
全国の百貨店にもお店があったんですよ。暖簾分け企業だけでも10社以上の老舗。もう老舗っていうレベルではなく、室町時代の創業ですので日本最古の企業の一つです。500年以上ですからねえ。
スポンサーも決まって、順調に民事再生に移行すると思ってたんですが、結局、人・モノ・カネが全部集まらず、譲渡協議が不調となっての業務停止だそうです。
ほんまでっか?虎屋さんとか源吉兆庵さんは順調じゃないですか。榮太樓總本鋪さんも有名ですよね。ういろうで有名な青柳総本家さんも堅調でしょ。なんで駿河屋だけ厳しい状態になったんですかねえ?
2004年に不正増資があったとして創業家が逮捕され、上場廃止になったんですよ。あれがケチのつきはじめでしたね。あれがなければ、今も順調にやってたんじゃないかと思います。
企業のコンプライアンスって重要ですねえ。「あそこ良くない噂あるからさ」なんてので、一気に会社が飛んじゃう時代なのかもしれませんね。
最後になりましたが、私は以前からアンコって日本を代表する世界のお菓子になれると言ってます。源吉兆庵は世界中に展開してます。ニューヨークのお店がオープンする時は、湾岸戦争が勃発してフジテレビの中継が飛んじゃったなー。懐かしい思い出です。
だからね、そういう視点でワールドワイドに展開すれば、もっとチャンスあると思うんですよ。イオンモールとか海外展開してるじゃないですか。ああいうのには、どんどん積極的に日本の老舗和菓子店は参加すればいいのにって思ってます。