依存症
2026年04月09日 05:01
かつて私は、パチンコ・パチスロ店にどっぷりと浸かっていた時期がありました。生活が苦しいはずなのに「トータルでは勝っている」と本気で信じ込み、通い続けていたのです。その後、イベント業に携わり、パチンコ業界の仕事を受けるようになって初めて知ったのが「敗者ケア」という言葉でした。これは、負けたお客様に「負けた」と強く実感させず、その空間にいたこと自体に満足してもらうためのサービスです。
トイレのマウスウォッシュ設置、客席でのおしぼり配布、正月には餅つき、バレンタインにはチョコ・・・。「パチンコ店はファンにとっての夢の国。その世界観を研ぎ澄まそう!」と語る経営者と共に、私も様々な企画を形にしてきました。
時が経ち、当時のファンたちの行動は「ギャンブル依存症」として定義されるようになりました。主な特徴は以下の通りです。
・常に「自分は勝っている」「次は勝てる」と思い込む
・負けを取り戻そうと、さらなる深追いをする
・不都合な事実を周囲に隠し、嘘をつき続ける
・刺激に慣れ、より大きな賭け金を投じるようになる
私は以前から、トランプ氏の言動にこれらと共通する「既視感」を抱いてきました。
2020年の大統領選での敗北を認めず「不正があった」と主張し続けた姿。そして第二期政権での大型関税。司法に違法と判断されてもなお、別の仕組みで徴収を強行する。その結果、製造業の回帰どころか物価高騰を招いている現状・・・。
客観的に見れば「負け」の状況でも、それを認めない「極端な自己中心性」や「攻撃性」は、依存症患者の心理状況に酷似しているようにも見えます。
唯一異なるのは、彼にはメディアという巨大な演出装置がある点です。「アメリカ」や「世界平和」をチップにして賭場に立つ彼の振る舞いは、エンターテインメントとして演出され、市場を動かす「トランプ劇場」へと昇華されてしまいます。
第二期就任後の軍事行動が迅速に片付いたのは、ギャンブルでいうところの「ビギナーズラック」だったのかもしれません。
昨年の「イラン12日間戦争」は、調子に乗ったプレイヤーが「勝つまでやめない!」と大金を注ぎ込み、結局弾切れで撤退したようなものでした。そして今回もまた、「前回の負けを取り戻す」と言わんばかりの大勝負に出ているように見えます。
現在進んでいる暫定停戦の内容については、イラン側が言う「10か条」をアメリカが受け入れたとの主張が正しいように見え、それが事実だとすると、アメリカ側は相当に厳しい条件を飲まされた印象です。
・暫定停戦:4月10日からのイスラマバード協議に向けた2週間の休戦。
・ホルムズ海峡:イラン軍管理下での航行再開(通行料の徴収を含む)。
・米軍撤退:中東全域からの戦闘部隊の完全撤退。
・制裁解除:資産凍結の全面解放と不可侵の法的保証。
当初掲げていた「レジームチェンジ(体制転換)」はどこへやら。相手の弾切れを待つ作戦にはまり、安価なドローンに高額な迎撃ミサイルを使い果たし、条件を丸飲みしてでも停戦せざるを得ない状況にまで追い込まれたのでしょうか。
しかし、彼が「ギャンブル依存症」的な性質を持っているのだとすれば、これで終わるとは思えません。「自分は負けていない」「次はもっとうまくやれる」という思考回路は、本質的な治療がない限り治りません。ほとぼりが冷めた頃、彼はまた同じような「深追い」を始めるでしょう。
私にはトランプ氏の良く言う「私はディールの達人だ」が「私はギャンブル依存症患者です」に聞こえます。トランプ氏の強弁は自分自身やアメリカ国民への(池乃めだか師匠的な)敗者ケアにも見えます。これは私の頭がおかしいだけでしょうか。
絶対に本人は読みませんが(笑)、以下に依存症の解説を引用しておきます。
自分たちのリーダーが、いまどのような「脳の状態」にあるのか。それを知ることは、私たち自身の身を守るヒントになるかもしれません。
ギャンブル依存症の本質と行動パターン)
ギャンブル依存症は、単なる「意思の弱さ」ではなく、脳の報酬系に生じる機能不全です。この状態に陥ると、自身をコントロールすることが極めて困難になります。
1. 「やめ時」を失うコントロール障害
依存状態にある人は、あらかじめ決めていた予算や時間を守ることができません。これには、勝敗にかかわらず以下の心理的ループが働いています。
負けている時: 「負け分をギャンブルで取り返す」という非合理な思考に支配され、損失が膨らんでも勝負を続行してしまいます(深追い)。
勝っている時: 勝利の興奮から「さらに利益を上積みできる」という根拠のない自信が生まれ、結局手元に資金がなくなるまで賭け続けてしまいます。
2. 隠蔽工作と「嘘」の背景
多くの場合、本人は自分の行動に問題があることを自覚していますが、その苦痛から逃れるため、あるいは行為を継続するために周囲に嘘をつきます。
