HIPPO大野の雑記帳

ヒポポタマス社長のお仕事&プライベート日記

2022年10月

sekouその昔は、イベント業界には法律なんて無いのが当然というのが平然とまかり通っていました。それが大きく変わったのは1999年8月30日の渋谷ハチ公前交差点での郷ひろみゲリラライブ。

スクランブル交差点に大型パネルトラックを侵入させ停止。荷台のサイドウイングを開いていきなり「GOLDFINGER′99」を歌わせたのです。その時間はほんの5分程度。しかし事前に記者発表がされていたために報道陣が大量におり、一般人も一気に流れ込んだので、現場はプチパニックに陥りました。

これに怒ったのが渋谷警察署。それまでは厳重注意等で終わっていたのですが、レコード会社、企画した広告代理店、実施したイベント会社等まで書類送検され、一部には懲役3ヶ月(執行猶予2年)の判決が下るまでの事態に発展しました。

結果的にこの曲は大ヒットし、書類送検されたレコード会社や広告代理店の方々は出世するに至るのですが、実際には郷ひろみ本人まで事情聴取されるに至ったこともあり、東京のイベント業界が一気にコンプライアンスを気にするようになりました。

正しくは大手広告代理店のイベント担当部署が気にするようになっただけでしたが、それに伴って自発的に法律順守の姿勢を打ち出すイベント会社も増えて行き、気が付けばコンサートの設営スタッフでもヘルメット・手袋・安全靴・長袖&長ズボンといった事が常識になって行きました。

これはレース係員も同じですよね。昔はノーヘル&普段着でしたが、今はヘルメット&オレンジツナギが当たり前になってます。

最近は守るのが当たり前になっていて、作業区画をロードコーンとコーンバーで区分けするとか、夜間の場合は発光式警告灯を設置するとか、有資格者(建設施工管理技士・職長安全衛生責任者 等)の配置と資格証確認や一人親方の労災加入状況確認も普通になりました。

とくに厳しくなったのは高所作業。労働安全衛生法だと「高所作業は高さ2m以上」とされていますが、厚労省は「注意すべきは高さ1m以上」としています。身長170cmの人が30cmの台に乗ったら2mなので、簡単に書けば現場作業は全部高所作業を含むことになるのです。

そんなわけで、イベントの設営撤去はヘルメット着用が常識になり、一般の通行がある場合は作業区画はしっかりと分けた上で警備員誘導を配置というのが普通になりました。

現実には労働安全衛生規則の第110条に「事業者は、動力により駆動される機械に作業中の労働者の頭髪又は被服が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に適当な作業帽又は作業服を着用させなければならない。」 となっているので、電動ドライバーを使うなら帽子必須。2m以上ならヘルメットなので、全員ヘルメットするってのが当たり前になったのでしょう。

そんなわけで今はイベントでも「作業開始前に始業前確認をさせていただきます。本日私共の安全管理者は大野となります。では各社の安全管理者と従事者の労災加入状況確認報告をお願いいたします」なんてことやってるんですよ。

そんなわけで最近は「安全管理者は腕章は必ず着用」とか「作業員は作業腕章を左腕に」なんてことを言ってる私ですが、昔はヘルメットどころか半袖半ズボンにスリッパで施工していたわけで、大きな事故無く生きてこれたことに感謝しております。

ちなみに写真は2013年11月のイルミネーション施工立ち合い風景。コンビニ前でコーヒーを飲んでサボっている自分を激写してみました。10年も前にはこんな格好してたんだなーとしみじみ思う朝です。イベント関係者のみなさま今回もありがとうございました。

winkまた圧死事故が発生してしまいました。先日インドネシアのサッカー場で174人が亡くなったばかりなのに、またソウルの梨泰院で146人死亡だそうです。

私が大阪のイベント会社に就職した時代はバブルの真っ最中。入社と同時に即戦力として現場投入されるのですが、何の教育も無くいきなり独り立ちでした。しかも大阪では花と緑の万国博覧会が開催されており、イベント現場数が山のようにありました。

そこで徹底的に教えられたのが「圧死の怖さ」です。とにかく人が集まったら圧死の恐怖が常に隣り合わせなので注意しろと言われまくりました。

でも、文書や口頭では分からなかったというのが正直なところです。ではどうやって理解したかというと、思い知らされて理解したというのが正しいでしょう。

30年以上前の話しですから当時はインターネットなんて無いしコンプライアンスなんてカケラも無い時代。思い付き&思い込みと経験則でイベントをやるのですが、当然のように事故目前の状況が頻発るのですよ。

スーパーマーケットダイエーの店頭で、超人気アイドルだったウインクのミニコンサートをやった時なんて、200人程度しか入れない場所に1万人とか来ちゃうんですよ。現場は常に圧死と背中合わせ。タレントは搬入口からトラックで出入りさせたりしてました。

一番危険を感じたのは今は無き近鉄あやめ池遊園地での忍者というジャニーズアイドルのコンサート。入場無料で自由席ということで始発からたくさんのファンが遊園地の入場門前に集まってしまい、そこに「列が長いので早めに門が開くらしい」とのデマが流れました。

群集心理とは怖いもので、あっという間にそこにいた数千人が鉄門に押し寄せたのです。押し寄せたファンに運営していた最前列にいる私が押しつぶされそうになると思った瞬間、先輩が大量いるファンにこういいました「お前ら中止にするぞ!」とね。

それはそれは見事なもので、中止を恐れた人々は一気に静かになりましたよ。おかげさまで無事忍者のライブは開催され、翌年からはスマップをやるようになりました。ジャニーズ担当は5年ほどでしたが、危ないと思ったのはこの瞬間だけでしたね。

それからは「人を集めるより安全第一」をモットーにイベントを企画するようになりました。どちらかといえば集客より確実性という感じですね。とくに人気タレントが来るイベントほど危ないので、注意が必要です。

今回のソウルでの一件は、大量に人が集まっているハロウィンイベント会場に「有名タレントが来た」という噂が広まって1箇所に人が殺到した結果事故になったと聞いています。まさにその状況が危ない。

これからも安全第一の姿勢でイベントをやっていきたいと思う事故でした。明日は我が身だけに怖いです。

おはようございます。単純な理由ですが、充電ミスにより本日のブログをお休みとさせていただきます。電源アダプターの断線と思われます。本日は東京味わいフェスタ2022(公式HP)の日比谷会場を仕切らせていただいております。

IMG_4650大田区役所のある蒲田は、仕事で羽田空港や周辺道路の屋外広告物申請で必ず行く場所なので、週1回は行く場所です。ここには人気ロケ弁紹介で必ず登場する名店「鳥久」があったり、餃子の街としても有名だったりします。

その中でも有名なのがとんかつ。とんかつの聖地とも呼ばれ、蒲田3大とんかつとして「丸一」「檍(以下あおき)」「鈴文」を最初に紹介されるのが定番でした。

ただ西の横綱とまで評された鈴文さんが2016年に閉店。駅の西口ロータリーに面した場所に、ドーンと「かつや」が鎮座しているので、味は比較になりませんが、なかなかに厳しい環境だったのかもしれません。

「あおき」の隣にあるカツカレー専門店「いっぺこっぺ」は、じつはあおきの手掛けるお店で、あおの激ウマとんかつをカレーで楽しめるという超がつくほどのお楽しみ店。蒲田でカツカレーといえば「キッチンすみっこ」か「いっぺこっぺ」って感じです。

「キッチンすみっこ」はどう見てもマンションの1階にある喫茶店なんですが、来店客の大半がカツカレーを注文します。理由はここのカレーが2010年まで駅前にあった「ビフテキ・とんかつの店レストラン車屋」の「南蛮カレー」を継承しているから。いろんな歴史がギュッと詰まったカツカレーなのです。

対する「いっぺこっぺ」は新橋・大門・秋葉原・新宿などにも出店しているので、意外と蒲田発祥と知らない方も多いのですが、これはこれでトンカツ専門店本気のトンカツがカレーに乗ってるという珍しいお店です。はじめて食べた時は最高のサクサク食感で仕上げたトンカツにカレーというアンバランスに、いい方向で驚きました。

じつはライブハウスの「音楽食堂スターウッズスペース」もトンカツが有名。フワフワのカツが乗せられたSPFとんかつカレーは絶品です。

「かつや」「松屋」「なか卯」「富士そば」が勢ぞろいする蒲田ですから、安くカツカレーを食べるだけなら和風ワーストフード店で問題ないでしょうが、ほんの数百円で劇的に上手い物を食することが出来るだけに、ぜひ皆さんが選ぶ1位のカツカレーを見つけて欲しいと思っております。

kaotai高田馬場でタイ料理と言えばカオタイ。老舗中の老舗で、なんといっても一押しは980円のランチバイキング。平日だろうが土日だろうが関係なく980円で食べ放題です。

しかもテイクアウトの弁当は500円均一。ランチバイキングの中身が1回詰め放題のセルフ詰め放題弁当は600円。破格の値段で本格的タイ料理を楽しめるお店。超お得なんですよ。

お店は必ずしも大きいわけでは無く、大通りから少しだけ路地に入った地下なので、カオタイに行くつもりが無い方が偶然みつけるのは難しいかもしれませんが、早稲田の学生さんには定番店の一つだと思います。

以前はランチバイキングが920円だったんですよ。コロナ前はオープン前に行列が出来ていることも普通でしたが、明らかにここ1年ほどはお客様が減ってる感じでして、ランチ時でも空席が目立つ感じだったのは事実です。

それでも人気店だけにずーっとあり続けると思ってましたが、なんと10月31日で閉店との張り紙が出ていました。うー悲しすぎる。キッチン南海の早稲田店も先日閉店してしまいましたしね。

飲食店の閉店が相次いでますが、こういう安くて美味い名店が消えて行くのは悲しいですね。閉店までにランチバイキングではなく、しっかり夜の時間帯でお料理とお酒を堪能したいと思ってます。

rosiウクライナに冬がやって来ます。ハリコフの週間天気を見ると11月1日には最低気温がマイナスになるようです。まだヘルソンやルハンシクといった戦線の最前線となる東部や南部は最低気温が5度程度ですが、北部はもう完全に冬支度の時期となりました。

最初にキエフやハリコフといった大都市を制圧しようとしたロシアでしたが、2月から3月にかけては冬から春にかけての雪解けシーズンで、舗装路以外はぬかるんでいたので、ロシアの機動部隊は幹線道路を避けた瞬間にドロ沼にはまって動けなくなって全滅という失態を犯していました。

今回は、最前線の部隊に着替えを送ることなく冬に突入すると言う状況になっています。着替えと言うのはあくまで春から秋にかけての制服のことであって冬服ではありません。ロシア兵は夏用の制服ですら交換してもらえないのに冬服ナシで冬に突入するのです。

これ、バカでも分かる事ですが、このままだとロシア兵は凍死しますよ。気温でいうと10度を切ると凍死に至る人が増えて来て、0度から5度での死亡が一番多い。ウクライナはもっと寒くなるので、耐寒装備が無ければ確実に死にます。

多くのロシア兵が野宿しているわけで、地面の温度が下がると前進の体力を奪われるので、寝た瞬間に命を落とすことになるでしょう。幹部はその未来が見えているので、とっくに最前線から逃げていることと思います。

ロシアのウクライナ侵攻は、最終的にはプーチン氏が決断したのでしょうが、誰かが提案したわけですよね。それは誰なのでしょう。そして最前線に着替えすらも届けられない状況下で、まだ戦い続けている理由は何なのでしょう。

深緑色の車両は雪景色の中で目立ちます。暖をとるために火をおこせば無人機のセンサーに感知され確実に攻撃されます。車両を白にして、火をおこさずに暖をとる方法は用意できるのでしょうか?

