HIPPO大野の雑記帳

ヒポポタマス社長のお仕事&プライベート日記

2013年09月

家から千束池までたったの片道3kmのジョギング。時間にすればゆっくり走って20分。往復で1時間もない運動なのに毎日できない。二日酔い、寝不足、しんどい、厚い、寒い・・・、理由を挙げればいくらでもあるが、すべて自分への言い訳でしかない。

こんなことすら継続できないんだから、一事が万事とはよく言ったもので、毎日継続できていることなんて、何一つとしてない。こんな自分をなんとかしたいと心から思うのだが、もう一人の自分が「今日はいいじゃん」とか「休もう」と叫んでいる。

そんなもう一人の自分に負けてお酒を飲んでは、頭が痛くなったり吐いたりして、それを抜くためにジョギング。何のためにやってるのか分からない。こんな所に自分のよ弱さを強く感じる。10月は心を改め、しっかりと走ろうと思う。

98651a93.jpg世の中にアンブッシュ広告というものがあります。オフィシャルスポンサーになるための費用を負担せず、そのイメージだけ流用するもので、長野オリンピックの際は、開会式会場前のカメラ屋上に巨大なコダックの看板が付いちゃったり、路線バスがプーマやマスターカードのラッピングをして、世界中から非難されました。

2002年ワールドカップサッカーの際も、まだまだ関係者の間でも「どこまでのアンブッシュは許されるのか?」なんて意識が強く、CMにしても音楽ビデオにしても、平然とサッカーのユニフォーム来た人が出たりしてました。

昨日から東京国体がはじまりましたが、それに先立ち東京でのオリンピック開催が決まりました。今回は、事前にNGワードが例示され「祝2020東京!」といった表示ですらダメという事が徹底されたため、決定後に横断幕などが出されるのは、最小限で済みました。

今回はオリンピック開催地ですから、今までのようにJOCパートナーだからといって五輪マークとセットのコンポジットロゴは使えなくなりました。JOCルールが定まるまで、IOCパートナーのみの権利となります。日本の広告業界人には、節度ある対応が求められています。

直前の2018年には韓国のピョンチャンで冬季オリンピックが開催されます。どちらもマナーを守った広告活動ができるようにして欲しいと切に願うばかりです。まあ、この写真みたいにバーガーキングですら、こんなことやってますからねえ。どうみても聖火をイメージしてますが、オフィシャルなのはマクドナルドです。

ちなみに、ネット上でよく「2002ワールドカップサッカーでスタジアム建設費300億を韓国が一銭も返してない」ってのが書かれてますが、全くのデマです。「株式会社国際協力銀行 年次報告書2012」で残高は8件の233億円ですから、金融危機等で借りた2000億円以上のうち大半を返済し終わってます。

7c7fa0f2.gif消費税がアップすることは決定したようです。しかし、この消費税率を上げるのは、社会保障と税の一体改革と呼ばれ、抜本的な社会保障制度の改革をおこなった上で消費税率を上げ、それによって得られた税収は、全て社会保障費にあてると言うことでした。

しかも、身を切る改革として、国会議員の定数削減や給与削減も明言されていたにも関わらず、身を切る改革は単なる違憲状態の是正に伴う5議席のみの削減にとどまり、給与カットはおこなわれていません。つまり、何も変わってないけど消費税だけ上げるのです。

しかし、200万人づつ年金受給者が増え、新成人が100万人ちょっとではお話しにならないのです。移民を受け入れるか、社会保障制度を完全に一新するしかない。接骨院の乱立も社会保障制度を悪化させてます。もう社会の仕組みが限度に達しているのです。

なぜ消費税をアップしたら社会保障制度が今のまま維持できるのでしょう?年金制度を守って国が破綻したのでは目も当てられない。なんでこんな低金利を維持しながら、社会保障に必要な資金は4%以上もの金利で運用することになってるのでしょう?帳尻あわせですよね。

消費税を上げるのは当然です。だって税収が不足しているのですから。だけど、現行制度の問題点を放置して、その返済だけを国民に回すのは無理があるし、この程度の税率アップでは追いつきません。今消費税をただちに15%にしても返せないのです。

なぜそんなことが、頭がいい(と思われる)学者さんや国会議員さんや官僚さんに分からないのか、そのへんの町のオッサンである私は不思議に思ってます。

e3049399.jpgヤンキースのリベラ選手の引退セレモニーがおこなわれました。もちろんあの松井秀喜氏も出席しました。リベラ選手の背番号は42。アメリカ中の野球チームが永久欠番としている42番をつけている、唯一のメジャー選手です。

じつはこの42番の永久欠番は、メジャー史上初の黒人選手となったジャッキー・ロビンソン氏のデビュー50周年に決まりました。それは1997年4月15日のこと。そしてその年から、毎年4月15日が“ジャッキー・ロビンソン・デー”となり、メジャーの希望選手全員が42番をつけて出場することになりました。

あれから16年。前年にメジャー昇格を果たし42番を授かった選手がいました。それがリベラ選手です。その後の彼は、ヤンキースの絶対的守護神にまで上り詰めました。

じつは、その決まりが出来た時点で42番をつけていた選手は、背番号の継続使用が認めらたのです。だから彼は42番をつけ続けた。いや、外すこともできたのですが、自ら付け続けることを選んだのです。

メジャーのセーブ記録を塗り替え、様々な栄光を手にしたリベラは、引退セレモニーの日、珍しくリードを許した場面で登場し、そのままチームは敗戦しました。そんな中でセレモニーはおこなわれました。

彼はパナマ出身です。マイノリティです。そしてニューヨークヤンキースでは、42番はジャッキーロビンソンの番号として永久欠番になるのではなく、マリアノ・リベラの栄光を称え、永久欠番とするでしょう。

アマチュア時代、彼は投手ではありませんでした。しかも誰にも野球を習ったことはありませんでした。それをヤンキースのスカウトは投手として雇ったのです。それはたった1試合、他の投手が打ち込まれたためにやむを得ず登板した試合での球を見てのことでした。

彼の球はバッターのインパクトポイントで急に曲がります。カッターという球で、キャッチャーが受けられないほど曲がる。しかもこの球しか投げない。投球数の8割以上がこの球です。そしてバッターは打てない。それは奇跡です。

