私には分からないのですが、日本航空グループで相次ぐ飲酒トラブルに対し、社内規定がフライト12時間前まで禁酒から24時間前となり滞在先では禁酒にまで至りました。でもトラブルは発生しているわけで、設定される飲酒制限ルールは何の解決策にもなっていないだけでなく、恒常的なパイロット不足から飲酒トラブルをおこして退職させられた乗務員も、すぐに別の会社に採用されるという悪循環。単にJALグループの乗務員が他の会社に転職してるだけって感じだったりもして、空の安全には何の役にも立ってなかったりします。
住宅地の時速30km制限だって誰も守らないわけで、守れないルールを作っても誰も守らないですよね。出張先で酒を飲むなってルールを作ってる会社も異常だけど、パイロットが常務前のアルコールチェックをすり抜けられるって仕組みのほうが異常。
いい大人なんだから、酒を飲もうが大騒ぎしようが個人の責任の範疇においては自由だと思うのです。ただし、パイロットについては運行前に厳格なアルコールチェックをやるよって仕組みを設定し、それをクリアできなかったら免許はく奪だよって仕組みを、JALグループが作るんじゃなくて、国が作るべきだと思うのです。
乗客に対するセキュリティチェックはあんなに厳しくやっといて、パイロットのアルコールチェックは運行会社任せっておかしいですよね。それこそ第三者がやるべき。普通に路上検問で警察がやってる飲酒検問を空港でやるだけですからね。簡単だと思うんですよ。
国交省が予算化して空港のある都道府県警に指示すればいいだけでしょ。各警察だって天下り先の交通安全協会等にやらせてもいいし外部の警備会社に委託してもいい。大して難しい話しじゃ無いと思うんです。
こういう国民の安全を守るための法整備って国会議員の仕事ですよね。だって国会は立法府ですからね。総理大臣が誰になるかとか与党がドコになるかの綱引きというか陣取り合戦しているヒマがあるなら、まともな法整備をやって欲しいなーと小さく思っている私です。