家族は裏切られたと感じ、不信感を募らせますが、これは本人の人格が破綻したのではなく、病気の症状が嘘をつかせているという理解が必要です。適切な治療によって、こうした不誠実な行動も改善へと向かいます。
3. 耐性の形成とエスカレート
ギャンブルへの刺激に脳が慣れてしまう(耐性)と、初期の頃のような少額の賭けでは満足できなくなります。
刺激の増大: より強い興奮を求め、一度に投じる金額や頻度が加速度的に上昇します。
借金の常態化: 生活資金が底をつくと借金に手を出しますが、本人は「この借金を完済する唯一の手段はギャンブルで勝つことだ」という極端な思考に陥り、さらに負債を拡大させます。
周囲の対応と治療の重要性
家族が借金を肩代わりすることは、一時的な解決にはなっても、根本的な依存問題の先送りになりかねません。病気という「根っこ」を放置したままでは、再び同じ事態が繰り返される可能性が非常に高いからです。
重要なポイント
ギャンブル依存症は、専門的な介入が必要な健康問題です。本人の回復と家族の再生のためには、感情的な衝突を避け、可能な限り早期に専門機関へ相談することが推奨されます。
2026年03月29日 06:40
連日報道されるトランプ氏のイラン作戦。当初「2日で終わる」と豪語していた軍事作戦は、1ヶ月が過ぎても終わる気配がありませんよね。最近の発言では「イランは停戦を懇願している」「とある歴代大統領も私を支持している(名前は出さない)」と勝利宣言を繰り返していますが、イラン側は「交渉すらしていない」と一蹴。この見事なまでの「虚言」と現実の乖離に世界中が呆れ返っているように見えます。
しかし、トランプ氏の過去を振り返れば、この事態は全く驚くべきことでは無いのかもです。なぜなら、その人生は常に「大言壮語」と「事実の歪曲」と共にあったからです。
トランプ氏の「法律をうまく使って会社を守った優秀なビジネスマンであることは今までの歴史が証明済だ」とする「自分を大きく見せるための嘘」は、大統領になるずっと前、ビジネスマン時代から筋金入りでした。息を吐くようにウソをつくとまで言われたほどです。以下が破綻事例。
・1991年トランプタージマハル
アトランティックシティの巨大カジノホテルで、建設費約10億ドルを利回り14%という触れ込みで集めましたがオープン直後から資金繰りに行き詰まり、約30億ドルの負債を抱え破綻。
・1992年トランプシャトル
1989年にイースタン航空の東海岸シャトル便を買収して始めた「トランプシャトル」という航空会社は「高級路線で大成功する」と豪語しましたが過剰投資と見通しの甘さで翌年には金融機関に差し押さえられ、その翌年の湾岸戦争開始でギブアップ。USエアウェイズに売却。
・1992年トランプ・プラザ・ホテル
1988年にマンハッタンの歴史的かつ象徴的な高級ホテルを3億9000万ドルで買収しましたが、約5億5000万ドルの負債を抱え銀行団に経営権を奪われた。
・1992年トランププラザホテル&カジノ
アトランティックシティのカジノホテルで約2億5000万ドルの負債を抱え破綻。
・1992年トランプキャッスル
アトランティックシティのカジノホテルで約3億3800万ドルの負債を抱え破綻。
・2004年トランプホテルズ&カジノリゾーツ
過去の負債の重い利払い負担により経営が行き詰まり、約18億ドルの負債を抱え破綻。
・2009年トランプエンターテイメントリゾーツ
2004年の破綻で再編されたカジノ運営会社でしたがリーマン・ショックで約12億ドルの負債を抱え破綻。
航空会社は「高級路線で大成功する」と豪語、カジノでは「世界最高のエンターテインメント」とぶち上げながら全くそんな事にはならず破綻。マジで他の航空会社やホテルのほうがマシだったんですよ。「大成功している」と嘘をつきながら、裏では債権者と泥沼の交渉を繰り広げる手法は、今のイラン作戦と酷似しています。
悪名高いジェフリー・エプスタインの「疑惑のハレンチ島」に関連するスキャンダルでは、「あの島に行ったヤツらのリストを持っている大統領になったら公表する」と言いつつ、最近は「その話しはそろそろ終わりにしよう」とまで言う始末。
3度の結婚と離婚においても、常に自身を正当化し、不利な事実はNDA(秘密保持契約)で徹底的に封じ込め。都合の悪い過去は記憶から抹消するのが常套手段。
「なぜこれほど嘘ばかりなのに支持する人がいるのか?」と世界中の人々が驚いていますが、熱狂的に支持する岩盤支持層(MAGA層)は、言葉の真偽よりも「エスタブリッシュメント(既存の支配層)を破壊してくれる姿勢」そのものを支持しています。
さらに選挙戦中の暗殺未遂(銃撃)事件から生き延びたことで「神に選ばれた男」という究極の免罪符を手に入れ、宗教的熱狂がトランプ氏を支えています。「神がアメリカを救うためにトランプの命を救った」という解釈ですかね。
