
後方の頭上収納スペースから発火したことが複数の目撃者談として出ていることからそこが出火元でほぼ間違いなく、客室乗務員も消火器を持って出火元に走ったとしているので、乗客が持ち込んだ荷物が出火元の可能性が高いです。
当然ですが夜22時過ぎに出発する香港便ですから、春節へ向かう中国圏の方々で満員だったでしょうし、ただでさえバカみたいな量の荷物を持って旅客機に登場する方々だから、年に一度の正月休みなら大量に親族へのお土産で機内収納スペースは超満杯が確実。
旅客機のコクピット・翼・エンジン・貨物室は焼け残っていて、機内内装も難燃素材のはずですから、出火元から燃え広がったのは頭上収納スペースに詰め込まれた荷物から荷物へと燃え移ったためでしょう。もしかすると足元にも荷物を置いていて、それも燃えたかもです。
事故機はエアバスA321-200。乗員乗客は176名とされているので、ほぼ満席だったことが分かります。おそらく有料の足元が広い避難扉周辺だけ空席だったのでしょう。それが結果的に避難誘導に有利に働いたのかもしれません。離陸前での火災であったため死者ゼロだったのが不幸中の幸いだったと思います。
負傷された方々の1日も早い回復を祈っております。