m2017年あたりから広まった「MeToo運動」は、世界中で多くの共感を集め、驚くほど沢山の著名人や有名人が性被害の加害者であるとあぶり出されました。

しかし日本では、パワハラやセクハラの一種として扱われ続け、大物代議士が「セクハラ罪という罪はない」「女性記者の隠し撮りもある意味犯罪」「名前が出てる人=はめられた説もある」等と発言したりして、根本的な解決には至っていませんでした。

私が2日間の経営者向けセクハラ&パワハラ講習を受けてショックを受けたのがまさにこの頃で、「女性社員を食事に誘ったらアウト」とか「昼食は休憩時間なのでスタッフと食事は厳禁/業務終了後の飲食は完全なパワハラ」等と教育的指導を受けまくり、働き方を完全に変えました。

放送局の方々や芸能人の方々がどれほどセクハラやパワハラに関する教育を受けているかは分かりませんが、私個人で言えば各種ハラスメント講習を受講して、喫煙可能な店には行かないとか、酔っていたは言い訳にならないので場面によっては酒を飲むな等々を学びました。

今回の件で分かったのは「性的問題を発生させたら密室化できない」「問題に対する賠償金負担は当たり前」「示談しても性的被害事実は公表されると思え」って事なのでしょう。

海外の「MeToo運動」で表沙汰になった話しも、示談金を受け取っていたので長年隠されていたとされてましたから、日本に「#MeToo」が遅れてやってきたのだと思います。

私は以前も書いてますが、世代的か個人の問題か分かりませんが相当なアホなので、まあまあ失礼なセクハラ行為もしてきたという実感はあります。そして今も「別に異性スタッフと2人きりで食事ぐらい良くね?」とか「大人なんだから合意の行為はあるんじゃね?」とも微かに思ったりはします。

でも、昔は飲み会で普通に飛び交ってた「先っちょだけもやったことになる?」「手相見ていい?」「服の上から透視させて!」みたいなのはダメだというのは分かります。透視ゲームで「パンツの色は白!」に女の子が「正解!」なんてやってましたからね。「ちょっとだけ見せて」「ちょっとですよ」とかね。

ポッキーゲームとか今は無いんでしょうねえ。昔は高級なお店にも必ずポッキーがあってホステスさんとやったもんでしたけどねー。普通のポッキーをシャンパングラスに入れただけのが5千円とか普通にありました。知らない方のために書きますが、男女でポッキーの両端を加えて食べていくってだけの遊びです。当然プリッツ(グリコ)・トッポ(ロッテ)・ポテロング(森永)でもできます。

その昔は高級コールガール派遣みたいなのも実在してまして、頼まれてタレントさんの部屋に手配するなんてのもありましたから、いろいろ感覚が狂ってる人もいると思います。コンサートツアー先のイベンターさんに連絡先を教えてもらったりもありました。古い話しですがね。

東京の国際スポーツイベント閉会式夜に朝まで飲み会をやって渋谷のカラオケ店から転落して社員が骨折したってテレビ局もありましたが、あの時が具体的な参加者名が公表されませんでしたけど、ああいうのもタレントさんや事務所社長が同席していておかしくないですよね。

これからは何でも表に出る前提で行動しないといけない時代なのでしょう。当然、若い世代は対応できてる訳ですから、私のようなアホ世代が反省して間違いをおこさないように行動すると同時に、いまや「わい談」は「ウィットに富んだ会話」では無くなっていることを意識して会話したいと思います。

飲みの席でエロい話しをしても良いという異性がいたら、録音されてると思って行動するようにします。