WHOや国連は「このままではウクライナに侵攻しているロシア兵の大量凍死が確実視される」との緊急声明を出すべきです。そして最前線の自国民を大量死に追いやろうとしているプーチン氏の存在を国際社会に伝えるべきです。

私はさすがに10月中停戦が実現すると思ってましたが、全く不可能なように見えます。戦場にいる兵士を見殺しや無駄死にへ追いやるロシア指導部の意味が分かりません。誰か兵士達を助けてあげて欲しいと、品川区のオッサンは勝手に思ってます。

先日「円ドル相場」の150円をめぐる攻防戦の予告を書きましたが、書いた直後に円相場は150円を割りこみ、その瞬間に日銀が覆面介入。さらに24日にも同じく同様の介入がありました。

ただこれは単なる焼け石に水の介入です。通常は不当に円安が進んだ場合にドル売りをするのですが、アメリカの金利が日本と比較して破格に良いわけですから、普通に考えてお金持ちは日本円にして日本で運用するより、アメリカドルにしてアメリカで運用するのは当たり前です。

日銀の当座預金残高から分かるのは21日の介入は過去最高の5兆円以上の規模だったってこと。それにもかかわらず、3日間で相場はまた149円にまで戻ってしまいました。

もちろん日銀は円高の時にドルを買うわけですから、1ドル100円周辺でドルを買っているわけで、それを150円で売れば投入資金をはるかに超える金額が円として戻って来てるのでダメージは少ないですが、外貨準備高は減るんですね。

外貨準備高の減少は様々な方面への影響が大きいので、この焼け石に水的な為替介入は、今のロシア兵によるウクライナ侵攻とおなじぐらい捨て身の攻撃であって、単に国力を低下させているだけであることを政府側が意識する必要があるでしょう。

今回分かったのは日銀の為替介入は日本時間に関係なく行われるってことなので、FXやる人なら「1ドル151円になったら売り、146円になったら買い」という単純アルゴリズムでもボロ儲けできることが分かって、大盛り上がりしていることと思います。

さすがに1ドル110円が150円にもなれば、ハーレーやJEEPは3割以上値上げするでしょうね。私が19歳の頃はJEEPチェロキの新車価格が750万円。そういう時代がもうすぐ近くに来ているのかもしれないと思ったりしてます。

Yamaha-R15M-2ヤマハが全日本ロードレース選手権で走らせているYZF-R1とYZF-R6ですが、じつは日本国内ではすでに市販されていません。

もともとプレストコーポレーションという企業がヤマハのスポーツバイクを逆輸入の形で輸入していて、それをヤマハの正規販売店が販売すると言う特殊な形態での取り扱いでしたが、国内外での仕様差が少なくなり、プレスト自体が2020年6月で輸入取扱を終了してしまいました。

ヤマハはJSBクラスにおいてR1でワークス活動をしており、R6を走らせているチームにもメーカー支援の入っているチームがあるようですが市販車はないわけで、広告宣伝価値が減ってしまった今、もしかしてレースをやめるのか?なんて思ってました。

ところが、全日本ロードレース選手権でも2レース前のオートポリスあたりから一気にR6の最高速が上がりました。車体が変わっていないので電子制御の進化だと思います。ヤマハ勢が一気にタイムアップしたので、エンジンの最高回転数が上がったのでしょう。

そして先日、ヤマハから「YZF-R1」と「YZF-R6」のレースベース車の予約受付開始のアナウンスがありました。R1レースベース車が227万7000円、R6レースベース車が128万7000円。

ということで来年もヤマハはバッチリ参戦&レース支援継続して来るようです。こういうニュースは元気出ますね。市販車は販売してないと言う状況下にも関わらず、市販車改造クラスに参戦継続していただけるのは感謝でしかありません。

ヤマハに期待されているのは、今はR6そっくり顔のYZF-R125の日本発売。11月のミラノショーでニューモデルが発表され、その際に来年の日本導入が発表されるとの噂が出ています。XSR125の発売も噂されてるし、先日はジョグが125になって登場と面白くなってきたヤマハ。今後の活躍に期待してます!

kitei-1今年8月にオリパラ組織委員会の元理事(以下元理事)と大手紳士服会社のトップが逮捕されて一気に話題沸騰となったオリンピック汚職事件。お酒を飲むと、よく「元広告業界人としてどう思う?」といった質問を受けることも多くなってます。

個人的には、一番悪い人みたいに言われている方は、スポーツマーケティングの世界でスポンサーを見つけてきて中間マージンを得たり業務フィーを受け取ることが本業だったわけで、オリパラ組織委員会の元理事って名誉職と切り離すべきだと思ってます。

すでに大手広告代理店ではADK HDや大広といった会社から逮捕者が出ていますし、元理事は4度目の逮捕となっていますので、当局側は絶対に許さないという姿勢を明確にしているのは伝わるのですが、それはあまりに可哀そうかなと。

というのも、お金を払った側には「組織委員会の理事だから信じた」という側面もあるかもしれませんが、元理事側からすれば広告主を紹介するのは通常の仕事ですよ。

広告代理店の仕事ってのは、広告主をテレビ局・ラジオ局・新聞社・雑誌社・インターネット会社・電鉄各社・折込各社・スポーツ団体&チームに紹介する事です。紹介者である広告代理店スタッフは、広告主の代弁者として希望を伝達します。

その際に、大手広告主と口利きをするブローカーみたいな方がいる場合も多くあります。NHKの朝ドラ「まんぷく」で桐谷健太さんが演じていた世良商事社長の世良さんっていましたよね。架空の人物とされていますが、大阪に実在しておられました。

元理事もそういったブローカーをやられていたわけで、口利きした広告主の意見を伝えるのは日常的な仕事の一環なんです。私もよくテレビ局に「深夜の枠でいいのでCM5本追加して」みたいな事を頼んでました。

オリパラ組織委員会の理事って「みなし公務員」である前に「有償ボランティア」(厚労省資料)なんですよ。分かりやすく書くと消防団みたいな感じ。確かにお金は受け取ってるし、会議に出たりイベントへは参加するけど、本気で公務員だとは思ってない。

「消防団の人が文房具屋にラーメンをごちそうになってた」なんてのは、突き詰めれば贈収賄になるのでしょうが、単なる近所づきあいである可能性もある。

この元理事を誰が推薦したのか分かりませんが、この方が理事だと便利だと思った組織や人物がいて、その方々が期待したのは「この人を理事にすることによってスポンサー収入が増えること」だったと思うのです。

当たり前ですが、スポーツの世界で広告を取って来るにはお酒を飲んだりゴルフに行ったりも必要だし、要人を交えての会合等も不可欠。組織委員会の役員報酬は上限毎月200万円ですので、そんな金額で億単位のスポンサーなんて見つけられないのは当たり前です。

広告ブローカーの収入には、「広告主売上全額を自社に通してマージンを引く」「広告主と広告代理店の直接契約にして手数料だけ返してもらう」「広告主と広告代理店からフィーをもらう」「広告主からコンサルタント料をもらう」といった様々な方法があります。元理事も同じようにやっていたのでしょう。

普通の仕事をやってる方なら利益率20%なんて当たり前。飲食店で利益率30%だったら倒産レベルですが、広告業界って15%以下が当たり前なので、元理事が受け取っていたとされる金額が極端に少ない(すべて1億円未満)のもそのためです。

本業をやってたら逮捕されるって怖いですよね。そんなわけで、弊社弁護士から「大野さんも有償ボランティアを退任してください」と言われてます。月額報酬1万円でも「みなし公務員」らしいので、後輩の公務員に餃子の王将奢っただけでアウトとのこと。

チョーめんどくさいので、みなし公務員(Wiki)について詳しく教えて欲しいと思ってます。

stよく「全日本ロードレース選手権の参戦費用っていくらぐらいですか?」という質問を受けます。簡単に書けば「収入」から「支出」を引いた数字が参戦費用なんですが、収入源は「支援者の寄付」と「メーカー契約金」ということになるので、基本的にゼロと考えたほうがいいです。

オリンピックでメダルを獲るほどのアマチュアフィギュアスケーターですらプロ転向する時代。大してメディア露出も無いスポーツにお金を出してくれるスポンサーなんてありません。大した戦果も無い選手のスポンサーは支援者であって広告主ではありません。

例えば全日本ロードレース選手権でST600クラスに参戦した場合、年間全6レースで公式の練習が5回。タイヤがブリヂストン様の協力によりレースウイークで使用する物(コレ)は前後1セットが2万5千円で最大2セットまで購入できます。ただし、普段の練習用に使う物は普通の値段なので約6万円。他にもレインタイヤが必要です。ということは、

タイヤ代イメージ)
・レースウイーク用 2.5万円 6レース×2セット=30万円
・レイン 前後5万円×4セット=20万円
・練習用 6万円×6セット=36万円

レースは練習走行・予選・決勝の3日間で2セット、練習は2日間で中古2セットと新品1セットって感じでザックリ100万円。これ以外に地方選と呼ばれる各サーキット毎におこなわれるレースに練習を兼ねて参戦すると追加でタイヤ代が発生します。

移動費は全日本ロードレース選手権に行く場所への移動が12往復。練習が6往復としてザックリ20往復。1往復と滞在宿泊費で1回1人8万円なら、年間を2人で戦ってる方で320万円。3人なら480万円。

バイクは350万円ぐらいで仕上がりますが、エンジンは2レースに1回はオーバーホールなので、1回30万円として6回で180万円。このあたりで訳が分からない金額ですよね。もう700万円ぐらいになってる。

ここに交換用の外装や転倒時の修復費用等を加えて、レースのガソリン代・各種オイル代・ブレーキパッド代などを足し上げて、最後にメカニックさんの人件費を1人年間200万から1000万ぐらいプラスすると、合計費用が参戦費用になります。

毎年メルセデスベンツのCクラスなら確実に買えるぐらいは必要。本気で勝ちに行くとフェラーリなんて余裕で買えちゃう感じです。

もちろんチームによっては様々な努力によって「1年500万円+修理費用持ち込んだら走れるよ」って感じになってる所もあると思いますが、実際にはこんなに必要ってお話しでした。

そんなわけで、レースをやってるという知り合いが近くにいたら、10万円ぐらいは寄付してやってくださると、レース界が活性化すると思います。みなさまの暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

kiso日本に住んでいてよく分からないのが国と行政の手続き。最近ようやく印鑑は不要な書類も多くなりましたが、だからといって手間は全く変わらない。あり得ない数の手続きが山のようにあります。

サラリーマンが天引きされる物の中で最大となる年金と社会保険料。こんなの国民から直接徴収するべきなんですが、この国には国民の年収を把握する仕組みが無いので、給与を支払う企業側に全手続きを押し付けています。

信じられないと思いますが、企業って全社員分の「被保険者報酬月額算定基礎届」ってのを書かされます。これは毎年1回給与を計算して、誰に何万円支払っているかを申告する物なのですが、全社員分を計算して書類を提出する必要があります。そして賞与を支払うたびに「賞与支払届」ってのも出さなければいけません。

これ、私自身は納得いってません。なぜなら社員の住む自治体には年収を伝える書類を書いて送っているし、国には年末調整書類を提出しているわけで、絶対的に誰が何万円もらってるか分かるはずなんですよ。だって、全書類にマイナンバーを書かされてますから。

今って、過去の手続きが残ったまま新たにマイナンバー記入欄が増えて、企業側の手間だけ増えてるんです。だったらマイナンバーがいらない。経営者をヒマだと思ってるの?

しかも住民税って住んでる自治体別で払うんですよ。例えば社員が住んでる自治体が100あったら振込用紙が100枚あるんです。しかもその自治体にある金融機関しか使えないので、結果的に郵便局でしか振り込めない。うちなんて12人の会社で6ヶ所に納付してます。

これってデジタル庁でワンストップの仕組みを作ってもらえませんか?毎年社員の住む自治体に源泉徴収票を自治体ごとにまとめて送付ってバカですよ。それ送ってるのに、そいつらの年収を割り算して年金種類に落とし込んで提出ってのもバカ。

こういう所を修正しないと、新しく起業しようなんて若者は出てこないのではないかと思ってます。

russian-cash-crimea-banknote2014年にロシアが一方的にクリミア半島の併合を宣言した時、国際社会はウクライナを助けようとか、西側諸国で一致団結してロシアと戦おうと言う姿勢を見せませんでした。口だけでは文句言ってましたがね。

無血開城。クリミア自治共和国・セヴァストポリ特別市はウクライナからの独立を宣言し、住民投票を経てロシアへの併合を認めた形ですが、ウクライナはそもそもの独立宣言を認めて無いし、世界中の国々も国境変更を認めていませんが、それは既成事実化していました。

ロシアはクリミア半島の有名な景色を紙幣に印刷し、ロシア側との接続点に巨大な橋を建設。ロシア化は着々と進んでいました。「このやり方でワンチャン丸ごとウクライナも併合できんじゃね?」とプーチンは思ったかも知れません。

ロシア軍がキエフ制圧作戦に出た時、西側の軍事評論家や専門家は「キエフは数日で陥落する」と言ってましたよね。日本にいる専門家達も同じ意見でした。ってことはロシアにいる専門家なんて、もっと強く「ロシア軍が攻め込んだら瞬殺ですよ!」って感じで分析してたと思うわけです。

その分析がプーチン氏に情報として入って、結果的に「だったらやってみろ!」って結論を導き出してると思うのです。だも結果的にはドロ沼化。

ってことは、正しい分析が出来なかった軍や専門家が悪いと思うんですよ。戦力分析や戦況分析の専門家がロシアの絶対勝利を分析結果として示してたから、特別軍事作戦が始まっちゃったわけですから。

日本にも自衛隊等に専門家がたくさんいて、外務省にもロシアスクールというロシア専門派閥が存在しているんですが、この人達が全員ヘッポコだったってことでしょ。

この専門家達の分析に基づいて日本にも大量の戦車が配備されてますが、ロシア軍の戦車部隊と地上戦を繰り広げるって想定は何ですか?日本が領土内で戦車戦を繰り広げるって状況になったら、もはや日本は負けてるんじゃないですか?

