ドル

2026年05月05日 06:42

スクリーンショット 2026-05-05 054722先日3日のブログ「為替介入って効果あるの?」に「為替介入で一時的に1ドル=160円超から155円台に突入したもののすぐ157円台に戻った」話しを書きました。

1日には財務省・三村財務官が「まだまだ序盤」と言っていたのですが、昨日午後また為替介入したらしく一時155円台に入りましたが、すでに為替介入前の157円台に戻っています。

昨日の片山財務大臣会見では「投機的な動きについては断固とした措置をとる」としていましたが、私は以前と同じ考えでして、現状は1ドル=160円突破は当たり前だと思っていて、日銀が基準金利を上げないと為替介入は意味が無いと思っています。

たぶん、お仕事でドルを使う方からすれば「155円台になったら買え」と会社から言われているでしょうし、財務大臣と財務官が大型連休中の為替介入を予告していたので、投機筋はお休み中だとしても、実需層は休み返上で備えていたことでしょう。

現在手元にある生命保険のうちドル建ては妻名義の1本のみ。2003年に加入して2013年に前期全納済み。調達平均は1ドル=112円でした。これが年利(最低)3.05%で運用されていて、月々3万円だったので、投資元本360万円です。

360万円を1ドル=112円で調達したので約3万2千ドル。これが2013年の全納時点で約3万8千ドルになっていました。そして12年経った昨年春に約5万5千ドルになっていました。1ドル=155円計算で850万円超。円で持ってたらと思うとゾッとします。

これを昨年春に年利(最低)5.05%確定の商品に変えました。期間は10年。10年後には約9万ドルになります。1ドル=100円計算で900万円。1ドル=150円なら1,350万円。誰が日本円で持っておくんじゃい!って感じなわけですよ。

そんなこと書いてる私ではありますが、自分の生命保険は円建てでして、超ムダに大した金利もつかず600万円ほどが寝かされております。そして、こいつもドル建ての先ほどと同じ商品に変えようかと検討中。小さいながらも600万円がまたドルに変わることでしょう。

大した金額でも無い個人金融資産を考えてもこの感じですから、やはり日銀は金利を上げないとまずいと思うのですが、難しいんですかねえ。

少なくとも為替介入を最低3回はやってからでないと金利を上げられないって話しなのかもしれません。ってことは5月には基準金利が上がるんですかね。でも0.25%刻みじゃ効果が少ないので、1%ぐらい期待したいところですけどねー。

すでに都心のタワマンは値下がり傾向になったので、今後は海外投資家が逃げて行くでしょうから、円を売ってドルを買うシフトは強まる可能性が高いかも。

結局、国がいくら「断固とした措置」と言ったところで自分の身を守れるのは自分の決断だけ。寝かせっぱなしの私の600万ではありますが、内心忸怩たる思いはありつつも「出稼ぎ(ドルシフト)」に出そうと思っている私です。

2026年04月14日 07:13

menu様々なメディアでアメリカの物価が高いと言う話しがよく出るのですが、私からすると日本の物価が安いと言うのが実情のような気がします。

たとえば外食。日本だと昼食を食べに行っても1,000円未満で食事できるところが山のようにあります。ところがロサンゼルス近郊で吉野家に行くと牛丼の並が9ドルから11ドル。これに税金が7.25%から10.25%かかって、店内で食べるなら気持ちチップも必要です。

つまり10ドルから13ドル覚悟になるので、1ドル=160円なら1,600円から2,000円なんですよ。

当然ですがウーバーで頼むとプラス2ドルから3ドルに別途チップが必要。会議中に「ウーバーで牛丼でも頼みます?」なんて話しにうかつに乗ると、牛丼4個で1万円超えとか普通にあります。下手に餃子・焼うどん・唐揚げ・タピオカミルクティーなんて頼んだら2万円ですよ。

写真はマクドナルドですが、ビックマック単品が5.89ドル。ポテトのMとドリンクのMがセットになったコンボが10.79ドルです。もちろんこれに税金がプラスされるので、単品7ドルのコンボ12ドル。1ドル=160円なら単品840円のコンボ1,920円。

日本だとビッグマックは500円で、セットはひるまックのビッグマックセット690円、通常のバリューセットでも770円(全て都心は価格が異なります)です。日本安すぎ!

