スクリーンショット 2025-10-15 062527首都圏のミニスーパーといえばイオン系の「まいばすけっと」が独壇場。1都3県千二百店以上ものネットワークを構築しています。でもココに中国地方と九州地方から殴り込みをかける流通があります。

まずは岡山から首都圏出店を計画しているのが大黒天物産。以前のブログで岡山駅前店での出来事を書きましたが、ここのコンビニ業態である「ら・む〜マート」が12月に山梨県に上陸。その後は首都圏攻略も視野に入れているようで、東京本社が大田市場横に設置されています。

ここはディスカウントスーパー「ラ・ムー」を運営しているのですが、その価格で販売するミニ店舗をコンビニ風の感じで展開。弁当213円(税込/以下価格表記は税込)、にぎり寿司10貫322円、缶コーヒー39円・・・うそでしょーって感じです。

次に九州からの刺客は、先日西友を買収したことで話題となったトライアル。ここがコンビニ業態である「トライアルGO」を11月に都内初出店し、今後1年間で13店舗展開すると発表しました。

ここも博多周辺で行った事がありますが各種弁当や寿司が300円台でズラリ。価格で勝負するコンビニといった感じで、今後は西友の仕入れパワーを使った安い食材を使って西友各店の調理スペースで調理した弁当などをコンビニに回す形で展開すれば、結構な脅威となるでしょう。

あとは、フランチャイズ形式で「業務スーパー」の出店を拡大している神戸物産がどう動くかですが、ここも首都圏でのコンビニ業態を開発してくれば脅威になること間違いナシ。

経産省が動いて「フランチャイズで出店して抜けられなくて困っている方を救済する」なんて動きが出て来れば、既存コンビニオーナーの大量離脱から格安コンビニへの転換といったことも考えられるでしょう。

とはいえ賃料が高い首都圏でローカルのビジネスモデルが活きるかどうかは未知数。今後に注目して行きたいと思ってます。
ramu