出会い

2026年08月31日 07:10

ike人は他人と出会うことで様々な局面を迎え、様々な体験をします。上司や部下、先輩や後輩、そういった人々との人間関係に悩んでいる人にもよく会います。もちろん、対外的な人間関係もいろいろあることでしょう。

取引先から怒鳴られたとか、下請業者さんに仕事を断られたとかも人間関係です。ましてやボランティア活動やレース活動ともなれば、無償で手伝ってくれる方々とも出会うわけで、お金や所属の縛りがないだけに、いろいろ大変なことも多々あったりします。

以前ブログに書いたこともあるのですが、私はそんなことも含め、人間関係なんてものは、1年経ったら「思い出」、5年経ったら「昔話」、10年経ったら「武勇伝」だと思うようにしていますし、そう言っています。

60年近くも生きていると、過去にあった良くない出会いの数もハンパない量となりました。「この人とは二度と仕事をしたくない」と思った人もいますし、理不尽なことを言われたこともあります。もちろん、私自身が誰かに嫌な思いをさせたことだって、きっとたくさんあるでしょう。

ただ、人生って、結局は「人との出会い」で出来ているんじゃないかと思うのです。

仕事で大失敗したこともあります。「もう終わった」「明日会社へ行きたくない」「なんであんなことをしてしまったんだ」。本人にとっては人生最大の出来事くらいに感じます。ウソを隠そうと、ウソにウソを重ねて大騒ぎになったことも複数回あります。そのたびに、すべてを投げ出したくなるほど悩みました。

ところが、不思議なもので時間が経つと、その出来事の見え方が少しずつ変わってきます。私のせいで問題を発生させたり、問題を大きくさせたりしたのに、本気で一緒に解決方法を模索してくれる社内外の人々に出会うと、その人が神様のように見えたこともありました。

面白いのは、その時に関わった方々から教わったことや、失敗した経験が、10年、20年経って自分の役に立っていたりもすることです。その瞬間には、人との出会いが自分の人生にとってどんな意味を持つのかなんて分かりません。だから私は、人との縁というものは面白いと思っています。

人間関係に悩んでいる真っ最中の人に「そんなこと気にするな」と言っても、なかなか難しいでしょう。でも、少しだけ時間軸を長くして考えてみる。

今、自分を悩ませている上司も、部下も、先輩も、後輩も、10年後には自分の人生を語る登場人物の一人になっているかもしれません。

取引先から怒鳴られたことも、仕事を断られたことも、大失敗して頭を抱えたことも、その時には人生を左右するほど大きな出来事に感じます。でも、それが人生のすべてではありません。

間違いないのは、「あなたの人生の主役はあなた」ということ。別の書き方をすれば、「私の人生の主役は私」ってことですよ。

今、自分を悩ませている人も、助けてくれた人も、好きな人も、嫌いな人も、自分の人生という長い物語の中で出会った大切な登場人物です。でも、あくまで脇役なのです。

嫌な出会いだったとしても、その人との出会いによって考え方が変わったり、自分の欠点に気づいたり、「自分はこういう人にはならないようにしよう」と思えたりする。それも立派な出会いの意味なのだと思います。

だから、今の人間関係だけで、自分の人生すべてを悲観する必要なんて無いのではないでしょうか。

1年経ったら「思い出」。
5年経ったら「昔話」。
10年経ったら「武勇伝」。

そうやって、いろいろな人と出会い、笑ったり、怒ったり、失敗したり、助けてもらったりしながら、人は自分の人生を作っていくのでしょう。

人生は人との出会いで出来ている。でも、その人生の主役は、最後まで自分自身です。それを久々にココにメモっておこうと思った月末の月曜日です。今週も頑張りましょう!

最後になりましたが、もてぎの皆さんおつかれさまでした。今週は鈴鹿4時間耐久レースです。私は金曜日から鈴鹿入りさせていただきます。また鈴鹿でお会いしましょう。

2026年08月13日 02:30

kekkon「日本人は晩婚化している」これはもう、誰も疑わない常識のように言われています。

実際、厚生労働省の人口動態統計を見ると、2025年の平均初婚年齢は夫31.0歳、妻29.7歳。昔に比べれば、確かに結婚する年齢はかなり上がっています。

ところが、この数字を見て「今は30歳くらいで結婚するのが普通なんだ」と考えると、少し実態を見誤るように思います。なぜなら、「平均」と「一番多い年齢」は違うからです。

