バイク(含むレース)
2026年10月04日 10:45
私が高校を卒業した頃はまだバブル前で、アメリカにメジャーリーグというものがあることすら、よく分かっていませんでした。その後、カナダ・バンクーバーに住むことになり、そこで知ったのが「バンクーバー・カナディアンズ」というチームでした。
ホームグラウンドは、クイーン・エリザベス公園の近くにあるナット・ベイリー・スタジアムという場所。私が引っ越した1987年はパイレーツ傘下と聞いていたのに、翌年にはホワイトソックス傘下となっていました。ちなみに現在のバンクーバー・カナディアンズは、ブルージェイズ傘下のHigh-Aチームです。
ただ、当時のナット・ベイリー・スタジアムには、ビールの売り子もいなければ、食べ物も大して買えません。楽しく試合観戦しようと思ったら、何でもかんでも自分で持ち込む必要がありました。
そこで現地にいた方に「メジャーリーグの試合を見たい」と言ったら、「車で2時間くらい走れば、シアトル・マリナーズが見られるよ」と教えてもらいました。とにかくインターネットも検索も何もない時代ですから、そんな口伝えでいろいろ教わるしかありません。
球場がどこにあるのかもアナログ的に調べるしかなく、1985年に江夏豊さんがメジャーリーグに挑戦したという話くらいしか知らなかった私は、とりあえず車でシアトルまで行き、現地の観光案内所で教えてもらった情報を頼りに、「キングドーム」という球場を目指しました。
ところが、これまたヘンピな場所にある上に、球場はボロボロのドーム。今のメジャーリーグのスタジアムとはまるで雰囲気が違います。
場内にも大して食べる物はなく、すぐ近くに「宇和島屋」という日本食スーパーがあったので、そこで幕の内弁当やスルメ、スーパードライなどを買って野球観戦する。そんな感じでした。
私が初めて「これはすごい球場だ」と思ったのは、その後、出張中に訪れたドジャー・スタジアムです。当時のドジャー・スタジアムは、球場内に広告がほとんど掲出されておらず、景観を最大限大切にした球場でした。その美しさには感動しましたねー。
同時に、名物「ドジャードッグ」にも驚きました。ウインナーが挟まれたパンだけ渡されて、自分でオニオンやケチャップ、マスタードなどを好きなようにつけて食べる。「アメリカっぽいなー」と思ったのを、昨日のことのように覚えています。
その後、マリナーズは任天堂が筆頭オーナーとなり、キングドームに代わってセーフコ・フィールドが誕生。ドジャースもオーナーが変わり、かつてほとんど広告のなかったドジャー・スタジアムにも広告が入るようになりました。その後さらに広告スペースは増え、今では昔のドジャー・スタジアムを知る私からすると、ずいぶん景色が変わったなと思います。
そんな昔話はさておき、今のメジャーリーグは見事なまでに、あらゆるものをビジネスにするのが上手になりました。私は昔の牧歌的なメジャーリーグ時代に野球を楽しませてもらったわけですが、今は楽しむにも、とんでもないお金が必要なようです。
現在、2026年シーズンのドジャー・スタジアムで販売されている代表的な商品の価格を調べると、おおむね次のようになっています。(カッコ内は1ドル=155円換算)
・ドジャードッグ 7.99ドル(約1,238円)
・ソフトドリンク 6ドル程度〜(約930円〜)
・おみやげカップ付きドリンク 11.99ドル(約1,858円)
・ビール 16ドル程度〜(約2,480円〜)
いやいや、ウソでしょ。ホットドッグとビールで4,000円ってこと!?高級レストランでステーキを食べながらワインを飲んでいるわけではありません。野球場でホットドッグをかじりながらビールを1杯飲むだけです。
ここで思い出したのが2004年のことです。HISの「新春初夢フェア」という、お正月に先着順で買える格安ツアーに申し込んだことがあります。
3泊5日のロサンゼルス旅行が、なんと29,800円。それなのに「まだ空いていますよ」と言われたので、私たち家族だけでなく社員も一緒に行くことにしました。
そして今では信じられないような話ですが、ロサンゼルスに到着してから、「希望者にはドジャースの観戦チケットを無料で差し上げます」と言われ、偶然滞在期間中に試合があったので、観に行きました。
ちなみに2004年のドジャースには野茂・石井・木田選手が在籍していて、マリナーズのイチロー選手がメジャーシーズン最多安打を打った年ですからね。カージナルスには田口選手がいました。だけど、タダでチケットを配るほど不人気だったのでしょう。
2004年の精算書によると、ドジャードッグは3.99ドル、ビールは6.75ドルだったようです。そんなもん会社経費で精算するなと言われそうですが、会社経費にはしていません。私が全員分を奢ったみたいです。
とはいえ、2004年4月の為替は1ドル=約108円。これで計算すると、ドジャードッグ約430円にビール約729円なので、合わせて約1,160円です。それぐらいなら、奢るのも当然ですよね。
それが現在は、ドジャードッグ約1,238円とビール約2,480円で、合計約3,700円以上。ヒエーって感じ。そこまでになると、いくら社員が一緒だとしても、簡単には奢れませんね。
ドルで比較しても、ドジャードッグは3.99ドルから7.99ドルへ、ビールも6.75ドルから16ドル以上と、2倍程度になっています。しかし、日本人にとってはそれだけではありません。2004年4月には1ドル約108円だった為替が、今は155円前後。日本人が感じる値上がり度はさらに大きくなります。
そして何より驚くのが、2004年には3泊5日のロサンゼルスツアーが29,800円でも売れ残っていたのに、今では航空券だけでも安くて10万円を超えること。しかも当時は現地で無料でもらえたドジャースの観戦チケットも、今となってはもちろん普通に購入しなければなりません。
そんな何でもないことの価格を比べてみるだけでも、この20年あまりで広がった「日米格差」が見えてくるような気がしますよね。
今の日本人にとっては、海外は遠い場所になってしまったような気がします。そして、この遠ざかり方と全く逆に「日本近くて安いな!」と感じているのが外国人なのではないでしょうか。そう考えると、外国人に「MotoGP日本グランプリへ来い!」ってプロモーションをやればいいのにと思っている私です。
幸いにして、今週末は関東では4ヶ月ぶりに雨の降らない週末となりました。それでは、本日の決勝レースをしっかり楽しみましょう。
MotoGPクラスの全車にタイヤを供給しているミシュランが、現在モビリティリゾートもてぎで開催されている2026 MotoGP第16戦日本GPにおいて、決勝レースでの「リア・ソフトタイヤ」の使用を禁止するという異例の措置を決定しました。理由は、昨日10月3日に行われた12周のスプリントレース。ソフトタイヤを選択した複数のマシンでリアタイヤの温度が極端に上昇し、深刻なブリスタリングが発生しました。
ブリスタリングとは、タイヤ内部に過剰な熱がたまることでゴムに気泡が生じ、表面が水ぶくれのように膨れたり、剥がれたりする現象です。
実際、ホルヘ・マルティンやフランチェスコ・バニャイアのタイヤにはかなり深刻な症状が確認され、バニャイアはレース終盤にピットへ戻ることになりました。
そして問題なのは、本日の決勝レースがスプリントの2倍となる24周で行われることです。
ミシュランはスプリント終了後にタイヤとデータを分析。その結果、決勝ではリア・ソフトタイヤを使用不可と決定しました。
決勝でライダーが使用できるリアタイヤは「ミディアム」または「ハード」となります。ただし、ミシュランは耐熱性を高めた構造の「ハードタイヤ」の使用を強く推奨しています。
ここでさらにややこしいのが、ソフトだけが問題だったわけではないことです。
スプリントでミディアムを選択したジャック・ミラーのタイヤにもブリスタリングが発生しています。一方、同じミディアムを使用したマルコ・ベッツェッキには大きな問題が出ておらず、マシンの特性やセッティング、ホイールスピン、ライディングなどによって症状にはかなり差があったようです。
また、推奨されているハードタイヤも万能というわけではありません。今回用意されている耐熱性を重視したハードタイヤは、オーストリアGPでも使用されたタイプで、ドゥカティ勢などにとって必ずしも得意なタイヤではありません。
今年のもてぎは路面が全面的に再舗装され、グリップが大幅に向上しています。ミシュランも、新しい路面、高い路面温度、そして非常に速かったスプリントのペースが組み合わさり、リアタイヤに想定以上の熱が入ったことを原因として挙げています。
とはいえ、同じ新舗装のもてぎでは全日本ロードレースも開催されています。もちろんMotoGPとはマシンのパワーもタイヤも速度域も違うため単純比較はできませんが、MotoGPのスプリント、それもわずか12周でタイヤにこれほど深刻な症状が発生し、翌日の決勝で急遽ひとつのコンパウンドを使用禁止にしなければならなくなったという事実を見ると、「ミシュラン、大丈夫か!?」と思ってしまうのも正直なところです。
しかも各チームにとって問題なのは、推奨されるハードタイヤを今週末ほとんど試していないこと。そのため、決勝当日朝のウォームアップセッションは、通常の10分間から20分間へ急遽延長されました。各チームはこの20分間でハードタイヤを評価し、マシンを合わせ込み、その数時間後には24周の決勝レースを走らなければなりません。
タイヤ選択が勝敗を左右するMotoGPですが、今回の日本GPはいつも以上に「タイヤ」がレースの行方を大きく左右することになりそうです。
そして、こうしたレース展開で期待したくなるのが小椋藍選手です。
小椋選手はタイヤをいたわりながらレース後半までペースを維持するタイヤマネジメントに定評があります。24周という長い決勝で、しかもリアタイヤの温度管理が大きなテーマとなれば、その強みを発揮できる展開になるかもしれません。
日本GPという舞台で、この異例のタイヤ問題を小椋選手がどう味方につけるのか。決勝レースの大きな見どころになりそうです。
2026年09月26日 03:35
昨日13時過ぎには岡山国際サーキット入りしまして、各クラスの走りを堪能させていただきました。日曜日まで滞在の予定でしたが、チームの皆さんに託して現場を離れます。このサーキットは、私にF1の運営をやらせてくれた素晴らしい場所です。2回しか開催されませんでしたが、2回ともウェルカムレセプションのプロデューサー&ディレクターを務めさせていただきました。
F1をFISAやFOCAが運営していた時代で、FOCAのメディアデレゲーション担当をマーティン・ウィテカー氏がやられている時代でした。
電通西日本の岡山支社にいたのは、ほんの3年半でしたが、その間にF1・セリーグトーナメント・プロ野球日米OBドリームゲーム・長野オリンピック等と様々なスポーツマーケティングに、要職で関わらさせていただいたことに感謝です。
それまではJリーグ(ガンバ大阪)・大阪国際女子マラソン・ダイキンオーキッドゴルフ・公営競技ビッグレースイベントといったものに、単なる1スタッフとして参加していただけの私にとって、大きく成長するキッカケを作ってくれました。
また岡山県の県北という場所は、私にとって思い出深い山田養蜂場というお得意様とのお仕事の場でもありました。山田社長の素晴らしい着眼点と先を見る能力に脱帽しつつ、一緒にお仕事させていただいたのも感謝しております。
またこの場所に寄せていただきますし、今日の予選そして明日の決勝に至るまで、魂は置いていきます。参加する全ての方々にとって、素晴らしいレースになることを祈っております。
2026年09月20日 05:44
全日本ロードレース選手権に長年トップライダーとして参戦し続けている名越哲平(SDG Team HARC-PRO. Honda)選手が、2026年シーズン限りでの現役引退を発表しました。まだ29歳と若く、今年も表彰台に上がる活躍を続けているだけに、あまりにも早い引退表明に驚きました。報道によると、昨年の全日本ロードレース選手権第5戦オートポリスラウンドで負ったケガの影響が大きく、最終的に引退を決意したとのことです。
名越選手は2015年から全日本ロードレース選手権ST600クラスに参戦。ちょうどその年、MOTO BUMから榎戸育寛選手を参戦させていたこともあり、榎戸選手を見る際には、常に同世代の名越選手の活躍が刺激になっていました。
2015年は榎戸選手がランキング9位、名越選手が15位。そして翌2016年には、榎戸選手がST600チャンピオンを獲得し、名越選手もランキング3位まで躍進。2人とも短期間で一気にトップライダーへと成長していきました。
その後、榎戸選手はJ-GP2へステップアップ。一方の名越選手もST600からJ-GP2へと進み、2018年にランキング3位、そして2019年にはついにJ-GP2年間チャンピオンを獲得しました。
榎戸選手は2023年を最後に年間フル参戦からの引退を発表しました。その時も「まだ早いのに」と寂しく感じたのですが、今度は長年その榎戸選手と競い合ってきた名越選手まで、29歳で現役を退くことになりました。
私にとってこの2人は、単に全日本で活躍していたライダーというだけではありません。2015年のST600時代から、榎戸選手を追いかけていると必ずそこに名越選手がいて、順位表を見ても、予選を見ても、決勝を見ても、ずっと気になる存在でした。
だからこそ、名越選手の引退は一人のトップライダーが去るという以上に、ひとつの時代が終わっていくような寂しさを感じます。
