イベントのロケハンで必ずやるのは近くにある弁当屋/スーパーマーケット/ホームセンター/100円ショップ/病院の確認なのですが、今年のラリージャパン開催へ向け先週豊田スタジアムを訪れた際に知ったのは、長年お世話になった弁当店の閉店でした。その名は「ベントマン 豊田広川店」。店舗を訪れると扉は閉ざされ、店の入口ドアには9月30日で閉店した旨を知らせる張り紙。そしてその横と前にある車には弁護士名による「今後自己破産を申し立てる予定」との紙も貼りだされていました。
30年間にも渡ってお世話になったお店ですし、歩いてでも行ける距離だけに本当に使いやすくて便利なお店だったのですが、残念な気持ちと寂しい気持ちが交錯するロケハンになりました。
東京&名古屋からロケハンに集まって来た各スタッフも、この報告をすると「えー!」と大きな声をあげて驚き、「新しいメニュー開発して頑張ってたけどなー」とか「1日50個も発注してくれるのうれしいですって言ってくれたけどなー」等と思い出を語っていました。
ベントマン豊田広川店はフランチャイズ店だったようで本部が無くなったわけじゃないし、まだ名古屋市内に10店舗とそれ以外に5店舗あるので食べられなくなったわけではないですがね。
私はイベント現場では弁当手配はしますけど基本的に食べないんです。これは本業のイベントだけでなく、レースでもボランティアでも同じ。持参したカロリーメイトやグミを食べるか、所定の時間を過ぎても余っていたら食べるって感じ。運営者が飯なんて食うなって感じだったりします。
そんなわけで、ベントマン豊田広川店さんのお弁当って何度も発注した割には食べてないんですよ。そしてイベントって足りなくならないように何個か余るように発注するので、今まで何十個も捨てて来てるんです。そこが一番悔いが残ることかもと思ってます。
一番大変なのは経営者と従業員の方々だと思いますが、遠く東京の地にも寂しがっている人々がいることを記して終わりにしたいと思います。