そんな彼の引退は、栄光のジャッキー・ロビンソンの歴史にもまた注目が集まるキッカケとなりました。多くの日本人は知らないと思いますが、そんな素晴らしい選手がいることを知っていただければと思います。

848467ba.jpgこの写真は家族写真。2010年に公開された映画「ブラインドサイド」の本人の写真です。

アメフトでブラインドサイドというのは、クオーターバック(QB)が投げる利き手の逆サイドの事。つまり右ききのQBにとっては左側を指す。このブラインドサイドを守る選手は、レフトタックル(LT)やライトタックル(RT)と呼ばれ、アメフト界でQBの次に年俸が高いのです。

3年前に日本でも公開された映画「ブラインドサイド」の主人公「マイケル・オアー」は貧しい家庭に生まれ、母親が薬物中毒のため家を失い公立高校へ通うこともままならなくなったのですが、それを彼のたぐいまれなる強運が劇的に人生を変えていきます。

まずは公立高校の友人の父が、私立高校への転入を決めます。そしてその私立高校で知り合ったお金持ち家庭の友人を持ちます。その友人の両親は、街中で彼をみかけた瞬間に、同じ家の中に生活させることを決定。彼の法的保護者を名乗り出ます。

しかも彼はフットボール部に入り、そこで頭角を現すと、24時間制で家庭教師を付けられ成績もグングンとアップ。ミシシッピ大学の奨学生として入学し、オールアメリカンのファーストチームに入ります。

そして大学卒業と同時にNFLのボルチモア・レイブンズに一巡目で指名され入団。2012年にスーパーボウル優勝を勝ち取りました。

アメリカで白人家庭が身寄りのない成人に近い黒人を引き取るのはまれです。ただならぬ強運の持ち主。そのブラインドサイドに、飛行機内の映画でまた出会うことができました。今日は忘れないように書き残したいと思います。

最後に、くっそーオレの大ファンの49ersに勝ちやがって、悔しーい!

dcc07d32.jpgその昔、アメリカには黒人を歴然と差別する社会があった。電車では黒人専用車両にしか乗れず、バスでは後方が黒人座席だった。

80年代になって、ゴールデンタイムで黒人の音楽ビデオが流れたのはマイケル・ジャクソンの登場がきっかけだった。

90年代にアメリカのゴルフ場で黒人がプレーできる場所が増えたのは、タイガー・ウッズの登場だった。何でもそうだが、誰かパイオニアがいて、何かがおきる。

間違っちゃいけないが、彼らがすごいのではなく、彼らを表舞台に登場させようとする誰かがいて、それを応援する多くの人々がいるから、その夢は実現して来た。

そのはるか前、第二次世界大戦終結直後のメジャーリーグに、一人の男が現れる。その名はブランチ・リッキーと言い、ブルックリン・ドジャースの会長だった。勝つために黒人の身体能力を買い、黒人を集客するために黒人をチームに入れることを決断した。

400人のメジャーリーグ選手枠の中で黒人は0名の時代。黒人と白人が一緒にスポーツすることも簡単ではなかった時代。そこにリッチーは風穴を開けた。

その選手の名はジャッキー・ロビンソン。1946年にマイナーリーグ入りし、1947年に晴れてドジャースの一員となる。チームは快進撃を続け、ワールドシリーズ進出を果たした。1949年オールスター出場。1955年にはチャンピオンリングを授かった。

背番号の42番は、アメリカの全ての野球チームで永久欠番である。それは単なるアマチュア野球においてもそうだ。日本では「死に番」と呼ばれて縁起の悪い番号とされているが、アメリカではジャッキー・ロビンソンに敬意を表する番号である。

彼がメジャーデビューした日「4月15日」は、「Jackie Robinson Day」とされている。この日、どのチームの選手も42番のユニフォームを着て試合に挑む。ウソだと思うなら、Jackie Robinson Dayで画像検索してみればいい。

このジャッキー・ロビンソンを描いた映画「42〜世界を変えた男〜」が、11月1日から日本でも公開される。アメリカでもその功績と名声は知っていた人が多いが、どんな努力があり、どんな選手だったかは知らない人が多かったはずだ。それを教えてくれた映画だった。

会長のブランチ・リッキー役にはハリソン・フォード。主役のジャッキー・ロビンソン役は新人チャドウィック・ボーズマン。今では黒人選手がいることは当たり前になったメジャーリーグだが、その最初に風穴を開けたオーナーと選手がいたことを、日本の人々にも知ってもらいたいと思う。

最後に、ジャッキー・ロビンソンはUCLA名誉中退で元アメリカ軍少尉、タイガー・ウッズはスタンフォード大学名誉中退、バラク・オバマはコロンビア大学卒。社会を変える黒人たちには、そのための日々の努力があってやっと敬意が払われる。まだまだ差別社会は続いている事を忘れてはいけない。

1フランスまで来た私を、その労をねぎらうことなく、「予選落ちしたからパリまで連れて帰って」とか「ホテル泊めて」と言う彼女を見て、自分自身「こういう生き方したいなあ」と思うと同時に、「こういう生き方オレもやってたなあ」という反省と気付きをもらいました。

「来年どうするねん」と聞いても目標は明確でなく、「来年はルマン予選通過します」なんてことを言う。あのね、レースってのは予選通過するのが前提なの。優勝しますとか言うもんなの。そんな常識が彼女には通用しません。

中華料理に行ったら山盛りを4回おかわりして、「満腹や!」って言ってたのに、すぐお菓子やヨーグルトを食べてました。さすがにすごいライダーです。

彼女から学んだのは、「私は自分が思った方向に進むんです」っていう強い姿勢。それがどんなに周囲に迷惑でも、本人はその空気を分かっていても、おかまいなしに自分の思った方向に突進する。猪突猛進です。

失敗したら切り替える。それも瞬時に切り替える。それも常人では考えられないレベルで切り替える。ルマンに予選落ちしたら、いきなり「来年はJSB(1000ccで競う日本最高峰のジャパンスーパーバイクのこと)やります」なんて言う。「お前、そんな金ないやろ!」って話しを平然と言ってのけるわけです。

JSBってね、お金もかかるけど、今のクラスみたいに適当に乗って転んだら直すなんて気持ちだと、すぐ数千万円かかります。物理の質量の話しですが、重いバイクが速い速度で転倒したら大変なのです。しかもレース専用部品が高い!