連日メディアにロシア軍の専門家的な人が出てますが、9月までウクライナの反転攻勢なんて一言も言って無かったじゃないですか。なのに今さら「ロシアは追い詰められています」とか言ってる。その話しも全然信用できませんよ。

プーチン氏はこの軍事作戦を「ナチスのテロリストであるゼレンスキー等数名を排除してウクライナの人々を正しい道に導く」としているので、複数名を暗殺したら軍事作戦を終える事が出来ると思いますが、今はそんな感じじゃ無くなってます。

今ウクライナが警戒しているのは、ロシアがカホフカ水力発電所ダムの破壊工作を企てている事。これが破壊されればヘルソンは全域が水没し、ドニエプル川流域の街や前線部隊は一気に洪水によって下流に押し流されるだろうと言われています。

ものすごく怖い話しですが、すでにダムから全ウクライナスタッフは排除され、ロシア人達が何らかの工作活動をやってるらしいので、これは現実に実行されるのかも知れません。

実際に起きている軍事作戦の中では、戦力分析や戦況分析の専門家って意味が無さそうな感じがしてるのは私だけでしょうか。彼らは現実におきたことの追認しか出来ないのではないかと思っている今日この頃です。

自衛隊の防衛白書によるとロシア連邦軍の人数は90万人。海外メディアによると、この他に予備役100万人がいて合計190万人とされています。

とはいえ以前から人数を水増しして賃金や食糧をせしめるといった不正が横行しており実際の人数が不明との話しはよく出ていました。今回も当初のキエフ攻略作戦動員数が15万人だったのに、今回の部分的徴兵が30万人っていうのが意味フーだったりします。

もっと分からないのが現在のロシア軍。ウクライナ政府は戦死した軍人の数を約6万人と発表していますが、BBCは9万人と報道していて事実が分からない状況。その中で本当のロシア軍兵士が何人いるのかが全く分かりません。

・ロシア連邦正規軍
・ワグネル(傭兵部隊)
・チェチェンカディロフ私兵
・ロシア予備役兵
・ロシア特別徴用兵

こんなバラバラの組織が機能するわけないんですよ。なのに、ここに新たにベラルーシ軍との共同軍が加わるらしいのですが、どうやって統率取るんですかね?混乱するだけにしか見えない。

ロシアはプーチン氏が一方的に併合を宣言した4つの地区すべてで苦戦中。この状況が続けばクリミア半島もウクライナが制圧するでしょう。そうなると、そもそも何のために軍事作戦を実施したのかという話しがプーチン氏に突き付けられることになる。

正規軍だけで戦う方がいいと思うのですが、幹部の重増しと中抜きで実際のロシア兵は50万人程度しかいないのでしょうね。ロシア軍の状況がよく分からなくなってる私です。

新入社員研修って受けたことあります?私は電通の新入社員研修を受けた(中途入社だったのに・・・)のと、経営コンサルとして逆に指導したことも何度かあるのですが、どちらにおいても敬語の研修を受けたり指導した経験がありませんでした。

ただ、それ以前に旅行会社で働いていたので、そこで一定レベルまでの敬語について学んだことがあって、現在も非常に役立っています。それは尊敬語と謙譲語の違い。尊敬語は相手が主語で謙譲語は自分が主語。持ち上げるか、へりくだるかって事です。

例えば、会議で「ほかに意見はございますか?」と聞かれた時に「意見はございません」と答えるのはNG。「意見はありません」が正解。

あとは二重敬語。電話営業ですら「社長は何時にお戻りになられますか?」なんて言って来るヤツも結構います。そもそも電話に出てるのが社長である私なんですが、それは「社長は何時にお戻りになりますか?」って言えねーのかの!って思ってたりします。

酷いレベルになると「背金者を出せとおっしゃっておられるお客様がおられます」みたいになっちゃう。もはや何重敬語か分からない。

あとは以前も書きましたが、よく見聞きするのが「了解」っすね。絶対に上司・先輩・お客様に使っちゃいけないと習いますが結構な頻度で接します。これってアルバイト程度におこなう接客研修でも最初に習いますよね。正しくは「かしこまりました」「承知いたしました」です。

ところがビジネスシーンで結構な年齢の人が「了解いたしました」なんて言っちゃってたりする。上から目線と敬語が合体してるハイブリッド間違いです。

そういえば接客研修の初級で出て来る「になります」って言葉の間違いも多い。「こちらがレシートになります」みたいなヤツね。それって変化しない物質なので「こちらがレシートです」でいいわけですよね。

このへんの間違いはお店でショッピングしていると波状攻撃で出て来るので注意も出来ない。「1万円からお預かりして、6800円ですので、先に大きいのが3千円のお返し、残り小さいのが200円のお返しと、こちらがレシートになります」なんて感じね。あーイラつくー!

こういう言葉遣いって直せます。私は個人的にもマナー研修に何度も通いました。意外かも知れませんが、自治体や商工会で無料や格安のマナー研修ってやってるんですよ。それが役に立ってます。

何よりも昔の電通って新入社員研修で敬語&マナー研修をやらない会社だから、会社全体が「敬意は全身で表現しろ!」って感じでしたので、「お得意様や先輩から勧められた酒は飲み干せ」とか「朝まで飲んだら絶対に遅刻せず出社しろ」って感じで、業務を通じてでは根性論しか身につかないので、外部講習で言語や態度での敬意表現を学べたのは良かったです。

最近はリモート会議やメールでの連絡が増えてますので、落ち着いたら通信教育で良いので、社員全員にマナー研修受けてもらうのがいいかなーと思っております。

参考:OZmall 間違ってる敬語番付

tank戦争というのは、お金で解決できることをお金で済ませるのが一番であることは言うまでもありません。貴重な人材を浪費したり、街を爆撃したり爆撃されたりするのは、投下する兵器代と復興費用を足し上げて考えると、バカバカしいほどムダなことであることが分かります。

例えばプーチン氏が「ウクライナは聖なるロシア誕生の地として全てのロシア人に敬意を持って尊敬され続け、私達ロシア人はいつまでも同じ生誕の歴史を共有する国として親しみを持ち続ける。私たちロシア人の魂は常にウクライナと共にある。」と言っていれば、クリミアは親ロシアと親ウクライナの交流拠点として、平和の象徴になれたはずです。

同じようにプーチン氏は日本に対しても「第二次世界大戦ならびに過去の経緯により両国の思惑に左右された樺太と千島列島に関しては、両国交流の象徴的な地として両国がビザ無しで自由に行き来できる場として位置付けたい」と言っていれば、同様の効果が出たはずです。

クリミア半島を一方的に占拠し、北方領土を徹底的に武装化した戦略は、ビジネス感覚でいえば合理的じゃないし単なるムダ。クリミアなんてウクライナに管理させながら自由にロシア人が観光で行ける場所にしておけば良かったし、北方領土の武装化なんてただ戦費を浪費してるだけに過ぎません。

今回のウクライナはロシア兵に対し合理的は作戦を展開しています。それはその提示内容。「生きていたければ投降できます。投降すれば今すぐ身の安全が保障され、暖かい食事の提供が受けられます」ってのは当たり前。すごいのはココからです。

「装備を譲り渡す意思を表示する者には戦車5万ドル・装甲戦闘車2.5万ドル・多連装ロケット1.5万ドルを支払います。投降せず兵器のみを明け渡してロシアへ戻る人には戦闘員に見えにくい一般車両を渡しましょう」ですよ。そりゃあロシア兵は全部売っちゃうわけです。

完全に武器兵器ホイホイとして機能しており、普通に考えて1億円じゃ絶対に買えない戦車をトヨタアルファードと変わらない700万円ほどでウクライナはジャンジャン手に入れることが出来ているということになります。

元々ロシア人将校は、この特別軍事作戦開始前は武器や装備の横流しで裏金稼ぎをしていたわけで、「お金払うんで拠点を明け渡してチョ」って話しに乗りやすい土台があったわけですよ。そこを上手く突いたのがアメリカに入れ知恵されたウクライナだったってことです。

アメリカだって山ほど高額な兵器を苦労してアメリカ本国から送るより、USドル札を刷って渡すだけで同じ戦果が得られる上に使える武器が製造輸送の努力ゼロで現地手配できるのならそれにこしたことはないってことですよね。

今後の戦争においては、武器・戦術・戦略・兵站・兵員の質と量といった要素に加え、札束で頬を張るという新しい戦い方への攻撃&防御方法の検討が必要かもしれませんね。

bukka円相場が1ドル150円を伺う攻防戦になってます。120円を超えたあたりから延々と円安に対する話題は出ていますが、政府&日銀は対策を講じない構えです。

本当は金利を上げれば良いのでしょうが、住宅ローンを抱えている個人と借金がある中小零細経営者の存在を考えると上げられない。もっと分かりやすく書くと「金利を上げると自民党は選挙に勝てなくなるので上げない」って感じでしょう。

日銀は独立した機関なので政府の意向を汲む必要は無いのですが、ここ数年は政府の意向が色濃く反映される感じになっているので、これも世界の市場から見透かされていて「日本は金利を上げないので円を売ってドルを買おう」という強い流れになってます。

この円安で日本に注目し始めたのが世界のハイブランド。ヨーロッパやアメリカの高級ブランドが「日本安いじゃん!」ということで、様々なイベントを仕掛けたり、不動産取得に動いています。

では肝心の国民生活への影響は?というと、様々な経済アナリストや経営コンサルタントが指摘していたほどの変化はおきていません。レギュラーのガソリン価格も160円程度で止まっているし、電気代は家庭で使う低圧については2割程度の上昇。価格が大きく変わったのは約2倍になったサラダ油ぐらいの感じ。

実際、日常生活においては円相場ほど物価が動いた感じは無く、外食産業やスーパーマーケットも値上げを極力抑えているので、それほど大きなダメージを受ける感じではありません。

原材料高という意味でいえば各種金属は2倍以上に値上がりしているし、電気も企業が使う高圧や特別高圧は4割近く値上がりしているので、製造業は着実にダメージを受けています。

外食はもっと厳しい。数年前に牛乳や卵の一斉値上げがありました。水より安いと言われた牛乳は適正価格に是正され、スーパーで100円以下の特売に多用されていた卵は特売に登場しなくなりました。どの業界よりも早めに原料高に見舞われていたわけです。

なのに価格に反映させずに来たので、食材・調味料・食用油・電気代・ガス代が一気に高騰した結果、客単価1000円以内に設定している中華料理店やそば&うどん店等では深刻な経営難に見舞われていると思われます。

この原料高や光熱費のアップですが、現状の円安を反映させたものではないので、来年にはもっと大きく原価コストが上昇することは間違いありません。飲食店の水道光熱費は平均で売上の7%と言われますが、立食いそば店だと夏場はすでに20%近いかもしれません。経営破綻水域です。

我が家の近くにある飲食店も50円値上げや100円値上げが相次いでいるのですが、例えばラーメン500円を600円にして収まる原料高じゃないので、いつかどこかで飲食店の暴動がおきるか、低価格店の一斉淘汰がはじまるかのどちらかでしょう。

先日、長崎ちゃんぽんで有名なチェーン店「リンガーハット」が、来年2月締めの今期は4億5千万円の赤字予想だと発表しました。以前は2億4千万円黒字予想でしたから、夏の間で約7億円も下振れしたことになります。

今年春に長崎ちゃんぽんで30円ほど値上げしていたけど追いつかなかったわけで、来月10日から再度30円アップするそうですが、これでも原材料高と光熱費高騰幅に追いつくのは難しいでしょう。

この週末には岸田総理が我が町である武蔵小山商店街を訪れていたのですが、原材料高の高騰は理解できたのでしょうか?それとも地域を大混乱に陥れただけの訪問で終わったのでしょうか?前者だと信じて今日からの予算委員会を見守りたいと思います。

でも野党もアホだから統一教会問題とか安倍総理国葬問題とか質問しちゃうんでしょうね。あーアホだー!

helsonロシアが併合宣言した南部ヘルソン州を実効支配する親ロシア派幹部のストレムソフ氏が「ドニエプル川西岸地域の住民は安全な場所へ退避せよ」と発表して以降、東部だけでなく南部でも戦闘が激化していることが表面化しました。

簡単に書けば「ロシアへ移住せよ」という話しなのですが、ウクライナ国民が西側諸国で受け入れられているのに対し、特別軍事作戦で資金を浪費し続けているロシアに、ウクライナから併合宣言した地域住民達を受け入れるだけの財力があるとは到底思えません。

