
言ってる側には悪気はないのでしょうが、言われる側は「そんなおもしろくない事よくやってますね」としか受け取れない。まさにKY(空気読めない)コメントです。
「バイクレースの何がおもしろいんですか?」「ベースギターの何がおもしろいんですか?」「PTA活動の何がおもしろいんですか?」って、ケンカ売ってますよね。こっちが大人だから軽くいなしますが、酒でも入ってたら「オレのやってることをお前が理解できるように釈明しろって言ってるのか?」って言うところですよ。
このネガティブな発言は絶対に努力で変えられるんです。単純に「魅力って何ですか?」に置き換えてもいい。「バイクレースの魅力って何ですか?」なら受け入れやすい。
仕事で徹夜した明けに、「徹夜までして仕事して何がおもしろいんですか?」って言われたらどう思います?「徹夜までして仕事する意味あるんですか?」って事でしょ。カッチーンて来ますよねえ。恋人同士や夫婦間ではよく交わされ、きっと一定の割合で人が死ぬほどのケンカに発展しているはずです。
別に1000円もしない本に、必要な話術なんて載ってますから、普通に勉強すれば変な言葉づかいってしないはずなんですが、おそらく生きてる人の大半が話術を勉強しないんでしょうねえ。もったいない話しです。
「この人トーク上手いなあ」って人います。何を話しても「お前、最高だね」とか「思いつきもしないことやってるね!」なんていう人ね。分かってて気分が乗せられる。
その言葉の後で、「知り合いにこういう人がいてね」って切り返されると、思わず聞いちゃう。相手は「つまらない話しだから、こっちの話しに変えてやれ」と思ってるかもしれないけど、それでも気持ちよくなるのですよ。
そういう意味では、高校受験や就職試験なんてのを学ぶ前に、人を楽しくさせるための話術を学ぶほうがいいと思ってます。