2022年10月17日 07:13
円安が止まらない
円相場が1ドル150円を伺う攻防戦になってます。120円を超えたあたりから延々と円安に対する話題は出ていますが、政府&日銀は対策を講じない構えです。本当は金利を上げれば良いのでしょうが、住宅ローンを抱えている個人と借金がある中小零細経営者の存在を考えると上げられない。もっと分かりやすく書くと「金利を上げると自民党は選挙に勝てなくなるので上げない」って感じでしょう。
日銀は独立した機関なので政府の意向を汲む必要は無いのですが、ここ数年は政府の意向が色濃く反映される感じになっているので、これも世界の市場から見透かされていて「日本は金利を上げないので円を売ってドルを買おう」という強い流れになってます。
この円安で日本に注目し始めたのが世界のハイブランド。ヨーロッパやアメリカの高級ブランドが「日本安いじゃん!」ということで、様々なイベントを仕掛けたり、不動産取得に動いています。
では肝心の国民生活への影響は?というと、様々な経済アナリストや経営コンサルタントが指摘していたほどの変化はおきていません。レギュラーのガソリン価格も160円程度で止まっているし、電気代は家庭で使う低圧については2割程度の上昇。価格が大きく変わったのは約2倍になったサラダ油ぐらいの感じ。
実際、日常生活においては円相場ほど物価が動いた感じは無く、外食産業やスーパーマーケットも値上げを極力抑えているので、それほど大きなダメージを受ける感じではありません。
原材料高という意味でいえば各種金属は2倍以上に値上がりしているし、電気も企業が使う高圧や特別高圧は4割近く値上がりしているので、製造業は着実にダメージを受けています。
外食はもっと厳しい。数年前に牛乳や卵の一斉値上げがありました。水より安いと言われた牛乳は適正価格に是正され、スーパーで100円以下の特売に多用されていた卵は特売に登場しなくなりました。どの業界よりも早めに原料高に見舞われていたわけです。
なのに価格に反映させずに来たので、食材・調味料・食用油・電気代・ガス代が一気に高騰した結果、客単価1000円以内に設定している中華料理店やそば&うどん店等では深刻な経営難に見舞われていると思われます。
この原料高や光熱費のアップですが、現状の円安を反映させたものではないので、来年にはもっと大きく原価コストが上昇することは間違いありません。飲食店の水道光熱費は平均で売上の7%と言われますが、立食いそば店だと夏場はすでに20%近いかもしれません。経営破綻水域です。
我が家の近くにある飲食店も50円値上げや100円値上げが相次いでいるのですが、例えばラーメン500円を600円にして収まる原料高じゃないので、いつかどこかで飲食店の暴動がおきるか、低価格店の一斉淘汰がはじまるかのどちらかでしょう。
先日、長崎ちゃんぽんで有名なチェーン店「リンガーハット」が、来年2月締めの今期は4億5千万円の赤字予想だと発表しました。以前は2億4千万円黒字予想でしたから、夏の間で約7億円も下振れしたことになります。
今年春に長崎ちゃんぽんで30円ほど値上げしていたけど追いつかなかったわけで、来月10日から再度30円アップするそうですが、これでも原材料高と光熱費高騰幅に追いつくのは難しいでしょう。
この週末には岸田総理が我が町である武蔵小山商店街を訪れていたのですが、原材料高の高騰は理解できたのでしょうか?それとも地域を大混乱に陥れただけの訪問で終わったのでしょうか?前者だと信じて今日からの予算委員会を見守りたいと思います。
でも野党もアホだから統一教会問題とか安倍総理国葬問題とか質問しちゃうんでしょうね。あーアホだー!










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