バイクレース(含む8耐)

2024年01月26日

ドバイって国だと思ってた話し

20240126_093656~2久々にドバイへ来たのですが、いつも0泊か1泊で移動しちゃう場所なので気にしてなかったのですが、ドバイって国なんだけど国じゃないんですね。

というのも、auの世界データ定額(HP)ってのをいつも海外では使ってて、事前予約すると1日300円ほど安くなるので予約しようとしたのですが「ドバイ」で検索しても出てこない。結局Google先生にお世話になって分かりました。アラブ首長国連邦なんだそうです。

ドバイってのはドバイ首長国の中心都市なんだけど、アラブ首長国連邦の都市って位置づけらしい。うーん、日本人なんでさっぱり分からん。

しかも首長国が7つもあって、そのままコピぺすると「アブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラ、ラアス・アル=ハイマ」らしい。句読点や黒丸やイコール記号があって何処で切るのかすら分からん国名だらけ。

そして「首長=アミール」で「英語表記の"Emir"からEmirate」と表記され、エミレーツ航空の名は首長の複数形なので首長国連邦をイメージさせているらしい。

さらに、首長国連邦なのに7つの国の中には首長が絶対的な権力を持つ「絶対君主制」だけでなく「立憲君主制」の国もあるらしい。まったく分からん。絶対君主制の国は憲法は無いの?立憲君主制の国にも君主がいるの?分からーん!

こんな基本的な事も分からず平然としていられる自分のデリカシーの無さにも驚きますが、アラブ首長国連邦とサウジアラビアを対立させようとカタールが暗躍してるとの記事(コレ)が出てきたりして、まじめに読んだのでより一層分からなくなりました。

そんな話しの以前に、これから乗る「フライドバイ」って会社が格安航空会社だってのを知らずに昨日予約。すべての案内には「ドバイ空港ターミナル2」から搭乗と書かれていて、空港案内所でもそう説明されたのですが、なんと「ターミナル2=Gate F」だとさっき知りました。絶対分からん!

そして、さらに驚いたのがドバイ地下鉄でやって来たターミナル3からGate Fを目指して行った所にあるバス停からターミナル2へ行くバスがあったのですが、なんと乗車時間20分。さらに保安検査までありました。これ乗換だったら所要時間は1時間覚悟ですね。

海外へ行くときは、ちゃんと調べてから行きましょう。とはいえ、よーく見れば看板には確かに「T2」って書いてありますが、普通気づかないっすよ。

今一番わからないのは、トイレにトイレットペーパーを流して良いのかどうか。まさにトイレに行こうとしているタイミングなので調べないといけないのに、おろおろ書かないと全部忘れちゃうので急いでブログを書いている愚かな私です。
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2023年08月18日

レースアクシデントで埜口遥希選手(22歳)が亡くなる

23ARRC04_noguchi4_J_ページ_1-724x1024昭和電機株式会社より正式にニュースリリース(リンク)が出されました。

「SDG MS Harc-Pro. Honda. Ph.」から FIM アジアロードレース選手権(以下ARRC)に参戦していた埜口遥希選手が、レース中のアクシデントで亡くなられたという衝撃的なものです。

ARRC第4戦はインドネシアのリゾート地であるロンボルト島のマンダリカに建設された「プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット」という完成から約2年という新しいサーキットで開催されました。

今年のARRCは全6戦。第1戦タイ(チャンギ)、第2戦マレーシア(セパン)、第3戦(日本・SUGO)、第4戦インドネシア(マンダリカ)、第5戦中国(珠海)、第6戦タイ(チャンギ)での開催となっていて、アクシデントは第4戦のASB1000クラスレース2で発生しました。

映像を見るとレース4周目の第10コーナーで前車の転倒があり後続の埜口選手も転倒。不幸にも後続車両が転倒した埜口選手に乗り上げる形となり、重大事故へと発展した形になります。

先日の鈴鹿8耐には当初ライダーであった國井勇輝選手のケガにより急遽SDG Honda Racingの一員として参戦し見事2位表彰台を獲得していただけに、本当に残念なことだと思います。

