2026年05月06日 07:29

アメ横の「路上営業の一斉摘発」

スクリーンショット 2026-05-06 072501アメ横周辺で「路上営業の一斉摘発」がありました。正直なところ、「やっとか」という感想です。

上野駅前に位置する「アメ横表通り商店街」は、6mの公道の両側に店舗が並ぶエリアです。「午後1時〜午前6時は車両通行禁止」という規制がありますが、逆に言えば午前中は車両が通行する時間帯。それにもかかわらず、朝9時を過ぎると両側の店が店頭を歩道いっぱいまで広げ、ついには道路上にまでパラソルを並べる店が出てくる始末でした。

当然、宅配業者や郵便集配の車両はここを通ります。数年前までは、車が来るたびに店舗側が什器を避ける動きが見られましたが、今では「こんな所に車が通れるわけがない」という態度の店舗が劇的に増えました。

この背景には、外国人オーナーや店員が激増したこと、そしてコロナ禍に一時的な「飲食店の路上営業基準の緩和」があったことが挙げられます。すでに緩和措置は終了していますが、「周囲がやっているから自分も」という、なし崩し的な流れが続いていたのです。

いつかは本格的な取り締まりが行われると思っていましたが、とうとう実施されたようです。実はアメ横は台東区役所も上野警察署も目と鼻の先にあります。その気になればいつでも規制できたはずですし、せめて30分に1回のパトロールなどの対策も可能だったはず。今回の摘発を機に、ようやく本腰を入れる動きになるのかもしれません。

一方で、国は2020年から「歩行者利便増進道路(ほこみち)」制度の運用を開始しています。道路管理者が指定すれば、「賑わい創出」を目的とした道路占用が正式に認められ、テラス席やキッチンカーを設置できる仕組みです。また、「都市再生特別措置法」の特例を活用すれば、広告や施設の収益を地域貢献活動の財源に充てることもできます。

実際、札幌駅前ではこれらの仕組みをハイブリッドに活用し、地上と地下を一体化させた活性化が進んでいます。また、新橋駅から虎ノ門ヒルズへ続く歩道でも、エリアマネジメント団体が主導する魅力的な店舗展開が見られます。

これらはあくまで「ルールに基づいた活用」であり、アメ横のような「やったもん勝ち」の不法占拠とは根本的に異なります。せっかく道路を街の資産として活用できる仕組みが整ってきたのですから、アメ横もこれらを上手く導入すれば良いのですが・・・。多国籍なオーナーたちがひしめく現場では、合意形成やルールの徹底は一筋縄ではいかないのかもしれません。

この変化が一時的なものなのか。気になっているので、今日にでも足を運んで現場を確認してきたいと思います。

記事検索
QRコード
QRコード
月別アーカイブ