スクリーンショット 2025-10-14 041734とうとう184日間の会期を終え、大阪・関西万博が閉幕しました。テロ等の大きな事件も無く、発生した様々なトラブルにも2週間以内に対応して見事な運営だったと思います。

一般入場者数は2500万人超と2005年の愛知万博の2205万人を大きく超えたので、やはり大都市大阪の凄さを感じるとともに、イベント自体が大成功に終わったことを実感させてくれる数字と言えるでしょう。

あのバブル遺産であった人工島での開催は不安しかありませんでしたが、大阪メトロ中央線を延伸させるという素晴らしい解決方法で集客の難問を解消。さらに、場内に通常価格で販売するコンビニや自販機を設置したのは初の試みと思われ、これも素晴らしいと感じました。

事前の話しでは現地に仮住まいを置いてガッツリお手伝いするつもりでしたが、弊社も人材難と仕入れ価格の高騰で今年1月に断念。結局会期中の大阪・神戸訪問は4回にとどまりましたが、そのうち1回は自身でチケットを購入して何のアテンドも無く一般客として観てきました。

オリンピックもそうですが、こういった国や行政が赤字でもいいのでやるって事業は、民間の利益最優先事業とは異なり、素晴らしいものが出来上がるということを強く感じることができました。

課題は残念なレガシー(遺物)をいかに遺さず閉幕するかで、何やらあのリングを一部(or全部)遺すとか言ってる方もいるようですが、そんなものがあるだけで毎年数千万円は出費があるでしょうから、記念レリーフの設置等にとどめて、すべてを解体する際にまとめて処分したほうが良いかと思います。

人生のうちで、1970年の大阪万博・1990年の大阪花博に次いでまた大阪で万博が楽しめるとは全く思いませんでした。いい時代に生まれたことを実感するとともに、次もまた開催されることがあれば、参加させていただきたいと思いました。

運営にご尽力された方々はおつかれさまでした。私は大阪オリンピック招致失敗にも少なからず関わっていて、あの人工島がどうなるのかも少し気にはなっていたので、その意味でも感慨深いイベントとなりました。本当にありがとうございました。

万博は終わってしまいましたが、久々に大阪の良さを再発見することができたので、いつの日かまた大阪へ行きたいと思ってます。