ドニエプル川西岸と表現していますが、最も黒海に近い河口部には州都ヘルソンがあり、そこまで広大なエリアを指しているのかどうかは不明ですが、親ロシア派幹部はヘルソンにいて危険が近いと訴えてるわけで、結構な緊張感であることが分かります。

この特別軍事作戦は短期間で終わる予定だったのに、すでに8カ月も継続しているので戦費は国の財政を圧迫していることでしょう。当然ですがロシア国内の地方政府には財政圧縮要求が出ていて、様々な事が出来ない状況に陥りそうな雲行きです。

今朝のモスクワタイムスには「何十ものロシアの都市が、戦争による地元予算圧迫から、計画されていた大晦日のお祝いをキャンセルまたは縮小」と書かれています。とうとう「欲しがりません勝つまでは」にまで至ったということでしょうか。

この戦争のベースについて書くと、9世紀末から13世紀半ばまでロシア西部を支配した大国がキエフ公国。首都はキエフのキリスト教国家。10世紀に君主となったウラジーミル大公が、クリミア半島でキリスト教の洗礼を受けて、キリスト教国家になったと習います。

つまり、この特別軍事作戦はキエフ公国の正式な後継者はウクライナ? or ロシア?という単なる宗教戦争の側面を持っているのですが、問題はロシアって国は多宗教であり、ロシア政府と一体と言っても過言では無いロシア正教会とは意見を異にする人々も多いという問題もあります。

ウクライナの西側は同じキリスト教と言ってもカトリックの影響が強いこともあり、NATOをはじめとする西側諸国がウクライナを支持する大きな理由にもなっています。

当然ながらプーチン氏やロシア正教会を信仰する人々は「カトリックには負けないぜ!」となるし、西側諸国は「ロシア正教会は撃破してやる!」となるので、血みどろの争いになるのは目に見えていて、クリミア半島を取り返すまでは西側諸国は徹底的に武力支援するという構図になってます。

詳しくはウィキペディア(東西教会の分裂)をお読みください。

私なんかは韓国が従軍慰安婦問題とか徴用工問題の話しを出してくるたびに「なんで80年も前の話しをしてるんだ?」と思ってますが、今回の件やガザ地区問題なんて1000年を超えた話しでトラブってるわけで、世の中いろいろ大変ですなーって感じがしてます。

ちなみにキエフ公国はキエフルーシとも呼ぶのですが、このルーシこそがロシアの語源。歴史ってのはいろいろトラブルを内包していることを痛感しますね。

ikenoよく政府や総理が「民主主義の基本として常に対話の用意はある」と言いながら「数の論理」で押し通す場面をみますよね。基本的に「対話の用意はある」と言ってる人々は上から目線であり、対話の相手は「意見を聴いてもらう」という立場に成り下がるしかありません。

これが停戦交渉や和平交渉だったら無理ですよね。それも一方的に攻め込まれて都市部をボロボロにされた側が、攻撃した側から「対話の用意はある」と言われたら、「お前あたま膿んでるだろ!」って感じになりますよね。

プーチン氏の主張は一貫してるんですよ。「ロシアが併合した地域をロシア領と認めれば私たちには対話の用意がある」ってこと。

それに対してゼレンスキー氏の主張は「停戦合意しよう」から「ロシアとは対話のテーブルに着くかもしれないが国のトップがプーチンじゃ無くなってからだ」に変化してしまいました。そして西側諸国は「いいぞー!」って感じになってる。

もはやプロレスですな。悪役レスラープーチンvs正義の味方ゼレンスキー。でもどっちも戦わないからポケモンバトルかも。ロケット団プーチンvsサトシ軍団ゼレンスキー。こっちのほうがピンと来るな。

吉本新喜劇に池乃めだか師匠って方がいます。いつもカッコつけて「お嬢さん私が助けますよ」みたいなこと言って登場して、いざとなったらボコボコにされた挙句「よーし今日はこんぐらいにしといたらぁ!」と捨て台詞を吐いて笑いを誘うんですが、今のプーチン氏そのまま。

「私達には対話の用意がある」ってのは先方が対話したいと思ってる時に言う言葉ですよね。もう「対話しない」と言ってる以上は「対話させてください」って言わないと無理でしょ。

それはいいんですが、個人的には日本の野党が同じセリフを良く使うことに疑問を感じてます。数で圧倒的に負けてるのに「対話の用意はある」って何様?「国会の場で審議しないのはおかしい」って言うけど開いたところで大した追及も出来ないじゃん。

なにかとおもろい「対話の用意はある」って言葉。何十年も前から「いつか使ってやる」と思ってるのですが使う機会が無いんですよ。この言葉は使った時点で「会話する機会も失ってるわけ」で、いろいろ負けなのかもしれませんね。

usaウクライナ政府は、ウクライナ軍および軍に協力する人々への「冬の制服」「冬の弾薬」「冬の手当」の支給開始を発表しました。冬の制服については最初に軍の最前線に届けられ、その後は後方の人々にも届けられるとしています。

写真はアメリカ軍の冬服ですが、ECWCSと呼ばれる重ね着のシステムになっていて、サラサラ肌着、防寒肌着、フリースジャケット、ウインドブレーカー、シェルジャケット、ゴアテックス製ウインタージャケットという仕組みになっています。

シェルジャケットとウインタージャケットは迷彩となっていて、戦闘服として使えますが、それでも寒いときはその上に着用する物もあります。冬に凍傷となるのは手足の指ですから靴下と手袋も重要な要素。これは様々なメーカーから協力が得られています。

ロシア軍には弾丸すら送られてない時に、ウクライナ軍には世界最高の軍用冬支度が送られているという事実は、今後の戦況に対して決定的な差を与えていくでしょう。

先日ゼレンスキー氏「ロシアの指導者は訓練も受けず十分な装備も持た無い人々をウクライナ軍の大砲の標的として送り込んでいて、ウクライナ軍は大きな心の痛みや苦しみを負いながら最前線での戦いを強いられている」と述べています。

プーチン氏は沢山のロシア兵が最前線で殺害されることで、ロシア国内にウクライナに対する怒りが芽生えると思っていたのでしょうが、無駄死にを強いるやり方に絶望する兵が多く、敗走に次ぐ敗走を生み出しているのはご存じのとおりです。

今後、十分な冬装備を持たないロシア兵が暖を取る唯一の手段は火をおこすことになります。そうすると、当たり前ですが熱感知器に反応するので、自動追尾できるジャベリン等なら確実に攻撃できますし、熱感知センサーを付けた無人ドローンでの爆撃でも十分な効果が得られます。

あと2週間で一気に冬となるウクライナ&ロシア国境地帯で、いったいどんな戦いが繰り広げられるのでしょうか?それとも冬服もなく火もおこせないまま大量の凍死者を生み出すのでしょうか?

今やロシアが戦術核を使用して勝利するのは無理となってしまいました。水爆レベルの物をウクライナの都市に複数投下して即座に降伏する程度しか戦果を挙げる方法が無くなっています。普通に考えればこれを選ぶんでしょうね。

ただ、ロシアが核を撃った瞬間にアメリカは躊躇なく反撃します。そういうシステムだから。そうなってるから1発撃つと世界が終わるわけですよ。そのことをプーチンさんに教えてあげられる人が周囲にいることを祈るしかない今日です。

warロシア軍が戦車の侵攻を遅らせるための四角錐を各所に設置しているようです。これを設置するということは、ロシア軍は前進できないわけで、ここで防衛線を張るということなのでしょう。

ただ、この作戦って第二次世界大戦の時のものですよ。70年以上も前の作戦!? こんなの効果あるの?この先にロシア軍部隊がいるのが分かっちゃうわけで、その先に塹壕でも掘っていれば簡単に航空機で攻撃受けますよ。

ウクライナ側は偵察用ドローンも攻撃用ドローンも持ってるわけですよね。これが設置されてる場所を避けて戦車を進軍させればいいだけだし、最近は航空機での攻撃が一桁台に激減してましたが、昨日は30回近く出撃しているので、狙い撃ちされてるんでしょうね。

いよいよ末期的な状況になって来ましたね。弾薬が尽きたんですね。過酷すぎるぞロシア軍。いくらバカなロシア国民でも、民間人を何十万人も徴兵したら「きっと負けてるな」とは勘づくでしょうしね。さすがに呆れてます。

・ロシア軍が敷設した動画(動画)
・竜の歯とは(Wikipedia)

i9日本では時価総額って話しはあまり話題になりませんが、世界の経営者は時価総額を上げるために雇われるもので、その時価総額に応じて分配されるのが報酬であるとの考え方が一般的です。

その顕著な例がフジテレビをホリエモンさんが買収しようとした時の日本人の反応。「株主が企業の持ち主じゃないし従業員は単なる奴隷じゃない」といった感じだったのですが、正しくは「株主が経営者で従業員は株価を上げるために働く労働者」です。

自己資金で経営できるなら株式を上場する必要がないわけで、企業は市場から資金調達するために上場するわけですよ。会社の利益は株主に分配されるので、自分の保有株式を市場に売ってしまった経営者が、減ってしまう取り分を分かりやすく回収する方法は株価を上げることだというのは分かりやすい。

うちの会社は私が1人株主なんで、法人税を納めた後で年間500万円の利益があったら私が全部もらえる。だけど、株式を上場して6割を市場に出したら4割の200万円しかもらえない。それどころか私以外の全株主に「500万しか儲かってないから社長報酬ゼロ」と決議されたら一銭も受け取れません。

アメリカって国は、そういう当たり前の事が分かってるプロ経営者が多いし、その論理で市場から資金調達して一気に拡大戦略を取る創業社長も多いので、どんどん新しい会社が生まれるし、新しい時代の担い手が次々と出て来る。

その強さの根幹にあるのは「アメリカは世界市場のルールを作ってる」ことだと思うのです。

よく「昔の日本は工業製品を生産する国だった」と言われますが、アメリカだってそうでした。私が若い頃は、自動車界のビッグ3といえば「GM」「FORD」「CHRYSLER」でしたよ。だけどアメリカが保護主義政策を取った結果、世界のメーカーがアメリカに工場を建設しちゃった。

結果としてアメリカ製のトヨタやホンダがジャンジャン製造され、自国のメーカーを駆逐しちゃってビッグ3の中で倒産していないのはFORDだけです。今やアメリカの自動車輸出台数トップはBMWという有様。

では経済が破綻したかというと、しっかり製造は海外で利益だけガッチリ受け取る産業が台頭。パソコン時代の到来とともに、「IBM」「HP」「Gateway」「Compaq」といった会社が一気に世界を席巻し、そこに遅れて経営難を乗り越えた「Apple」が参戦。

パソコンを動かすOSでは「Microsoft」と「Apple」で寡占状態。脳みそであるCPUは「Intel」と「AMD」で同じくほぼ独占。スマホOSでも「Google」と「Apple」といった感じ。

昨今はGAFAと呼ばれる「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」が話題ですが、「CYSCO」や「ORACLE」だってアメリカ企業。ワクチンでボロ儲けの「Pfizer」や「Jhonson & Jhonson」もそうだし、「Coca-Cola」と「PepsiCo」もそう。「VISA」「Mastercard」「American Express」も同じく。

そういう意味では、日本人が世界で勝つにはアメリカに行かないとですよ。世界のルールを決めてる国で活動しないと時代に乗り遅れるのは当たり前だと思うのです。

どんなにニトリが頑張ってもワールドワイドで戦ってるスウェーデンのIKEAにすら勝てない。どんなに楽天が頑張ってもカードにアメリカのカードブランドが印刷されてる。それを打開するのは積極的なアメリカ進出じゃないかなーって思ったりしてます。

佐藤琢磨選手がインディ500で何度も優勝してたり、エンゼルスの大谷選手が投打に活躍してたり見ると勇気づけられるし元気出ますよね。政府はもっと若者やスポーツ・芸術・学術分野でのアメリカ進出を応援すべきだし、企業進出も後押ししたほうがいい。そう思ってます。

私がカナダの旅行会社で働いていた頃、最初は固定給だったのですが、22時までの残業代が含まれていて、さらに早朝手当がつかないので、時給に変更してもらいました。立場は正社員のままですけどね。

英語に直すとマンスリーからアワリーに給与計算方法が変わっただけで、誰も疑問を持たない変更なんですが、日本だと時給ってパートやアルバイトだけ。まともに働いた賃金が労働者に支払われないわけですよ。

私がカナダで働いていた時の給与明細を見ると時給15カナダドル。当時は1カナダドル=80円でしたので時給1200円って感じですが、毎朝6時に日本からの直行便が到着し、新婚さんのリムジンで行くディナー&周遊パックのホテル戻りが22時だったので、1日16時間は給与が支給されてました。

当然ですが土日祝の休みなんてないので20歳で月給30万円ですよ。月給制の時は17万円だったので倍近くまで増えたことになります。しかも会社が車と家を借りてくれたので、自由に使えるお金が28万円はありました。今より全然生活レベルが高い!

今のバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州の最低賃金は15.65カナダドル=約1660円。私が働いていた会社で今も頑張ってる同期の時給が32カナダドル=約3200円超なので、月に50万円以上はもらってる感じです。

ちなみにカナダの平均年収は約8万カナダドルですから約850万円。円安の今だと日本の倍って感じです。駐車場が実質無料だったりすることを考えると、ぜんぜん日本よりいい生活ですよ。

これがアメリカだともっと時給が高くて、1ドルが146円ってことは、1カナダドル=106円のカナダより賃金が高いわけです。もちろん物価も高いわけですが、日本と違っていくらでも安く食料品が購入できる仕組みがあるので、絶対的な生活自由度が高い。

オーストラリアの最低賃金は時給21.38オーストラリアドル。日本円に換算すると約2千円。ワーキングホリデービザで楽しく生活体験している学生達ですら月に30万円以上は手にしてるってことです。もちろん正社員ならもっと待遇が良い。

日本の国会議員はこういう当たり前の現実を学んだほうがいいですよ。最低賃金を1000円に上げたと言っても、世界はもっと上がっているので、どんなに上げても先進国最低賃金は不変。

しかも最低賃金を上げても物価は上がらないし、世の中の消費行動は変わらないのでパートやアルバイトの数は削減される一方。これじゃあ誰も幸せにならない。

まず正社員給与を月給のみから時給併用に変える所からやらないと、日本の労働生産性は上がらないのではないかと思っております。

portrait昨日、地域ボランティア活動終わりで近くの中華料理店に行き、久々にテレビを見る機会がありました。それは「踊る! さんま御殿!! 25周年3時間スペシャル」という番組だったのですが、自分自身に驚いたことがあります。

それは「まださんまさんってテレビに出てるんだ!」ってこと。YouTubeやNetflixを見るようになって3年近くになりますが、新型コロナになってからの2年半は、朝のワイドショーもNHKの連ドラも見なくなっちゃった。

地上波番組も見てますがYouTubeやNetflixに出てるヤツだけ。テレ東BIZで配信されてる物とか、相席食堂とかになっちゃう。とはいえ正直、ハリウッド作品等のほうが迫力あるんで、そっちのほうが見る機械多くなっちゃう。

YouTubeでも千原兄弟さんとか所ジョージさんといった車好きやバイク好きに偏って見ちゃうので、それ以外を見なくなってて、エガちゃんねるの江頭2:50さんやはいじぃ迷作劇場のはいじぃさんのほうが、自分の中では今テレビに出てる人よりスターなんですよ。

ただ自分自身が広告で食べてることは事実なので、ある程度はテレビを見ようと思ってるし、全チャンネル録画機を3台も稼働させてるのですが、この1年の視聴履歴を見ると警察24時系の番組だけであることが分かりました。偏ってる。

50代の私でそうなんで、もっと若い世代はテレビなんて見ないんでしょうね。老人メディアと変貌を遂げた地上波放送に未来はあるのでしょうか?そろそろ無駄なので、多チャンネル放送・無料BSチャンネル放送・地デジ放送はやめてもいいんじゃないかと思っている私です。

missileロシアは沢山のミサイルをウクライナの様々な都市に撃ち込みました。これによってG7首脳+ゼレンスキー大統領の緊急会議が開催され、世界の先進7ヶ国はロシアを敵とみなす方向で結束しました。

ロシアは今回のミサイル攻撃を「ウクライナによるクリミア大橋へのテロ攻撃への報復」としているので、そういう言い方をする場合は、最初の攻撃が自作自演であるパターンなので、クリミア大橋はロシアが爆破したのでしょう。

そもそも橋の上を走るトラックで橋を崩落させるなんて無理です。橋は桁の上に板が載ってるわけで、下から吹き飛ばさないといけない。爆発した貨物車両方向から大量の火花が飛んできてますから、あちらも爆薬が設置されていた可能性が高い。

橋の道路部分にTNT火薬を仕掛けて、爆薬を仕込んだ鉄道車両をクリミア大橋で停車させた上で同時に爆破したってのが事実でしょうね。ロシア側のダメージが大きすぎる行為ですが、今回のウクライナ侵攻でロシアは一貫してダメージを受ける選択肢しか選んでません。

それに対する報復攻撃が都市部への無差別ミサイル攻撃だったわけですが、精密誘導兵器は正しい目標へ撃ってこそ効果の出る物です。弾薬庫や敵基地を攻撃すれば大きな成果を得られますが、街を攻撃してもせいぜいビル1つ壊れるか、発電所の一部が壊れる程度でしょう。

すでに今年5月頃にはイギリス諜報機関の分析として「ロシアの巡航ミサイルが枯渇しつつある」とされていました。にもかかわらず今回100発近くもバラバラの都市に発射してしまったので、大きな成果の無いままミサイルだけ失う羽目に陥ってます。

開戦当初、ロシア軍が3月26日に発射した52発のミサイルに対する分析を、ロシアの調査報道専門メディア「インサイダー」が発表していました。その総額は推計3億4千万ドル(476億円)。今回発射された数はもっと多いので、浪費した費用は600億円以上でしょう。

今年春に超音速ミサイルの「キンジャル」を使用したとロシア国防省が発表し、アメリカ軍も少なくとも10発は使ったと分析していましたが、なんで陸続きの近い場所に超音速ミサイルを使っているのか分かりません。

感覚的に言えば、北朝鮮がノドンが届く日本にテポドンを撃ってる感じ。分かりやすい無駄遣いですよね。よほどミサイルが足りないのか、訳も分からず使用してるのか不明ですが、私がプーチンだったら「お前無駄遣いやめろ!」って激怒しますけどね。

ロシアはミサイルを発射してるヒマと金があったら、最前線の部隊に食事と冬服を届けたほうがいいですよ。ウクライナに投降したロシア兵達は食事が無いだけでなく武器も弾薬も枯渇していたことが分かっているので可哀そうすぎます。

プーチン氏が誰か身内の1人を悪者にして「正確な情報が入っていなかった。私は兵士の命とウクライナの平和のためにすべての地域から撤退する」とか言えばいいと思うんですけどねえ。

まだまだロシアから目を離せそうにありません。

昨日、都営浅草線に乗って久々の光景を見ました。それは大量のスーツケースを持った外国人の姿ですよ。欧米人の家族もいればアジア人のグループもいる。浅草線のエアポート快特が以前の光景を取り戻してました。

今日からは日本への入国者数上限は撤廃。個人旅行も全面解禁。コロナ前にビザ無し渡航が可能だった国々からの来日も自由になります。

1ドル100円から140円になってるんだから、1000ドルを持ってきたら以前は10万円だったのが14万円。こりゃあ使い甲斐があるわけですよ。日本製の本格的1眼レフカメラを揃えようと思ったら150万円ぐらいだから、円安効果で40万近く安くなる。

今ロサンゼルスでラーメンを食べようと思ったら10ドル以上(こう楽)。日本人が多く住むトーランスの博多一幸舎でも9ドル。これに約10%の税金とチップが必要だから約13ドル=1800円以上ですよ。ニューヨークだったら20ドルを超えるので、税金とチップを加えると24ドル=3360円。

アメリカのみなさん、ラーメン二郎ならラーメン600円ですよ!にんにく・やさい・アブラ・からめマシマシ無料ですよ。日本そばなんて、ゆで太郎でも富士そばでも300円で食べられますからね。吉野家なんてマレーシアやインドネシアよりぜんぜん安い。

昔は日本で稼ぐって外国人が多かったのですが円安で激変しました。今の日本は海外で稼いだ人が遊びに来る場所。昔でいえばタイのプーケットとか、マレーシアのランカウイ島って感じですかね。東南アジアの人々も大挙して旅行に来てます。

今や日本人が海外旅行に行くのはちょっと簡単では無くなりましたが、日本人が海外に出稼ぎに行くには良い環境になってるので、これから日本の若い人々は一気に海外へ出ていくことでしょう。海外へ行けば時給2千円以上が普通ですからね。

これからインバウンド景気に期待していきましょう!

ha私が生まれるほんの20年ほど前に、私の生まれた国は無差別攻撃を受けたと学校で習いました。4歳から18歳まで過ごした神戸という街は、大半が焼け野が原になったそうですし、今住んでいる武蔵小山という場所も、ほぼ全焼したそうです。

50年を経て開示されたアメリカの資料を見ると「その国の家は紙と木で出来ており風上に着火するだけで市街地を全滅できる」とされていて、そのために着火性の高い兵器を開発して集中投下したことが分かっています。

ゲル化したガソリンを充填した子爆弾を38個入れた爆弾は、高度2000フィートで炸裂して子爆弾の導火線に着火。火の帯を引いたゲル化ガソリン子爆弾は設置すると同時に破裂し、導火線の火で着火され爆発したのでしょう。想像するだけで地獄絵巻です。

都市の住民達は防空頭巾を着用しバケツリレーで初期消火に努めることを義務付けられていたために多くが焼死。手押しポンプで井戸から水をくみ上げる速度では、アメリカのガソリン爆弾には勝てませんでした。

それでも当時はガソリン爆弾を搭載して飛んでくる兵士達も人間。兵器の安全対策が万全ではない時代に、基地と目標を往復する距離と航続距離がほぼ同じという場所に飛んで行くのはアメリカ兵も命がけだったでしょうし、その地域軍に撃墜されたB29が147機と言われているので、乗組員が通常の11人としても1600人以上のアメリカ兵も命を落としていることになります。

軍事目標と非軍事的な施設や一般の人々を区別せず攻撃する無差別攻撃は、その時代でも禁止されていましたが実行されました。そして今の時代も国際法違反だと報じられる事は多いのですが、実際には止める術はなく、それら軍を率いる人々のモラルに依存する形になります。

理由は単純で、アメリカ自身が長崎・広島へ原爆投下しており、それ以前からその国の都市を次々と焼き尽くしていて、さらにベトナム戦争では無差別攻撃をやりまくった挙句に敗戦したけど復興支援しないという暴挙に出ているので、この程度まではやっても良い前例となっています。

それにしても、昨日のロシアによるウクライナ一斉攻撃は完全なる無差別攻撃でした。しかし、遠くロシア国内からのミサイルで攻撃側に命の危険は無く、攻撃される側は軍事目標でも何でもない都市部に見せしめ的に着弾するので恐怖以外の何物でもないでしょう。

これで西側諸国が「ロシアのミサイル基地を攻撃する」といって反撃したら世界大戦ですよ。対艦ミサイルのハープーンや巡航ミサイルトマホークは大金を払って解体処理をしていますが、発射が一番安い処理方法なんで撃ちまくる事も可能。

先日のブログに書いたように、ウクライナが冬に入ると冬服を支給されないまま野営を続けているロシア軍兵士は凍死します。全滅か撤退かを決める時間は数週間しかありません。プーチン氏に合理的判断が出来る余力が残っていることを祈ってます。

oohashiロシアとクリミア半島をつなぐ唯一の橋であるクリミア大橋が爆発物を載せたトラックにより自動車用橋は片側車線が崩落。鉄道橋も一部ダメージを受けました。

こんな大きな建築物が一発の爆発事故で崩落するというのは考えにくいので、明らかに破壊工作が行われたわけです。このトラックはロシアナンバーだったそうなので、ロシア国内の反体制派や親ウクライナ派による攻撃かウクライナ工作員の仕業と見せかけたロシアのスパイ活動かもしれません。

同じ日、ウクライナ国境より何百キロもロシア領内に入ったシャイコフカ空軍基地も爆弾の攻撃を受けています。ロシア側の発表ではドローンによる攻撃としていますが、これも普通に考えてロシアに占領された地域の奪還を目指しているウクライナ軍にそんな余裕はないでしょうから、これもロシアのスパイ活動の可能性があります。

もしロシア側が自国のインフラや基地を攻撃しているとしたら理由は一つ。我が国が脅威にさらされてるとして核兵器を使うためでしょう。ロシア国営メディアでも政府が対ウクライナ戦で劣勢に立たされていることを報道するようになって来ました。

大半のロシア国民は「徴兵はイヤだし戦地にも行きたくないけどウクライナへの攻撃は継続して併合するべき」と思ってるでしょうから、戦闘行為が終了することは無いでしょう。

ただ、ロシア軍がウクライナから大量に武器や戦車を鹵獲されてる現状は、西側諸国が提供する武器よりもロシア軍が提供するほうが物量ともに大きい上にウクライナ軍は同じ装備を持っているので、使用にあたって訓練の必要がないという面でもウクライナ側に有利に働いています。