デニーズでサンドイッチとスープを頼んでコーヒーを飲んだら16ドルぐらい。これにチップと税金がかかるので20ドルですよ。つまり3,200円。1人分ですからね。日本のサイゼリアだったら2人で行ってワインまで飲んでも3千円いかないでしょ。

500mlのおーいお茶がスーパーで約2ドル。ロサンゼルス近郊だとトーランス等にドン・キホーテがあって1.5ドルぐらい。2リットルは店にもよりますが5ドルから7ドルで特売時に4ドル50セントって感じ。

もちろん税別なので税込み価格は日本円換算で500mlが300円から350円。2リットルが800円から1250円ですよ。ちなみにコカ・コーラでも2リットルは2.5ドルから3.25ドルなので450円から520円するんですけどね。

そんなわけで、ビバリーヒルズのレストランで食事なんてしたら1人150ドル以上は確実だし、ディズニーワールドなんてオフィシャルホテル&レストランしか無いのでフードコートでピザだけ食べても1人35ドルは確実。場内に山ほど水飲み場はありますがビビるほどマズく、仕方なくペットボトルの水を買おうと思うと500mlのペットボトルが1本4ドル。

ザックリではありますがアメリカの物価について一部を切り抜いてみました。一切外食をせず自宅で静かに自炊して暮らせばなんとかなると思いますが、これまでもアメリカは物価高で結構生活が厳しいわけで、そこに生活に無くてはならないガソリン価格の急騰が押し寄せているのが現状です。

こんな時に中東でお金を浪費し、さらに石油価格も押し上げる大統領がいるおかげで、アメリカ人の生活は相当厳しくなっていることでしょう。しかもここから人気取りのために「1人2千ドル配る」とかも言ってます。そんなのやったら物価がさらに上がるのが分からないんですかねえ。

今はこんな状況なので、できるだけアメリカ出張に行かないようにして、もし行く場合でも最短期間で切り上げて日本に帰ってくるようにしようと心がけております。

ちなみに、先日ヨーロッパ訪問時の乗換えでフィンランドのヘルシンキ・ヴァンター国際空港にあった味千ラーメンに寄ったのですが、餃子とビールを頼んでラーメン食べたら40ユーロ超えてました。1ユーロ=187円なので7千5百円!1人分ですからね。今後は乗換え時の飲食も控えます。

2026年03月28日 05:58

doruまたドルが160円を突破しました。160円に近づくと政府が為替介入すると言われていましたが、結局介入しないまま週末に入ってしまいました。

トランプ氏はアメリカの物価高騰対策としてFRB(米国連邦準備制度理事会)にかねてより金利を下げろと圧力をかけ続けていますが、2会合連続で現状の3.50〜3.75%に据え置いています。対する日銀の政策金利は0.75%。結構な金利差です。

私が昨年春に加入したアメリカドル建て生命保険の年利は10年間は利回り確定で5.25%。150円前後で加入したので、100万円が6666ドルだとすると、1年で金利が付いて7千ドル超えとなり、1ドル=160円で換算すると1,122,554円となります。

日本円建ての生命保険なんて利回りは実質ゼロみたいなもんだけどインフレなので円の価値が低下し続けてるからかけるだけムダ。当然ですがこんな調子なので、NISAやiDeCoや投資信託で資産運用してる方も、円建てではない商品を選ぶでしょう。

私が若い頃はローンを組んで外車や海外ブランド品を買った物ですが、円安の今は圧倒的に安いのは国産。安いのを買って余ったお金は毎月1万円で良いので外貨建てで資産形成って方が多いと思います。

日本人ですらそうなわけで、外国人から見れば1ドル110円が160円になってるってことは、1億円の不動産は1ドル110円なら約91万ドルなのに、1ドル160円だと約62.5万ドルなので3割引きに見えます。そりゃあ日本の物件を買い漁り、値段が吊り上がってしまいました。

