ほんの数年間の広告代理店社員生活でしたが、徹底されたのが「得意先ファースト」の姿勢。まだ「ソリューション」とか言われるよりはるか前の時代です。

新しい企業理念「“Total Communications Service”の提供」を象徴するコミュニケーション・エクセレンス・デンツウの頭文字を取った新CIが導入され、スーツ左胸に「CED」のバッジを付けることを徹底されました。

社名は有名でしたがロゴの知名度は低く「そのバッジ何?」と聞かれることも多数。何人かで集まってると「お揃い?」と言われたりもしたものです。

世の中的にはCM等を制作するクリエーティブや企画書等を作成したり市場動向を調べるマーケといった職業の方々が有名で、独立して活躍している著名人も多いので広告&プロモーション会社と思われがちですが、実際は広告主(電通ではお得意と呼ぶ)に張り付く営業マンが花形という徹底した仕組みになっていました。

常に「お得意社長の考えや気持ちに寄り添え」「お得意社長の常に横に張り付いてろ」と言われ続け、「たばこのフィルターでも火でもコンサートチケットでも必要と言われたら即調達しろ」とも言われていました。

その中で染みついたのが「お得意に必要無い作業だと思ったら電通の売上や利益を無視して行動しろ」と言われた部分。30歳の時ですが、年間10億円ほど売上があった作業をやめてもらい、メガバンク口座開設、企業CI・VIの導入、本社工場&物流センター建設といった事を進めてもらいました。

この得意先ファーストには「言いなりになるな」や「スルーパスはダメ」や「得意先の期待を超えてゆけ」が含まれており、同時に「報告・連絡・相談は絶対必要」なんだけど「いちいち人に相談するな」ってのも入ってたりする魅力的な言葉でした。

当時所属していた岡山支社長は「支社の売上はオール電通の0.36%。30人でこの数字は立派。だから自信を持て。同時にこんな数字はゼロになっても支社長が責任取ればいいだけだから気にするな。仕事なんかでクヨクヨしたり悩んだりするな。得意先ファーストでフルスイングしろ。この地域から日本一・世界一の企業を創り出せ!」と言ってました。

先日、参議院議員だった片山虎之助さんが亡くなられました。私の上司だった宮田さんが後援会をされていて素敵な思い出もたくさんあります。たった3年6ヶ月の岡山勤務でしたがF1を2回、政治では橋本龍太郎(岡山)政権が吹っ飛ぶ消費税導入直後の参院選や江田五月vs加藤六月戦争も経験。私にとっては非常に貴重な時間だったと感じます。

それもこれも全ては電通・電通西日本で働かせていただいたおかげだなーと思っているうちに思い出したのが「電通は得意先ファーストだ!」でした。備忘録としてのこしておきたいと思います。

最後になりましたが虎さんありがとうございました。いつも国会答弁は最高に面白く魅力的でした。ご冥福をお祈りいたします。

gq1023 at 06:52|Permalink