ロシア軍は2013年から例年10月に大規模核演習をやっていて、ICBM・SLBM・巡航ミサイル等を発射しているのですが、今回も核弾頭搭載可能列車が多数ロシア西部に移送されてるらしいので、この演習から核の実戦投下って流れなのでしょう。ウクライナ侵攻も大規模軍事演習からでしたもんね。

ただ、ソ連崩壊を経験して来たロシア国民もバカでは無く、核兵器を使ったら一瞬でアメリカに反撃を受けて国が壊滅するのは分かっているので、現場の兵隊さんは別として国民の中に「核を使え」と言う声が大きいわけでも無いでしょう。

とうとうプーチン氏は、自国領内で爆撃機の基地を爆撃したり、4年もかけて建設したクリミア大橋を爆破したりするようになってしまいました。自暴自棄になられるほど怖い物は無いので、戦況を見守りたいと思います。

karahutotisima1855年(安政2年)、日本とロシア帝国の間で日露和親条約(下田条約)が締結され、樺太は両国民が混住する場所、千島列島については択捉島と得撫島の間に国境線が引かれました。

1875年(明治8年)、千島樺太交換条約(サンクトペテルブルク条約)によって樺太全体がロシア領に。かわりに当時はクリル諸島と呼ばれていた千島列島全域が日本の領土となりました。大きな土地を手渡し、小さな島々を手に入れたことになります。

1905年(明治38年)、日露戦争の講和条約(ポーツマス条約)によって千島列島全域はそのままに、樺太の南半分が日本領となることに決まりました。

1945年(昭和20年)、長崎に原爆が投下された8月9日にソ連は対日戦を仕掛け南部樺太に侵攻。日本が終戦の日とする8月15日にも攻撃をやめず、18日には千島列島に侵攻開始。北方4島を占拠したのは8月28日から9月3日or5日とされています。

1951年(昭和26年)、サンフランシスコ条約によって、日本は南樺太・千島列島の領有権を放棄しました。

ここまでは学校で習う話しのおさらいです。この先はHippoの個人的意見。

ただ、なぜ日本はたびたび絶対に交渉で手放してはいけない領土を手放しているのでしょう。最初に樺太全域を手放して千島列島全域を手に入れたのも問題ですが、終戦後にロシアが攻め入った千島列島を手放したのはどう考えてもおかしい。

しかもロシアは南部樺太や千島列島に住む人々を強制連行して、過酷な強制労働によってその多くを死に至らしめています。これは明らかに戦争に負けて外交に勝った男と称される当時の首相「吉田茂」氏の外交的失敗だと思うのです。

ここからは別の視点ですが、このサンフランシスコ条約で手放した領土はソビエト連邦(以下ソ連)とのものでした。ソ連は1988年から1991年にかけて内部分裂。様々な国が誕生し、ソ連のトップであったゴルバチョフ氏は辞任しました。

ウクライナはこの時に独立したのですが、日本もこの時にアメリカと結託して「サンフランシスコ条約は無効だ。領土は締結前に戻させてもらう」と言えば良かったんですよ。ウクライナよりよっぽど言いやすかったはず。

じつは今、日本にとって千島列島全域と南部樺太の所有権を宣言する千載一遇のチャンスが来るのではないかと思ってます。そのタイミングは、ロシアがウクライナから勝手に併合や独立を宣言した地域を奪還するために進軍するウクライナ軍に対し「自国領土に攻め入った」と言った瞬間。

「ロシアによるウクライナへの論理が正だと言うなら、終戦後に侵攻し占領し現在も居座る千島列島は日本の領土なので、自国が不法占拠されたとして自衛隊法に基づき反撃を開始する」と言っても大丈夫って話しなんですよ。

ましてやウクライナや黒海の島に戦術核なんて撃とうものなら日本も危険ですから、とっとと極東ロシアの基地は叩いておかないと北海道が危ない。アクティブディフェンスで基地を叩きつつ、政治的には千島列島全域の奪還をやるべきかなって思うんです。

これ決して過激思想では無く、連合さん(主張)だって意見を発してます。日本政府だってほんの10年ぐらい前までは様々な形で千島列島全域を日本にしていましたしね。

北方領土の住所は残されてたし、土地を所有している方々の謄本や図面も管理されてるし、2010年3月末までは千島列島全域が根室税務署管轄となってました。今も北方領土と呼ばれる5郡6村は残ってますがね。(得撫島以北の得撫・新知・占守の3郡は消滅)

私が若い頃は普通に千島列島全域に郵便局や警察署があって、リストでは(休止)って書かれてましたし、東京だろうが大阪だろうが日本中至る所に「返せ!北方領土」なんて看板があったんですけどねー。平和ボケしちゃいましたねー。

それはさて置き、昨日に引き続き本日も我がチームの荒川晃太が「HRC Reborn 40th ANNIVERSARY」と題したホンダのHRC40周年イベントで、今年の8耐優勝マシンを走らせます。今日も明日も10時15分からとなりますので、行かれる方はぜひその雄姿をご覧ください。
(鈴鹿F1イベント情報)

mediaロシアがウクライナへの侵攻を開始して1ヶ月もしないうちにウクライナはメディアセンター(HP)という名の国際報道拠点を立ち上げ、国際世論を味方につける準備を開始しました。

何も特殊な物ではなく、様々なスポーツイベント等で提供されるプレスルームです。コーヒー、ミネラルウォーター、軽食が提供され、しっかりとしたインターネット環境が用意され、様々な機器の充電ができ、重要な記者会見はここで行われます。

政府や軍からの公式写真や動画も提供され、世界の記者達は最前線に行かなくても最前線っぽい動画や写真は手に入るし、西側のリヴィヴ、首都キエフ、東部ハリコフの3メディアセンターに人を配置すれば、世界の報道関係者が集まっているので、それなりの国際情勢も把握できるようです。

こういう国際世論を味方につけるメディア戦略こそがこれからの戦争で鍵を握るのでしょうね。世界の報道関係者をしっかりと自国の味方につける感じ。どんなフリージャーナリストにも手厚くサービスを提供して報道の自由と言う名の情報操作をするわけです。

今もウクライナ側から出て来る情報は信じられないほど被害者数が少ない。例えば一昨日の日経新聞記事ですが「首都キーウ南方約80kmの町でロシア軍のイラン製無人機による爆撃が計6回あり1人負傷」ですよ。いつも被害は数人でウクライナ軍だけ快進撃。そんなわけがない。明らかな情報操作です。

公式ホームページから「ニュースレターを登録する」をクリックすればメルマガ配信されて来るし、公式Facebookページ(リンク)からダイレクトメッセージだって送れる。スマホすら使わないプーチン氏と、元テレビタレントのゼレンスキー氏の差が如実に出ています。

これ、日本は学ばないとダメですね。記者クラブで既存メディア以外を締め出し、外国人記者やフリージャーナリストを排除して情報操作。でも記者クラブのメンバーですら取り込めて無い有様。万一の事があった際にプレスセンターを設置できるノウハウって国側にあるの?また電通頼み?

今回のロシアによるウクライナ侵攻ではデジタル戦略もしっかりしてました。Twitterはロシア国営メディアのリンクを張った全ツイートに警告を追加。Facebookはロシア国営メディアのアカウントをブロック。Appleの端末はロシア内で購入も修理も出来なくなりました。

デジタル時代にデジタルを牛耳ってるアメリカ系SNSやOSをシャットアウトすれば、ロシアを世界から孤立させられますもんね。今の戦争はメディア戦略とデジタル戦略。それが広報活動の全てといっても過言では無いと感じます。

デジタル庁には、まず日本に国際ジャーナリストが自由に使える国際プレスセンターを設置してもらい、オンラインで24時間情報発信する番組を制作し、SNSは毎日数回更新ぐらいから始めてもらいたいなーって思ってます。

war今年7月にロシア海軍に引き渡された世界最大の原子力潜水艦ベルゴロド。アメリカの軍用潜水艦ならICBM(弾道ミサイル)を搭載するのですが、この艦には搭載されず、かわりに世界最大級の核弾頭搭載可能魚雷「ポセイドン」を6本装備できると言われています。

引き渡されて3か月も経っていないので、まだまだ試運転中であることは間違いないですが、本格的運用へ向けての第一弾である可能性もあり、またICBMを搭載していないのに超巨大なサイズなので、他に装置が搭載されているのではとも言われています。

今や無線LANや5G通信でインターネットにつながっているのが常識になっている世界ですが、実際に世界とつながっているのは海底ケーブルを通してであって、これが切れた瞬間YouTubeもネットフリックスも全部ストップするわけです。

この世界とつながるインターネットを無効化し、各大陸内だけの情報ネットワークにしてしまう、海底ケーブル切断能力を持っているといわれていて、まったく誰も予想だにしなかった最新装備だと言えます。

しかも搭載される魚雷は最大100メガトン級の破壊力の核弾頭を積むことが可能。全長20メートルにも及ぶ巨大魚雷は何日間も自律航行して目標に到達できるそうで、海岸沿いにある大きな都市にとっては、沿岸に近い深海でこの魚雷を炸裂させれば、巨大津波で街を壊滅させることもできるわけです。

この潜水艦が進水したのは2019年なのですでに3年目に入っており、ロシア海軍が試運転中といっても十分に航行可能であることが分かった上で引き渡されているでしょうから、乗組員の練度が一定レベルに達したので作戦行動へ向けた最終段階である可能性もあります。

サンディエゴとハワイを津波で壊滅されれば事実上アメリカの太平洋艦隊は活動できなくなるわけで、津波と言っても東日本大震災の5倍程度の波を発生させるはずで、港だけでなく沿岸の原子力発電所を含めたインフラも全部完全に破壊されるはずです。

昨日からはロシア国営テレビでも「ロシア軍がヘルソン州で多くの集落を失った」等の報道が出るようになってきました。論調は「優秀なロシア軍だが西側諸国によって押し戻された。新規動員される兵の到着を待って反撃する」といった感じですがね。


それにしても戦況的に厳しいというのを報じているのは、戦時下では「連戦連勝」としか報じなかったクソみたいなメディアしか無い国に住んでいる私にとっては、かなり客観的な報道が出来ていることに感心していたりします。

この潜水艦はどこに行くんですかね。そして何をやろうとしてるんですかね。ウクライナ軍は多大なる損害を出しながらも南進していて、いよいよヘルソン奪還も目前のようです。ハラハラドキドキのキューバ危機的状況がまだまだ続くことにビビり続けるしかありませんね。

uklゼレンスキー氏が定例となった夕方のメッセージで「南部で迅速かつ強力な動きがあった。疑惑の住民投票以降、今週だけでもすでに数十の地域を奪還した。ヘルソン地域だけでもリュビモフカ、クレシチェニフカ、ゾロタヤバルカ、ベリャーエフカ、ウクライナ、ボルシャヤ、マラヤオレクサンドリフカとダヴィドフブロド。占領者を全領土から追い出すのは時間の問題だ」としました。

報道を見ている限り、ハリコフ地方で13か所に軍事政権を設置しているので、東部は相変わらず東進中ですが、南部でも動きが活性化してきました。

ウクライナは「私は生きたいプロジェクト」というものをやっていて、徴兵された人がロシアにいる間にコールセンターに電話すると、どうやって安全に捕虜になれるかを教えていて、その情報が広く前線に広がって来ていて大量に投降が相次いでいるようです。

これまでの例だと、ウクライナが「反撃している」と発表する時は「制圧目前」なので、南部での戦いが報じられ始めたということは、本気で黒海へ向けての進軍が始まっているか、ロシアの敗走が始まっているのかもしれません。

ただ、ロシア軍は南に逃げると最終的にはウクライナ南部とは道2本でしかつながっていないクリミア半島になるわけで、その橋が落とされたり地雷をばらまかれて通れなくされれば全滅もあり得ます。

黒海艦隊が使えないので、ロシアが戦略核をウクライナに運ぶには鉄道を利用するしかないので、いよいよ核弾頭を運べという命令が数日内に下るのではないかと予想してます。

誰も兵隊のいなくなったロシア東部にオホーツク海からアメリカがトマホークを10発も撃ち込んだら壊滅でしょうね。北海からプーチン氏の出身地であるサンクトペテルブルクにも撃てるし、NATO軍が大挙して突入もできる。

大戦が開戦したら、大野はカナダへ旅に出ると思いますので、よろしくお願いいたします。

misaまた今朝も北挑戦がミサイルを発射しました。10日間で5回目。とんでもない無駄遣いですが、ロシアがウクライナや黒海で戦術核兵器を使うと、アメリカは核反撃を予告するはずで、その場合の見せしめとして狙い撃ちされるのが北朝鮮でしょうから、彼らも必死ですよ。