そして、もうひとつ寂しいことがあります。2026年シーズン限りでの引退を表明している中須賀克行選手も、名越選手と同じ「目玉ヘルメット」のライダーです。
全日本ロードレースを見ている人なら、サーキットを走るマシンを遠くから見ても、ヘルメットの大きな目玉で「あ、中須賀選手だ」「名越選手だ」と分かるほど印象的なデザインです。
もちろん、2人のキャリアはまったく違います。長年JSB1000の頂点で戦い続けてきた中須賀選手と、まだ29歳で、これからもトップカテゴリーで活躍し続けると思っていた名越選手。その2人が、同じ2026年を最後に全日本のグリッドから姿を消すことになります。
榎戸育寛選手が年間フル参戦を終え、今度は名越哲平選手、そして中須賀克行選手まで。私にとっては、ひとつの時代が終わるというだけではなく、全日本ロードレースの景色そのものが変わってしまうような感覚があります。
来年、スターティンググリッドを眺めた時、「目玉がいない」。その時になって初めて、本当に引退したんだなと実感するのかもしれません。
とはいえ、まだ2026年シーズンは終わっていません。最後のチェッカーを受けるその瞬間まで、名越哲平というライダーの走り、そして見慣れた「目玉ヘルメット」を、しっかり目に焼き付けておきたいと思います。
2026年09月07日 07:15
復活した通称「鈴鹿4時間耐久レース」、正式名称「2026 ブリヂストン鈴鹿4時間耐久ロードレース」が終わりました。公式結果はコチラ(リンク)になります。タイトルスポンサーの株式会社ブリヂストン、大会協賛の本田技研工業株式会社、鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランド株式会社をはじめとする、様々な皆様のご協力によって大会を開催・運営していただいたことに、大変感謝しております。
レースはドライコンディションからレインへと変化し、最後はヘビーレインの中、セーフティーカーが導入された後に赤旗終了というものになりました。また、各チーム&ライダーにも、悲喜こもごも様々なドラマがありました。それらにつきましては、各種公式広報やブリヂストンからの発表に任せたいと思います。
私どもヒポポタマスでは、従来から本レースが持つ主旨の1つでもある「若手育成や発掘の場とする」という点に賛同し、このレースが復活するという発表と同時に、「何かやりたい」とこのブログに書きました。
今回は、モトバムレーシングのご協力により、3台(12号車/64号車/93号車)のエントリーが実現したわけですが、全日本ロードレース選手権にモトバムから出場する4名のほかに、他カテゴリーで走る若いライダー2名にも参加していただきました。
レース結果はさて置き、どのライダーにとっても、鈴鹿サーキットで600ccマシンを集中的に走り込むという機会は貴重な経験だったと思います。そもそも普段はロングランする機会自体がなかなかありませんので、今回の経験を、それぞれの成長の糧にしていただければと思います。
また今回、モトバム卒業生のレジェンド(おじさん?)ライダー2名が「クラブモトバム」(1号車)という名称で出走し、ピットを共にしていましたので、そのベテランライダー達のサーキット内での過ごし方やレースへの向き合い方、そして実際の走りにも、若い6名は学ぶところが多かったのではないかと思っております。(ちなみに総合4位完走/4Hクラス3位表彰台)
このレースウイークについては、私も含め全メカニック(50代から60代の9名)は弊社負担でホテル泊とさせていただきました。いつもは全員車中泊なのですが、先週がもてぎ本番、来週が岡山テスト、再来週が岡山本番というタイトスケジュールでしたので、せめてもの休息といった形でした。
結果的には4台すべてが何らかのクラスで表彰台に上がることができ、ブリヂストンの赤い帽子を手にすることができました。ご褒美はなんでもうれしいものですが、表彰台土産をいただけたことにも感謝です。きっと各ライダーの思い出になることでしょう。
各ライダーは全員アマチュアですから、それぞれに本職がありますので、今日は学校や会社へ行くことになります。そこはもちろん、かくいう私も同じです。「遠足はおうちに帰るまでが遠足」と言いますが、レースも無事に帰って、さらに日常に戻るまでがレースです。さあ現実に戻りましょう!参加された各チーム&ライダーの皆さんも、本当におつかれさまでした。
今回、復活した鈴鹿4時間耐久レースに参加して改めて感じたのは、こうしたレースが存在すること自体の大切さです。
若いライダーにとっては経験を積み、先輩から学び、次のステージへ進むための場所になる。一方で、かつてこのレースを走った人や、年齢を重ねてもなおレースを続けている人にとっては、もう1度鈴鹿4耐に挑戦できる場所でもあります。
実際、今回も若いライダーからベテランライダーまで、様々な世代が同じ鈴鹿サーキットで4時間耐久レースを戦いました。
速さや順位だけではなく、若手には若手の挑戦や学びの機会があり、ベテランにはベテランの挑戦の場がある。それぞれの立場、それぞれの年齢で参加できることも、このレースの大きな魅力なのではないかと思います。
今回だけで終わるのではなく、この鈴鹿4時間耐久レースがこれからも続き、若いライダーの育成や発掘の場であると同時に、年齢にかかわらず「鈴鹿4耐を走りたい」と思うライダーが挑戦できるレースであり続けてくれることを願っています。
最後になりましたが、運営にご協力いただいた審判団、計時関係者、医療関係者、オフィシャルスタッフ、警備員、その他すべての関係者の皆様も、本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました。またあの場所へ行ってみたいと思っている私です。
2026年09月06日 02:08
いよいよ本日、鈴鹿4時間耐久ロードレースの決勝が行われます。
今日の鈴鹿は、朝からビミョーな空模様。時間帯によっては雨が降る可能性もあり、天候と路面状況を読みながらの難しいレースになりそうです。
4時間という長いレースの中で、いつ雨が降り始めるのか。どの程度降るのか。路面はどこまで濡れるのか。そして、どのタイミングでタイヤを交換するのか。
ライダーの速さだけでなく、チーム全体の判断力も試される4時間になるかもしれません。
もちろん、できることなら大きく天候が崩れることなく、最後まで安全にレースが行われてほしいと思っています。
ここまで準備を重ねて鈴鹿へやって来たすべてのチームに、それぞれの思いがあります。そして、このレースを走るすべてのライダーにも、ここへたどり着くまでの時間があります。
鈴鹿4時間耐久ロードレース、いよいよ決勝です。
事故なく、怪我なく、そしてすべてのチーム、すべてのライダーにとって、今日という日が素晴らしい一日になることを祈っています。
2026年09月05日 03:49
鈴鹿4時間耐久ロードレースが復活する。その話を聞いた時、私はこのブログに「ぜひ参戦したい」と書きました。
とはいえ、レースに参戦するとなれば、当然ながらそれなりの予算が必要です。その予算をどうやって捻出するのか。いろいろ考え、いろいろ調整し、なんとかひねり出して、今日この場所へ来ることができました。やっぱり鈴鹿に来て良かったです。
鈴鹿4時間耐久ロードレースは、今日が予選。そして明日が決勝です。
まずは今日の予選で、それぞれのチームとライダーがどのような走りを見せてくれるのか。そして、その結果を受けて、明日の4時間という長い決勝レースがどのような展開になるのか。今からとても楽しみです。
そして今回は、あえて「何号車の誰を応援しています」といったことは書きません。もちろん、私共のチームやライダーも、それぞれが必死に戦うことと思います。
でも、鈴鹿4時間耐久ロードレースという歴史あるレースが復活した今回は、特定の誰かではなく、ここに集まったすべてのチーム、すべてのライダー、そしてこの大会を復活させるために尽力されたすべての関係者を応援したいと思っています。
4時間という長いレースです。
速さだけでは勝てません。ライダーの技量はもちろん、マシンの耐久性、ピットワーク、チームワーク、そして運も含めて、さまざまなものが試されるのが耐久レースです。
だからこそ、最後まで何が起こるか分かりません。
まずは今日の予選が無事に終わり、そして明日の決勝も大きな事故なく、すべてのチームとライダーにとって素晴らしいレースとなりますように。
そして何より、復活した鈴鹿4時間耐久ロードレースが今回限りのものではなく、来年も、再来年も、その先もずっと続いていくレースとなりますように。
そんなことを願いながら、今日は予選を、そして明日は4時間の戦いを鈴鹿で見届けたいと思います。
2026年06月03日 19:42
先日、九州のオートポリスで開催された全日本ロードレース選手権J-GP3クラスでは、尾野弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)と高杉奈緒子選手(TEAM NAOKO KTM)によるトップ争いが最終ラップまで続く見応えのあるレースとなりました。結果としては尾野選手がトップでチェッカーを受け、高杉選手も自己最高位となる素晴らしい走りを見せました。
表彰式もその順位で行われましたが、その後に発表された正式結果では尾野選手が失格となり、高杉選手の優勝という形に変更されました。私はその話を聞いたのがサーキットを離れる直前だったため、当初は詳しい事情を把握していませんでした。
その後、尾野選手が所属する7Cから経緯についての発表がありました。それによると、ゼッケン75番からの抗議を受けて再車検が実施され、その結果、車両規則違反が確認されたとのことです。
違反内容はフロントフェンダーに関するもので、「フロントホイールスピンドルを通る水平線から上と前に45度で引かれた線の前に出てはならない」という規定に抵触していたとされています。7Cの発表によれば、実測では40度だったとのことです。
もちろん規則違反があったのであれば裁定そのものは尊重されるべきですが、一方で失格という最も重い処分については厳しい印象を受けたのも事実です。
今回のレースは最後まで手に汗握る攻防が続いた素晴らしい内容でした。それだけに、実力で2位フィニッシュを果たした高杉選手に対する評価は何ら変わるものではありません。
しかしながら、レース後の裁定によって結果が覆る形となったことに、どこか複雑な思いを抱いたファンや関係者も少なくないのではないでしょうか。
7Cの坂井社長は発表の中で、以下のように述べています。
「この後の方法としては控訴も考えましたが (中略) いたずらに正式結果を引き延ばすのはいかがなものかと考えて結果を受け入れることにしました」
納得できない部分があったとしても、最終的には裁定を受け入れるという判断は重いものだったと思います。
今回の件については様々な意見があるでしょう。しかし、次のレースでは全選手がルールの範囲内で全力を尽くし、その結果を誰もが気持ちよく受け止められるような週末になることを願っています。
Number Web記事「音のない世界で一人で走っている」49歳で全日本ロード初の女性ウィナーとなった難聴のライダー・高杉奈緒子のレース人生
PS) 高杉選手へのサポート活動もあしかけ18年になりました。8耐で予選落ちした2008年が去年のように思える自分が怖いです。
台風がやってきて、東京は先ほどから結構な風雨になっております。事務所が五反田でして、ここは目黒川が氾濫するとえらいことになるので、台風が通り過ぎるまで自宅待機のため、ちょっとブログ記事をいくつか書きたいと思います。先日、全日本ロードレース選手権の事前テストで東京とオートポリスを往復する機会がありました。
オートポリスは大分県にあるサーキットですが、実際には熊本空港を利用する関係者が多い場所です。私も現地入りのため航空券を探していたのですが、直前までスケジュールが確定せず、予約できたのはかなりギリギリでした。
そこで各社の航空券を検索してみると、JALやソラシドエアは片道1万2千円から3万円程度。それに対してジェットスターは成田発着ではあるものの、片道約7,000円でした。
ちなみに私の家から成田空港への始発は(徒歩30分の)大崎駅4:45発/空港第2ビル6:12着で1,623円。羽田空港への始発は(徒歩15分の)戸越駅5:14発/羽田空港5:51着で541円です。
「ちょっと時間かけて成田へ行けば安くなるならお得だ」と思い、5月20日に熊本へ入り、22日の最終便で成田へ戻る予定で予約を組み、当初の往復航空券代は約1万5千円でした。
ところが天気予報が大きく崩れます。20日の午後から雨が降り始め、21日も回復が見込めないという予報。急遽予定を変更し、20日の15時になって、同日の最終便で東京へ戻る日帰り出張へと変更しました。
当初予約していた復路便は使わなくなり、約7,000円が無駄になりましたが、その日の帰りの便を新たに手配した費用や変更手数料などを含めても、最終的な往復航空券代は30,770円でした。
もちろん安い金額ではありません。しかし、直前予約で大手航空会社だけを利用していた場合の片道料金より安いのですから、本当にありがたい存在です。
日本で格安航空会社が身近になったのは、1998年にスカイマークが就航した頃からではないでしょうか。あれから多くの航空会社が参入し、また姿を消していきました。
特に印象に残っているのがスカイマークです。
