三部

2026年01月21日

ホンダ「脱エンジン宣言」から5年

スクリーンショット 2026-01-21 042956ホンダの社長が現在の三部敏宏氏に交代したのは2021年4月。三部氏は就任会見で「2040年までにEV(電気)とFCV(水素)の販売比率を全世界で100%にする」と宣言しました。

ボルボやジャガーは2030年までにEV専業になると宣言してますので、ヨーロッパの各社から思いっきり遅れてのEV化宣言。何を今さら?と思ったのも事実ですが、あれから約5年が経過しても、何をどうやって実現させるかが全く見えないように感じているのは私だけでしょうか?

日本郵便のスーパーカブがEVになったのは分かります。そして昨年は各所でこのカブが炎上しました。そんなわけで、バッテリーの使用中止とリコール交換が相次ぎました。要するに燃えたのはバッテリーが原因だったのでしょう。

リーフやサクラといったEV車を持ち、ハイブリッド車もモーターで動くe-POWER(イーパワー)にしている日産なら2040年に脱エンジンというのも分からないでも無いですが、全力でガソリンを燃やすF1なんてスポーツに参加しつつのチャレンジは、全く意味が分かりません。

2024年末に日産との経営統合という報道が出た時は「なるほどEVは日産を吸収してやるのか」と思いましたが早々のうちに日産から蹴られて終わり。アメリカ市場では急場しのぎでGMから調達したEV車をホンダやアキュラだと称して売ってましたが売れず大赤字。さらに共同開発も終了。

アセアン諸国で日本車大不振。中国メーカーの台頭で中国市場大減速。アメリカはトランプ関税と販売不振でリベート出しまくりにより大赤字。さらにGMとの共同開発中止等でも金が出て行きまくり、車の大赤字をバイクの利益で埋める状況です。

別にバイクが売れてるならいいじゃん!って話しでは無く、バカみたいにバイクが売れてるベトナムで、地元最大財閥のビングループの設立した「ビンファスト」がEV車やEVバイクを次々と発売し、ホンダの市場を食いまくっているのですよ。

ベトナム側からすれば、ホンダのアメリカ4輪事業赤字の穴埋めにベトナム2輪事業の利益が持って行かれるぐらいなら、ベトナムメーカーが育ってくれるほうがいいわけで、それだったら大気汚染の問題もあるから大都市はEV優遇しよう!って感じになってます。

ビンファストのEVONEOってEVバイクは1,780万ドンなので、超円安の今でも10万円ぐらい。激安なんですよ。

大企業の全振りって危機を呼び込むじゃないですか。液晶全振りのシャープとかプラズマディスプレイ全振りのパナソニックとかいろいろ記憶に新しいところですよね。ホンダはどうするんでしょう。

そもそも「2040年にEV(電気)とFCV(水素)の販売比率を全世界で100%」なんて言ってる三部社長自身が2040年まで社長やってるわけないので、このゼロエミッション宣言って無責任甚だしい話しなんですが、もうガソリン車なんてやめるって言うなら、バイクレースもいつまで続けられるか検討しないといけないのかもなーって思ったりしてます。

前社長の八郷さん(昔はライダーとしてレースにも出てました)は延々とリストラやり続けていて大変そうでしたが、ここから利益出しまくるのかと思ったら、さらなるリストラが必要な雲行きになってます。迷走してる感じが否めないなあ。

こんなこと書いてますが、昨日「今年からF1はワークス体制でやるぜ!」との発表がありました。「やっぱホンダはガソリン燃やすレースが好き!」って宣言だと感じました。素晴らしい!三部さん本年もよろしくお願い致します。

gq1023 at 04:35|Permalink