厚生労働省の統計で、初婚の妻の年齢を1歳刻みで並べてみると、2025年に最も多い年齢、つまりピークは27歳です。しかも厚労省の2025年の資料では、初婚の妻の年齢構成を10年ごとに比較すると、2005年、2015年、2025年はいずれも27歳がピークだったとされています。

一方、平均初婚年齢はその間も上昇してきました。妻の初婚年齢を見ると、以下のように推移しています。

妻の初婚年齢調査データ)
1985(昭和60)年 平均25.5歳/ピーク25歳前後
1990(平成2)年 平均25.9歳/ピーク25〜26歳
1995(平成7)年 平均26.3歳/ピーク26歳前後
2000(平成12)年 平均27.0歳/ピーク27歳前後
2005(平成17)年 平均約28.0歳/ピーク27歳
2010(平成22)年 平均約28.8歳/ピーク27歳前後
2015(平成27)年 平均約29.4歳/ピーク27歳
2020(令和2)年 平均約29.4歳/ピーク27歳前後
2024(令和6)年 平均29.8歳/ピーク26歳
2025(令和7)年 平均29.7歳/ピーク27歳

2024年については厚労省の確定数でも、妻の各歳別初婚件数のピークは26歳とされています。一方、2025年は27歳です。つまり年によって26歳、27歳程度の動きはありますが、近年の初婚の大きな山が20代後半にあることには変わりありません。

ここで興味深いのは、平均初婚年齢が30歳近くまで上昇しているにもかかわらず、初婚が最も集中している年齢は今でも26〜27歳あたりだということです。

もちろん、だからといって「日本では晩婚化など起きていない」ということではありません。厚労省の資料を見ても、若い年齢で結婚する人の割合が低下し、より高い年齢で結婚する人の割合が増える傾向があります。つまり「晩婚化そのものは間違いなく進んでいる」ということです。

ただし、平均初婚年齢が30歳近いという数字から受ける印象ほど、「みんな30歳くらいになってから結婚している」わけではないということ。実際には今でも20代後半に大きな山があり、その頂点が26〜27歳前後なのです。

そして私は、この「27歳前後」という数字は婚活を考える上で結構重要なのではないかと思っています。

かなり乱暴な言い方をすれば、美男美女で性格的にも良く、異性から人気のあるような人たちの一定割合は、20代後半までにパートナーを見つけ、そのまま結婚してしまっている可能性があります。

もちろん、「魅力のある人ほど若く結婚する」ということを、この統計が証明しているわけではありません。ただ、一つだけ数学的に間違いないことがあります。結婚した人は、その瞬間に「未婚者の集団」から抜けていくということです。

これを勘違いしている独身男女が結構いて、30代で未婚なのに「私の周囲には独身って結構いる」とか、「30代や40代で結婚する人も多い」なんてことを言っている方に会うことが多々あります。

もちろん、私はそこで事を荒立てるようなことはしません。「いい人は27歳までに結婚してるんだから、残った人の中から妥協して探すしかないね」なんてことを言ったら、一発で嫌われます。できれば、「そうなんだー。かわいいんだからチャンスはまだまだあるよ!」ぐらいでサラッと流したいところです。

ただ、人間というのは、人生経験を積めば積むほど異性を見る目も肥えていきます。仕事をして社会経験を積み、いろいろな人と出会い、恋愛もして、食事にも旅行にも行き、世の中を知っていく。当然、「こういう人は嫌だ」「結婚するなら、こういう人がいい」という基準も増えていきます。

ところが、それとは反対方向に、同世代の未婚者の母数そのものは減っていく。ここに結構残酷な矛盾が出てくるのです。

20代前半なら、学校や会社、友人関係、飲み会などを通じて、自然にたくさんの独身者と知り合えます。

ところが30代、40代になると状況は大きく変わります。「この人、素敵だな」と思ったら結婚している。「この人なら紹介できるな」と思ったら彼女がいる。職場を見渡しても友人関係を見渡しても、年齢が上がるにつれて既婚者の割合が増えていきます。自然な生活の中で、新しい独身者と大量に知り合える機会そのものが減っていくわけです。