2011年にはエアバスの超大型旅客機A380を6機発注。さらに2013年にはA330-300を10機導入すると発表し、2014年には運航を開始しました。
A330-300は巨大な機体に全席グリーンシートという豪華仕様。当時は客室乗務員の制服に超ミニ丈のワンピースを採用し、「航空会社らしくない」と賛否両論を巻き起こしたのを覚えています。
ただ、その後はA380導入計画が頓挫し、エアバスとの契約解除や違約金問題なども重なって業績が急激に悪化。翌2015年には経営破綻してしまいましたけどね。
それでもスカイマークは再建を果たし、現在も空を飛び続けています。そしてピーチ・アビエーションやジェットスター・ジャパンなど、多くのLCCが今も利用者の移動を支えてくれています。
レース遠征、イベントの下見、打ち合わせなど、移動が多い仕事をしていると、飛行機代の差は積み重なると非常に大きな金額になります。私自身もこの恩恵を何度も受けてきました。
実は近々ソウルでの打ち合わせも予定していますが、こちらも利用するのはLCCです。料金は往復で4万円弱。少し前なら国内線並みの価格で海外へ行けるなど想像もできませんでした。
もちろん、サービス面では大手航空会社に魅力がありますし、荷物や座席指定の追加料金には注意も必要です。それでも、移動手段として割り切って考えれば、LCCがもたらしてくれた恩恵は非常に大きいと感じています。
遠征先の選択肢を広げ、出張のハードルを下げ、思い立った時に行動できる自由を与えてくれる。私にとってLCCは、もはやなくてはならない存在です。
利用者としては、これからも各社が元気に飛び続けてくれることを願うばかりです。そして私自身も、上手に使い分けながら積極的に活用していきたいと思います。
みなさんはLCCって利用されていますか?良い活用法があればお教えください。
2026年05月08日 07:46
2021年に東北の自動車整備会社でお座敷バイクとして屋内に置物となっていた物をオークションで落札しました。そしてまたオークション(リンク)で手放します。実際はバラバラにしてパーツ販売しても余裕で70万円以上になるし、レース用としてHRCからDream50Rが販売されていたので、それをお持ちの方が「売るなら買いたい」とも言ってくれてはいるのですが、倉庫整理と資金見直しのためにお金に変えます。
経年劣化箇所が多数ありますが、バイクとしては屋外に放置されたことも無く、販売されてから何十年間も各所の倉庫に置かれていただけのバイクです。
自分ではうつ病では無いと思っていますが、昨年人間ドックで体調不良を指摘されて以降は感情の起伏コントロールが難しく、時間と仕事に追われ何の整備もする時間が取れなくなったので、5年間の車庫賃料だけでも50万円以上ですが、35万円スタートで売りに出してます。
現状販売なのでノークレーム・ノーリターンでお願いします。とはいえ素性は明らかなので、もしこのブログ読者の方が購入され、その後に問題があった場合はお申し出ください。「ふーん」と言わせていただきます。
知り合いに落札され、売った後に「サーキットで大破させた」とか「全部ピカピカにして海外に売り飛ばした」とか「バラバラにして部品販売で50万円儲けた」とか教えていただくのも素敵だなと思っております。
売却したお金は、しっかり鈴鹿4時間耐久レースの費用として活用させていただきます。
以下はヤフオクのコメントと同じです。
コロナの最中で、イベント業務が皆無となってヒマだったので、バッテリー/タイヤ/ブレーキオイル/エンジンオイルを入れてエンジンがかかる状態にし、その後何度か走行させました。
でも、ここ2年間はエンジンをかけることも無く屋根付き倉庫に置きっぱなしです。
ずっと手元に置いておきたかったのですが、放置しているのはバイクが可哀そうすぎるので手放します。
古いバイクですので整備が必要です。タンク内は、上から見る限りはサビていません。キャブ車ですし、古いガソリンも入っていると思いますので、それを抜いてキャブを軽く整備すれば普通にエンジンがかかると思います。
「エンジンかかりますか?」と聞かれても整備する時間が無いので答えられません。ご自身で整備して乗り出せる方にご購入いただきたいです。現車確認ご希望の方は、東京都品川区小山2丁目で確認可能です。
バラバラにしてエンジンやフレームやタンクとして出品しても合計50万円は余裕で超えると思いますが、35万円スタートでオークション出品させていただきます。
現在自走出来ません。車での引き取りもしくは陸送手配をお願いします。
以下は整備した5年前の動画です。
2026年05月02日 03:26
ネットメディアの「AUTOSPORT web」に驚きの発表がありました。なんと先日の全日本ロードレース選手権SUGOラウンドの最高峰JSBクラスで2日続けて優勝したTeam KAGAYAMAが今年のコカ・コーラ鈴鹿8時間耐久レース(以下鈴鹿8耐)への参戦を休止するそうです。報道によると「シリーズチャンピオン獲得に全力を集中する」ということですが、今年開催されたJSBクラスの全3レースすべてで水野涼選手が優勝している状態。5月12日・13日には鈴鹿8耐へ向けた公式テスト"Suzuka Test Session"の開催が迫っていました。
例年の鈴鹿8耐といえば夏休み序盤での開催が当たり前で、観戦側はプールで泳いだり遊園地で遊んだりしながらレースを楽しむのが当たり前でしたが、今年は7月5日決勝と梅雨のど真ん中での開催になるので観る側も大変ならやる側も大変。
開催が前倒しされたのでテストも前倒し。とはいえ今月末5/29〜31に全日本ロードレース選手権オートポリスラウンドがあり、5/19〜22は公式テストなので九州に2回行く必要があります。ゴールデンウイーク明け早々の8耐テストは結構厳しいスケジュールでした。
実際、鈴鹿サーキットのサイト(リンク)でもまだテストに参加するチームが公開されておらず、観戦する側も「誰が出るか分からないけどホテルは予約」って方が多いと思います。まだ参戦ライダーが決まって無いチームの中には参戦見送りってのもあるかもと思ってはいました。
Team KAGAYAMAの監督兼オーナーである加賀山就臣氏は世界で活躍したレジェンドライダーで、2024年からは世界スーパーバイク選手権で活躍していたドゥカティのワークスマシン「パニガーレV4R」を全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスに投入。
しかもドゥカティワークスは参戦していない耐久レースにも関わらず鈴鹿8耐仕様のマシンを仕上げ、初年度からいきなり4位に入る活躍を見せました。燃費も難しければ各部品の耐久性も厳しかったと思いますが、スゴイことですよ。
ただ昨年は全日本ロードテスト中に大クラッシュ。マシンが全焼し、クラウドファンディングで資金を集めてなんとか鈴鹿8耐参戦を実現させていました。昨年の時点でまさに満身創痍状態であり、当時は「来年はどうするんだろう」と思っていました。
今年のマシンは昨年までのドゥカティワークスマシンそっくりの赤と黒のカラーリングとは異なり、ハルクプロさんソックリのSDGカラーになっており、いろいろスポンサー構成も変わってきているのでしょう。レース参戦を継続するのは大変ですよ。
全日本ロードレース選手権のJSBクラスでプライベーターがチャンピオンなんて奇跡的ですから、もちろんそちらを優先されるのは当然ですし、ぜひともチャンピオンを取っていただきたいと思います。
それもそうですが、お金も時間も潤沢にあれば鈴鹿8耐だって出場していたでしょうから、大きなスポンサーがバイクレース業界に次々と舞い込んでくるような環境になることを祈っております。
最後になりましたが、鈴鹿8時間耐久レースを自社のPRに活用したいというスポンサー様はいらっしゃいませんでしょうか。今でしたらチームとして今年のレース参戦も可能です。ご希望の方はメールにて連絡いただければと思います。
ぜひともオートバイロードレースを皆様のプロモーションにご活用ください。
5月国内メジャーレーススケジュール)
・5/3(日)〜4(祝):SUPER GT 富士
・5/9(土)〜10(日):D1 愛知セントレア
・5/12(火)〜13(水):鈴鹿8耐公開テスト(二輪)
・5/16(土)〜17(日):FORMULA DRIFT 鈴鹿ツイン
・5/19(水)〜22(金):全日本ロードレースオートポリステスト(二輪)
・5/22(金)〜24(金):SUPER FORMULA 鈴鹿
・5/27(金)〜31(日):全日本ロードレース オートポリス(二輪)
・5/28(木)〜31(日):ラリージャパン
2026年04月25日 05:12
一昨日の業務終了で宮城県に移動しまして、昨朝からスポーツランドSUGOに寄せていただいています。本日からゴールデンウイーク突入ということでホテルの料金が結構なレベルに達しているので、日替わりでペンション等に宿泊しております。
サーキット内駐車場で移動用車両内に泊まろうかと思ったのですが、最低気温が仙台市でも連日7度以下で、サーキットは5度以下予報。先ほど4時の時点で3度との報告がありました。現地で泊っているライダー達は極寒の中で戦ってもおります。
本日は朝から予選になりますので、6時には宿を出て現地へ向かいます。本日もよろしくお願い申し上げます。(リンク)
2025年11月17日 06:02
ホンダドリーム店から11月14日に「CB1000F」が発売開始となりました。カウルなどが付く「CB1000F SE」は来年1月16日発売開始なのですが、まずは実車を見てみようとホンダドリーム世田谷へ行ってみました。言わずと知れた往年の「CB750F」を現代に蘇らせたようなマシンで、伝説になったのは世界的にはレーシングライダーのフレディスペンサーがアメリカAMA時代に操っていたという話しでしょうが、日本では漫画「バリバリ伝説」で主人公の巨摩郡が乗っていたことでしょう。
試乗&展示車の色はシルバー/黒でしたが、全体のフォルムからにじみ出るオーラはまさにCB750/900Fのまま。50代以上のオジサンキラーですなー。しかも車両重量214kgとは思えないほど軽い。たぶん車体バランスとスタンド位置が良いのでしょう。
エンジンはCB1000RRに乗っていたので馴染みのある物ですが、しっかりトルク方向にデチューンされてます。そしてエンジン音がノーマルマフラーなのに図太いのですよ。これ、エンジンかけてもらったら注文書直行って感じです。
なお、CB1000RRではオイルフィルターを替えるのにカウルとマフラーを外す必要がある変態設計でしたが、CB1000Fはちゃんとマフラーの配管がよけてくれているので大丈夫です。
私はメーターがフルカラー液晶になっているのが良いと感じましたが、ディーラーの方は「昔の丸型2つメーターが良いと言う方もいる」的な話しをされてました。
マフラーをモリワキのショート管にして、ハンドルはスペンサー風にアップハンドルのままで行くか、セパレートにしてバリバリ伝説を目指すかって感じですが、買うならセパレートのアップですかねー。そしてポジション調整可能なバックステップにしつつ、サーキットは走らないのであまり上げず&後退させずで乗りたいかと。
外観的に二眼式メーター風になるバレットタイプメーターカバーは、今年の鈴鹿8耐でTSRさんが展示していて、ホンダ純正オプションとして販売されるらしいので今後に期待。
すでにデリバリー開始で先週納車って方もいましたが、税込価格が1,397,000円と格安でしたので人気殺到していると思われます。ただ今は寒いので来年の春に乗り出せたらいいなーなんて事も思ったりして・・・。
20万円ほど高いSEモデルには「ヘッドライトカウル」「ラジエーターグリル」「グリップヒーター」「クイックシフター」「専用カラーステッチシート」が付いて来るのですが、ヒーターとシフターだけ欲しいので、普通モデルにオプション装着で良いかと思ったりしてます。
最近は毎年のようにバイク価格が上がるので、欲しい人は今のうちに申し込むのが良いのだろうと思いつつ、さすがに「150万円するバイクが必要か?」と自問自答しております。見たら欲しくなるかと思いますが、一見の価値ありと思いますので、お近くのドリーム店へ行ってみてください。

2025年11月09日 05:58
昨日は朝9時過ぎから鈴鹿へ移動してNGK杯の予選を観戦して来ました。なんといっても見ごたえあったのがINT ST600クラス。伊達悠太選手、長尾健史選手(長尾謙吾選手じゃないっすよ)、亀井雄大選手のトップ3争い。亀井選手がST600でどの程度走るかにも興味ありましたし、久々の長尾健史選手の走りにも興味ありましたが、圧巻だったのが伊達悠太選手のコースレコード!全日本の荒川コータ選手の記録を上回りましたからね。
どのクラスも見事な走りで、かなり良いタイムが出ていたので、コースコンディションが良かったのでしょうが、それにしても皆さん素晴らしい走りでした。
あと、今回はエントリーしていたもののMFJ-GPで背骨骨折により欠場となった吉廣光選手ですが、鈴鹿中央総合病院で手術を受け、無事成功して歩けるようになったとの報告もありました。こちらも良かった。
帰る前に鈴鹿レース関係者にとって中華料理の代名詞となっている「破天荒」で、こちらも名物のロース飯定食(ロース飯,焼餃子,ミニ麻婆豆腐,スープ)をいただいて帰ってきました。
もちろん若手の可能性ある方々の走りもしっかり見てきましたよー。それについてはココには書きませんが、つねに地方選には注目しております。関係者のみなさんは、明日の決勝も頑張ってください。

