
「週刊誌なんて回し読みしねーだろ」と言われそうですが、じつは結構なレベルで美容院・病院・歯科・整骨院に置かれるんです。そんなわけで読み応え抜群なのに大して意味のない40代以上の女性が興味を持ちそうなネタが充実していて、順番待ち施設の必須アイテムだったりします。
通称「自身」と呼ばれる「女性自身(光文社)」と通称セブンと呼ばれる「女性セブン(小学館)」が2大巨頭なのですが、元祖は「週刊女性(主婦と生活社)」です。
逆に真面目でテレビや新聞では報じない記事を書くというスタンスなのが「週刊新潮(新潮社)」「週刊ポスト(小学館)」「週刊文春(文藝春秋)」でして、スクープ記事で社会を変えるといった雑誌カテゴリーでしたが、発行部数の落ち込みと共に記事は社会問題から芸能人の下半身ネタに推移していたりします。
今回のフジテレビ問題については、12月19日発売の女性セブン「新春来福プレミアム特大合併号」のネタでして、メインは「2025大谷翔平&デコピンカレンダー」と「ドラえもん2025マジカル大入り袋」「&TEAM(エンティーム) 福来る ハッピースピンナップ」でした。
だいたいの週刊誌は年末年始進行で特大号と呼ばれる合併号を出してお休みを作るのですが、その際の表紙は白い和服を着た男性アイドルグループというのが常態化していて、今回の大谷夫妻が表紙ってのは超斬新で驚きました。
表紙写真を見れば分かるように、一番上に「美智子さま(90)海外にはもう行かない」、題字下には赤ベタ白文字で「相続と生前贈与」、右端にはピンクの文字で「治療 手術」、左端の赤ベタ部分には「悠仁渋滞通学、警備できません!」といった感じで、中居さんの件は独占スクープにも関わらず、あまり大した扱いにはなっていません。
そして1月6日発売の「2025年1月16日・23日合併号」も後追い記事はナシ。この件を深堀りして部数を増やそうなんて姿勢も見られませんし、うちのスクープネタです的な感じも無く、気が付けば世の中の人々は「中居とフジテレビも文春砲にやられたね」的な認識になってたりします。
今や芸能記者とフリー記者が好き放題に嘘八百を書いてる状態になってますし、SMAPのCD1枚すら持ってない人まで「中居が」なんて呼び捨てにして適当発言をしていますが、もはや「今日は寒いね」レベルの話題にまで成り下がっているので、それは良しとしましょう。
ただ、自社で取材したわけでもないのに適当なことを書いた週刊文春はアカンし、それをネタ元として尾ひれ羽ひれをつけた記事を書いたり配信した記者やメディアもアカンし、記者会見で調子ぶっこいた発言や質問をした人々もアカンと思うのですよ。
フジサンケイグループって今回のメディアやネット報道は全部集めてますよ。記者会見動画だって開始前の記者が集まってきた部分から帰るまでを全部保有していて、全部文字に書き起こしてどのメディアの誰が何を発言したかを弁護士にチェックさせてるわけですよ。
顧問弁護士って人々は今仕事しなかったらいつやるのって状態ですから、結構な数の裁判がおこされて損害賠償請求する感じだと思います。
そんなわけで嘘八百メディアやライターさんは、今後はこの話しについて早めに謝罪記事を載せるとか、ネット系なら間違ってましたと載せるといったことをしないと、えらいこっちゃになるんじゃないかと思っております。
最後になりましたが、私は中居さんが女性を伴って食事をしていたとか、宿泊ホテルの部屋に連れ込んだなんてシーンを見たことがありません。雀荘に入り浸っていたとかエラそうな言動をしていたなんてのも知りません。ネットに出ているのは全部ウソだと思ったほうがいいんじゃないかと思ってます。