じつは3年前の日本GPの時に「世界を目指すなら600か1000やれば」って言ったのに、今のJ-GP3選んだんです。にもかかわらず、全然反省してない。3年間でバイク2台も買ってるんですよ。それなのに来年別のバイク買ってくれって平然と言う。大した成績も残してないのに、すごいなあと思いました。

彼女はほとんど耳が聞こえない難聴だし、そもそも女性です。全日本ロードレース選手権にフル参戦してること自体がすごいんです。だけど私たちがそう思っちゃいけない。レースに出る以上はトップを目指してもらわないと困るし、そのために活動してます。

だけど彼女の考えは全く違い場所にあるようです。「私の思った方向に周りがついてこい!」ってこと。電通鬼十則を体現するかのような動きに、元電通人の自分が「こうやらなきゃダメだな」と気づかされました。最後に電通鬼十則を書きます。

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

cfa1422e.jpg今回はパリでテキスタイルショーに来たんですが、パリにはテキスタイルの美術館があるんです。それもルーブル美術館の隣。パリ装飾芸術美術館といって、まあ宝塚歌劇団みたいな服が、今みたいな服になるまでの生活全般が分かるようになってます。

実はその中に、広告博物館もあるんです。パリって広告規制を解除して、屋外広告を芸術の域に高めるという努力をしたんですね。しかも近代にミッテランさんが、いろんな施策を導入して、屋外広告のレベルアップをさせた。

結果的に、フランスにはMCデュコーという世界最大の屋外広告会社が誕生し、ものすごいビジネスとなってます。日本でも横浜市等にきれいなバス停導入されてますよね。あれデュコーの仕業です。広告盤面を設置させてもらうかわりに、設備を納入してメンテも行う。町がきれいになるわけです。

パリに行ったらお買い物もいいですが、ぜひ広告博物館にも足を運ぶと同時に、街に中にある広告の数々の風景との溶け込み具合に驚いてみてください。

レースってのは、運営側が運営をおこなって、競技参加者が参加して行われるものですが、大規模なものに関しては、競技参加者の参加費用で運営費用や宣伝費用がまかなえるわけはなく、結果として放送権料収入や広告収入に頼ります。

日本で行われるビッグレースは、サーキットの主催になりますが、ヨーロッパではプロモーターというプロのオーガナイザーがいて、F1ならFOM(Formula One Management)、MotoGPならDornaという団体がレース興行とお金の仕切りをやってます。

フランスに来て感じるのは、前々からそうですが、とにかく競技者とプロモーターの仕分けがはっきりしてるってこと。レース参加者はさて置き、プロモーターは来年の話しをひたすらやってます。

すっかり企画書も上がっていて、来年はマニクールとルマンで開催日程が逆になるとか言ってて、もうすでにチケットも発売されてたりして、かなり日本と異なることを感じました。

はじめて知ったのは、まだマーティン・ウィテカー氏がFOCAの広報担当だった時で、あの時は日本にマネーがあったので、10年計画の話しを持ちかけてました。いやー視点が違いすぎてビックリしたのを覚えています。岡山F1の2年目ですよ。

まあ、ちょっと気付きがあったので、自分にできることがあるのか、それとも自分は距離を置いたほうがいいのかを、少し考えてみます。

9efe508c.jpg今回の宿泊先はアパルトマン。要するにキッチン付きホテルです。英語で言えばコンドミニアムホテルって感じですかね?TGVの駅のすぐ横で、しかも新築の最新アパルトマンを汚く使っております。

最新のロックシステムが導入され、ぜんぜん簡単にはドアが開きません。カードキーをドアにかざし、ロック解除になったと同時にドアノブとキー解除ノブを回すのですが、これがタイミングが完全に合わないと開かない。コンマ数秒の戦いです。

もちろんエアコンも最新鋭で、マニュアル操作は不可。時間ごとに設定温度が決められ、細かくオンオフを設定して自動運転になるようです。しかーし、私はフランス語が読めないのです。だからオンにすることすらできません。昼は死ぬほど暑く、夜はビックリするほど寒いです。

テレビは唯一英語放送のBBCを見ていますが、やたらシリアの悲惨な映像が流れ、なかなか華やかなルマンの雰囲気とは異なる環境です。

キッチン付きなのに何も食料を買ってこなかった私は、コンビニがないルマンで、時差ボケにより思いっきり早く目が覚めてしまった上に、ものすごく腹が減ったため、昨日食べたカルフールで買った1ユーロの売れ残りサンドイッチで食べ残したパンの耳を食べました。

素敵なアパルトマンでシリアの映像を見ながら残り物のパンの耳をかじる。路面電車の音と普通の電車の音が入りまじり、なかなかにシュールな朝を迎えました。

1b49d5e2.jpgバイクのルマンはブガッティサーキットの中しか使わないので、周辺の車のルマンではコースになってる様々な道が走れます。ってことで、いろんな人に言われ続けた我が社ヒポポタマスの名が冠された競馬場とやらを見に行ってみました。

HIPPODOROMEってフランス語でどういう意味って聞いたら、曲馬場だそうです。馬術演習場ですね。馬術ってホケツ選手がやってるヤツですかねえ?カバの競技場じゃなかったんですね。

ルージュにあります。テアトルルージュ抜けてミュルサンニュに行くところだったともいます。すぐ先に車のルマンで使う減速用のシケインがあります。

c526b033.jpg(2009年2月12日のブログです)よく「博多のこと詳しいですね」とか「札幌のこと詳しいですね」とか言われます。それこそ「ソウル・ハワイ・ロサンゼルス・パリ・石垣島・西中島南方・・・」なんかについてまで言われます。

それは簡単で「そこへ行ってるから」です。讃岐うどんを高松に食べに行ったり、もつ鍋を博多に食べに行ったりしているうちに詳しくなるんです。そもそも、なぜか行きたくなるんです。突如として佐渡にトキを見に行きたくなったりするんです。

人からは「そんなに旅行なんて簡単に行けないですよ」ともよく言われます。でもね、それは「行かない」からですよ。だって、電車や飛行機に乗って行くだけなんですから。今や20万円ぐらい用意すれば、アフリカだって行けちゃう時代です。

ただ、お金がないから「一番安く行く方法」を死ぬほど調べます。そして、できるだけ現地でお金がかからないようにします。だから、異常なまでに公共交通機関に詳しくなります。とうぜん地域の道路にも詳しくなります。行くと更なる興味が出てきて、もっと詳しくなっちゃいます。

「お金がない」「ヒマがない」「眠い」なんて「行かない理由」はいくらでも創作できます。これを「金がないのに行く」「ヒマがないのに行く」「眠いのに行く」に変えてみてはどうでしょうか?

