HIPPO大野の雑記帳

私 Hippo(ヒッポ)こと 株式会社ヒポポタマス 代表取締役 大野剛史 のプライベート日記です。 Hippoプロフィール) イベント会社から大手広告代理店を経て、オフィスピル/商業施設内有遊スペースのマネタイズ事業をプロデュースしています。広告系コンサルやイベント制作も得意分野です。 全日本ロードレース選手権に参戦するモトバムレーシングを長年サポートしていて、現在もほぼ全てのサーキットに顔を出してます。

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スクリーンショット 2025-10-30 051557明日一般公開となるジャパンモビリティショー2025(旧東京モーターショー)のメディア向け公開が昨日と今日おこなわれています。その中でも注目を集めたのは中国のBYDでした。

というのも日本市場専用モデルを投入すると発表したのです。それも軽自動車と普通トラック。それも2車種ともにEV(電気自動車)です。そんな海外メーカーなんて今まで一社もありませんでしたので、本気度がバリバリ伝わって来ました。

軽自動車は「RACCO(ラッコ)」のネーミング。そのスタイルはホンダN-BOXに代表される軽スーパーハイトワゴンで、当然のようにリアにはスライドドア。販売開始は来年夏を予定しており、補助金を活用すると200万円台前半で購入できると発表されました。

同じ軽EVの日産SAKURAが国の補助金約57万円を活用して約200〜250万円で購入できるので、同じ価格帯に設定しつつ、売れ筋のリアスライドドア採用スーパーハイトワゴンとしたことで大きく差別化しています。

当然BYD独自開発のリン酸リチウムバッテリー「ブレードバッテリー」が搭載されるので、航続距離は注目ポイントでしたが、残念ながら発表されませんでした。各種メディアで180kmと出ていますが、SAKURAが200kmなので250kmは走ると予想しています。

さらに発表されたのが小型トラック「T35」です。販売開始は来春で、架装費込みで約800万円。普通免許で運転可能で最大積載量はアルミの箱車で1050kg。平ボディで1150kgを確保。最大積載時は満充電で200kmも走るそうです。

こいつをまとまって売るとなるとヤマト運輸や佐川急便がターゲットになるわけで、ライバルはいすゞエルフEVや日野デュトロEVのはずですが、すでに車両展示が出来ていることを考えると、ある程度の販売が確約されているのかもしれません。

もう電気自動車のバッテリーでは中国に勝てる企業はありませんし、自動車用システムもトヨタまでもが車載OSに「Harmony OS」を選ぶほどファーウェイ一択。そんな状況下ですから、中国製自動車が価格と性能を武器に日本に上陸すれば、結構な脅威になるかもしれません。

トランプ大統領はアメリカ車を買えという割にはジャパンモビリティショーへの大規模出展すらしないアメリカとは大きく異なる海外メーカーの動き。お時間があれば東京ビッグサイトで体感されてはいかがでしょうか。

私は時間があれば明日の夕方に再訪したいと思っております。
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スクリーンショット 2025-10-29 041618先日「サイゼリヤは無料の炭酸水で一番安いワインを割って飲むのがいい」という話しを聞き、炭酸水無料も知らなかったし、一番安いワインでグデングデンになった経験が何度もある私はグデングデンにならないかの確認へ行ってきました。

お店の方に聞くと確かに炭酸水は無料とのこと。そして一番安いワインをデカンタ(250ml/税込200円)で注文。炭酸水で割ってみたのですが美味しいとは言い難く、氷で割って飲むのがいいかと思い無料炭酸水チャレンジは終了。

他に小エビのサラダ(税込300円)とミックスグリル(税込650円)を注文していたので、合計1150円でワインと洋食を楽しませてもらいました。

それよりもメニューを見ていて気になったのがグランドメニューの裏表紙に書いてあった「ステーキは店舗によってメニューが異なります」の文言。しかもその下には「ビーフステーキまたはラム(仔羊)のランプステーキ」と書いてあるではないですか。

価格はどちらも税込1090円。調べてみると愛知県から西の店舗でラムステーキが提供されているらしく、関東はビーフステーキとのこと。くーそれを食べればよかった・・・。と同時に先日鈴鹿へ行った時にラムステーキも食べて見たかった・・・。