2025年10月26日 08:51
MotoGPでの不振が続くホンダ&ヤマハについてなんですが、例えば全日本ロードレースにMotoGPクラスを設定して、本物のレースシーンで本気の開発をするってのは無い話しなんですかね。2社が新旧マシンを各2台用意して、ホンダワークス2台、ヤマハワークス2台、ホンダサテライト2台、ヤマハサテライト2台の8台が揃ってくれれば盛り上がると思うんですけどねー。サテライトはホンダがSDGハルクプロ1台とアステモ1台。ヤマハはヤマルーブ2台って感じですかね。
昔は全日本にも500クラスがあって、YZR500やNS500が走り回ってたんですけどねー。中山サーキットにまで500クラスありましたからねー。実現してくれることを祈ってます。

2025年10月21日 06:47
全日本ロードレースでハルクプロから参戦して2003年にGP125チャンピオン、2005年にGP250チャンピオンを獲得し、あっという間に世界へ挑戦した青山周平選手(31期・伊勢崎)が、戦いの場をオートレースへと移したのは2011年。そして昨日、とうとう1000勝目に到達しました。今年夏に14年を迎え15年目の活動を開始したばかり。史上最速での1000勝。それも千葉県出身だが船橋オートが無くなった今は伊勢崎オートが地元。そこでの3日間を全て1着で決勝進出しての記録達成。さすがです。
世界グランプリ挑戦中に契約金が支払われず生活に困って自宅の市原市にあるラーメン屋「麺や紅丸」でアルバイトをしていたのがライディングスポーツ誌に掲載された際、応援を兼ねてラーメンを食べにいったのが昨日のように思いおこされます。
お兄さんの博一さん同様にアルベルト・プーチ氏の指導を受け、ヨーロッパでの活動をしている中での不幸なシート喪失や契約金の回収不能といったことに陥りながらも、自らの力で新しい道へ挑戦し大きな金字塔を築いたのは素晴らしい事だと思います。
レース車両は所属したハルクプロに敬意を表してか初心を忘れないという決意の表れかハルク。これからも勝ち星を重ねてもらいたいと思ってます。なお、元SMAPのオートレーサー森且行選手は25期で6期先輩となります。

2025年10月05日 03:58
自民党総裁選挙で高市早苗さんが勝利。この結果、日本は歴史上はじめての女性首相を誕生させることになります。韓国には遅れをとりましたが、アメリカよりも先に女性トップを誕生させられたのは素晴らしいことだと思います。一時は現在の東京都知事である小池百合子さんがその座を射るかに思えた時代もありましたし、それ以前には野田聖子さんがなりそうな雰囲気もありました。ただ、小池さんは民主党をぶっ壊して終わ医、野田さんは郵政選挙で追放されて消えるという憂き目にあっていました。
高市さんはコテコテの関西人ですので、これで総理と東京都知事が女性関西人という奇跡のシフトが組まれることになります。どちらもキャスター出身ですが、小池知事とは異なり学歴には問題無いのでそこもポイント高め(レベルが低すぎるが)ですね。
神戸大学ご在学中の80年代前半はヘビメタバンドのドラム。当時の私の家は神戸大学正門から徒歩5分の場所だったので、ほぼ全ての学園祭に足を運んでいて、ラウドネス/44マグナム/アースシェイカー/ラジャスといった和製ヘビメタ全盛期だったこともあり、多くのヘビメタバンドをみさせていただいて、その雄姿に接する機会もありました。
素晴らしいことにバイク好きの阪神タイガースファン。今までは選挙区が奈良だったので応援する場面はありませんでしたが、総理ともなれば応援しない手はありません。ぜひ来年の鈴鹿8耐はスタートorチェッカーのフラッグを振ってもらいたいものです。
なぜ勝てたかの分析については結果が出てから事前に分かってたフリする報道関係や政治記者&評論家におまかせするとして、国慶節の大型連休で久々に都内にも大量の中国人が来訪されているのですが、その方々が「日本は懐かしい中国の香りがする」とまで言われるに成り下がった日本を、政治的機運を盛り上げて昔のように輝ける国とする第一歩を築いてもらいたいと思います。
とはいえ男尊女卑の極みといったアメリカ大統領と対峙しないといけないし、衆参共に与野党逆転状態なので連立の枠組みを構築しないといけないわけでイロイロ大変だと思いますが、品川区の関西人かどうかも分からん60前のオッサンに言われることじゃないでしょうから、この件はこのへんで終わりにします。
そんなことはさて置き、私は全日本ロードレース選手権岡山ラウンドをお休みして、地域の親子を引率させていただき、千葉県でキノコ採りと落花生掘りをさせていただきます。
2025年09月21日 06:15
ボルドール24時間レースの会場で、来年2026年のオートバイ世界耐久選手権の年間カレンダーが発表になりました。問題は第3戦として予定されている鈴鹿8時間耐久ロードレース第47回大会で、なんと7月5日となっています。これはさすがに梅雨のど真ん中だし夏休みにも入っていないので、このスケジュールでの開催は鈴鹿サーキット側が飲んだんですかねえ。
しかも例年は2回開催される公開合同テストが6月中旬と5月中旬になると、全日本ロードレース選手権の日程も結構な影響を受けますし、参加資格を賭けたトライアルも鈴鹿2&4と鈴鹿サンデーの初戦だけになるのかもしれない感じ。
そもそも日本の夏が暑すぎるとしてスケジュール変更が検討されていたのは知っていましたが、7月上旬だと暑さは変わらないのに雨は降ると言う二重苦間違いなしなわけで、かなり難しいレースとなりそうです。
そんなことより、伊藤元治選手がボルドールの予選1でのオイルによる転倒で負傷してドクターストップになったとの連絡が入っているので少し心配しております。とはいえ元気らしいので、帰国後に状況を聞かせてもらいます。
2026FIM世界耐久選手権(EWC)カレンダー(9月19日発表時点)
Round /Race/Country /Day
第1戦 /ル・マン24時間/フランス /4月18〜19日
第2戦 /スパ8時間/ベルギー /6月6日
第3戦 /鈴鹿8耐/日本 /7月5日
第4戦 /ボルドール24時間/フランス /9月19〜20日
2025年08月25日 06:18
じつは本年は全日本ロードレース選手権や鈴鹿8時間耐久レースの現場へ行けておりません。車のレース現場へは足を運んでいるのですが、スケジュール的に合わず、東日本大震災のあった14年前以来のお休み度合いとなっております。今回のもてぎラウンドも参加できませんでした。これは品川区青少年委員会のビッグイベントであるジュニアリーダー教室のサマーキャンプがあるためで、大切な生徒さん達を100名以上引率するボランティア活動のため、全日本ロードレース選手権をお休みさせていただきました。
幸いにもネット中継で見る事ができるので、全く見ていないというわけではないのですが、年を経るごとに地域での役割も増してきて、個人的な仕事や趣味に投じられる時間が激減してきました。来月も祭礼があるので、サーキットへ行けるかどうかビミョーです。
昨日はサマーキャンプの積み込み作業でした。テント・テーブル・イス・クーラーボックス・調理用品・シュラフ・・・と積み込む内容はレースとほぼ同じですが、唯一違うのがバイクを載せないと言うことぐらいでしょう。
現在東急電鉄沿線によくあるそば屋「しぶそば」で、東急電鉄のゆるきゃらである「のるるん」の描かれたチーズが1枚追加してもらえる「お子様向けのるるんカレー」キャンペーンが開催されています。
今朝はこの広告を見ながら「これは大人でも注文して良いのだろうか?」と思いつつ普通の生活に戻れたことに感謝しております。
2025年03月31日 05:08
2025年03月28日 06:51
その昔、今でいうMotoGPの最高峰クラスで、日の丸の貼られたマシンで毎レーストップ争いをしていた片山敬済(かたやまたかずみ)さんというライダーがいまして、高校3年間はずーっとこれに魅了されました。学校の近所に金谷秀夫さんという伝説的GPライダーが経営するバイク屋「YSP六甲」があって、そこは店番でテレビの「ガチンコ バリバリ伝説」のコーチ役で有名になった藤本泰東さんがいたり、店の中にはYZ750が飾ってあったり、ヤマハワークスの関西拠点みたいな場所でした。
この店には他地域に住んでる人なら雑誌の中でしか見られない伝説の人物がウロウロしていて、そんな中で登場したのが片山さんでした。まーそれはそれは緊張したのですが、今考えると金谷さんのほうがパイオニア的に偉大なライダーだったわけで、金谷さんの前でも緊張しないといけなかったんですけどね。
その頃はヤマハのケニー・ロバーツとホンダのフレディ・スペンサーが常にチャンピオン争いをしていて、そこのバトルに片山さんもからんで運が良ければ表彰台ってレースが多かったんです。そこでトップ2人のライダーについて質問したら回答が超意外でした。
「フレディーのタイヤは同じミシュランでもぜんぜん違って格上。僕のは格下なんだけど、ケニーのもダンロップで格下のだから、あんな感じで頑張ってスゴイってのを見せて格下の中でもエエのんもらわないとダメなのよ。」
「ケニーは一番いいタイヤを出してくれと常にいってて、独走優勝の時とかもらってる時もあったと思うけどね」と言うわけですよ。
念のために書きますが、レースでは今でもタイヤが大きな要素でして、一番いいタイヤはお金で買えません。限られた人にだけ供給されるのです。そして多くのライダーはお金で買えるタイヤで、そのトップライダーと最高級タイヤのパッケージに戦いを挑むのです。
全日本のJSBクラスを見ても分かりますよね。ワークス時代は速かったライダーなのに・・・みたいなのがあると思いますが、体制やパーツ等の要素もありますが、タイヤは速さに直結してます。
「なんでケニーロバーツは良いタイヤをもらえないんですか?」という質問には、「GPはUKダンロップとフランスダンロップが供給元なんでヨーロッパにチームに良いのが供給されて、ケニーはアメリカヤマハだからアメリカダンロップ用の格下になるらしいよ」とのことでした。
当時はタイヤの格でどんなに速さに差が出るか分かっておらず「ふーん」程度に話しを聞いていましたが、今は圧倒的な差があったはずなのにくじけずトップに食らいついていた片山敬済さんのすごさを実感しております。
追伸) その時は金谷さんと片山さんが2人して「ケニーは格下タイヤでも勝つのがスゴイし、エエのん履いても勝たれへんヤマハライダーあかんやろ」と話されてました。そろそろ藤本泰東さんの一周忌ですね。おしまい。
2025年02月25日 06:34
鈴鹿8時間耐久レースって、給料や手当をもらった人々で構成されるファクトリーチームもあれば、ほぼ全員ボランティアってチームもあるわけです。ボランティアは移動・交通・宿泊・食事を自分で手配して、その上チームに募金したりするわけですよ。しかも「コンマ1秒も速くならない物はサーキットに持ち込まないでください」とか「ピットから出るときはトイレでも喫煙でも無からず近くにいるスタッフに伝えてから行く」とか言われるわけです。
さらにバイクや映像モニターのあるピット前方へ行こうとすると「手が空いてる人は後ろで待機」とか言われてひたすら暇つぶし。たまにコンビニで買ってきたサンドイッチを食べるのが幸せな時間って感じ。
それなのに万一の事態が発生すると「お前は着替えを持ってメディカル(医務室)へ!」「お前は修復に必要な部品をここに揃えろ!」「お前は転倒車両の外装を外して水洗い!」なんてことを命じられ、車両がコースへ復帰するとまた暇つぶし。良くも悪くもこの連続です。
監督やチーフメカに「こうしたほうがいい」とか、勝手に「早めに片づけよう」とか言っちゃう人なんていないし、「さっきの指示と違うことを言ってる人がいます」とかどうでもいい話しするってあり得ないんですね。
常に命がかかっている現場だし世界のトップライダーも一緒に走ってるわけで、ボランティアといえど少しでもマシンに何か問題があっちゃいけないし、ライダーが怪我をすれば救急車やドクターヘリに付き添っての病院移動も当たり前の世界ですので勝手に意識が高まるんですよ。
実況放送で「転倒!」って叫び声が上がるたびに心臓の鼓動が早くなり、それが自分のチームと分かったら「今どこ?」「どうなってる?」と周囲に人に聞くまでも無く各自が自分のできることをやる。だって自分が分からない情報を同じピット内にいる人が分かるわけないですから。
ライダーとマシンがピットに戻ってくる事を信じつつ、スクーターや自転車でコースサイドへ行ったスタッフからの「右側スリップダウン」「1回転してタンクも凹んでる」「ライダー無事」といった断片的な情報に基づいて、各自が黙って動くことでコース復帰への準備がおこなわれるのです。
キッズキャンプのボランティアをやりながら感じたのですが、サーキットでのバイクレースを通じて良い意味でボランティア精神を学ばせてもらってるなーと思いました。我々のチームって朝礼も無ければ反省会も無いんです。基本的は命を大切にするって1点だけ。
たぶん他の競技も同じでしょう。多くのボランティアスタッフがいて、その方々が日本や世界トップレベルの舞台で戦うアスリート達を支えてるのだと思います。
冬のキッズキャンプを終えて、こういう経験が地域ボランティア活動にも活用できればいいのになーと感じた次第です。一緒に参加されたみなさんおつかれさまでした。次の夏キャンプも楽しく過ごせればと思ってます。それでは仕事に復帰します!