自分が楽しむための旅ですら、行かない理由を作って避けているようでは、「仕事に向かっていく」とか、「自分に挑戦する」なんて難しすぎてできないじゃないですか。

青春18キップを買って、家族で品川からぶらっと電車に乗ったら、静岡まつりに出くわして、駿府城で乗馬までしちゃったこともありました。自分にクヨクヨしてるなら、まずは旅に行ってみましょう。

出張中の雑感です。ちょっとスタッフに対して言いたくなりました。電話を持ってないので書きます。

どんなに大きな仕事に携われるチャンスを手に入れても、それにおじけづいたり、そこで手を抜いたりしてしまったら、何の意味もないじゃないか。大きな仕事にありつけるチャンスなんて、本当に少ないんだ。

私が広告代理店を辞めた時は、本当にお金がなかった。形だけ所属する会社を用意してもらったけど、月々の手取りはたったの7万4千円。しかも4か月ごとに精算があって、赤字になったら徴収される。もちろん家賃や光熱費や通信費だって別途必要。だから道路工事や解体工事までやってた。生きるってのは泥臭いんだ。

東京に出て来た時だって、やっと大阪で仕事が波に乗ってきた所だったけど、それを全部やめてチャレンジした。お婆ちゃんに30万円のお金を借りて上京したんだ。お金はもっとなくなって、武蔵小山から築地まで歩いて往復してた。交通費すらなかった。

でも、返さなきゃいけないから、とにかく1年と期限を決めて必死に働いた。寝る暇がないなんてもんじゃなく、朝も夜も知ってる人に連絡し、知らない会社に手紙を書きまくって仕事を拾い集めた。何にもない所からやるしかなかったんだ。

やれない仕事なんてない。いや、目の前にある仕事を全部できますと言ってやらないと食べられなかったんだ。いろんなことができますねと人に言われるけど、そんなの当たり前で、やれることの全てに、血と汗と努力が隠れてる。

武蔵小山の焼肉ソウルに行ったのは、上京して5か月目のことだった。やっと手に入れた1万円で妻と食べに行った。「1万円しかないので、1万円になったら教えてください。」って言って食べたんだ。

たくさんの人々に救われて今がある。だから、スタッフに言いたいのは、そうやって手に入れたチャンスを、共有しようじゃないか。そうやって手に入れて来たチャンスを、荷が重いとかできないとか分からないなんて言い訳をわざわざ作って、ドブに捨てることはないじゃないか。

だから、とにかく大きな仕事が目の前にあったら、本気で取り組んで欲しいんだ。オリンピックが東京であるらしい。やってみたいと思わないのか?私は本気で開閉会式をやりたいと言っている。すべての人にやりたいと言っている。ガツガツしてなきゃできないんだ。ガツガツしてたってできる可能性の方が低いんだ。それでも大きな仕事に取り組むんだ。そんじゃなきゃいかん。

一度しかない人生だ。各自に毎月何十万も払うのは本当に大変だ。家賃だってリース料だって大変だ。経営者は歯を食いしばって頑張ってる。だからこそ、スタッフも同じ気持ちで必死で戦ってほしいと切に願う。

今日の夜に出発して、4日ほどフランスです。しばらくブログ更新できないかもしれません。テキスタイルの展示会と、バイクのルマン24時間レースに行って来ます。

オリンピック招致が決まって、はじめての東京都議会です。これからの東京を決める重要な議会となります。都内中心部には、64年のオリンピックで建設した突貫工事の建造物や構造物が多く、これらが耐用年数を迎えているので、これらのリニューアルが不可欠です。

さらに、都内中心部にも車が通れない路地がまだまだ多く、これらの対策や木造住宅の耐震対策なども急務です。今のままでは火災が発生すると、延焼が次々と発生するため、来る大震災発生時には、大火災になることが予見できるためです。

すでに決定している計画道路を確実に完成させることも重要です。とはいえ、都心に土地を持つ立ち退きになる人々を、道路にするからといって八王子に土地を用意したりする今の仕組みでは、さすがに事業がうまくいくとは思えません。制度の変更も必要です。

とにもかくにも、新しい歴史の1ページがはじまります。今月末には東京では国体も開幕します。今月はみのがせないトピックス満載の半月になりそうです。

果報は寝て待てというのは、とにかく必死で努力した結果は、とにかく寝るなりして気長に待つしかないってことです。受験勉強してきた人が、試験の後に合格発表を待つような状況です。

営業まわりをしてないのに、偶発的な仕事の発注が来ることを期待している人が使う言葉ではありません。ライダーだって、ただサーキット走るだけじゃなく、走ってはメモを取り、データを分析して次につなげなきゃ速くならない。とにかく毎日が勉強で、毎日が営業で、毎日が真剣勝負です。

これは、サラリーマン時代に先輩から教わりました。徹夜でプレゼン資料を作成して、その資料を持ってプレゼンテーションした後に、「果報は寝て待て、人事を尽くして天命を待つだな、おつかれ!」と言われた時に、そういう意味だったんだと知ったのです。

だからまずは、どんな仕事でも果報を寝て待てるように、真剣に取り組むことを目指したいと思います。スタッフのみなさんもよろしくお願いいたします。

1c41008c.jpg写真は普段の京都嵐山・渡月橋。今にも流されそうになってます。橋の上まで水位は来てしまってます。やっぱりすごい雨台風。首都圏も直撃しそうです。中心気圧が965hPaまでパワーアップしてます。海水温が高いのでしょう。

