
以前にブログでオリーブオイルの話しを書きましたが、まさにオリーブの島である牛窓に日生港から行く船だったようです。牛窓って日本のエーゲ海と言われる場所で瀬戸内海ですから基本的にベタ凪。荒れることは台風時でも無い限りまず考えられない。
だからあの構造だったんですね。それでも瀬戸内海の客船や観光船の中でもズバ抜けて小さい船ですよ。姫路港から男鹿島(たんがじま)や家島を30分程度で結ぶ路線があるのですが、その一番小さい船でも100人乗り程度。
香川県の丸亀から塩飽諸島を結ぶ船の一番小さいのが20トン未満で定員80名未満なので今回の船と近いサイズ感ですが、それでも水面に浮かぶFRP船で無く鋼鉄製や軽金属製です。そりゃあ当たり前で、FRP船だと他の船舶のよる波の影響を受けまくりですからね。
それにしてもよりによって瀬戸内海の船をオホーツク海で使うとは・・・。安全運航されてた時代から操船は難しかったことでしょう。しかもキャビン屋上に遊覧デッキが増設されてます。FRP船にしては大規模改修ですね。
双胴船なら良いですが、このタイプだと結構な勢いで船酔いも発生してたんじゃないでしょうか。まだ建造から40年経ってないらしいので、そんなに古い船では無いですが、使う場所が違うなと思ってしまいました。
深さ120mの場所で船体発見とのニュースが出てますが、あの波が強い場所でサルベージするんでしょうか?二次災害が発生しないことを願うばかりです。