
快適さを求めるなら靴の中敷きは絶対必要。靴下だって冬は保温性能の高い物が必須ですし、何なら靴ごと買うって人もいます。もちろん服だって洗濯回数を減らしたければ予備を買った方が便利だし、インナーだって夏場は何度も着替えられるほうが気持ちもいい。
背嚢と呼ぶリュックだって各自で使いやすい物を買うのは基本になってます。さらにベルトやリュックに取り付けるマジックテープ式のポーチ等も必需品。ドライバーや缶切りの付いたアーミーナイフや時刻の見やすい腕時計等は大半の隊員が購入します。
もちろん装備を買ったり集めたりが好きな方もいるので、そういう人は給料から支出するのも痛く無いでしょうが、自衛隊員における軍隊マニアなんて一部のみ。ほとんどは普通の人ですから、最大コストパフォーマンスを求めて私物装備品購入することになります。
そこで私はそんな使えない装備品を国費で支給するぐらいなら、全自衛隊員に部隊内コンビニで売ってる装備品を国費負担で購入可能な枠を与えた方がいいんじゃないかと思ってます。制服も支給するのは1枚のみで、あとは欲しいのを自分でチョイス。きっと喜ばれると思うんですよねー。
先日、品川区の青少年育成活動で区の職員さんと100人以上の子供達を引率して長野県まで宿泊研修へ行ってきました。その際に職員さんは装備が自腹だと聞いて驚いたんです。だって雪山ですよ。そんなの引率の仕事が無ければ普通は行かないでしょ。
私達は有償ボランティアなので活動すれば給与(数千円です)をいただけるので、その中から買うだけですけど、もともとの給料からスノーブーツやスキー手袋を買わされるのは「?」って感じ。サラリーマン時代の私なら有無も言わさず購入して領収書を経理に回してましたよ。
凍傷になったら一大事ですよ。しかも凍傷って簡単になるし自覚症状は無いですから。手足の指を切断するようなことになることも少なくありません。そのリスクは伝えておいて「だから温かくする装備は買った方がいいよ」と言われるのって変ですよね。
うちの会社では、イベントで使うレインコート等は会社負担です。安全靴や落下防止帯やヘルメットは会社で用意しています。公務員の皆さんにも各種装備品を公費で購入できる仕組みが導入される日が来るといいのになーと思っている私です。