何事もないことを祈るばかりですが、先日のゲリラ豪雨ですら目黒川は氾濫目前でした。偏西風が速いので、通り過ぎるのが速いことを願います。

台風が来ました。首都圏直撃の上に福島第一も直撃しそうです。汚染水漏れまくっているのに、そこに台風です。しかも大型の雨台風。じつは大変なことになるんじゃないかと、一人で怖がってます。

中国で日本製品が売れない理由に、「尖閣問題」をあげる企業は多い。ジェトロの調査でも、中国の消費者の7割が尖閣問題の影響で日本製品を買い控えているなんて結果を出してる。でもそれはウソだ。

中国でも日本は尊敬されており、日本製品に対する信頼は高い。技術力は高いと思われており、高品質な製品を生み出すと思われている。ただしそれは、アメリカやドイツの次にある。

クラリオンガール出身元大臣が「2位じゃだめなんですか?」と事業仕分けで発言していたが、ビジネスの世界は2位はダメなのだ。ましてや見栄を重視する中国では、3位の技術力とブランド力の製品は支持されない。それが現実だ。

そもそも近年の日本人、とくにサラリーマンは、売れない理由を探しまわり、それが見つかるとそれを理由に仕事をサボる傾向が強い。やれリーマンショックだ、やれ東日本大震災だと売れない理由をみつけては、自分を正当化して給料泥棒を続けてきた。

中国人に物を売りたければ、必死に努力するしかない。尖閣問題なんてものを言い訳にサボっていれば、売れなくなって当然だ。GMやアウディのはるか後方に日本車はある。

メルセデスやBMWは、金持ち息子がパパに買ってもらう車とされている。金持ち本人はGMかアウディなのだ。日本でヒュンダイ車が売れず撤退したのを覚えている人も多いだろう。車ってのは、イメージが大切なのだ。家電だって同じこと。

世界で隣の国と仲良しな国はない。インドとパキスタンなんて両国で核兵器持って対立してる。カナダとアメリカなんて同じで何も支障なさそうなのにいがみあってる。

隣国との領土問題なんて程度のことを理由に、仕事をサボっていれば、日本という小さな国なんてなくなっちまうんじゃないかと思っている。

電動アシスト自転車って増えてますよね。あれ、日本の未来を考える上で深刻な事態です。日本人は女性のほうが長生きです。そして、膝関節痛の発生率は圧倒的に女性が多い。しかも40歳以上女性の大半が電動アシスト自転車を選択してます。

この問題は女性だけじゃない。自転車で行ける近い距離なんて、筋力や体力維持を考えると歩いたほうがいいんです。電動アシスト自転車より、アシストのない自転車のほうがいい。だけど楽だから乗っちゃう。

こういうことって、書くとまたいろんな所からクレーム来るんだけど、医療費圧縮って日本最大の課題ですよ。社会保障費が国家崩壊を招きかねないわけでしょ。

今回のオリンピック開催を契機に、国民にスポーツすることの大切さを伝え、社会保養費の圧縮につなげることが必要だと思うのです。そうしないと、この国の寝たきり老人は、介護保険制度なんでダメ政策とあいまって、増え続けると思ってます。

c99918b5.jpg東京の近代交通インフラは1964年の東京オリンピックを契機に整備されました。されたというより、人口が激増し、モータリゼーション時代が到来した所にオリンピックが来たので、どさくさにまぎれて何でも建設したという感じでしょう。

なんといっても道路の大半が舗装されてなかったわけだし、野良犬は山のようにいたわけで、売春婦が路上で客引きするのを取り締まったり、立小便を禁止したり、飲んで路上で寝るのをやめさせたりって事からやってたわけで、それはそれは大変な時代ですよ。ALWAYS三丁目の夕日です。

代々木のアメリカ軍用地を返還させてあの競技場と森を造ったわけでしょ。江戸城の外堀を埋めて道路にして、河川の水だけ迂回させて川底を道路や高速道路にしてる所も大量にある。首都高速なんて、東京以外から来た人が運転したら事故おこすに決まってますよ。だってクネクネだもん。

羽田にモノレール走らせて、空港とのインフラも整備した。あれもオリンピックに関連する事業です。というか、東名高速も東海道新幹線もオリンピック関連。武道館だってそうでしょ。ニューオータニとかヒルトンなんて高級ホテルの整備だってあの時じゃないですか。

そんなわけで、日本の首都はやっつけインフラになってます。うちの周囲も1軒から火が出たら、ブロック全体が燃えちゃうような場所です。いまだに小さな路地はいっぱいあるし、再建築不可物件が平然と不動産取引されてたりもします。

未成熟なインフラは幹線道路を中心に、電柱を埋設したりして進められてますが、あまりにも遅い。計画道路の用意買収に30年以上かけてるものも多く見られます。日本橋も六本木も首都高のおかげで景観が台無しです。

何にせよ道路インフラの整備になるのですが、いったい7年間でどこに手をつけるでしょう?その計画づくりに携わりたい私です。

タイムスケジュールです。日本の夕方の4時が、あっちの朝9時です。24日には帰って来たいと思ってます。

9月18日(水)
 9:00〜18:00 選手受付

9月19日(木)
 14:00〜22:40 フリー走行&予選1日目

9月20日(金)
 14:00〜22:40 予選2日目

9月21日(土)
 09:30〜10:15 ホーネットカップ(15 laps)
 10:30〜11:15 24時間レース参加車両 ウォームアップ走行
 11:30〜12:00 ICGB シリーズレース (10 laps)
 12:20〜12:50 フレンチカップレース (15 laps)
 13:00〜14:10 ピットウォーク
 14:30 ウォームアップ&スタート進行
 15:00 第32回ルマン24時間レーススタート
 21:00 ロックコンサート

9月22日(日)
 15:00 第32回ルマン24時間レースフィニッシュ

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9月20日からドコモでのiPhone販売がスタートします。新しいiPhone-5Sと5Cからドコモでの取り扱いがはじまるのです。プレミアユーザー向けの受付は、13日からだそうです。

遅きに失した感のあるドコモでの販売ですが、他の通信キャリアが大量に在庫を余らせているのを見ると、今からの参入のほうがリスクは少ないかもしれません。

それにしても今回のアップデートは注目度が低いですね。ドコモでの販売開始と諮問認証導入。あとは廉価版の発売開始という程度です。防水にならないんですかねえ?