そんなわけで先日もホワイトハウスに全米のキリスト教福音派の牧師たちをホワイトハウスの執務室に招いて祈祷させてましたよね。私には「作戦失敗でもう神頼み?」と見えましたが、アメリカ人には「神に導かれた聖戦」と見えるのでしょう。
「2日で終わると言ったイラン作戦が1ヶ月を超えた」のをおかしいと思うより、「当初より壮大な計画の実行に進んだのだ」となり、明らかな「虚言」すらも、信者たちの間では「大義のための崇高な手段」として正当化されるのかもです。
なぜトランプ氏は、これほどまでに現実と乖離した発言を堂々と繰り返すことができるのでしょうか?それは機能しない側近や耳障りのいいことしか言わないイエスマンたちに囲まれ、都合のいい報告だけを受け取ってご満悦になっている、現代の「裸の王様」だからなんでしょうね。
トランプ氏自身はお酒を一滴も飲まないことで知られていますが、彼が深く依存しているのは「自分は常に圧倒的な勝者である」という強烈な自己愛と、それを維持するための「嘘」なのでしょう。ある意味、裸の王様で居続けたい依存症といった感じでしょうか。
アルコール依存症患者が「自分はいつでもやめられる」と言いながら自力で酒を絶てなかったり、覚醒剤中毒者が「次こそは絶対にやらない」と誓いながら何度も再犯するのと同じように、裸の王様依存症トランプ氏にそこから抜け出す術は無さそうに見えます。
治療を拒否し、幻覚を見続ける依存症患者が行き着く先はどこか。私たちは今、世界最強の国家のトップが引き起こす壮大な「破滅へのプロセス」を、リアルタイムで目撃しているのかもしれませんね。
とはいえ、世界中の人々に嘘を見透かされてるアメリカ合衆国大統領って珍しいと思うのは私だけでしょうか。それとも私の目が狂ってるのでしょうか。
ここ3週間ほど左目が痛くて「イラン戦争疲れか?」と思っていたのですが、金曜日に眼科に行ったら「逆まつげですね」と5秒で解決してもらったばかりの私です。今後はフワっとしたブログ記事を書くようにしたいと思います。
2025年09月18日 04:12
「アルコール依存症」とは「お酒の飲み方(量/状況)を自分で制御できない状態」とは分かっていましたが、祭礼準備から終了までの4日間で見た1人の知人の状況は驚くべきものでした。肝臓は沈黙の臓器と言われる「相当なレベルまで痛んでいても自覚症状が出ない臓器」なのですが、この方はすでに顔は土色になり、1年以上も激しい腰痛を訴えていて、今年に入ってからは激やせして頬はこけ、最近は下腹が出て来たので腹水が貯まって来ているのでしょう。典型的な肝硬変末期の症状です。
酒をやめなきゃいけない状態なのは本人が良く分かっていて、ご家族も周囲の方々も飲むなと言ってるし、何度も直接「飲んじゃダメだ」とも伝えているにもかかわらず飲んでいる感じ。
木曜日は19時の作業開始時点で酒臭い上にろれつが回っていないのに「飲んでない」と言う。当然周囲はドン引き。
金曜日は私が会った17時の時点ではノンアルコールのレモンチューハイ缶を持ってはいましたが明らかに酔っている感じ。普通の医者なら果糖ぶどう糖液の入った物なんて絶対に飲むなと指導しますから、ノンアルでもレモンチューハイなんて厳禁のはずですがねえ。
土曜日は700mlのサントリー角瓶をソーダ割りで1本開けただけでなく生ビールも自分で注いで飲む姿が何度も目撃され、日曜日には周囲の誰もが何の指摘もしないようになってしまいました。
悲しいですねえ。アルコール依存症は脳の病気だと言いますから、我々が指摘した程度ではやめられないのでしょうが、病院に入院を勧められてもそれに応じないらしいので、そうなると医療従事者でもない私程度にできることなんて何もありません。
幸いにして星薬科大学や昭和大学といった医療系や薬科系大学が徒歩圏内にあるので、知人友人に知識のある方々が多いので参考意見はいただきやすい環境なのですが、どの方も同様に「すべての依存症で一番体へのダメージが大きいのがアルコール」と言われます。
とある方は「すべての依存症の中で人の命を一番奪っているのがアルコール」とまでおっしゃってました。理由は「合法のため摂取しやすい」「容易に死に至るほどのいさかいや争いを誘発させる」「脳・内臓に深刻なダメージを与える」からとのこと。
アルコール依存症の治療は精神科の領域なので本人が決断して受診するしかない。近所のお医者さんによると「肝硬変や糖尿病で禁酒を指導した患者さんの大半は通院しなくなる」とも言ってました。
つまり本人が改善したいと思って行動するしかないのですが、その本人が進んで酒を飲んじゃってるので、この先に待っているのは死しかないと思うので悲しくて仕方ないのですが、ご自身の決断次第なので今後を見守りたいと思っております。









