アメリカのトランプ大統領が、FOXニュースのインタビューで日本の名前を挙げ「手紙を送って貿易協定は終わり」「日本車は25%の関税を課される」と断言しました。アメリカの自動車ディーラーは在庫販売方式で、すでに2025年分は仕入れてますから、今の交渉は2026年モデルの話しでして、例年10月になると2025年モデル最終値引きと2026年モデル新登場が
同時に載った広告が展開されます。
とすると、そろそろ2026年モデルの販売価格を決定しないといけない時期なので、25%関税を考慮した価格設定がされることがほぼ決定したという状況です。
普通に考えて今年のモデルを買った方が来年のより安いわけで、お金を持っていて日本車の購入検討されている方なら迷わず2025年モデルの在庫車を買うでしょう。定価が上がるってことは、リセールも上がりますからね。
関税が上がって損をするのは日本車を買うアメリカ人と売れなくなって困るアメリカのディーラー経営者であって、日本の自動車メーカーは1ドル=110円でも利益が出る仕組で、1ドル=145円付近で安定している現状なら、関税25%が確定したらそれを前提とした経営シフトを敷くだけで、あまり大きな影響を及ぼさないのではないかと感じてます。
ただ、間違いないのは日本でアメリカ車が売れないのは日本の輸入障壁が理由じゃないってこと。壊れやすい、乗りにくい、デカすぎる、近くにディーラーが無い、乗っていても褒められない・・・といった様々な理由が複合的にからみあってるから。
その昔はガラ悪そうな方々がアメリカ車やメルセデスベンツに乗っていて、それに憧れる層がそういった輸入車に乗った物でした。私も近鉄モータースが正規代理店だった時代にジープチェロキーって車に乗ってましたが、インテリヤクザが乗ってるイメージに憧れてってのが大きな理由でしたねー。
今はガラ悪そうな方々はアルファード/ヴェルファイアに乗るわけで、メルセデスベンツですら選ばれない時代にアメリカ車を選ばせるってのはかなり難しい状況なわけで、どこかで新しい価値観を作り出さないと今後も売れないと思うのは私だけでしょうか。
最低でもフォードやクライスラーを売るディーラーが無いと普及しませんよ。トランプ大統領が日本でアメリカ車を売りたいと言うなら、ディーラー網構築から頑張っていただきたいと思っております。























































