
これ、1,000円で少し上等なイスの席に座れるってサービスで、今までの4,000円以上していたスーパーシートに代わって導入されました。ところが、それによって富裕層のJAL利用が激減したのです。
だって、私が「JALのマイル貯めてるんでJALでどうですか?」って取引先各社に聞くと、「JALって安い席しかないからANAにしない?」って聞かれるパターンが激増しました。そりゃそうです。だって金持ちは追加が4,000円でも10,000円でも関係ないのです。出張費で払う人だって同じです。良い席のほうが良いのです。
きっと良くあるアンケート「何円なら高くても乗ってみようと思いますか?」なんてアンケート調査して、一番多かったのが1,000円だったのでしょう。でも、そんな回答する人は1,000円払って乗りません。
国会議員でも大臣でも芸能人でも旅客機に乗る時は、そこに付いている最高級シートに座るしかないのです。だから、その路線で最高のシートが付いている航空会社を選ぶのです。それがJALは分かってないんですよね。
国内線で最高級シートを選ぶ人は、国際線も使う人です。国内で貯めているマイルの会社に流れるのは当然ですよね。だから、結局ANAが所属しているスターアライアンス系の圧勝となってます。
今、エアバスA380に乗ると、最高級クラスは個室で23インチ液晶テレビがあって、共用とはいえシャワールームもあります。シンガポール航空のアメニティはフェラガモですよ!もう、シートがフラットになるとか、15インチ液晶モニターとか言ってる場合じゃないのです。
どこの富裕層が「経営難」って会社の旅客機に乗りますか?JALの再建支援している政府自らが、政府専用機でお出かけしまくりですよね。JALチャーターしたほうが良いんじゃないですか?
再建するのなら、アメリカ往復5万円以下の客なんて捨てて、片道70万円以上払うお金持ちに好まれる航空会社になりましょう。