年に2回ぐらいしか使わないドコモの携帯があるのですが、価格次第ではiPhoneにしようかなーって思ったりしてます。とはいえ、アップルの製品は毎回完成度が低いまま発売されて、ひたすらアップデートの嵐になりますので、年末年始ぐらいに検討することになるでしょう。

いや、通信3社によるココからの戦いが楽しみです。

http://www.apple.com/jp/iphone-5c/

もう何十年も感じているのですが、イベント会社の方々って販促イベントや集客イベントの意味を理解していないように感じます。

なぜ企業がイベントをやるのか?それは金儲けのためですよ。つまり、イベントをやった結果として、実施企業が儲からないといけない。でも現実には、イベント会社って所が儲けるためのイベントになっちゃってる。

セールスマンの表彰式やるなら、そこに参加した人々が感動して泣いちゃうぐらいにしなきゃいけない。表彰状読む側の社長まで涙ぐむような演出が必要。なのにね、事前に本人リハーサルなんてやっちゃうんですよ。それダメじゃーんって感じでしょ。

路上で小さなシャンプーとか配ってるじゃないですか。あんなのイベントじゃないですよ。ただの手配りです。今や、あんなのまでイベントって呼んでる。人の心に感動や驚きを与えないイベント。

まあそういう意味では、単なる呼び込みや客引きでもイベントって言えちゃうかもですよね。携帯電話屋の前によくいますよね。ぜんぜん特別なキャンペーンがあるわけじゃないけど、賑やかしするってヤツね。ちょっと仕事として引き受けるには勇気がいりますなあ。

物を売るってのは、相手を感動させなきゃいけない。買いたいって思わせるわけです。ゴルフトーナメントの喫煙所横に新車が2台展示してある。1台は禁煙車。もう1台は喫煙車。喫煙車では1時間に1回スタッフが喫煙するんだけど、においが残らない。

これは「香りが残らないたばこ」のサンプリングイベントなんだけど、みんな驚くわけです。しかも重要なのは、単なる車両展示なら車に乗らない人までもが、におい体験のために車に乗る。ダブルのプロモーションになるんです。こういうのっていいですよねえ。

さらに、このにおい体験した方には、新しいたばこをプレゼント。それだけなんだけど、車のPRライターを同時につける。そんな事だっていくらでもできるわけです。

そんなのね、今どきアンパンマンショーやったからって、人がわんさかショッピングセンターに来る時代じゃないですよ。だったら頭使わないとダメでしょ。だから言いたい。イベント会社の方には、販促イベントは感動を購買に変えるものだ!ってことを強く理解して仕事して欲しいです。

中国製の本物 vs 韓国製の偽物 といった構図となっているスマートフォン。前者がiPhoneなら後者はGALAXYですが、どちらもOSはアメリカの会社製です。どちらのOSでも良いのですが、国産スマートフォンより、中国製と韓国製のスマホはサクサク動きます。

国産スマートフォンは、アップルとサムソンにマーケティング戦略で負けたようなことを言ってますが、私は正直言って国産メーカーの製品が良くなかったと思ってます。

実際には、国産メーカー品は日本語入力に優れていたり、防水だったり、おさいふケータイだったり、ワンセグが見れたりしますが、とにもかくにも重要な「サクサク動く」って部分で負けているのです。これって、なぜなのでしょう?

気持ちよく動くってのは、ipad使えば分かるはずです。あれはiPhoneよりサクサク動く。あの動きが国産スマートフォンで実現していれば、少なくとも国内では勝てたはずです。サクサク動いて電話として使いやすいってのは最低限のルールではないでしょうか?

ガラケーといわれている元来の携帯電話ですが、あそこへの回帰がはじまりました。ブラインドタッチできないスマホに懲りた人々が出てきたのでしょう。それとは別に、完全にゲームとグループチャットにはまって、抜け出せない人も出てきました。時代の流れです。

だからといってブームは終わるのです。ゲームウォッチもたまごっちもプレステも終わるのです。時代によって変わるのです。だから、次の変化の時には、国産メーカーにはサクサク動くものをつくってもらいたいと思ってます。少なくとも中国製や韓国製のものよりわね。

2020年東京オリンピックの計画ってちゃんと読んだことあります?品川区で言えば、グランドホッケーの会場が、大井ふ頭中央海浜公園に新たに整備されることになってます。

何よりも大きいのが輸送インフラで、パラリンピック開催にふさわしいインフラ整備のため、バリアフリー化と道路整備がここ5年で一気に進められます。おそらく、既存の計画道路はすべて実行になりますし、新しい道路計画も出てきます。

横丁がなくなり、商店街が消滅する所もあるでしょうし、人の流れが変わって、商売に大きな影響が出てくるところもあるでしょう。晴海は選手村になるので、当然のことながら早急に移転計画が実行に移されます。はーあ・・・。

ちょっとしっかり見直す必要があるなあと感じている次第です。

昨日まで、全日本ロードレース選手権は九州オートポリスラウンド。でも私は、地域祭礼のため欠席いたしました。最終戦は石垣島まつりと重なってます。ちょっと年間スケジュールを考え直さないと、すべてが中途半端になっちゃいそうです。

5742af07.jpg東京に決まりましたね。謙虚さと知性ある日本人には、単純に喜ぶだけでなく、敗れたイスタンブールとマドリードに対する配慮を見せてもらいたいと思います。女子ワールドカップサッカーで勝った時の宮間選手のようにね。

あと個人的には、これは、私の事を知ってる人は、何十年も言い続けてますからご存知だと思いますが、パラリンピックを大々的に開催して欲しいです。あの人々は、本当に超人だと思います。

d4f0f6df.jpgただいま決選投票中ですが、オリンピック招致と言えば船場太郎を思い出します。大阪でオリンピックをやろうと提案した方です。その当時は大阪市議会議員でしたが、もともとは吉本新喜劇の座長です。

結局は当時の西尾市長がやろうと決めて、いろんな活動やったのですが、簡単に言えば舞洲と称する埋立地に、山ほど豪華そうな施設をつくったけど、ボロ負けしました。

あの時の得票数って6票ですよ。しかもその時「大阪に投票したのに残念です」と発表した国が、7カ国に及んだことで「なんだよ、そもそも7票で大金使ったんかいな!」ってなことになりました。

まあ招致活動のスタートが、当時の知事が選挙カーの中で、ウグイス嬢のパンツの中に手を入れたとか言ってる最中だったし、IOC委員の視察時は、ひたすら大渋滞にはまりまくり、全員を激怒させたりと、様々な失敗がからみあいました。

結果は北京となり、そこから一気に日本経済は中国に追い抜かれるキッカケになったのですが、まあひどい招致活動でした。とても懐かしいです。

私の場合、活動に参加している最中に転職して、招致活動も半ばで終えたのですが、シドニーオリンピックで競輪が正式種目化した時に、招致活動を久々に見かけたのが最後でした。

東京に決まるといいですね。眠い!