「誰かいい人がいたら紹介して」と言われることがあるのですが、例えば30代後半や40代の女性を紹介する相手として、さすがに20代男性というのは簡単ではありません。

では同年代の40代、あるいは少し上の50代男性で独身者を探してみると、「うーん、この人を紹介して大丈夫かな・・・」といった人物が多いのも現実だったりします。

もちろん、素敵な30代以上の独身男性はいくらでもいるでしょう。ただ、年齢が上がれば上がるほど「独身で、年齢も近く、性格も良く、仕事も安定していて、本人も結婚を希望していて、しかも相手の女性を気に入ってくれそう」という条件を全部満たす人を探すのは難しくなります。

そして、これは男女逆でも全く同じです。40代の男性から、「30歳くらいまでで、きれいで性格が良くて家庭的な独身女性を紹介してよ」なんて言われても、「そんな人がいたとして、まずあなたを選ぶのか?」という話になるわけです。

婚活というのは、自分が相手を選ぶだけではありません。当然、相手にも選ぶ権利があります。ところが年齢を重ね、人生経験を積むほど、人は無意識のうちに自分を「選ぶ側」だと思ってしまうことがあります。

年収/容姿/年齢/体形/性格/趣味/価値観/親との同居ナシ/一流企業勤務・・・。様々な条件を全部クリアできるような人がいたとして、「で、その人があなたを選ぶと思いますか?」という話は、誰がしてあげるのでしょうか。言われた側は不愉快でしょうし、余計なお世話と言われればその通りです。

でも私は、こうした現実を若いうちから知っておくことは、少子化対策を考える上でも案外大切なのではないかと思っています。

少子化対策というと、子育て支援、学校無償化、児童手当、住宅支援など、どうしても「結婚して子どもが生まれた後」の政策が中心になります。もちろん、それらも大切です。

でも、その前に、「そもそも若い男女が出会っていない」「恋愛していない」「結婚する相手が見つかっていない」「結婚適齢期を見誤っている」といった様々な問題があるわけです。

実際、国立社会保障・人口問題研究所の2021年出生動向基本調査では、18〜34歳の未婚者で「いずれ結婚するつもり」と答えた人は男性81.4%、女性84.3%。一方で、恋人と交際中なのは男性21.1%、女性27.8%にとどまり、未婚者の約3人に1人は異性との交際そのものを望んでいないという結果も出ています。

つまり、子どもを産むとか産まないとか、そのずっと手前に「男女が出会って恋愛する」という入口そのものの問題があるのです。

しかも、「晩婚化」という言葉が広く知られるようになったことで、「今はみんな結婚が遅い」「30歳を過ぎてから考えればいい」「焦る必要はない」という安心材料になってしまっている面もあるように感じます。

もちろん、結婚するもしないも本人の自由です。一人で生きる人生もあれば、事実婚という選択もあるし、子どもを持たない夫婦だっている。そこに国や他人が口を出すべきではありません。

でも、「いつかは結婚したい」「できれば子どもも欲しい」と思っている若者に対しては、もう少し現実的なことを言ってもいいように思います。

20代のうちは、とにかく人に会う。好きな人ができたら食事に誘う。振られたっていい。失恋したっていい。たくさんの人と付き合って、自分にはどんな人が合うのかを知る。そして、本当にいい人に出会ったら、「もっといい人がいるかもしれない」なんて考えずに、その人を大切にする。

少子化対策というと、何兆円もの予算を使って何を無償化するかという話になりがちですが、その前にもっと単純な話があるのではないでしょうか。

「結婚したい若者は、若いうちにガツガツ恋愛して、できれば27歳くらいまでに一緒に生きていきたいと思えるパートナーを見つけろ!」国がそんなことを言ったら、間違いなく炎上するでしょう。

「結婚を押しつけるな」「価値観は人それぞれだ」「余計なお世話だ」という批判が殺到すると思います。全部その通りです。

でも、結婚したいのに「まだ大丈夫」と思い続け、30代、40代になってから、「いい人がいないんですよね・・・」と悩む人を増やすよりは、少なくとも統計上の現実くらいは若いうちに教えてあげてもいいのではないでしょうか。

先日の高校同窓会へ行って実感したのですが、私は高校時代、本当にたくさん恋愛しました。大げさじゃなく、誰かに好きと言われたら即キス。できればエッチもしたいと常に思っていました。若者ってのはそれでいいんじゃね?とも思っていましたしね。

一番多い初婚年齢は27歳。このデータは、様々なことを私たちに示してくれていると思います。少子化対策として学校を無償化する前に、「若者よ、もっと恋愛しろ!」ぐらい言ってみてもいいんじゃねーかと思っている私です。

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