2024年01月26日 18:41
久々にドバイへ来たのですが、いつも0泊か1泊で移動しちゃう場所なので気にしてなかったのですが、ドバイって国なんだけど国じゃないんですね。というのも、auの世界データ定額(HP)ってのをいつも海外では使ってて、事前予約すると1日300円ほど安くなるので予約しようとしたのですが「ドバイ」で検索しても出てこない。結局Google先生にお世話になって分かりました。アラブ首長国連邦なんだそうです。
ドバイってのはドバイ首長国の中心都市なんだけど、アラブ首長国連邦の都市って位置づけらしい。うーん、日本人なんでさっぱり分からん。
しかも首長国が7つもあって、そのままコピぺすると「アブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラ、ラアス・アル=ハイマ」らしい。句読点や黒丸やイコール記号があって何処で切るのかすら分からん国名だらけ。
そして「首長=アミール」で「英語表記の"Emir"からEmirate」と表記され、エミレーツ航空の名は首長の複数形なので首長国連邦をイメージさせているらしい。
さらに、首長国連邦なのに7つの国の中には首長が絶対的な権力を持つ「絶対君主制」だけでなく「立憲君主制」の国もあるらしい。まったく分からん。絶対君主制の国は憲法は無いの?立憲君主制の国にも君主がいるの?分からーん!
こんな基本的な事も分からず平然としていられる自分のデリカシーの無さにも驚きますが、アラブ首長国連邦とサウジアラビアを対立させようとカタールが暗躍してるとの記事(コレ)が出てきたりして、まじめに読んだのでより一層分からなくなりました。
そんな話しの以前に、これから乗る「フライドバイ」って会社が格安航空会社だってのを知らずに昨日予約。すべての案内には「ドバイ空港ターミナル2」から搭乗と書かれていて、空港案内所でもそう説明されたのですが、なんと「ターミナル2=Gate F」だとさっき知りました。絶対分からん!
そして、さらに驚いたのがドバイ地下鉄でやって来たターミナル3からGate Fを目指して行った所にあるバス停からターミナル2へ行くバスがあったのですが、なんと乗車時間20分。さらに保安検査までありました。これ乗換だったら所要時間は1時間覚悟ですね。
海外へ行くときは、ちゃんと調べてから行きましょう。とはいえ、よーく見れば看板には確かに「T2」って書いてありますが、普通気づかないっすよ。
今一番わからないのは、トイレにトイレットペーパーを流して良いのかどうか。まさにトイレに行こうとしているタイミングなので調べないといけないのに、おろおろ書かないと全部忘れちゃうので急いでブログを書いている愚かな私です。

2023年08月18日 07:24
昭和電機株式会社より正式にニュースリリース(リンク)が出されました。「SDG MS Harc-Pro. Honda. Ph.」から FIM アジアロードレース選手権(以下ARRC)に参戦していた埜口遥希選手が、レース中のアクシデントで亡くなられたという衝撃的なものです。
ARRC第4戦はインドネシアのリゾート地であるロンボルト島のマンダリカに建設された「プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット」という完成から約2年という新しいサーキットで開催されました。
今年のARRCは全6戦。第1戦タイ(チャンギ)、第2戦マレーシア(セパン)、第3戦(日本・SUGO)、第4戦インドネシア(マンダリカ)、第5戦中国(珠海)、第6戦タイ(チャンギ)での開催となっていて、アクシデントは第4戦のASB1000クラスレース2で発生しました。
映像を見るとレース4周目の第10コーナーで前車の転倒があり後続の埜口選手も転倒。不幸にも後続車両が転倒した埜口選手に乗り上げる形となり、重大事故へと発展した形になります。
先日の鈴鹿8耐には当初ライダーであった國井勇輝選手のケガにより急遽SDG Honda Racingの一員として参戦し見事2位表彰台を獲得していただけに、本当に残念なことだと思います。
私がその存在を知ったのは2020年の全日本ロードレース選手権ST600クラスの参戦でした。突然有力チームハルクプロへの所属が発表されたので「誰?」「どんな人?」という感じでした。
聞けば海外のメジャーなルーキーレースで毎年優秀な成績を収めていたとのことで、2017年アジアタレントカップ年間ランキング2位、2018年同年間ランキング2位、2019年レッドブル・ルーキーズカップ年間ランキング3位と、それはもう華々しいものでした。
2020年で大型マシンの取り扱いに慣れたのか、2021年には一気に開花しST600クラスの年間チャンピオンを獲得。我々は荒川晃太選手とチャンピオンを目指して戦っていただけに「強敵出現」という感じで埜口選手を見ていましたが、話したりする関係ではありませんでした。
ST600チャンピオンを獲得後はARRCに行ってしまったので、また世界を目指す方向に舵を戻すんだと思っていたので、少し記憶から遠ざかっていましたが、今年の鈴鹿8耐直前にSDG Honda Racingがケガの國井勇輝選手に代え埜口遥希選手を起用。そして2位表彰台に入る活躍を見せました。
輝く選手はやっぱり技術だけじゃなくいろいろな物を持ってるなと感じるとともに、ホンダ系日本人ライダーの中では世界選手権やMotoGPを狙える逸材の一人と認識していました。
不幸なレーシングアクシデントでの死亡という最悪の結果となりましたが、私たちの記憶にはしっかりと刻み込まれています。故人のご冥福をお祈りいたします。
本日よりモビリティリゾートもてぎで「2023もてぎ2&4レース」の走行となります。「全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦」と「全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦」の同時開催で、日本のトップフォーミュラとJSBマシンが一緒に見られるレースとなっております。
埜口選手が鈴鹿8耐で戦ったSDG Honda Racingの走りも見られると思いますので、ぜひこの機会に故人を偲びつつ最高峰の走りをご覧いただければと思います。これからもロードレース界への応援をよろしくお願い申し上げます。
2023年08月12日 06:16
今回の鈴鹿8耐でフィニッシュ時には2位となったTOHO Racingが、レース後の車検で失格となりました。本当に素晴らしいチームワークとライダー達の頑張りで上位完走を果たしただけに、衝撃の結果となりました。チームオーナーの福間氏が「鈴鹿8耐失格は再検証で初歩的な計算ミスが発覚。チームに責任がある」とコメントを発表されたので、今回ブログに書かせていただきました。今回の失格理由は「2023年FIM世界耐久選手権規則の第2.6.6.10条にある燃料タンクの過容量の違反」とされています。
この規則書には「オリジナルの燃料タンクを改造して、24リットルの最大容量を達成することが
できるが、公認時の外観及び位置は維持されなくてはならない。」とされています。
そんなわけで、耐久レースではサーキットに着くと燃料タンク容量の確認と、給油機での給油時間を計ることからウイークが始まります。
通常は24リットルタンクに給油機を上からドーンと押し込んでもタンクが凹まないように心棒を入れ、さらにタンク内で燃料がタプンタプン動かないように防爆材と呼ばれるスポンジを入れるので、市販の耐久タンクを貼っているチームは23.8リットルって感じになってると思います。
ただ、トップチームはオリジナルで製作するんです。タンク部分が大きいとライディング姿勢に影響があるし、重心も高くなっちゃうのでシート下にタンクが伸びてる形状の物を使っているチームも多く。そういう部分で何らかの問題があったのかも知れませんね。
結果的に順位は残念なことになりましたがチームの信頼性と速さは本物でした。正式結果からは除外されたとしても私達の心に残り続けます。おつかれさまでした。そして感動をありがとうございました。
2023年08月08日 05:39
昨夜、鈴鹿8耐より帰って来ました。久々のお手伝いで、積極的に手を出さないという約束事を守りながら常にいつでもなんでもできる状態で待機するという耐久レースならではの過ごし方を久々に思い出しました。ルマンやボルドール等の24時間レースに行くと、スタッフは耐火服やシューズを履いたままピットの各所で寝ていて、万一に備えてパシれるスタッフが、食事やドリンクが用意されたピット裏のホスピタリティでレースに関係なく談笑しているのが普通。
でも、いざピットインとなるとピットクルーは5秒以内に着替えて現場に駆け付け、何か問題があればホスピタリティのパシリスタッフが必要物を調達に走ります。ヨーロッパには耐久レースという文化が根付いているなーと感じる瞬間です。
日本では湿度が高いのもあり、オートバイの耐久レースが少ないこともあって、8耐スタンダードってのは確立されていませんが、何もかも準備されたワークスチームとともに、何もかも不足しているプライベーターも一緒に走っていることが別の意味で魅力だったりします。
ピットに扇風機だけのチームもあれば、ピット裏にプレハブを建てて巨大なエアコンを設置し、革ツナギを乾かすための送風機を何台も持ち込んでるチームもあり、鈴鹿8耐ならではの魅力的なピット風景が見られるのも楽しいですね。
日本の場合はワークスチームであっても豪華な食事が常時用意されてるホスピタリティテントやモーターホームを用意するなんてことは無く、上位チームでも軽食とドリンクって感じ。多くのチームはほか弁の出前を注文しています。そこも日本だけの魅力。
朝はカップ麺、昼はお菓子、夜はチャーハンやおにぎりという1週間が終わりました。チームスガイの皆さんに鈴鹿で有名な破天荒というお店でご馳走していただいたのは元気出ました。久しぶりだったし、美味しかったなー。
昨夜は帰京後すぐに町会理事会と幹部会がありました。今日は朝から品川区青少年委員会のボランティアに従事です。10日は同じく品川区青少年委員会ボランティアのデイキャンプ積み込み。そして11日がデイキャンプ体験会で、土日はとある商店街の抽選会準備。通常業務は14日月曜日からとなります。
今週から来週にかけては台風接近が気になる状況ではありますが、まずは帰京報告させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。
2023年08月07日 06:15
今回は須貝義之さん率いるチームスガイさんとモトバムさんのコラボレーションチームのお手伝いでした。ワークスチームのお仕事で参加させていただく事が大半なので(監督での参加は何度もあれど)プライベーターの後方支援的なお手伝いは2度目です。
前回は2006年のテレダッシュウルフマン山中&金組。同じピットがチームヨシハルの須貝義之&ジョシュアブルックス組だったので、当時5才の息子も決勝日16時に合流して、家族全員で17年ぶりに須貝さんとレースウイークを過ごすことが出来ました。
モトバムの岡部さんは参加するのを本気で嫌がってましたが、最後はなんとか時間を割いて初日の搬入日から決勝日まで尽力してくださいました。須貝さんと聡美マネージャーならびに岡部さんには感謝です。
このたびはありがとうございます。素晴らしい40位完走ドラマを見せていただきました。ライダーの松川選手と鈴木選手にも感謝。他のスタッフも素晴らしかったです。本日は月曜日。先週火曜日朝にここへ来たので6日目になります。搬出作業を終えたら東京へ帰りたいと思います。
ちなみに写真は17年前の息子。ちっちゃかったなー。いろいろ思い出させてもらいました。やっぱ8耐は泣ける!