あとは地味にフォッカチオシリーズにタラコが加わってました。こちらは全店共通。あのフォッカチオも美味しいんですよねー。

今日は朝8時からジャパンモビリティショー2025(旧東京モーターショー)のプレスデーなので、東京ビッグサイト向かい側のサイゼリヤ有明フロンティアビル店でビーフステーキを食べようかと思っております。

まだ朝5時前時点ではこんなこと書いてますが、現地でお弁当を無料でご提供いただいたら、ケチな私は当然それを食べますので「明日はステーキの話題かも」とか思わないでください。すみません。

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letin中国のEV元年がいつかは記憶が無いですが、間違いないのは北京オリンピックのあった2008年と上海万博のあった2010年の間に電動スクーターが激増しました。

当時は自動車やバイクの無免許運転が当たり前でしたが、当局による取り締まりが始まり様々な規制が出来てきて高額なナンバープレート制度が導入される地域も出て来たのに対し、電動スクーターは免許が不要で登録もタダみたいな物だったので一気に広がったのです。

上海万博終了後に元日本館だった場所でアニソンイベントがあったのですが、その時点で上海市内の電動スクーターの販売台数は300万台を超え、上海市の人口2,300万人(2011年上海市人口統計)に対し7人に1人の割合となり、大人の5人に1人が持っているという状況でした。

当時から中国人民政府は「近い将来電気自動車の時代が来る時に備えての国家的投資だ」と表明していて、当時の電動スクーター生産台数は年間4千万台以上と言われていました。有象無象のメーカーも多数ありましたが、合計生産台数は少な目ではあるけどウソでは無いかと思われます。

2010年といえば日本では三菱アイミーブの一般販売が開始され年末には日産リーフがデビュー。電気自動車元年と言われていましたが、同時に電動アシスト自転車の国内出荷台数が約38万台と国内バイクメーカー4社の合計出荷台数に並んだとか言ってた頃です。

そんな時代に中国は毎年4千万台以上の電動スクーターを市場にぶち込んで壮大なる社会実験をしていたわけで、凄まじい技術の進化があったことと思います。そして2014年には中国人民政府から電気自動車(含むPHV/FCV)に対する方針が発表され、2016年には更新する政府車両や公共交通機関車両の30%以上をそれらにせよとの指示が出て、一挙にEVメーカーが多数誕生しました。

中国の補助金は企業に出るため、EVメーカーをやるといえば多額の補助金が出る時代にメーカー数が過多となり、一時は400社を超えているとも言われていましたが、今は100社を大きく割り込む展開。ここ数年で15社程度にまで減るとの話しもあります。

でも減ったとしても15社もあるんです。しかも各社がデザイン/IT/マーケティング等で一長一短だし、EV/PHEV/ガソリンと得意な発動機も各社で異なるので、今後は合併によって足りない部分を補完し合うことで一気に巨大化する企業が出て来る可能性もあります。

メディアには「中国EVの墓場」とか言って倒産したシェアEV会社の車両が多数放置されている写真を紹介したりしているのも見かけますが、中国経済の悪化で国内市場だけでは生きられなくなっているEVメーカーが多数出てきているのも事実だったりします。

「窮鼠猫を噛む」では無いですが、中国企業は困ったことがおきると本気を出すのが通例なので、国内経済の悪化で困った中国企業が、一気に海外市場に攻勢をかけた時、世界の自動車市場が激変するんじゃないかと思ったりもします。

ジャパンモビリティショー2025では、BYDが発売する軽EVを出品します。軽PHEVも開発中と言いますから、これらが補助金を使って150万円以内なら日産サクラ/三菱eKクロス EVなんて目じゃないわけで、かなりのインパクトがあるのでは無いでしょうか。

国を挙げて15年もかけて電気自動車市場を育てて来た中国に対し、企業の自助努力に任せて来た日本の今後はどうなりますかね。国会議員の皆様にはとっとと新政権を発足させてもらって、コメ対策や物価対策じゃない未来への意味ある投資を議論してもらいたいと思ってます。

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