私がその存在を知ったのは2020年の全日本ロードレース選手権ST600クラスの参戦でした。突然有力チームハルクプロへの所属が発表されたので「誰?」「どんな人?」という感じでした。

聞けば海外のメジャーなルーキーレースで毎年優秀な成績を収めていたとのことで、2017年アジアタレントカップ年間ランキング2位、2018年同年間ランキング2位、2019年レッドブル・ルーキーズカップ年間ランキング3位と、それはもう華々しいものでした。

2020年で大型マシンの取り扱いに慣れたのか、2021年には一気に開花しST600クラスの年間チャンピオンを獲得。我々は荒川晃太選手とチャンピオンを目指して戦っていただけに「強敵出現」という感じで埜口選手を見ていましたが、話したりする関係ではありませんでした。

ST600チャンピオンを獲得後はARRCに行ってしまったので、また世界を目指す方向に舵を戻すんだと思っていたので、少し記憶から遠ざかっていましたが、今年の鈴鹿8耐直前にSDG Honda Racingがケガの國井勇輝選手に代え埜口遥希選手を起用。そして2位表彰台に入る活躍を見せました。

輝く選手はやっぱり技術だけじゃなくいろいろな物を持ってるなと感じるとともに、ホンダ系日本人ライダーの中では世界選手権やMotoGPを狙える逸材の一人と認識していました。

不幸なレーシングアクシデントでの死亡という最悪の結果となりましたが、私たちの記憶にはしっかりと刻み込まれています。故人のご冥福をお祈りいたします。

本日よりモビリティリゾートもてぎで「2023もてぎ2&4レース」の走行となります。「全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦」と「全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦」の同時開催で、日本のトップフォーミュラとJSBマシンが一緒に見られるレースとなっております。

埜口選手が鈴鹿8耐で戦ったSDG Honda Racingの走りも見られると思いますので、ぜひこの機会に故人を偲びつつ最高峰の走りをご覧いただければと思います。これからもロードレース界への応援をよろしくお願い申し上げます。

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2023年08月12日

鈴鹿8耐でTOHO Racingが失格

enokido今回の鈴鹿8耐でフィニッシュ時には2位となったTOHO Racingが、レース後の車検で失格となりました。本当に素晴らしいチームワークとライダー達の頑張りで上位完走を果たしただけに、衝撃の結果となりました。

チームオーナーの福間氏が「鈴鹿8耐失格は再検証で初歩的な計算ミスが発覚。チームに責任がある」とコメントを発表されたので、今回ブログに書かせていただきました。今回の失格理由は「2023年FIM世界耐久選手権規則の第2.6.6.10条にある燃料タンクの過容量の違反」とされています。

この規則書には「オリジナルの燃料タンクを改造して、24リットルの最大容量を達成することが
できるが、公認時の外観及び位置は維持されなくてはならない。」とされています。

そんなわけで、耐久レースではサーキットに着くと燃料タンク容量の確認と、給油機での給油時間を計ることからウイークが始まります。

通常は24リットルタンクに給油機を上からドーンと押し込んでもタンクが凹まないように心棒を入れ、さらにタンク内で燃料がタプンタプン動かないように防爆材と呼ばれるスポンジを入れるので、市販の耐久タンクを貼っているチームは23.8リットルって感じになってると思います。

ただ、トップチームはオリジナルで製作するんです。タンク部分が大きいとライディング姿勢に影響があるし、重心も高くなっちゃうのでシート下にタンクが伸びてる形状の物を使っているチームも多く。そういう部分で何らかの問題があったのかも知れませんね。

結果的に順位は残念なことになりましたがチームの信頼性と速さは本物でした。正式結果からは除外されたとしても私達の心に残り続けます。おつかれさまでした。そして感動をありがとうございました。

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2023年08月08日

鈴鹿遠足から帰って来ました

taikyu昨夜、鈴鹿8耐より帰って来ました。久々のお手伝いで、積極的に手を出さないという約束事を守りながら常にいつでもなんでもできる状態で待機するという耐久レースならではの過ごし方を久々に思い出しました。