じつは飲食店のお客さんは、注文した順番を記憶してます。だから自分より後に注文した人に、早く料理が運ばれてくると、ムカっと来てます。でも大半の人は店員さんに指摘しない。黙って出てくるのを我慢するわけです。

ただし、それが複数回になったり、複数人数飛ばされたり、ほとんど客がいないのに、自分が後回しにされたりすると話しは別です。ほとんどの人は、2度とその店に行かないでしょう。それほど客商売ってのは敏感です。

昨日、喫茶店に4人で入りました。客は私たち4人のみです。注文は、他の3人がアイスコーヒーで、私だけが紅茶でした。アイスコーヒーはすぐ出てきましたが、紅茶はその5分後ぐらいでした。そして店員さんが持ってきて一言「紅茶をご注文のお客様?」と聞いてきました。

いやー、ギリギリまで言葉が出かかりましたよ、「お前アホか!?」ってね。なんとか踏みとどまって「私です」って言いました。全員唖然の出来事でした。

あの雑なアメリカ人ですら、飲食店で注文したメニューを記憶してないとか、提供順序を間違える人っていないですよ。どんな小さな店でもね。それなのに、なぜか日本人は平然と「カレーのお客様?」なんて店員が言ってのける。これは日本人の能力が低いのでしようか?それとも飲食店を志す人の意識が低いのでしょうか?

そんなこんなで、今後飲食店のコンサルやる時は、「客は注文した順と、料理が出てくる順をしっかり見ている」ってことを、飲食店の皆さんに伝えたいと思いました。

先日、東京オリンピック招致委員会の竹田理事長が、海外メディアの記者会見で原発の汚染水問題を聞かれて「東京は安全です」と言ってたシーンが流れてました。

私、ちょっと不思議に思ったのですが、そんなに相手が興味を持ってる話しを、いきなりバッサリ切り捨てるのは、違うと思うのです。それじゃあ、相手が勉強して来た努力も無駄にしちゃう。だって、IOCに「原発問題はあるけど東京は大丈夫」って手紙を送ったのは、招致委員会側ですからね。

私なら、「原子力発電所の問題だけでなく、2011年に発生した東日本大震災の傷跡は非常に深刻です。その節は、世界中から様々なご支援を賜り感謝いたしております。被災地は、今も国を挙げて復興へ向け必死に努力しています。このように国際的な舞台で関心を持ち続けていただき、今後の動向にご興味をお持ちいただくことに感謝いたします。」って言うでしょう。

こんなの想定問答集のトップに来ますからね。「幸い、警戒区域及び避難指示区域も劇的に縮小し、原発周辺においても避難指示解除となった自治体が多数あります。さらに日本放送協会において連続ドラマを放映し、鉄道会社による観光誘致キャンペーンを実施した結果、福島を訪問する観光客の数は、飛躍的に向上しました。」なんて言える。

交通の件についても、「福島県内を走る新幹線や鉄道も原発直近のエリアを除いて復旧しており、おかげさまで、原発直近地区の鉄道も、あと数年で運行再開できる見込みとなりました。重大な事故からここまで回復できたのは、まさに国際的な支援の賜物であり、福島は東京から新幹線で2時間で行ける場所ですので、この復旧は同じ日本国民として本当にうれしくおもっております。」なんて感じで、暗に遠いと表現する。

最後は「原発事故によって避難を余儀なくされておられる方々、大震災によって居住エリアを変えざるを得なかった方々も多数東京に居住されておられます。その皆さまのためにも、スポーツが持つ決してあきらめない力を見せる機会を賜りたいと存じます。」なんて感じにしますけどねえ。

コピーライターって、いないんですかねえ?Q&Aマニュアルって、海外の人々に検証してもらってないんですかねえ?私なら「東京は安全です。福島とは距離があり、関係ありません」なんて言いませんけどねえ。とっても不思議に思ってます。

今年の鈴鹿8耐で、うちのチームのバイクの最高速は時速280km以上。でも、一番ゆっくり曲がるコーナーでは時速60kmです。

予選では2分10秒台が出ましたが、耐久レースは転倒しないことが重要で、ずーっと2分16秒ラップしていれば、ノーミスなら最終的に10位前後に浮上します。

いろんなチームが、いろんなバイクを使ってチャレンジするんですが、なぜか同じタイヤを使ってるチームってのは、同じようなタイムになって来ます。

それって人生と同じですよね。ストレートの速度では突っ走れない。だけどある程度の速度は必要だし、強引に曲がれば転倒するし、慎重すぎると周囲に抜かれてしまう。だからといって、各自に驚くほどの差があるわけじゃない。だから人生というレースは楽しい。

スタートダッシュ決めたって、倒産して首くくって死んじゃう人もいるわけでしょ。だからといって、ひたすら堅実で、何の変哲もない人生の人もいる。なんでもいいんですよねえ。誰かと比較したり、誰かに嫉妬したりする必要なんてない。

そう思った時に、ゴールの日時が決まってない人生ってのは大変だなあと感じました。そんなわけで、とりあえず10年後ぐらいまでの直近の夢とゴール日時を決めたいと思います。

ものすごい雷鳴に、各所落雷がありまして、今落ち着きました。

96b2f90a.jpg先月末、茨城県で大きな勢力だった常陽新聞が廃刊になりました。私も広告代理店で働いていた時代、レギュラーで出稿するスポンサーもありました。郷土紙の中では、かなりメジャーなブランドです。