その結果、都心のマンションは気が付けば海外の持ち物になってしまい、日本人が買おうとしても輸入品を買うのと同じように3割以上高となっていて、今年はその動きが戸建て市場にも移って来ました。

円安対策は日銀の仕事ですが、インフレ抑制なら金利を上げるのがセオリー。同じく円安対策も金利を上げるのがセオリーです。だったら金利を上げればいいじゃね?って話しなのですが、景気を一気に冷やす可能性もありどうなるかはビミョーな感じ。

今回の春闘は賃上げ回答だらけでしたが、そこにイラン情勢がぶつかって景気後退は確実。人件費が増えて景気が悪化すれば企業収益も悪化するのは当然。大企業の収益悪化は中小企業への値下げ圧力に直結するので大企業が上げただけ中小企業の人件費は下がるでしょう。そこに有利子負債の金利上昇がぶつかったらヒドイ未来しか見えません。

たかが160円、されど160円。財務省が動いて為替介入するでしょうか。ただ、中長期的にはもっと円安に進むとしか思えないので、財務省の心理的ハードルは170円に移るのではないかと思ったりしてます。

どっちにせよイランの話しが落ち着いたらトランプ氏は日本に「復興費用はよろしく」「機雷除去もよろしく」と言ってくるでしょう。当然それもドル建てなので、この週末は為替介入の有無を見続けつつFXでも楽しむこととします。

2025年12月31日 07:06

imf私は長野オリンピックが終わった1998年2月末で広告代理店を辞め独立しました。私自身が離婚したり大阪へ引っ越したりといろいろ激動したのですが、世界はもっと激動していました。

1997年11月3日に三洋証券(準大手)が破綻。同月17日に北海道拓殖銀行(都市銀行)が破綻し1年で清算と発表。同月24日には山一證券(大手)が自主廃業を発表。

この日本における金融不安真っ最中の11月21日深夜に韓国が「IMF(国際通貨基金)に救済金融を要請」と発表したのです。1998年に入ると新しいキム・デジョン大統領の下で徹底した緊縮財政と5大財閥の解体&再構築が開始。

それとともに日本では日本長期信用銀行と日本債券信用銀行がともに経営破綻し国有化。金融機関に置くのは危険とのデマが広まり、預金をおろして現金化する動きが活発化し、1999年に日銀は異例の緩和策としてゼロ金利を始め、失われた30年がスタートしました。

その頃ウォンvs円が0.12から0.9まで急落。1万円が8万3千ウォンだったのが11万ウォンになったので、超ラッキーと韓国へ良く行くようになりました。そして行って分かったのは、通貨がいくら下がっても国民生活への影響は大して無いってこと。

大手財閥が大変でも一般生活者は関係ないし、ウォンが安くなっても海外へ行かなければ気にもならないし、何より外国人が大量に来てチョー儲かるわけですよ。露店ではIMF危機記念グッズが販売され、私もTシャツを買ってきました。

そんなわけで、日本円が下がっても日本人は海外旅行さえ行かなければ大した問題は無く、円安で日本旅行がお得!って外国人が大量に来て消費しまくってくれるので、今は海外から日本へ来る方々へ日本の素晴らしさをPRする時期なのかもと思ったりしてます。

ちなみに韓国は2008年末のリーマンショックでウォン急落。そこから2012年までウォンvs円が0.7と1万円が14万ウォンとなっていて、日本人が韓国へ行きまくって日本人の韓国に対するイメージが爆上がりしました。

いよいよ2025年最後の日となりました。ポンドは198円が210円。ユーロは161円が183円。オーストラリアドルは98円が104円。見事に日本が世界通貨に負けまくった年でした。

景気後退が鮮明な中国元が21.3円から22.3円とほぼ横ばい。トランプで無茶苦茶になったアメリカドルが156円で変わらず。経済危機中のトルコリラが4.4円から3.6円なので、日本はトルコには勝ちました!良かった。