ルマンやボルドール等の24時間レースに行くと、スタッフは耐火服やシューズを履いたままピットの各所で寝ていて、万一に備えてパシれるスタッフが、食事やドリンクが用意されたピット裏のホスピタリティでレースに関係なく談笑しているのが普通。

でも、いざピットインとなるとピットクルーは5秒以内に着替えて現場に駆け付け、何か問題があればホスピタリティのパシリスタッフが必要物を調達に走ります。ヨーロッパには耐久レースという文化が根付いているなーと感じる瞬間です。

日本では湿度が高いのもあり、オートバイの耐久レースが少ないこともあって、8耐スタンダードってのは確立されていませんが、何もかも準備されたワークスチームとともに、何もかも不足しているプライベーターも一緒に走っていることが別の意味で魅力だったりします。

ピットに扇風機だけのチームもあれば、ピット裏にプレハブを建てて巨大なエアコンを設置し、革ツナギを乾かすための送風機を何台も持ち込んでるチームもあり、鈴鹿8耐ならではの魅力的なピット風景が見られるのも楽しいですね。

日本の場合はワークスチームであっても豪華な食事が常時用意されてるホスピタリティテントやモーターホームを用意するなんてことは無く、上位チームでも軽食とドリンクって感じ。多くのチームはほか弁の出前を注文しています。そこも日本だけの魅力。

朝はカップ麺、昼はお菓子、夜はチャーハンやおにぎりという1週間が終わりました。チームスガイの皆さんに鈴鹿で有名な破天荒というお店でご馳走していただいたのは元気出ました。久しぶりだったし、美味しかったなー。

昨夜は帰京後すぐに町会理事会と幹部会がありました。今日は朝から品川区青少年委員会のボランティアに従事です。10日は同じく品川区青少年委員会ボランティアのデイキャンプ積み込み。そして11日がデイキャンプ体験会で、土日はとある商店街の抽選会準備。通常業務は14日月曜日からとなります。

今週から来週にかけては台風接近が気になる状況ではありますが、まずは帰京報告させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。

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2023年08月07日

須貝さんと岡部さんに感謝

IMG_20230807_055907_726~2今回は須貝義之さん率いるチームスガイさんとモトバムさんのコラボレーションチームのお手伝いでした。

ワークスチームのお仕事で参加させていただく事が大半なので(監督での参加は何度もあれど)プライベーターの後方支援的なお手伝いは2度目です。

前回は2006年のテレダッシュウルフマン山中&金組。同じピットがチームヨシハルの須貝義之&ジョシュアブルックス組だったので、当時5才の息子も決勝日16時に合流して、家族全員で17年ぶりに須貝さんとレースウイークを過ごすことが出来ました。

モトバムの岡部さんは参加するのを本気で嫌がってましたが、最後はなんとか時間を割いて初日の搬入日から決勝日まで尽力してくださいました。須貝さんと聡美マネージャーならびに岡部さんには感謝です。

このたびはありがとうございます。素晴らしい40位完走ドラマを見せていただきました。ライダーの松川選手と鈴木選手にも感謝。他のスタッフも素晴らしかったです。本日は月曜日。先週火曜日朝にここへ来たので6日目になります。搬出作業を終えたら東京へ帰りたいと思います。

ちなみに写真は17年前の息子。ちっちゃかったなー。いろいろ思い出させてもらいました。やっぱ8耐は泣ける!

gq1023 at 06:15|PermalinkComments(0)

皆様ありがとうございました

20230806_151315まずは今年の8耐を経験させてくださった皆様に感謝します。コロナが明けた夏を満喫させていただきました。

多くのモトバムライダー、元モトバムライダーが走っているのを見ながら、ハラハラドキドキの時間を過ごさせてもらいました。いいライダー達が育っていることに感動しました。

ご来場いただいた皆様と、参加されたチームの皆様、そして開催していただいた鈴鹿サーキットならびに大会運営の皆様に感謝いたします。感動をありがとうございました。

コンサート会場の8フェスで、尾崎裕哉さんがギターの音が出なくなるというトラブルにもかかわらず、見事にステージを作り上げた姿にも感動しました。

本日は朝からお片付けして帰ります。明日からお仕事頑張りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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2023年08月06日