狙い撃ちといってもアメリカ軍艦船から核弾頭の搭載されてないトマホークを大量に打ち込む程度でしょうが、それでも十分に北朝鮮にはダメージ大です。「ロシアは同じ目にあわされたくなかったらウクライナから撤退せよ」ってアピール用のデモンストレーションです。

アメリカが攻撃するのはプンゲリ(豊渓里)にある長距離ミサイル発射設備と核開発施設。アメリカに届く射程のミサイルを狙ういます。残念ながら日本に届くノドンやテポドンは残されるでしょうから、北朝鮮の反撃は日本や韓国になるでしょう。まことに悩ましい。

9月10日のウクライナ快進撃によって核戦争に最も近い状況と言われる危険な緊張状態になって約1か月が経過したのは事実ですが、それよりも前から北朝鮮が深刻な経済危機に陥ってるとの報道も相次いでます。

日本語で読める北朝鮮情報サイトにデイリーNK(HP)というのがあるのですが、ここで夏頃から報告されているのが朝鮮人民軍の参謀本部・指揮部に食糧配給が来なくなったという話し。

軍の司令部に食事が来ないってことは、一般市民に食べ物なんて何も無いわけです。そんなことで、コロナで停止されていた中国との鉄道路線も再開(JETRO記事)となりました。北朝鮮の貿易先の95%以上が中国ですから、よく交易を止めて生きていられたものだと思います。

この後は北朝鮮が核弾頭を搭載して長距離弾道ミサイルの発射テストをやるでしょう。もしかすると地下核実験だけかもしれません。どちらにしてもアメリカが大きく反撃する可能性があるだけに、こちらに注視する必要があると思います。

軽く時系列で抜粋して転記します。

10月1日
00:51 アメリカのバイデン大統領がウクライナへ123億ドル援助の書類に署名
06:43 ロシア軍がオデッサ地域に2発のミサイル攻撃
07:04 ザポロージエ原子力発電所のイーゴリ所長がロシア人に誘拐されたことが発表される
08:29 ゼレンスキー氏が秋の徴兵を取り消し動員解除を延期
09:07 ロシア軍が前夜ニコラエフにミサイル攻撃してアパートを破壊
09:13 トルコがロシアによるウクライナ領土併合を受け入れないと表明
09:17 ウクライナ軍がニューヨーク、ザイツェベ、ソレダールの近くで敵の攻撃を撃退
09:24 ウクライナ軍参謀本部による敵の推定損失発表
 人員:約59 610(+530)人
 タンク:2354(+16)
 装甲戦闘車両:4949 (+17)
 砲兵システム:1397 (+6)
 MLRS:336 (+3)
 防空システム:176 (+0)
 航空機:264 (+0)
 ヘリコプター:226 (+1)
 運用戦術レベルのUAV:1009(+6)
 巡航ミサイル:246 (+0)
 船/ボート:15 (+0)
 自動車およびタンク車:3786 (+18)
 特殊装備:131 (+0)
09:35 ドネツク地方でロシア軍に攻撃により民間人4人が死亡
09:59 ハリコフ地方でストレレチエ、レドコドゥブ、クチコフカ、オフリモフカ、オルホヴァトカ、ドヴォレチナなどの入植地が砲撃された
10:02 前夜ロシア軍はS-300ミサイルとシャハド136無人偵察機でニコラエフを攻撃
11:18 ルハンスクOVAのセルゲイ・ガイダイ長官は「今朝の時点で約5,000人のロシア兵がリマンで包囲されている。占領者達は彼らの指導部に脱出の機会を求めたが拒否された。今、彼らには突破するか、降伏するか、全員が一緒に死ぬかという3つの選択肢がある。」と発表した。全補給路と安全に脱出できる経路はすでに遮断されている。
11:27 ヘルソンのカホフカ地区タヴリースクにいるロシア軍に深刻な打撃を与えた。爆発は防空システムが機能していたとされるノヴァ・カホフカでも報告されている。
11:51 東部軍集団の代表であるセルゲイ・チェレヴァティは、ヤンポル、ノヴォセリフカ、シャンドリゴロヴォ、ドロビシェヴォ、スタフカの入植地が解放されたと発表。
12:14 イギリス諜報機関は9月30日ロシア軍がザポロジエで防空ミサイルにより地上の輸送部隊を攻撃したと報じた。これは地上目標に対する兵器ではなく、航空機やミサイルを破壊するために設計された高価で貴重な兵器であり、弾薬が不足している証だと分析している。
13:33 ウクライナ軍はリマン入口にウクライナの国旗を立てた
16:25 ハリコフ地方クピャンスク地区で逃げようとした民間人の車をロシア軍が至近距離から攻撃したのが確認された。7台の車両が被害を受け24人が死亡した。
17:01 ロシア連邦国防省はリマンからの軍隊撤退を発表した
17:36 ポドリャク(ウクライナ大統領府顧問)氏は「ロシアは交渉を望んでおらず最後通牒を提示するだけだ。ロシア軍がクリミアを含むウクライナ全土を離れることを条件にロシアとの交渉は再開されるかもしれない」と語った。
18:32 黒海艦隊司令部のあるセヴァストポリのミハイル市長はベルベック飛行場に濃い煙が見えるとし緊急事態を宣言した。
19:23 ムィコラーイウの地域評議会アンナ議長は「夜間のミサイル攻撃で1人の若い女性の犠牲者が発見された」と語った。
19:30 IAEAはザポリージャ原子力発電所のイーゴリ所長が一時的に拘束されたことを確認したと発表。
20:22 ザポロジエの検問所で民間人の車列への砲撃による犠牲者の数は31人に増えた。
20:33 アンナ国防副大臣は「リマンは戦闘中である。誰も何もSNSに書き込まないことが勝つために重要なことだ」と語った。
20:51 ウクライナ国防軍は、夕方の報告でカザチヤ・ロパン、バフムート、ヴェセラヤ・ドリーナ、ザイツェヴェ、ペルヴォマイスケで敵を攻撃したとの報告を受け取った。
20:55 クレバ外相は、NATO事務総長イェンス・ストルテンベルグに電話して「ウクライナの加盟申請について詳細に知らせた」と述べた。
21:26 ゼレンスキー氏は夕方のビデオメッセージで「今週ドンバスにはウクライナの国旗がもっとあり、一週間後にはさらに増えるだろう」と述べた。「ウクライナの国旗はすでにドネツク州リマンにある。そこではまだ戦闘が続いている。ウクライナは論理的だ。疑似住民投票に価値はない。(併合宣言した翌日に拠点を即奪されるという)敵にとってこのような矛盾はますます増えるだろう。ウクライナは自国を奪還するだろう。それは東部と南部の両方であり、2014年に一方的に併合を宣言したクリミアもである。私たちの旗はどこにでも上がるだろう」
21:45 ゼレンスキー氏は夕方のビデオメッセージで国連事務総長の声明を強調した。「彼はロシアは国連の目的と原則、国連憲章に違反しており、偽の住民投票と併合の試みは法的力を持たないと直接述べた。このような言葉が国連の最高レベルで聞かれれば、世界中の誰もがすべてを理解する。そしてロシアには、この世界理解を止めたり、打ち消したりできるような拒否権はない。ロシアは国際社会のための闘いに負けつつある。世界は、国際法の代わりに、植民地征服、犯罪的併合、完全な恣意性の時代の復活を許さないだろう。その中心にあるのは、我々の抵抗、我々への保護、ウクライナ領土全体の解放に向けた我々の動きである。」
23:00 ロイターは「IAEAの事務局長が来週モスクワとキエフを訪問する」と報じた。
23:20 第81航空機動旅団と国家警備隊の兵士たちは「リマン市はウクライナの軍人によって支配されている」と言った。
23:22 国防省は「リマンからの占領者の大半はウクライナ軍に降伏したか遺体袋に移された」と述べた。

russiaモスクワ時間10月1日にロシア国防省が「包囲される恐れがあるためロシア軍はリマンから撤退した」との発表から40時間以上が経ち、実際には組織的な撤退行動が行われていないのでは?と思える状況が多数見えてきました。

これは単純にロシア軍がリマン全域をウクライナ軍に包囲され、唯一残された東への撤退ルートを通る軍用車両は全て狙い撃ちされていて、民間人から奪った一般車で逃げようとした者も容赦なく地雷で爆殺されているというすごい状況。

「ロシア軍はリマンから撤退した」のではなく「ロシア政府はリマンにいる兵を見捨てた」というのが正しいのでしょう。「逃げたければ逃げてもいいよ」ってだけで「逃げるための交渉や援護射撃は一切しない」ってこと?見殺しレベル・・・。

ウクライナの主張を鵜呑みには出来ませんが、彼らの主張は「今までにロシア兵60,110人が死亡し24時間以内の死者が約500人」としています。

個人的には万単位で死者が出るような特別軍事作戦は中止すべきだと思うのですが、第二次世界大戦では旧ソ連は全人口の13%以上にもあたる2660万が犠牲となっており、プーチン氏からすれば「まだまだバッチ来い!」って感じなのかもしれません。

確かに国と国が領土を取り合う戦いである以上、開始する時点で総力戦を覚悟というプーチン氏の立ち位置は理解できるものの、ロシア国民に総力戦への合意を取り付けるのが先じゃないですかねえ。

ロシア系右派ですら「ウクライナを併合するのは賛成だけど街をぶっ壊して住んでる人を皆殺しにするのはおかしい」って感じの意見が多く見受けられます。しかもプーチン氏の話しが無茶苦茶だと国民にバレちゃってる。

ロシアの限定的徴兵については、対象外の人々(女性/全く軍事経験が無い/学生/大家族の父親/妻が妊娠中の人等)が大量に招集されたので騒ぎになり、モスクワ市役所にクレーム対応窓口が出来ていることが報道されてるし、招集のがれを図った5人がモスクワ中の監視カメラで顔認証によって逮捕された等も報道されてるので、普通に怖いわけですよ。

あとモスクワ市内の不動産価格が激しく下落しています。ここ一週間で40%ぐらい下落していて、金持ちはとっとと現金化して国外脱出してるんでしょうね。「最悪の場合は自家用車であっても軍用に徴用されることがある」とか出ちゃってますからね。

ウクライナのウェブサイトも見てる()んですが、プロパガンダ的というよりは非常に冷静に客観的に状況を見ている感じがするんです。これはロシアも大きい国ですがウクライナも大きい国なので、現状がまだ局地的な戦闘と見なされてる感じだからなんでしょうね。

ここまでの全容をざっくりまとめて終わりにします。

ざっくりまとめ)
・2月24日早朝 ロシアによるウクライナ侵攻開始
 (ウクライナを非武装化し非ナチス化するための特別軍事作戦)
・2月28日 ロシアはキエフを3日で占領することに失敗
・4月上旬 キエフ周辺全地域からロシア軍から解放される
 (同時に民間人虐殺があったことが全世界に発信される)
・5月 ウクライナ側がロシアとの停戦交渉を全面的に中止
 (ロシア軍の完全な撤退まで侵略者と話すことは何もない)
・6月23日 ウクライナが公式にEU加盟候補となる
・7月 スウェーデンとフィンランドがNATOに正式加盟
・9月 ウクライナ軍がハリコフ地域で反撃開始
・9月21日 プーチン氏が部分的動員を発表
 (ドネツク、ルガンスク、ザポロージエ、ヘルソン地域で国民投票開始)
・9月30日 プーチン氏が国民投票実施4地域のロシア加盟を発表
・10月1日 ロシア国防省がリマンからの撤退を発表
・10月2日 ゼレンスキー氏がリマン全域の解放を発表

truckロシアの人に聞きたいんですが、いまどき街中でこんなボンネットの付いた旧式トラックを見ることがあるんですか?

ウクライナへの車列(写真)を見ても、ボロボロのトラックが列をなしている。これで兵員や物資を輸送してるのだとしたら勝てるわけがない。こんなの壊れるでしょ。

ロシア軍最新の装輪装甲車はコレですからね。こんなのウクライナに投入されているのを見たことがない。このパレードや展示イベントに登場する車両はデモカーやパレードカーなんですか?実戦には使わないのでしょうか?