まずは今年の8耐を経験させてくださった皆様に感謝します。コロナが明けた夏を満喫させていただきました。多くのモトバムライダー、元モトバムライダーが走っているのを見ながら、ハラハラドキドキの時間を過ごさせてもらいました。いいライダー達が育っていることに感動しました。
ご来場いただいた皆様と、参加されたチームの皆様、そして開催していただいた鈴鹿サーキットならびに大会運営の皆様に感謝いたします。感動をありがとうございました。
コンサート会場の8フェスで、尾崎裕哉さんがギターの音が出なくなるというトラブルにもかかわらず、見事にステージを作り上げた姿にも感動しました。
本日は朝からお片付けして帰ります。明日からお仕事頑張りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2023年08月06日 07:19
2023年08月03日 05:46
久々に鈴鹿8耐と呼ばれる「2023 FIM世界耐久選手権 "コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」に来ています。8月1日月曜日の朝4時に自宅を出て朝から搬入開始。明日から予選で決勝は8月6日(日)。搬出日が8月7日(月)となるので、まるごと一週間の鈴鹿滞在となります。
今回は自身の積極的なエントリーではなく、サポートさせていただいているモトバムさんが、元モトバムライダーで、ご自身でチームを編成して長年レース参戦をされている須貝義行氏率いるチームスガイレーシングジャパンの参戦にコラボレーションしたことでお手伝いに寄せていただいています。
お手伝いと言っても朝6時台にホテルを出て夜は24時前に帰る感じですので体力勝負。休めるときにできるだけ体を休め、体調をおかしくして皆さんに迷惑をかけるなんてことが無いようにしたいと思います。
そんなわけで、参戦しているときはいつものことですが、ブログ更新は怠りがちになると思います。8耐参戦によるものですのでご容赦ください。
ゼッケン5番:チームスガイモトバムレーシングジャパン
マシン&タイヤ:HONDA CBR1000RR-RSP ブリヂストン
ライダー:須貝義行・鈴木光来・松川泰宏
なお、荒川晃大選手は「Honda Dream RT 桜井ホンダ」から参戦しておりますので、こちらも併せてご声援のほどよろしくお願い申し上げます。
2023年07月23日 07:24
8耐チケットと駐車券が届きました。再来週火曜日には鈴鹿に出発です。今回は石垣島マグロレーシングではなく、チームスガイさんとモトバムさんの連合チームにお手伝いで参加なので、各自がパスやホテル費用を払っての参加となります。石垣島マグロレーシングをやるまでは、プライベーターチームってのはチーム員がパス代3万円、交通・宿泊・食事は自腹、さらにチームシャツを強制的に購入ってのが普通なのは知っていましたが、私は基本的にワークスチームかサーキットからお仕事をいただいて参加していました。
2006年からプライベーター参加を開始し、2008年に石垣島マグロレーシングとして参加してからは、パス・食事・宿泊はチームからの支給としていました。いまさらですが、冷静に考えると1人10万円以上かかるのに、それを20人分以上は支援していたわけで、すごいレースです。
今回は現地におりますが、何かあれば手伝いますって姿勢なので、パスは購入していますが同時に普通に自由席を購入しています。駐車券も買ったので、のんびり現地で観戦したいと思ってますが、現実はどうなりますかねえ。
テック21以来となる久々の8耐訪問となりますが、今回はゆるーい感じの訪問ですので、ぜひ現地やプールで会いましたらお声がけください。よろしくお願いいたします。
2023年07月10日 06:24
素晴らしいレースでしたね。YouTube観戦でしたがリアルにドキドキできました。残り10秒からのカウントダウンは画面の前で一緒にやってしまいました。モトウィンレーシングの皆さんおつかれさまでした。赤い三輪車の皆さんおつかれさまでした。そしてすべての皆さんおつかれさまでした。今年もしっかり感動させていただきました。
最後に出てきた鈴木選手と青田選手の笑顔にも感動しました。鈴木慎吾選手がポールtoウィンしたのって2003年でしたよね。あれから20年も経過してるわけで、17歳の青田カイ選手とは親子ほどの年齢差があるのですが、3位表彰台は素晴らしいと思います。
みなさんから素敵な感動をいただいて、本日からの仕事も頑張ろうと思います!本当にありがとうございました。最後に、現場でお手伝いされたモトバム関係者の皆様もおつかれさまでした。気を付けてお帰りください。
2023年07月09日 04:18
8耐公開合同テストの翌日から4耐ウイークに突入しまして、昨日はJP250が開催されました。スタート直後から雨が降り出していろいろありましたね。本日はブリヂストン鈴鹿4時間耐久ロードレース(ST600)です。予選2位のゼッケン52番モトウィンレーシングさんのバイクに乗っている青田選手は全日本ロードレース選手権でモトバムから参戦しているライダーなので、優勝経験のあるペアライダーでチームオーナーの鈴木選手とともに完走目指して頑張ってもらいたいと思っています。
じつはモトウィンさんは予選5位、10位、16位にもいますので、赤い車体に青のマークの車両が走っていたら、応援していただければ幸いです。
また、モトバムでメカニックとしてお手伝いしてくださっている清水さんがサポートしているのが福井のバイク店「赤い三輪車」チーム予選28位、34位と2台エントリーしていて、過去には表彰台もゲットしているチームですのでこちらも注目です。色は同じく赤になります。
予選1位のアストラホンダはホンダインドネシアのチーム。メーカー系チームなので戦うといっても強敵ですが、日本勢の奮闘に期待したいと思っております。
それでは皆さん8時半にはフリー走行。12時スタートとなります。8耐の夏はここから始まる!楽しんで行きましょう。
なんてことを書いておりますが、私は38度以上の発熱で倒れておりまして、ネット観戦となります。コロナ検査は陰性でした。本日インフルエンザの検査予定です。こちらで視聴させていただきます。
2023年07月07日 06:47
2023年07月06日 04:18
久々に訪問した8耐公開合同テスト。朝はドライコンディションでしたが、午後から雨となり16時には嵐のようになって夜間セッションまで同じ感じでした。25歳の男性ヘルパー2名を連れて行ったのですが、オートバイやレースに興味があるわけでも無く、裏方に徹するようにという意味を理解してくれていて良かったです。耐久レースは総力戦。何の作業も無い手の空いてる人が何人いるかがウイークを左右します。
気温は25度から下がって行って20度近くにまで行きました。ゲリラ豪雨は8耐の風物詩みたいなもんなので、本番でもアルアルですんで良いカンフル剤になりました。今日はピーカンで最高気温35度だそうです。公開合同テストは十分に本番テストの意味を成してると思います。
元モトバムライダーの須貝義行さん率いるチームスガイさんと、モトバムのコラボレーションチームということで、コラボTシャツも作りたいですね的な話しが出ていましたので、なにか進捗があるようであれば、こちらで報告させていただきます。
鈴鹿サーキットでは来年のF1カレンダーが発表され4月7日決勝と初の春開催が決定しました。チケットの販売概要を6カ月前に発表だとすると10月頭なんでえらいこっちゃです。
KADOKAWAからは汚れた英雄が4Kで再販との発表があり予告編(YouTube)が公開されました。こいつは最大のアピールタイミングは今回の8耐と10月1日決勝のMotoGP日本GPでしょうから、何かやるならすぐ動かないとです。なおMotoGPのチケット発売開始は明後日8日です。
本日は午前中だけサーキットで午後からはレンタル会社さんと宿泊予定ホテルを回って東京に戻ります。東京では町会役員会と品川区青少年委員会の運営委員会があるのですが、他にもいろいろあってトリプルブッキングを超えているので何がなんだか分かってません。
ちなみに昨日は弊社給料日でしたが、資金移動を忘れて振込指示だけ出していたので、全部振り込まれず大変な状況に陥りました。皆さん失礼いたしました。
何の準備も出来ないまま8耐ウイークに突入しそうですが、レースはプロフェッショナルな皆さんが回してくれると思いますので、裏方補助に徹していければと思っております。
現地でのプロモーションも可能です。スポンサーの申し出もお待ちしております。よろしくお願い申し上げます。
2023年07月05日 03:31
2016年に参加して以降は遠ざかっていた鈴鹿8耐。前回大会のホンダホームページに過去の参戦経緯がまとめられてました。いやーいろいろありましたよ。合計6回も参加してたんですね。1回1000万円としても6千万円。現実にはスタッフ合計20人としても宿泊が6泊ですから交通・宿泊・食事だけでも1人10万円で200万円。関係者用のパスも毎回100万円ぐらい買ってましたので、もっとかかっていたと思います。
本日と明日は鈴鹿公開合同テストです。今回は自発的に参加するのではなくお手伝いではありますが、とはいえ若いスタッフ2名を連れて現地入りします。ゼッケン5番のチームスガイさんの1メンバーとしての参加です。
今までとは違い小規模参戦というかお手伝い参加ではありますが、といっても約10名ほどは現地入りしますので宿泊を確保するだけで大変な作業で、一度も参加したことない社員達も大勢いるので、大会の説明からやることになります。
ってなわけでこれから鈴鹿サーキットへ向かいます。すでに本隊は現地入りしているので、私共は現地のピットをどう仕上げるかや快適グッズは何を持っていくかの検討になりますが、とはいえ久々なので自分のリハビリを兼ねて現地入りって感じです。
ちょっと8月上旬に長い夏休みを取得させていただきますが、ご容赦ください。お休みと言っても普通よりクタクタになってると思います。もう若く無いので冷静かつ地味に活動しようと思っております。本日&明日はよろしくお願い申し上げます。
2023年06月28日 05:39
自動車レースのF1や世界耐久選手権の現場に行くと、各チームに驚くほどの人数が働いていることを実感します。ドライバーがサーキット内を移動するだけでもマネージャーが張り付き、さらにヘルメットを持つスタッフがもう一人ついていることもある。太陽が当たる場所なら日よけの大きなパラソルを持たせれば、歩いているだけで華やかな雰囲気が作り出されます。
公式カメラマンが写真と動画を撮影。そのデータは広報スタッフに届けられ、公式ホームページや公式SNSサイトにアップされます。レースには公式中継があり放映権売買されていますし、公式結果の存在もあるので、動画は配信終了後に、結果は公式結果発表後にしか出せません。
ホスピタリティも重要な役割。モーターホームやチームテントには料理するスタッフがいて、食事だけでなくコーヒー&ケーキといったアイテムまで提供され、チームスポンサーやメディアにはホスピタリティパスが提供され、チームスタッフと同じ空気を吸うことができます。
マネジメントスタッフにも、レース団体と向き合う運営スタッフ、メディアと向き合う広報スタッフ、広告代理店やスポンサーと向き合う営業スタッフがいて、それぞれがサーキット内で必要な仕事をしています。
営業スタッフは車体に入っているスポンサー名を一つ一つ確認。すべての外装に抜けが無い事をチェックした上で写真を撮り、さらに車両に取り付けられた状態での写真も押さえます。走行のたびに汚れや傷があれば清掃や交換もやります。これはレーシングウェアについても同様です。
スポンサーが入る場所はしっかりと管理され、レース状況が常に把握できるよう大型動画モニターが設置され、コーヒーやリフレッシュメントが常に用意されます。決して汚れたスタッフと同席したりすることはありません。
おそらく欧米にはこういうサーキットバックヤードを整理・整頓・管理・指導するプロがいるんでしょう。だからこそ何十年もしっかりとスポンサーを獲得出来るし、メディアにも露出が確保されているんだと思います。
なかなか日本のモータースポーツではメディア関係者やスポンサー候補者がサーキットに行っても「華やかだなあ」と思うシーンは無いと思います。下手すると現地で誰にも相手にされず「二度と行かない」と感じてしまうかもしれないレベルだったりもします。
モータースポーツが裏方に支えられているのは当たり前。そこに「華やかな」を付け加えることが出来るかどうかが、これからの成否を占うポイントの一つなんじゃないかと思ったりしています。
今の時代ですからスポンサーで本当にサーキットまで足を運ぶ方はほぼゼロ。華やかさを演出するのはホームページや動画サイトで十分だったりもします。これをチャンスと捉えて行動するチームが出てくれば、一気に日本のモータースポーツも盛り上がる可能性があるんじゃないかと感じています。
最後になりましたが、我らがモトバムは宿泊ですら全スタッフが運搬車内というストイックさですので、ピットにお越しいただいても生活感しか感じられません。テーブルには各自が買って来たコンビニ袋が山盛りです。チームの誰かと話そうにも最低限の人員なので、お話し相手は大野しかいない前提で、それでもスポンサーになりたいという方お申し出をお待ちしております。