本日は8耐決勝日

20230806_064210おはようございます。本日は鈴鹿8耐決勝。ライヴステージの8フェスでは15時から尾崎裕哉さんが出演です。みなさん頑張っていきましょう。

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2023年08月03日

久々の鈴鹿8耐

20230802_102725久々に鈴鹿8耐と呼ばれる「2023 FIM世界耐久選手権 "コカ・コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第44回大会」に来ています。

8月1日月曜日の朝4時に自宅を出て朝から搬入開始。明日から予選で決勝は8月6日(日)。搬出日が8月7日(月)となるので、まるごと一週間の鈴鹿滞在となります。

今回は自身の積極的なエントリーではなく、サポートさせていただいているモトバムさんが、元モトバムライダーで、ご自身でチームを編成して長年レース参戦をされている須貝義行氏率いるチームスガイレーシングジャパンの参戦にコラボレーションしたことでお手伝いに寄せていただいています。

お手伝いと言っても朝6時台にホテルを出て夜は24時前に帰る感じですので体力勝負。休めるときにできるだけ体を休め、体調をおかしくして皆さんに迷惑をかけるなんてことが無いようにしたいと思います。

そんなわけで、参戦しているときはいつものことですが、ブログ更新は怠りがちになると思います。8耐参戦によるものですのでご容赦ください。

ゼッケン5番:チームスガイモトバムレーシングジャパン
マシン&タイヤ:HONDA CBR1000RR-RSP ブリヂストン
ライダー:須貝義行・鈴木光来・松川泰宏

なお、荒川晃大選手は「Honda Dream RT 桜井ホンダ」から参戦しておりますので、こちらも併せてご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

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2023年07月23日

8耐チケットが届きました

362224901_6464430946966906_2875557573384002916_n8耐チケットと駐車券が届きました。再来週火曜日には鈴鹿に出発です。今回は石垣島マグロレーシングではなく、チームスガイさんとモトバムさんの連合チームにお手伝いで参加なので、各自がパスやホテル費用を払っての参加となります。

石垣島マグロレーシングをやるまでは、プライベーターチームってのはチーム員がパス代3万円、交通・宿泊・食事は自腹、さらにチームシャツを強制的に購入ってのが普通なのは知っていましたが、私は基本的にワークスチームかサーキットからお仕事をいただいて参加していました。

2006年からプライベーター参加を開始し、2008年に石垣島マグロレーシングとして参加してからは、パス・食事・宿泊はチームからの支給としていました。いまさらですが、冷静に考えると1人10万円以上かかるのに、それを20人分以上は支援していたわけで、すごいレースです。

今回は現地におりますが、何かあれば手伝いますって姿勢なので、パスは購入していますが同時に普通に自由席を購入しています。駐車券も買ったので、のんびり現地で観戦したいと思ってますが、現実はどうなりますかねえ。

テック21以来となる久々の8耐訪問となりますが、今回はゆるーい感じの訪問ですので、ぜひ現地やプールで会いましたらお声がけください。よろしくお願いいたします。

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2023年07月10日

4時間耐久レースおつかれさまでした

4tai素晴らしいレースでしたね。YouTube観戦でしたがリアルにドキドキできました。残り10秒からのカウントダウンは画面の前で一緒にやってしまいました。

モトウィンレーシングの皆さんおつかれさまでした。赤い三輪車の皆さんおつかれさまでした。そしてすべての皆さんおつかれさまでした。今年もしっかり感動させていただきました。

最後に出てきた鈴木選手と青田選手の笑顔にも感動しました。鈴木慎吾選手がポールtoウィンしたのって2003年でしたよね。あれから20年も経過してるわけで、17歳の青田カイ選手とは親子ほどの年齢差があるのですが、3位表彰台は素晴らしいと思います。

みなさんから素敵な感動をいただいて、本日からの仕事も頑張ろうと思います!本当にありがとうございました。最後に、現場でお手伝いされたモトバム関係者の皆様もおつかれさまでした。気を付けてお帰りください。

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2023年07月09日

さあ鈴鹿4耐!

