YouTubeにアップされていた「震度7阪神大震災の教訓」という映像を目にしたのがキッカケで、過去の「NHKスペシャル」の映像にたどり着きました。そして思い出したことをメモっておきたいと思います。
1,震災発生後の火災は通電火災(関西電力が通電させるたびに火災が発生)
2,阪神大震災の大渋滞は複合的な原因によっておきた
・神戸ー大阪を結ぶ大動脈であった国道43号線が阪神高速倒壊で使えなかった
・橋げたのズレた場所や地割れの場所で超ノロノロ運転が発生した
・路地や裏道が倒れた電柱で使えなかった
3,心の準備がないと人の命は救えない
震災当日、私は生きていたのに誰も救いませんでした。建物や高速道路に押しつぶされた人が目の前にいて、着の身着のままで家から出て来た方々に本気で助けてくれなんて言われると思わなかったというのが正直な所です。怖くて逃げたんですよ。
高速道路に押しつぶされてる車両を見たら「大丈夫ですか」と声掛けしなきゃいけなかった。でも簡単には出来ませんよ。ものすごい壊れっぷりですから。コンクリートの塊に押しつぶされた人に声かけるなんて怖いですよ。本当に怖かった。
映像に出て来たお医者さんも同様の事を言ってました。災害時の準備なんてやってなかった。救える命が救えないという状況になって、はじめて準備不足であることを感じたとね。
・まず自分の身を守る。
・次に周囲の人々の安全を確認する。
・そして安全な場所に避難して状況把握できるまで動かない。
そういうことなんだと思います。急いでコンビニに水を買いに行くとか、家族を迎えに車で出かけるとか、急いで会社から歩いて帰るとか、そういうことをやるとダメ。東日本大震災の東京なんて、何のダメージも受けてないのにパニックに陥りましたからね。
電力会社は「震度6以上の地震発生時は停電箇所の復旧は8時間以上経ってから」とか決めればいいんですよ。インフラだと思って急いで通電すると、倒壊家屋のコンセントや切れた電線から発火するのは目に見えてますからね。
そういえば、NHKスペシャルに出て来たお医者さんが「体の一部に押された跡が少しあるだけの窒息死が多かったことで、ほんの少し胸や腕を押された程度でも亡くなってしまうことが分かった」とおっしゃってました。
そう、阪神淡路大震災で初めて気づいたことが沢山あったんです。今では当たり前になってる水やアルファ米の備蓄ですが、当時はカンパンのみでした。水もなかったんですよ。
避難所で一番いらないのが紙おむつ・生理用品・ティッシュだというのも分かりました。あんなの工業製品なんで、トラック1台来れば避難所全員の1か月ぐらいあるんです。あんなもん毎日届いたら、雨に濡れない場所を探すだけで大騒ぎですよ。
それに赤ちゃん連れなんて早々のうちに避難所から出ていきます。避難所にいる女性のうち生理用品が必要な方って何人だと思います?ぜんぜん減らないんですよ。ずーっと山積み。ああいうのも、きっちり記録に残したほうがいいですよねえ。
そうやって経験者が思い出した時に語り継がないといけないんだと思ったので、大晦日の今日はこの話題にしてみました。
1,震災発生後の火災は通電火災(関西電力が通電させるたびに火災が発生)
2,阪神大震災の大渋滞は複合的な原因によっておきた
・神戸ー大阪を結ぶ大動脈であった国道43号線が阪神高速倒壊で使えなかった
・橋げたのズレた場所や地割れの場所で超ノロノロ運転が発生した
・路地や裏道が倒れた電柱で使えなかった
3,心の準備がないと人の命は救えない
震災当日、私は生きていたのに誰も救いませんでした。建物や高速道路に押しつぶされた人が目の前にいて、着の身着のままで家から出て来た方々に本気で助けてくれなんて言われると思わなかったというのが正直な所です。怖くて逃げたんですよ。
高速道路に押しつぶされてる車両を見たら「大丈夫ですか」と声掛けしなきゃいけなかった。でも簡単には出来ませんよ。ものすごい壊れっぷりですから。コンクリートの塊に押しつぶされた人に声かけるなんて怖いですよ。本当に怖かった。
映像に出て来たお医者さんも同様の事を言ってました。災害時の準備なんてやってなかった。救える命が救えないという状況になって、はじめて準備不足であることを感じたとね。
・まず自分の身を守る。
・次に周囲の人々の安全を確認する。
・そして安全な場所に避難して状況把握できるまで動かない。
そういうことなんだと思います。急いでコンビニに水を買いに行くとか、家族を迎えに車で出かけるとか、急いで会社から歩いて帰るとか、そういうことをやるとダメ。東日本大震災の東京なんて、何のダメージも受けてないのにパニックに陥りましたからね。
電力会社は「震度6以上の地震発生時は停電箇所の復旧は8時間以上経ってから」とか決めればいいんですよ。インフラだと思って急いで通電すると、倒壊家屋のコンセントや切れた電線から発火するのは目に見えてますからね。
そういえば、NHKスペシャルに出て来たお医者さんが「体の一部に押された跡が少しあるだけの窒息死が多かったことで、ほんの少し胸や腕を押された程度でも亡くなってしまうことが分かった」とおっしゃってました。
そう、阪神淡路大震災で初めて気づいたことが沢山あったんです。今では当たり前になってる水やアルファ米の備蓄ですが、当時はカンパンのみでした。水もなかったんですよ。
避難所で一番いらないのが紙おむつ・生理用品・ティッシュだというのも分かりました。あんなの工業製品なんで、トラック1台来れば避難所全員の1か月ぐらいあるんです。あんなもん毎日届いたら、雨に濡れない場所を探すだけで大騒ぎですよ。
それに赤ちゃん連れなんて早々のうちに避難所から出ていきます。避難所にいる女性のうち生理用品が必要な方って何人だと思います?ぜんぜん減らないんですよ。ずーっと山積み。ああいうのも、きっちり記録に残したほうがいいですよねえ。
そうやって経験者が思い出した時に語り継がないといけないんだと思ったので、大晦日の今日はこの話題にしてみました。