
そこで決定。「OK、明日8時か9時の便で福岡に行こう!」って言ったら「ちょっと待って」という。「じゃあ中止」ってことになり、駅まで見送りに行ったら、もう少し一緒に飲みながら考えたいという。そこでもう一回考えて、行く事になりました。
ところが翌朝、ぜんぜん連絡が来ない。そもそも朝が弱い男なので、朝早く電話したら迷惑だと思い、私はジョギングへ出発。家を出て多摩川沿いを二子玉川までの約10kmほどを走って、午前10時になったので電話しました。そしたら寝てました。理由は朝まで起きてたからだそうです。
「まあ、日本代表選やってたからな」と思ったのですが、観てなかったそうです。いやいや、私は観てましたよ、3時に寝たけど5時には起きてまっせ。
それで午後2時の便で福岡空港に行ったのですが、地図を持ってないと言う。それどころか、福岡で行きたい所がない。行きたいって言い出したのは誰なんじゃいと思いながら、とにかく街へ移動。天神の「味味」という劇ウマのもつ鍋屋さんで、最高のもつ刺しと鍋をいただきました。
ところが、表現が下手なんです。「うちの近所のもつ鍋屋が…」とか「テレビのケンミンしょーで…」なんてことばっかり言ってる。長浜の屋台も行きましたが、どうもピンと来てないのですよ。基本的に、博多名物なんてものを知らんわけです。
昨日は朝6時の新幹線で小倉に移動して、唐戸市場に行きました。小倉で在来線に乗り換えて「次が門司だからね」と行ったのですが、トンネル走行中も興味なさげ。「関門トンネルなんだけど」と言ったら「実感ないですね」ですって。
前夜ホテルに宿泊したんだから、地図ぐらいもらえばいいでしょ。朝から「地図持ってないんですよ」ってまた言ってる。だから、下関で見つけて渡しました。でも見ないんですよね。何でそんなに地図にこだわってたんだろう…。
まあ、その後も関門橋も分かっておらず、小倉競輪のあるメディアドームを見せても、小倉駅前のシロヤの説明をしても、メモることもせず時間が過ぎるばかり。「あのー、メモとるとか写真撮るとかしないで覚えられるの!?」といって、はじめてチラシの裏側にメモる有り様です。
さらに博多に戻って昼ごはんを食べに、再度長浜に行ってビックリしました。どこにいるか分からないのです。そんなわけがない。だって、飲んだ後にしっかり歩いて通った場所ですからね。メモリー作動させてないわけです。
航空券往復定価で払ってやって、受験シーズンでホテル満室の博多に宿泊予約してまでして、行きたいと言った福岡に連れて行っても、メモもとらなきゃ写真も撮らず、脳にもインプットしないって、その行動がよく分からんのですがねえ。
東京に戻ってからも、私が言う「私はこう思う」って話しに対して、「テレビの人がこう言ってました」って言い続けていた彼。「あなたが旅に行って何かを感じたら、あなたの言葉で話しなさい」って思っちゃいました。
彼、同世代なんですけどねえ。価値観違いますねえ。疲れました。