レース
2026年01月08日
TGRはTOYOTA RacingとGAZOO Racingへ
昨日トヨタが発表した今年の世界耐久選手権レースへの参戦体制発表において、これまでのチーム「TOYOTA RACING GmbH」の社名が「TOYOTA RACING GmbH」に変わったとの報告がありました。同じタイミングで「TOYOTA GAZOO RACING」が「GAZOO RACING」へ名称変更するとのニュースリリースも出され、こちらからはトヨタの名前が消えました。
「GAZOO」とは画像の意味で、当時課長だった豊田章男会長が1996年に立ち上げた中古車画像システムのことで、まだトヨタのホームページすらトヨタ&電通の有志で作っていた時代に、ネットで中古車を売ろうと言う画期的な試みでした。
当初は「GAZO」にするはずだったらしいですが、誰かが書き間違え「GAZOO」となり、一時はインターネットポータルのようにフリーメールアドレスを発行したり、ブログサービスを実施したり、物販のEコマースをやったりと幅広く展開し始めました。
中古車のネットオークションを始めたのもGAZOOでしたが、2005年の愛知万博でイメージキャラクターとなった「モリゾー&キッコロ」にちなんでなのか豊田章男氏がブログ名やレースの登録名に「モリゾウ(以下モリゾウ)」とつけるようになりました。
2007年にモリゾウが偉大なる草レースとも呼ばれる「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦する際、会社から公式活動として認められずチーム名は「Team GAZOO」でドライバー名は「モリゾウ」となり、ここからGAZOO&モリゾウの逆襲が始まります。
この頃はトヨタはF1に「TOYOTA Motorsport GmbH」という会社が「Panasonic TOYOTA RACING」の名前で参戦していたのですが2009年を最後に一度も優勝できないまま撤退。
逆に草レース中心で活動していた「Team GAZOO」が草の根モータースポーツ普及活動の中で徐々に輝き始めます。
そしていつしかこの「GAZOO」に「TOYOTA」の名前が付くようになり、気が付けばトヨタワークス活動の代名詞ともなり、それこそ市販車のスポーツモデルに「TOYOTA GAZOO RACING」をイメージさせる「GR」が与えられるようになりました。
私は以前から「ガズーとモリゾウってトヨタに戦いを挑む反逆児じゃなかったの?」と思っており、どんどんエリート化していく姿に違和感を感じておりました。
トヨタは2017年にWRC(FIA世界ラリー選手権)へ復帰するのですが、ここに「TOYOTA GAZOO RACING(TGR)」の名前とカラーリングの車が多数走り、ワークスチームもプライベーターも開発車両もGRを名乗っていることにも違和感がありました。
それでも今も残り続ける「gazoo.com」というサイトは、様々なサービスが消えてスリム化したとはいえ自動車メーカーの枠にとらわれない記事を発信し続けていて、当初活動の志を見せてくれています。
今回の「TOYOTA GAZOO RACING」が「TOYOTA RACING」と「GAZOO RACING」に分かれるのはこの違和感を解決させてくれるものだと感じております。
「TOYOTA RACING」はワークス活動。「GAZOO RACING」はトヨタだけにとらわれないレース&自動車開発。「GAZOO SPORTS」はモータースポーツにとらわれないスポーツ支援。こういう棲み分けなんですかね。
個人的には明日からの東京オートサロンにGAZOOブースがあって、スバルやダイハツのGRグレードが並んでるだけじゃなく、メルセデスやBMWのGRチューン等も展示されてたらいいのになーとワクワクしております。
まずは200万円以下で発売されると噂の「ダイハツGRスポーツ」と、昨年モデルチェンジしたダイハツムーブの「ムーブGRコンセプト」、そして先日のジャパンモビリティショーで発表されたコペンの後継車K-OPENの「K-OPEN GR」に期待して幕張メッセへ行きたいと思いまーす。
gq1023 at 06:50|Permalink
2025年05月02日
AIと戦う広告プランニングの時代
私はモータースポーツ関係のお仕事や趣味があるので、結構な勢いで「レース」という言葉をパソコンに入力したり検索するのですが、こいつをAIが判断して分析して広告を表示してくれるのですよ。写真は中国のTEMUってショッピングサイトなのですが、検索ワードに「レース」が入っているだけで最初は100件に1件ぐらいエロ下着が入って来てたんです。これが千円以下なんで面白がってクリックすると次から30件に1件はそれになる。
これに触発されて「セクシー 下着」なんて検索しちゃうと、AIは「この人はエロ下着を探している」と判断するのか大変な頻度で露出するようになりまして、電車内でのスマホ検索は結構恥ずかしい感じになります。
そんなAI時代に本業で広告プランニングをしていますので毎日のように広告企画を立てるのですが、テレビ・新聞・雑誌に広告を載せていた時代と違い、今はYouTube・ネットフリックス・SNSへの出稿ですので、どんなにお金を払っても載るかどうかの時点でAIが判断します。
しかもAIが判断する材料は全世界の人々の検索動向なので、どんなに日本で売れてるタレントを起用しても人気アーティストの最新曲を採用してもAIは全く検知してくれないのです。
南海キャンディーズにAdoの最新曲とかより、大谷翔平とデュラン・デュランの古い曲のほうが「人気物が出てるCMだ」と判断されたりするわけでまあまあ大変な時代。
しかもAIのアルゴリズムが常に変化するので、急にサザンオールスターズばっかり選ばれたり、やたらユニクロだらけになったりということも往々にしてあります。
そんな中で人気急上昇中なのがイベントとロードサイド広告と電車内広告。これだけは絶対に確実に目の前の人に強制的に視認させられるのですよ。要するにテレビ・新聞・雑誌がマスメディアで無くなったので一気に強制視認機会がメディアから交代した感じです。
お金持ちと一般生活者が完全に切り分けられているのもポイント。お金持ちは電車に乗らないし渋谷にも行かない。逆に一般生活者は自家用車やタクシーに乗らないし東京ミッドタウンや六本木ヒルズにも行かない。商品によってターゲットが明確に切り分けられるのです。
そんなタイミングの大阪・関西万博ですので、ネットメディアは見事なまでに万博一色。見事なタイミングで、それだけ税金を投入しても得られないほど多くの人々に「大阪」ってワードを差し込むことに成功していると思います。
メディアの変革期という面白い時代にプランナーとして活動できてることに感謝するとともに、既存のマスメディアが死んでプロモーションやSPと呼ばれるイベント等領域に注目が移行するなんて考えもしなかったので、それなりに新しい時代を楽しんでおります。
ちなみにその昔、電通にはセールスプロモーション局という部署がありまして、私が27歳で中途入社した1996年当時にそこの1SPD室や2SPD室で2ヶ月間の研修を受けたのですが、現場着任と同時にSP局ごと解体となりまして、普通に営業職をやりつつイベントもやる兼務となりました。
イベント会社からの転職でしたし大きな博覧会をいくつも経験させていただいた約30年後にこんな時代が来て、過去の経験と諸先輩方のご指導と、そのおかげでまあまあな第一人者でいられることにも感謝感激雨あられのゴールデンウイーク後半戦です。
それにしてもエロ下着千円以下はクリックしてしまうやろー!気をつけなはれや!(by チャン カワイ)
いろいろ問題のあるサイトらしいので、各自の責任に置いてクリックしてください。
注意)TEMU紹介リンク
gq1023 at 07:27|Permalink