ただ、2003年に経営危機に陥った時に、危機感を持った地元各社が出資して、新しい新聞社を立ち上げて、旧常陽新聞社を倒産させ、新しく常陽新聞新社ってのを作ったんです。社員も希望者全員新しい会社に移動しました。

今回の報道によると、直近の発行部数は5000部だそうです。月に2000円として、毎月1000万円しか購読料収入がありません。新聞社って、取材して記事書いて編集して印刷して宅配して集金までやるビジネスですから、人間の数が必要。さすがにこの部数では継続は無理でしょう。

ただねえ、負債が1億2千万円だそうです。このままやっていても黒字化する可能性がないなら仕方ないですが、新聞社が破産するなんて厳しい時代になりましたねえ。きっと大手新聞社も大変なんだと思います。

私にとって、新聞は情報の基点。すべての知識や情報の根本は新聞で構築してます。テレビじゃ情報少なすぎてお話しにならないからです。でも今は情報は必要な時に検索する時代。頭に情報をインプットしないから、新聞もいらないのでしょう。

だけど、常に頭に情報入れないと、人間がバカになっちゃうんじゃないかと、全然関係ない方向に危機感を持ってたりします。新聞読みましょうね。

なぜ飲食店って次々と潰れるのに、そのたびに新しく店舗が出てくるのでしょう?明らかに経営観念がない人もよく見受けられます。創業支援の事を全く学ばず、いきなり国民金融公庫で1千万から2千万円を借りて、オープンから1年未満で破産って事例も良く見られます。

店舗を持つってことは、経営者になるってことであり、経営ってのは長く会社を継続させることに主があるわけだから、長い視点と言うかビジョンが必要。だけど、それを微塵も感じさせない店も多いのです。

だってね、ラーメン店でオリジナルスープ作ってるのに、朝から準備して昼には提供できるってのは、ぜったいスープに火が通ってないし、置いてないからコクも出ない。家の煮物やカレーでも翌日のほうがおいしいでしょ。

もう、この15年ぐらいの間に、家の近所の武蔵小山から戸越銀座の間で、どれほどの店が潰れたでしょう?それでもまた、新たな店が登場してくることに、驚きを隠せない私です。

56d11569.jpg「教えてください」とか「分かりません」って言う人に言いたい。「答えを最初に見たって知識にはならない」ってね。そんなの子供の頃から分かってるはず。なぞなぞって、答えを先に見ちゃうと、そのなぞなぞ自体を忘れちゃう。

己でチャレンジして失敗したら答えを聞けばいい。チャレンジしてもいないのに、答えだけ教えてもらっても、できるわけないじゃん。

バイクでサーキットも走ってないのに、速く走れる方法説明されたって乗れないっすよ。「コーナーにはフロントブレーキ引きずりながら進入して、フロントが縮んだ状態を維持してフロントタイヤを潰して一次旋回。そこから徐々にアクセルを開けてリアに荷重を移していく」なんて感じ?

走ってコケて、バイクもツナギも痛い目にあって、それでもトライ&エラーして、ちゃんと走行毎にノートにしっかり何をやったかを書いて反復する。その上で教えてもらうから、それが知識となって身につく。

要するに失敗とか成功とかに関係なく、「体験にまさる知識なし」なんですよ。体験すれば、何事も身に染みて理解することになる。知識ってのは脳みそで理解するんじゃなく、体で理解するもんなんですよ。「身につく」って言うでしょ。そう思うんです。

安易にネットで検索して、まるで分かったような気分の人が増えてる感じします。それは若い人だけじゃなく、日本人みんなそうなってる感じがする。それは、たんにバカになって行ってるだけなんじゃないかと思うんです。

CBR250Rでもてぎ走ってビックリしましたよ。1000や600と比較するとぜんぜんパワーないから、減速して進入したら絶対加速しない。追突されそうになるし、失速するからコーナーの途中でアクセル開けてアンダーになっちゃう。遅いのにコーナー飛び出しそうになっちゃう。

でも、そうなるまでバカにしてたんです。いやいや難しいのなんのって、あれもしっかり大変なレースですよ。そういうことだと思うんですね。

だから、本当に失敗でも成功でもいいから、何にでも「体験するために飛び込む」って姿勢をもっと打ち出さないと、中国どころか東南アジア各国にも勝てないと思うんですよ。なんかそんなことを感じてます。

お客様との約束ってのは絶対で、それは明文化されてないことのほうが絶対だったりします。信頼ってのは、契約を履行するってことではなく、お客様が思っているサービスを提供した上で、それを超えるサプライズを提供することで生まれるんだと思うのです。

サプライズを提供するには、相手の期待値を上回るか、違う視点でのアプローチが必要です。ポスターデザイン頼まれたら、そのデザイン案を10案持っていくのは選択肢が増えすぎて迷うだけなので迷惑。1案決め打ちでは、選択肢がなくこちらも不合格です。

そういう場合、ちゃんと自分の解説付きで3案ぐらい持っていく。その上で、絶対のお勧め案をしっかりコメント部分まで研ぎ澄ませておくと、相手は選択する手間も省けるし、一緒に3案を作りながら検討したような、時間を共有した気分になるんですよ。

よく、飲食店で臨時休業ってあるでしょ。あれほどガッカリするものはない。「都合により本日臨時休業とさせていただきます」なんて貼り紙だと、本当にガッカリする。営業してるはずの店がやってないってのは、見えない契約不履行ですよ。

それがね、「急な腹痛により病院に行ったところ、検査入院を強く勧められ、やむなく臨時休業とさせていただきます。またのご来店を心より願う次第です。店主」なんて書いてあったら、店主の顔も思い浮かべるし、また店に行こうと思う。こちらはサプライズです。

お盆休み明けに「田舎のおみやげです」ってくれる人もいれば、「実家が沼津で、大好物の乾燥エビです。これ味噌汁に少し入れるだけでコクが出るんですよねえ。親に顔も見せたいんですが、これみなさんにお届けしたくて買いに行ってるって一面もあります。」なんて言う人もいる。絶対的に印象が良く、心に残るのは後者です。

もしかしたら、お客様との約束事ってのは「なんか心に残る何かをしてくれるよな」って事なのかもしれないなあって、思ったりしている今日この頃です。

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