「自分のチームはキレイにしないんかーい!」というツッコミは受け付けません。現在はピットに設置する壁(参考)を新調したいと思っております。200万円を渡してもすぐバイク部品を買う人達の集まりなんで、現物支給していただける人がいたらいいのになーと遠くを見つめている私です。
2023年06月27日 08:12
サーキット看板や大会スポンサーセールスは会社として正式に取り組んでいます。ピットロードを含むコース各所に設置された看板は各サーキットで空き状況や金額が異なりますが、常時情報を確認する必要があるので、これらを希望する広告主がいた場合は社に持ち帰って各サーキットに確認してください。
ただし、F1やMotoGPといったビッグレースについてはコース看板が一部隠蔽される場合があります。これは大会スポンサーの広告看板を設置するためで、目立つ場所ほどビッグレースでは隠される場合がほとんどです。この点は事前に告知する必要があります。
「スポンサー名 Presents レース名」
「レース名 supported by スポンサー名」
といった形のタイトルスポンサーセールスも出来ます。こちらは空き状況確認や競合調整が必要になりますが、スーパーGTや鈴鹿8時間耐久レースのように長期に渡ってスポンサーが付く場合もありますので、つねにセールスするよう心掛けてください。
各サーキットでは全国クラスの上位カテゴリーレースだけでなく、ライセンス区分が下位だったり各サーキット単独で年間チャンピオンを競うレースが開催されていたりします。こちらのスポンサーセールスは少額でも可能ですので、話しがあればつなぐようにしてください。
サーキットのスタッフ用ウェアを物品協賛したいと言った申し出があったこともありますが、物品提供だけの場合は会社として収益が確保できないので要検討。サーキットの入り口でサンプル配布したいといった話しについても持ち帰って確認してください。
ってな感じで現在バイクロードレースに関するマニュアルは以上です。実際のセールスはF1とかSuperGTが中心になるのでしょうが、数年後には若いスタッフ達がバイクロードレーススポンサーセールスだけで部署を作ってくれていると嬉しいなーと思ってます。
バイクロードレースへのスポンサーセールスですが、「1億円も費用は無理だが数百万円から数千万円なら出せる」という広告主に対してはどうするか。これは非常に難しい状況になります。いまどき、レーススポンサーセールスする上ではチームに公式ホームページ、各種SNS、動画配信といったデジタル系コンテンツが用意されていることが必須ですが、これらが用意されていないチームも多数あり、あっても即時性が低い場合が大半です。
それでもメディア露出が確保されていれば良いのですが、地上波放送は無く、その他メディアでの露出もほぼ無い状態。ネット中継でレース動画は見られますが、車体のスポンサーステッカーが解読できるほどの解像度は確保されていません。
チームによっては「1000万円でもチーム名にスポンサー名を入れるし、車体に大きくステッカー貼ることもOK」という場合もあるのですが、1000万円で利益となる営業管理費を15%いただいても、全レースでのスポンサー露出状況確認や報告書作成等は出来ませんので、社としては取り扱っていません。
メセナ的な視点で、純粋にスポーツとして応援したい、若いライダーを支援したいといった申し出があったり、社長がバイク好きで年に何度か全日本ロードレース選手権に行く口実が欲しいといった話しがあった場合は、チームやライダーを直接紹介する方向としてください。
他にプライベートスポンサーという物もあります。これは革ツナギやヘルメットといった装備品に広告スペースを確保するというものです。個人チームだと車体へのステッカースペースが用意される場合もあります。これらも選手を直接紹介する形としてください。
モトバムのチームおよび各ライダーならびに高杉奈緒子選手へのスポンサー希望については常時受け付けております。こちらについては大野まで話しを通していただければ、現場に迷惑をかけないように対応させていただきます。
ちょうど社員教育用資料作成中なので車のレースやMotoGP等もあるのですが、全日本ロードレース部分をテキスト抽出してブログ内で共有させていただきます。以下抜粋部分)
日本で大手企業に対するバイクロードレースのスポンサーセールスをする場合、以下の形で参戦条件を詰めていく作業が必要です。
1) 全日本ロードレース選手権・JSBクラス 年間フル参戦 1台
2) 鈴鹿8時間耐久レース参戦 1チーム
3) 全日本ロードレース選手権・JSBクラス 年間フル参戦 プラス1台
4) 全日本ロードレース選手権 その他クラス参戦
当たり前ですが、1)と2)が必須項目という感じで、あとは3)を検討して、それでも資金に余裕があるとか、若手育成もやっている姿勢を打ち出したいとなれば、幅広いクラスへの参戦を検討して行く形になります。
スポンサーにとってはすでに体制が出来ているチームと組むのが得策ですから、ワークスチームやワークスマシンを使うチームといった強力なチームを広告主にご紹介するというのが基本線。
この基本線に沿ったトップチームが現在セールス可能なのかどうかを確認し、可能な場合はいくらからセールス可能なのかを知ることからスタートとなります。
スポンサーメリットはスポンサー名をチーム名に入れられたり、スポンサーロゴを車体やウェアに入れることが出来る等複数ありますが、チームカラーの変更ができるかどうかの確認や、カラーリングや各種アイテムの製作費をどちらが負担するか等の交渉が必要となります。
A) チーム名(スポンサー名を入れることが可能)
B) チームカラー(要交渉)
C) 車体ステッカー(要交渉)
D) 輸送用トラック装飾(要交渉)
E) ライダーウェア&ピットクルーウェア(要交渉)
F) ピットテント&サインエリアテント(要交渉)
G) グリッド&ピットエリアのぼり&パラソル
H) ピットウォーク配布物製作
I) サーキットへのプロモーションブース設置検討
J) 広報用ウェブ、動画サイト、SNSページの設置&運用
K) キャンペーンガール関係
年間でレースが約10〜12回ある想定で、現地立会いスタッフとネットまわりの運営スタッフを配置すると全レース最低2名を金曜日から日曜日の3日間は配置する必要がある。
プロモーションブースを設置する場合は、テント・音響機材・照明機材・司会者・展示物等の設営撤去が必要でイベント運営スタッフも常時2名以上配置。キャンペーンガールを付けると本人2名とマネージャー1名の3名も追加になります。
これらの要員は各チームと別にスポンサーを付けた側で手配する必要があるので、毎レース8名から10名のスタッフ費(人件+交通+宿泊+食)と、設営撤去費を別途計上しておくことが重要です。(最低限必要な金額例:スタッフ1名20万円×10名+設営撤去費150万円=350万円/1開催)
よって、チームに5千万円を入れると想定した場合は以下のようなイメージになります。
・チーム 5000万円
・各種カラーリング&ウェア等制作物 1000万円
・各レース運営関係費 350万円×12=7000万円
・ホームページ運営+スポンサー事務局費 83万円×12ヶ月=1000万円
・営業管理費(利益)15% 2100円
以上合計1億6100万円。
大手広告代理店を経由する場合は、広告代理店手数料が約10%から20%必要で、さらに広告代理店の関係者や広告主の方々が現地に来て作業立会い等をする必要があるため、それらを計上すると約2億円程度になると考えられます。
当然これ以外に各サーキットでイベントをするための会場費等が必要です。これは会場費、プロモーションパス代、物販手数料(物販の場合)等が必要になり、各サーキットによって料金は異なりますので注意が必要です。
巨大なブースを設置したり、派手なプロモーションを展開したり、トップライダーと契約する等によっては金額は大幅に変わりますし、チームによっては5000万円では契約できない場合も多くありますので、あくまで交渉のスタートラインと考えてください。
2023年06月25日 05:47
先日は鎖骨骨折での手術直後のスポーツランドSUGO訪問で、なかなか自由がきかない状態でしたが、今回は手術から1ヶ月経過ということで、少し自由度が増しました。昨年のアジア選手権SUGOラウンドは、モータースポーツが脱コロナへ向けての第一歩を踏み出したことを感じる大会でした。世界のバイクレース人が来日し、必死に戦う姿を見て、本当に感謝したことを思い出します。
昨年は、直前に開催された鈴鹿8耐と比較すると、ピット内での行動は一気に自由度が高くなっており、マスクが必須だったとはいえ、レースに関してはストレス無く開催され、関係者の皆さまの涙苦しい努力があったことが容易に想像できました。
今回は本当に脱コロナ。誰もマスクをしていないサーキット。誰も体温測定をされることなくサーキットに入ることができ、レースを堪能できる環境が用意されているのは本当に素敵だと感じます。
本日がレース最終日となりますが、どうか来日されたみなさんは、日本での素敵な時間を楽しんでください。そして参戦される皆さん並びに観戦していただく皆さん、本日もよろしくお願いいたします。
2023年06月24日 04:29
2023年06月11日 06:58
うちの息子が6歳の時の写真です。モトバム故池澤監督の首に給油ポンプを巻いて遊んでます。この翌年、鈴鹿300kmレース搬入日の6月10日に池澤さんは急逝されました。みんなでステッカー貼りやスクリーンの穴開け加工等最後の仕上げをしている最中の事でした。
私は買い出しに行っていて、戻って来た時には救急車が出発して行くタイミングでした。池澤さんは店の奥に歯を磨きに行ってすぐに「オー!」と声を出して倒れて119番。心肺停止で心臓マッサージという状況だったそうです。
ただレース搬入日で準備があるので全員手が離せない状態。病院からの連絡を待ちながらレース準備を進めていましたが、届いたのは残念なお知らせでした。もちろん参戦どころでは無いので全部中止。急遽葬儀へ向けた手続きに入りました。
まさにモトバム存亡の危機。でも将来のことを悲観してる余裕は無く、ありがたい事にレース関係者の皆様が搬入を後回しにして東京のお店までお越しくださることで、気を紛らわせることが出来ました。
ほとんどのお客様がお帰りになられた深夜0時過ぎ、新旧モトバムメンバーが勢ぞろいする中(なぜかオーストラリア在住のキャシーも偶然いました)、ライディングスポーツ誌の青木編集長が「でレースどうするの?」と口を開きました。
「池澤さんがあってのレースですから」と答えたのですが、「レースを続けるのが最大の供養だからやったほうがいいよ」と返され、社長で実質的には奥さんみたいな存在だったヤスコさんも「葬儀は週明けにするから早く鈴鹿に行きなさい」と気丈に言ってくださいました。
「資金はどうするの?」って話しには「そんなの今いるメンバーで考えればいいでしょ。大野さんもいるし」って感じになり、「俺ってそんなポジションだったっけ???」なんて考えるヒマも無く午前1時過ぎから再度準備再開。
ほぼ全員徹夜で運転して鈴鹿入りして鈴鹿300kmレースを終えました。この年の8耐はTSR、ハルクプロ、モトバムと池澤さんの仲良しチームに重大トラブルが相次ぎ、「池澤さんがレースの神様と組んだ仕業だ」と話したのが懐かしいです。
そんな息子も大学4年。まだ気合でスポンサー続けさせてもらってます。池澤さん、その節は大変お世話になりました。そして、これからもお世話になります。
とはいえ弱小スポンサーですので、どうか皆様からの支援をお待ちしております。各種プロモーション作業につきましては、私をはじめ弊社スタッフ一同でサポートさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
2023年06月01日 05:49
高校時代の自宅はサニーハウス六甲台(神戸市灘区六甲台町7-7)で、バイクに乗って5分以内で走り屋が俗に言う「表六甲」という生活環境でした。同じく走り屋的表現で言えば「峠に住んでる」って感じ。表六甲デビューは新聞屋さんがくれたスーパーカブ。次は1983年に買ったYAMAHA RZ50。84年にYAMAHA RZ250RR、86年にYAMAHA TZR250と乗り換え、87年に走り屋&サーキット走行を終了しSUZUKI GAGとHONDA DJ1を買いました。走り屋時代はその5年だけです。
再度バイクを楽しもうと思うまで約20年ほどインターバルがありました。インターバルと言っても乗りたいのに乗って無かったのではなく、そんなこと思いもしないほど仕事に没頭していたというか、生きる事で必死だった感じです。
50代半ばになって同世代の方々と80年代の走り屋ブーム時代の話しをする機会も多いのですが、走り屋をやってた方もいれば毎年次々と出て来るニューモデルにワクワクしていただけって方もいますが、多くの方々がその数年間の話しをされます。それだけ世の中的にも熱かったのでしょう。
そんな18歳前後の思い出ではありますが、当時のバイクの話題って今やっても何時間でも話せちゃう。これって何なんでしょうね。木下恵司選手がケニーロバーツに本気で戦いを挑んだTBCビッグロードレースとか今思い出しても興奮しちゃう。あれって81年でしたっけ?