IMF危機当時の韓国における外貨準備高は60億ドル。それが40億ドルを切って救済を要請したわけですが、その反省もあって今は4千3百億ドルを超える規模となっています。

対する日本の外貨準備高は1兆3千7百万ドル以上。バカみたいに外貨を保有しており、それもドルやユーロが100円の時に買っていてボロ儲けしてるわけです。まだまだ日本は捨てたもんじゃない!人生山あり谷あり、円相場も株価も山あり谷あり。

せっかくの機会だから世界の人々に日本へ来ていただいて、ラーメン・回転ずし・牛丼チェーン・100円ショップ・・・等を回ってもらい、清潔で安全で素晴らしい国であることを知ってもらう機会にしましょう!とか言うポジティブな私に来年はなりたいと思ってます。

2025年12月24日 06:48

スクリーンショット 2025-12-24 055035円安が止まらないとの報道がありますが、ドル安も止まってません。為替に詳しい方々が「ドルが下がると円が上がる」なんて言ってきたことは仕事してる感を出すためのウソだったことが良く分かりました。

以前から「日本はアメリカと一蓮托生だからドルが下がれば円も下がるというセット下げが当たり前なんじゃ無いの?」と思っていましたが、以前はユーロ圏各国もアメリカと一蓮托生に見られていたので、ドル/ユーロ/円の間で資金を動かすなら円という選択肢もあり得たのでしょう。

アメリカ大統領が訳の分からない事を言い出したのに対し、これについて行くと表明した日本は訳の分からない国側に入れられ、金融危機だったギリシャや経済危機だったスペインが劇的に回復し、逆にドイツが没落・フランスが停滞したせいでEU域内の経済格差が縮小して、さらに安全保障政策で脱アメリカ的に切り替えたのも好感触要因だったかも。

私は年始に1ドル=160円時代が定着すると考え、3月中旬に1ドル=149円で約800万円をドルに移しました。おそらくドル決済がある企業はみな同じ行動をしたと思います。でも12月初旬まで150円を切る円高傾向でしたので決断失敗という感じだったんです。

とはいえ当初から「1ドルが140円から160円の間ならOK」ってイメージでしたし、日本の根幹を支える自動車産業は円が安ければ安いほど利益額が大きくなるので何の問題も無いでしょう。3月末の決算期に1ドル=150円周辺にいてくれー!と思っているかも。

何よりも「日銀は0.25%刻みでしか金利を上げられない」と世界中にバレたのが円安を決定づけましたね。金融トレーダーはとっくに年末年始のお休みに入っているので、実際に稼働するのは1月中旬以降だと思いますが、もっと円安に振れるかもです。

間違いないのは円安だから物価が上がってるってのは幻想で、日銀がノルム(=社会の雰囲気)と呼ぶ「消費者が値上げやむなしと思う空気を出している」から上がっているのが現実。これまで値上げを我慢して来た人々が堰を切って値上げしているだけだと思います。

今一番もったいないのは海外旅行へ行く事でしょうね。航空券もホテルも高い。出張ならまだしも旅行はヤバすぎ。昨年はバルセロナやルマンへ行きましたが、とうとう今年は1度も欧州出張しませんでした。無理っす。

問題は諸悪の根源ともいえる中国の減速。中国の巨大デベロッパーであったエバーグランデ(恒大)やカントリーガーデン(碧桂園)が破綻しても政府系だから絶対に大丈夫といわれた「万科」の社債返済が出来なくなりそうとのことで、いよいよ中国バブル崩壊が視野に入って来ました。

ピョンチャンオリンピックの頃は「東京大会以降はアリババとバイドゥが国際スポーツ市場を席巻してるんだろう」と思っていただけに、ここまで中国政府が民間企業を徹底的に叩きのめすとは思ってもみませんでした。

これだけは「習近平さんよろしく頼むよ」と祈るしかないわけで、日本政府も中国の危機回避へ向け、まずはパンダ10年借りる資金として何億円か投資してあげて欲しいと思っております。

なおこの記事はドン・キホーテで今年の年始に買った中国「CHUWI(ツーウェイ)」製パソコンで書いております。おしまい。

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