当初にアメリカ軍が指摘していたのがタイヤ。NATO軍は軍車両に「ミシュランXZL(参照)」を使っているのですが、ロシア軍は中国の模造品「YELLOW SEA YS20」を使っていてパンクで立ち往生して攻撃されるのが多かったとされました。

これは、ロシア軍に汚職や癒着がはびこり、車両やタイヤを調達したことにして着服しているのが原因なのは明らかなのですが、今回その不正がバレないようにウクライナとの戦闘で消滅させてるのではないかと私は見てます。

ただ、その不正隠ぺいのために大量にロシア人兵士が死亡しているのはいかがなものかと思うのは私だけでしょうか。

先日のブログにも書きましたが、兵站が破綻してたらどうやっても勝てないので、まずはトラックを新しいのにして、ミシュランのタイヤに交換するのはいかがでしょうか?そうしないと人も弾も届かないと思ってます。

昨日は品川区長選挙と補欠選挙の投票日でした。長年自民党の推薦を受けた浜野さんという方が区長をやってこられたのですが、いろいろあってここ数年は登庁することも無くなってました。

そんなわけで新人6人が立候補(記事)したのですが、蓋を開けてみると誰も法定得票(有効投票総数の4分の1)に達しなかったので再選挙が決定しました。

じつは私この結果が見えていたので、自民党陣営には「女性が2名立候補したんで勝負になってますが一本化されてたら瞬殺でしたね」と伝えてました。

立候補した方と得票数は以下の通り。

森沢きょうこ(43) 前・東京都議会議員 27,759 票
石田ひでお(63) 前品川区議会議員 26,308 票
山本やすゆき(46) 元・三菱UFJ銀行員 24,669 票
西本貴子(61) 前品川区議会議員 18,559 票
村川ひろかず(75) 大学講師 8,279 票
おおにし光広(65/品川に維新を起こす会) 元品川区議 7,821 票

全員無所属となってますが、事実上は森沢さんが都民ファースト、石田さんが自民、山本さんは立憲民主の松原仁衆議院議員の応援を得ての選挙、西本さんは元都民ファーストの上田令子さんの応援を得ての選挙といった感じ。

有権者数33万516人/投票率35.22%/有効投票数11万3395票なので、法定得票数は28348票。森沢さんがあと589票獲得していれば再選挙しないで良かったことになります。

品川区長選挙の供託金は100万円。没収点は有効投票数の10分の1なので1万1339票取れないと没収ですから、下位2名は次の選挙に出るのか分かりませんが、森沢さんと西本さんが合流して女性候補一本化という流れになれば結果は明らかです。(合流しませんけどね)

同日実施された品川区議会議員の補欠選挙は定数3のところに7人が立候補しました。結果は以下の通り。3枠のうち元々は自民党が2枠を持っていたのですが、候補者を1本化していなければ負けてましたね。

当 えのした正人(50/自民) 新人 27,197票
当 松永よしひろ(40/立民) 前品川区議 22,193票
当 せらく真央(32/維新) 18,800票
土田英夫(70/共産) 13,379票
いながき孝子(55/品川・生活者ネットワーク ) 13,360票
神崎ふみえ(56) 11,455票
柴田けいや(45) 5,481票

次の再選挙となる区長選ですが、特筆すべきは山本やすゆき氏ですね。銀行を退職してあらゆる政党からの支持や支援を拒否しての参戦だったのに、松原仁氏が応援したら2.4万票も獲得しちゃう。

地元で森沢さんは都議、石田さんは区議会議長まで務めたベテラン区議、西本さんも長く地元密着で活動する区議なのに、超未知数の新人の活躍により再選挙という結果に陥りました。そういう意味では再選挙まで持ち込んだ山本さんがスゴイ!

私は自民党支持者なので、一切のゆるぎもなく区長選は石田さんに、区議選はえのしたさんに投票しましたが、だからといって自民党に勝って欲しいとは全く思いません。有権者の方々が次回も沢山投票してくださることを祈ってます。

ちなみに今回当選された区議会議員3名ですが、来年の春にはまた選挙です。選挙が終わればまた選挙。みなさん頑張ってまいりましょー!

shihei日本に住んでいると西側メディアに感化されがちですが、一部の富裕層やインテリ層の中に反戦や脱徴兵という動きを取る人がいるのも事実ですが、ロシア国民の大半は旧ソ連というか大国ロシアの復活を願ってるんですよ。

だからこそ2000年から22年間もプーチン氏が事実上のトップに君臨してるわけだし、国民もプーチンなら大国ロシア復活が実現できると思い込んでるんだと思うんです。

今の日本で「大日本帝国の実現を目指す」とか言ったら気が狂った右翼とみなされるかもしれませんが、経済が順調で右肩上がりに給与も上昇し、何もかも強引に強行突破するトップが20年以上も君臨してたら、日本だってぜんぜん違うことになるでしょ。

若い人は信じないかもしれませんが、バブルの時は多くの日本人が「日本は世界を制圧する」と信じてたし、右翼系の企業トップや政治家(参考)が人気で、ソニー創業者の盛田昭夫氏と石原慎太郎氏による本「NOと言える日本」まで発売され、本気で日本単独で核武装して日米安保を解消しようとした時代もありました。

ロシアにだって右翼思想の人々がたくさんいて「NATOが余計なことするから欧州最貧国の一つと呼ばれ続けて来たウクライナの人々がより一層かわいそうな状況になってるじゃないか」と本気で思ってる人は多いはずですよ。

NATO加盟国だって「ウクライナを加盟させたって負担金すら払えないじゃん」と思ってるから加盟させないという一面もあるわけで、石油やガスが豊富なロシア傘下に入って、対中国や対インドといった親ロシアの国々と貿易したほうがいいという視点があるのも事実。

ロシア国民の大半がウクライナを併合したほうが幸せだと本気で考えている以上、この戦争は終わらないんですよ。ましてや無職で時間を持て余してる右翼思想の若者なんて、喜んで志願して兵隊になっちゃう。どんなにロシア兵が減っても新兵が入って来る。

これ、仮にロシアがウクライナから撤退しても、EU諸国がウクライナとの貿易額を増やしたり、全面的な財政支援やったりしませんよ。ロシアや中国並みに腐敗と汚職の国ですから。投入した資金は権力者層とマフィアの中で溶けちゃう。

そんなわけで、西側兵器の試射会場となってるウクライナ。ロシアも標的にされるのが分かってるからオンボロ兵器と外人部隊や傭兵や新兵しか送らない。西側の弾薬が切れたらロシアが総攻撃する感じでしょうね。

普通戦争ってお金になりそうな国に攻め込むんですが、旧ソ連時代からロシアってアフガニスタンやウクライナといった貧乏国に侵攻するのが不思議なんですよねー。

ロシアが何を目指しているかは分かりませんが、戦争継続を望む国民が大半で、ウクライナをロシアに併合することがウクライナを救う唯一の道だと本気で考える人が多数派である以上、この戦争は当面終わらないと思いますという話しでした。

参考)日本経済新聞の古い記事

sensyaウクライナ軍は9月21日から23日にかけて「ヤツキフカ解放」とか「ロシア軍兵士1250人死亡」等と発表していましたが、オスキル川を越えてロシア軍を撃破しているという噂は流れて来るものの、何の確認も出来ていませんでした。

そのうちクピャンスク、ウズロヴォイ、ピスキーラドキフスキー、カルピフカ、ノヴォセリフカ、リドコダブ、ノーヴ、カテリニフカ、アンドリーフカと奪還を発表。28日にはコロジャジ、30日にはリマンの東側に位置するヤムピリ奪還を映像とともに発表していました。

プーチン氏が「ドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンの連邦領編入」と発表している時点でヘルソンとリマンが包囲されたわけで、なにが編入だって感じにはなってました。

それが昨日深夜になってロシア国防省が「包囲される恐れがあるためロシア軍はリマンから撤退した」「ウクライナ側は戦力と装備で大きく勝り、さらに応援を投入し攻撃を継続している」と発表しました。

ただ、ドネツク州の親ロシア派幹部は前日に「なぜロシア軍は撤退のための脱出ルート確保を支援する十分な戦力を送らないんだ(CNN)」と言っていたので、実際には撤退したのでは無く、部隊を放棄したというのが実情でしょう。つまりロシア軍兵士は全員死亡したか捕虜になったわけです。殲滅ですな。

ロシア系独立メディア「メドゥーサ」の記事には、チェチェンのカディロフ首長がロシアの司令官ラピン大佐を激しく批判していますが、じつはテレグラムではモット強烈に批判を書き込んでます。

「チェチェンの現地部隊からいよいよ危ないとの連絡を受けたのでゲラシモフ参謀総長に伝えたが、ラピン大将の軍事的才能は確かでリマン方面からの退却もないと言われた。ところがラピンは1週間前に司令部本部を100km後方に移設、自身は150km後方のルハンシクに退避した。あり得ない!」

これが事実なのでしょう。ロシア国防省が9月10日に「ハルキウ州のバラクレヤとイジューム地域の部隊を再編」と発表した時もそうでした。あの時も現地部隊を放棄しましたよね。11日はゼレンスキー大統領が「イジューム奪還」を発表しましたもんね。

徴兵した部隊を送り込む列車がウクライナ軍に爆撃され、多数の兵士予備軍が死亡したそうです。徴兵され戦地到着前に殺される恐怖。制空権が無いんだから列車なんて格好の餌食ですからね。

新兵や予備役を前線に送り込んでも将官が10名以上も亡くなってるんだから、指導教官となる人達はとっくに死んじゃってますよね。ロシアにとっては厳しい戦いが続いてるようです。

今回の戦果が確認できたことで、おおむねウクライナから発信されてる情報は、死亡者数以外の戦況などは信じられそうであることが分かりました。今後も状況を注視していきたいと思います。

rust9月21日にロシアのショイグ国防相が提案してプーチン大統領が署名したとされる部分的動員令。30万人と報じられていたのに現実は総動員になっているようで、いつの時代も難民になれるのはお金持ちだけなのですが、そのお金持ちが大挙して国外へ流出しています。

部分的動員令の3日後に発表されたのがドミトリー・ブルガコフ国防次官の解任。ロシア軍のNo.2で兵站と呼ばれる武器・兵器・食糧の補給・整備・修理の責任者を解任したんです。

これが報じられた時、各種メディアでは「補給の混乱が苦戦の原因とされているため、責任を問われた可能性がある」と報じていたのですが、私の読みは違っていて、彼はきっと「15万人派兵してる状態で兵站が破綻してるのに30万人は絶対無理」と言ったと思うんです。

徴兵された最初の部隊はすでにハリコフに送られたとの報道が出ています。そんな状況下でプーチン氏はザポリージャ州と南部ヘルソン州について「独立国家」として一方的に承認する大統領令に署名しました。

当然ウクライナでは無いので、現在ロシア軍が支配している地域では住民から食料を強奪する事が出来なくなります。なのに補給が来ない。進軍して陣地を拡大させながら新しく獲得した地域住民から奪い取るしかない。

ロシアの独立系メディア「メドゥーサ(リンク)」は様々な情報を伝えてくれますが、今回の錆びついた銃を支給されてたり、タンポンを銃身に入れて膨張させて銃口を広げろとか言ってる動画を見ると、ロシア軍全滅の未来が見えて来ます。

アジアのどこかの国に、そんなバカな戦争やった国がありましたよ。大量に民間人を徴兵して、陛下からの授かりものだとか言って軍服1着と先に刀が付いた弾の無い銃だけ渡して、銃弾も食糧も医薬品も無い東南アジアや南の島に派兵して半数が餓死や病死させちゃった国ね。

歴史から物を学ばないんですかね。何の訓練も受けてない錆びた銃を持った人々をハリコフに送るってことは、基地運営の分かる本物の軍人たちを前線に送るってことですよね。それをやったら完全に物流は麻痺しますよ。

自衛隊も戦闘行為で出動する場合は、予備自衛官が留守番することになってますが、その予備自衛官って元自衛官であって徴兵されて訓練受けた人じゃないですからね。ちゃんと自ら就職して仕事として訓練をしてきた経験者です。素人同然のロシア動員兵とは全然違う。

制空権が確保できず、黒海艦隊は機能せず、中小距離ミサイルは大半を使い果たし、現場の兵隊は戦闘機で攻撃を受け、ドローンで爆撃され、スティンガー等で狙い撃ちされる。可哀そうすぎる・・・。

国連は機能不全。NATOはウクライナを加盟させない。西側諸国は中途半端な武器を供与するだけ。そんな状況の中、もうすぐ冬が来ます。そうすると凍死もありえるわけで、いずれ歴史がこの行為を冷静に検証するのでしょうが、現場では殺し合いがおきていると考えると、誰か止めてやれよと思わざるを得ません。

それにしてもアメリカって国は、アラブ人やアジア人には平気でトマホークとかぶっ放すのに、白人だと皆殺し作戦みたいなのはやらないんですね。これはこれで明確な人種差別なんで、難しい問題ですねえ。

30万人動員といってますが、いくらなんでも招集令状が広範囲に届きすぎてる。実際には総動員になってるようですね。そうじゃなかったらロシア国民が狼狽気味に国境を越えて逃げるわけが無い。

最後にこれだけはロシア軍の方々に言いたい。遠足には救急箱を持っていくこと。そして万一の際に医療が受けられる準備はしてください。あなたの国の狂ったトップの欲望につきあわされて大変でしょうが、無事帰宅できることを祈ってます。

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