
後に出されたエンカウントのインタビュー記事(前編・後編)で、公表しなかったのは「会社に口止めされていたから」とも語っていて、この方が会社が関わる事で信じられないほどの恐怖を体験され、それを会社が口止めしていたことが分かりました。会社の産業医が会社が原因のPTSDと認めているのに上層部が口止めしていたら絶望しかないわけで病状が悪化するのは当然。大変な経験をされたのに頑張って生きるという選択をされたことを素晴らしいと思います。
私も阪神淡路大震災での悲惨な光景と自分が誰も助けなかったという自責の念でおかしくなり、約10年後にPTSDだと理解してからも、その理由が「自分が誰も助けなかった」という1点であったことに気づくまでさらに10年近くかかりました。以前は地震報道を見るだけでキョーレツなフラッシュバックに襲われてました。
この方は2020年の入社で2023年7月からPTSDにより休職、2024年8月退職だそうですから、入社3年目で恐怖被害に遭い、PTSD発症後1年以上も会社から口止めを強要されるというさらなる恐怖被害に遭っていたことになります。
PTSDの発症原因は様々ですが、産業医が診断しているということは戦争・テロ・甚大災害・重大事故・殺人未遂・性的暴行を受けたと思われ、ご本人が複雑性PTSDではないと語っているのでイジメやパワハラではないとすると、会社が関わるという意味では原因は一部に特定されるわけで、いつかは全容が明かされることが分かっていたともいえます。
この方はかなり体調が回復されたとはいえ、今後は大きな好奇心や批判にもさらされる危険性がありますが、PTSDから治療を受け回復しましたと言っているだけでどんな被害にあったかは公表しておられませんので、被害の傷が癒えることは無いと思いますが、少しでも良く体調が回復されることを祈っております。
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