石川岩男選手が亡くなられてすぐラジオのオールナイトニッポンでバイクスペシャルが放送されたんですが、以前にも書いたとおもいますけどAMラジオ越しに聞くRG250ガンマのエンジン音に魅せられた瞬間は今でも昨日の事のように思い出されます。これ83年でしょ。
走り屋やってたのなんてほんの数年ですが、何の因果か思い出せるチャンスに恵まれ、サーキットに行ったりリアルにレースをやってるライダー達と会話できる機会に接することが出来て今は本当に幸せだと感じます。
そんなわけで、そんな感動を同じような時代を生きたみなさんが、気軽に私共のチームやライダーを応援できるような楽しい仕組みを構築したいと思い始めました。まだまだ頭の中で形になっていませんが、8耐や全日本ロードレース観戦ツアーは企画したいと思ってます。
月に1回程度は各地のライダースカフェで20名以内を集めてのノンアルトークイベントとかできるといいなーなんて思ってますので、今後の動きが決まりましたらお伝えしたいと思います。急にバイクネタでした。
2023年05月20日 04:51
右鎖骨の骨折って4回目なんですが、1回目は胸全体がギブスで固められ、2回目は左手を重りにしてテーピング。3回目は鎖骨バンドを背負うだけでした。今回は3回目の骨折が偽関節になっていて激しい骨折になったのでプレート固定となりました。時代とともに治療法が次々と変わって行くのが感じられるのもありがたいのですが、歳を取ったなあと感じるのも事実です。
そんな話しは別として、5月3日に骨折して手術していただいたのが5月17日、そして数日が経った今思うのですが「レーシングライダーっておかしくない?」ってこと。
だって、レーシングライダーって転倒して翌日とかに手術しますよね。いやいや無理ですよ。骨折って打撲痛や靭帯痛があるじゃないですか。それが落ち着いてないうちに手術するって異常ですよ。しかも手術から数日後にライディングチェックとかしてません?
最近でこそMotoGPでも「次戦欠場」って選手も出て来ましたが、数年前までは「次戦の参戦は問題ナシ」でしたよね。数日前まで自分自身でも「プレート固定すればすぐ動けるんだな」と思ってました。
そして体験しての結論。あいつらアホです。心から尊敬できるレベルのアホ。究極のプロ根性としか言いようが無い。スクーターやカブなら別ですが、正直言って手術直後にレーシングマシンの操作なんて絶対無理。レプリカバイクですら引き起こしたり動かせません。
骨プレートなんて1回入れたら懲りるじゃないですか。私だって骨盤に入れられた時は死ぬほど痛かったのに、抜去される際はもっと痛かったので2度とやりたくないと思ってましたが、ロードレース界には何度も入れてるひとがウジャウジャいる。おかしいですよ。
まあおかしい人々が山ほどいる場所に私もやってきました。普通ならまだ安静にしているのでしょうが、心から敬意を払って全日本ロードレースを観たいと思ったのは久々です。
重い荷物は一切運べないし何の役にも立たない私ですが、ピットの皆様よろしくお願い申し上げます。そして読者の方は、もしよろしければ2023MFJ全日本ロードレース選手権・SUGOラウンド(HP)に足をお運びください。
なお仙台駅周辺は本日と明日は仙台青葉まつり開催なんで、こちらも盛り上がってます。脱コロナを実感しますねー。こちらも楽しみたいと思っております。

2023年05月15日 05:53
このたび「Honda Dream RT 桜井ホンダ」さんの鈴鹿8耐参戦体制が発表されました。(auto sport WEB記事)大会の正式名称は「2023FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会」となり、ライダーは伊藤和輝選手、日浦大治朗選手、荒川晃大選手の3名になります。みなさまのご声援をよろしくお願い申し上げます。
2023年05月13日 06:20
すでに一部報道には出ていますが、5月10日スポーツランドSUGOで開催されていた全日本ロードレース選手権公開テスト2日目に、岩崎三兄弟の末っ子・岩��朗選手が亡くなられました。レースの本番は来週末。岩��朗選手は本日と明日筑波サーキットで開催される大人気イベント「テイスト・オブ・ツクバ」のHERCULESクラスにもエントリーしていて、趣味の領域でサーキット走行を楽しむ人々の中ではトップレベルの実力と実績を持っている方です。
その昔にミニバイクレースで名をはせた岩崎三兄弟が、大型バイクで筑波選手権に出ると聞いたのは私達が石垣島マグロレーシングで8耐参戦をし始めた頃なので2008年から09年だったと思います。
ダンロップ脇のスタンドで見た走りは大型バイクレース初心者とは思えない衝撃でした。多くのレース関係者も同じだったようで「やっぱ岩崎兄弟速いな」といった感想が各所で出ていました。そして国際昇格を果たします。
次男哲郎選手とともに朗選手も全日本ロードレース選手権に参戦。哲郎選手は年間参戦、朗選手はスポット参戦と違いはありましたが、各所で速さを見せていました。
筑波選手権で見た衝撃の走りから10年以上が経過。ベテランの領域に達した哲郎選手に不幸が訪れたのはコロナ禍の2020年におこなわれた全日本第1戦SUGOラウンドでした。決勝5周目の最終コーナーで転倒。後続者と接触し不幸な死亡事故となりました。
今回のアクシデントはST1000クラスの走行1本目終盤。SPインと呼ばれる下り坂のコーナーで転倒。1つ前の馬の背コーナーから一気に下って来る最初のコーナーで、ほぼ直角に曲がってすぐSPアウトという再度直角に近い角度で曲がるコーナーが待ち受けているポイントでした。
SPスタンドという観客席がある場所で、関係者のいるパドックからのアクセスも良い事から、多くのレースファンに人気の観戦スポットで、SPインで外側にクラッシュするとスタンド前に飛んでくることになるので、アクシデントを目撃された方もいたかもしれません。
岩崎朗選手は転倒の際に打ちどころが悪く他界されたとのことです。謹んでご冥福をお祈りいたします。
故 岩崎朗 儀 43歳
喪主 岩崎麻里 様 続柄 妻
通夜式 5月16日 18時 開式
葬儀式 5月17日 12時 開式
場所 さがみ典礼日光 栃木県日光市�麋�381-1 0288-30-4600
※ご参列の皆様へ
哲朗の時同様できる限りサーキットですごしてる服装でご来席頂きたいと思いますのでご協力をお願いします
チーム関係の方はピットシャツ又はチームシャツで 応援してくださってる皆様はサーキットにお越し頂いてるご容姿で来てくださると有難いです 勿論礼服でも問題ありません
よろしくお願いします
兄 拓朗
2023年04月24日 05:53
バイク業界のスーパーレジェンド田島歳久氏。昨年2月3日にお亡くなりになられ、その件については私のブログ(2/13記事)にも書かせていただきました。このたび4月21日にアゴーラ福岡山の上ホテルで「孤高のエンジニア・田島歳久を偲ぶ会」が開催され、参加させていただきましたので、その話しを書かせていただきます。
タジマエンジニアリングはCBのチューニングショップとして日本トップレベルで、創業者の田島歳久氏は元ホンダSFで九州地区のバイクレース文化を作った人の一人でもあります。1992年から94年は九州人だけの8耐チームづくりという企画にエンジン作りで参加。ホンダNSXやS600&800のエンジニアとしても超有名な方です。
私自身は一方的に存じ上げていたのですが、いろいろチューニング情報をいただく機会があったり、モトバムさんもおつきあいがあったりで、東京と福岡なので主に電話やファックスを通じてのおつきあいでしたが、いろいろあってお会いする機会にも恵まれました。
個人的な感想は「いい人だなあ」というものでしたが、偲ぶ会での皆さんの感想も全く同じでした。70年代のホンダ九州にあったモトクロスチーム「エンジェル」の話しや写真(HRCの前身RSC時代)を見る事もでき、すごいレジェンドもたくさんおられました。
みんな「ルマンにいった」とか「マン島に行った」とかすごい話しをされていて、「スパフランコルシャンの坂を生で見た」なんてエピソードも続々出て来て、レジェンドおそるべしって感じでした。遊び方がすごいですよね。
RSGの皆木代表や元ホンダHSR熊本の中村さんも登場。8耐参戦当時にエンジンの異常が出た際に、田島さんに電話したら「すぐ行く」といってNSXで福岡から鈴鹿まで5時間半で来て修理してすぐ帰ったんだけど、そのエンジンで完走できちゃいました!ってエピソードも聞かせていただきました。
バイク人気が絶頂だった1992年から94年の話しですからね。ワークスチームの参戦は当たり前。世界のトップライダーが大挙して参戦してる時代。参戦するだけでも大変なのに完走はすごい。でも一番スゴイのは田島さんの福岡ー鈴鹿5時間半です。
福岡都市高速も山陽道も全線開通してない時代ですからね。中国道を爆走したのか、2号線バイパスを抜けたのか全く分かりません。当時は一番近い道でも850kmはあったでしょうから平均速度150km/h以上。さすがです。
時代だなーと思ったのは、CB系ユーチューバーの皆さんもお越しでした。安田さん(参照)、TTR林さん(参照)、宜野湾はクラフト大嶺さん(参照)らがご挨拶されてました。こういう人々とも交流してたなんてスゴイですねー。どうも、石垣島マグロレーシングWithモトバムの大野です。今後ともよろしくお願いいたします。
最後は実弟で写真家でアートデザイナーである田島照久氏から、新生タジマエンジニアリングの新ロゴマークが発表され、入社から20年以上もの間に渡ってすべての技術を伝承された村島俊介氏から「どんな手間がかかるような案件でも請け負っていきます」との強いコメントで締めくくりとなりました。
CB750Fっていいですよねー。数年前から一部部品の再販が始まってるので、乗るなら今が最後って感じもするので、本気で買おうかなと思った1日になりました。おみやげの塩生キャラメル(参照)も激ウマでした。同じ場所で時間を共有してくださった皆様に御礼申し上げます。参加させていただきありがとうございました。
今回の鈴鹿2&4レースへの荒川晃大選手参戦は、チームの「鈴鹿での練習機会を設けて人とマシンのセッティングをしたい」という考えで参戦が決まりました。(というか勝手に決まってました)荒川晃大選手は今年1000ccにステップアップしたばかりで、年間エントリーしているのはST1000クラスという市販車無改造(といっても過言では無い)クラス。今回のレースは改造自由といった感じのJSBクラスなので、車両の見た目は同じですが全く違うクラスの選手です。
鈴鹿のコースレコードで書くと以下の通り。1周で4秒から5秒違う感じです。
鈴鹿8耐)
EWC(JSBに相当) 2分06秒805(Jonathan REA)
SST(ST1000に相当) 2分10秒923(Dan LINFOOT)
全日本ロードレース選手権)
JSB1000 2分03秒592(高橋巧)
ST1000 2分08秒106(國峰啄磨)
この改造クラスに無改造で、しかもタイヤもST1000のタイヤで参戦しました。なかなかにスゴイ挑戦だと思うのですが、予選では2分7秒台を出し、決勝でも2分10秒台でグルグル回っていて、44台中で土曜日のレース1が23位・レース2が20位と両レース完走したので、良い練習になったのではないでしょうか。
改造範囲って何が違うの?という話しがよくあるのですが、簡単に書けばホイールはノーマルの鉄vsJSBはマグネシウムやカーボン。前後で3kgは違うでしょう。ブレーキはノーマルvsレース用。前輪取り付け部でバネでもあるフロントフォークもノーマルvsレース用です。(詳しくはwebオートバイ記事参照)
私は想定外の参戦でしたのでスケジュール的に厳しく以下のような感じでした。
19日 仕事終わりで19時から町会幹部会
20日 朝車で鈴鹿へ/夕刻鈴鹿から大阪南港に移動しフェリーで新門司へ
21日 新門司から福岡に移動して田島歳久氏を偲ぶ会参加/終了後東広島経由で鈴鹿へ
22日 早朝鈴鹿着でレース観戦/津泊(やっとホテル!パチパチ!)
23日 朝からレース観戦/終了後22時帰宅
総走行距離2268km。福岡では全国旅行支援の2千円クーポンすら使う時間が無く、食事はすべて牛丼屋・コンビニ飯・カップ麺で済ませ、帰って来てみればサービスエリアで買ったさくらえびふりかけだけがお土産という旅でした。充実した時間をありがとうございます。
途中、東広島では友人の柚木さんからサムライマックセットを差し入れしていただいたのですが、あれは助かりました。「いつもマック食べながら運転してるイメージがある」と言われたのですが、確かによく「マックしか食べてないでしょ」と言われますハイ。
いろいろありましたが、まずは只今朝4時半ですが帰京して仕事に復帰しております。お会いしたすべての方に感謝。サーキットで山下監督よりいただいた「4月末までセール(参照)」ってチラシを横目で見ながらブログを書いております。本日もよろしくお願いいたします。
