4tai8耐公開合同テストの翌日から4耐ウイークに突入しまして、昨日はJP250が開催されました。スタート直後から雨が降り出していろいろありましたね。

本日はブリヂストン鈴鹿4時間耐久ロードレース(ST600)です。予選2位のゼッケン52番モトウィンレーシングさんのバイクに乗っている青田選手は全日本ロードレース選手権でモトバムから参戦しているライダーなので、優勝経験のあるペアライダーでチームオーナーの鈴木選手とともに完走目指して頑張ってもらいたいと思っています。

じつはモトウィンさんは予選5位、10位、16位にもいますので、赤い車体に青のマークの車両が走っていたら、応援していただければ幸いです。

また、モトバムでメカニックとしてお手伝いしてくださっている清水さんがサポートしているのが福井のバイク店「赤い三輪車」チーム予選28位、34位と2台エントリーしていて、過去には表彰台もゲットしているチームですのでこちらも注目です。色は同じく赤になります。

予選1位のアストラホンダはホンダインドネシアのチーム。メーカー系チームなので戦うといっても強敵ですが、日本勢の奮闘に期待したいと思っております。

それでは皆さん8時半にはフリー走行。12時スタートとなります。8耐の夏はここから始まる!楽しんで行きましょう。

なんてことを書いておりますが、私は38度以上の発熱で倒れておりまして、ネット観戦となります。コロナ検査は陰性でした。本日インフルエンザの検査予定です。こちらで視聴させていただきます。

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2023年07月07日

鈴鹿から帰って来ました

20230706_101707鈴鹿での公開合同テストを終えて帰ってきました。正しくは午前中の走行終わりで戻って来ました。

天気予報は最高気温35度となっていましたが、湿度が低かったのでそれほど大変ではありませんでしたが、各ライダーにとっては大変な暑さだったと思います。まさにチームスガイとモトバムのコラボレーションというのが分かる写真になっていると思います。

あとはレースウイーク本番となるのですが、参戦する予定が無かったので全週末がイベントで埋まっていて、いつものように全力投球ってのは無理ですが、手を抜くこと無く割ける時間を使って本番を迎えたいと思います。

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2023年07月06日

鈴鹿サーキットは大雨でした

yogo久々に訪問した8耐公開合同テスト。朝はドライコンディションでしたが、午後から雨となり16時には嵐のようになって夜間セッションまで同じ感じでした。

25歳の男性ヘルパー2名を連れて行ったのですが、オートバイやレースに興味があるわけでも無く、裏方に徹するようにという意味を理解してくれていて良かったです。耐久レースは総力戦。何の作業も無い手の空いてる人が何人いるかがウイークを左右します。

気温は25度から下がって行って20度近くにまで行きました。ゲリラ豪雨は8耐の風物詩みたいなもんなので、本番でもアルアルですんで良いカンフル剤になりました。今日はピーカンで最高気温35度だそうです。公開合同テストは十分に本番テストの意味を成してると思います。

元モトバムライダーの須貝義行さん率いるチームスガイさんと、モトバムのコラボレーションチームということで、コラボTシャツも作りたいですね的な話しが出ていましたので、なにか進捗があるようであれば、こちらで報告させていただきます。

鈴鹿サーキットでは来年のF1カレンダーが発表され4月7日決勝と初の春開催が決定しました。チケットの販売概要を6カ月前に発表だとすると10月頭なんでえらいこっちゃです。

KADOKAWAからは汚れた英雄が4Kで再販との発表があり予告編(YouTube)が公開されました。こいつは最大のアピールタイミングは今回の8耐と10月1日決勝のMotoGP日本GPでしょうから、何かやるならすぐ動かないとです。なおMotoGPのチケット発売開始は明後日8日です。

本日は午前中だけサーキットで午後からはレンタル会社さんと宿泊予定ホテルを回って東京に戻ります。東京では町会役員会と品川区青少年委員会の運営委員会があるのですが、他にもいろいろあってトリプルブッキングを超えているので何がなんだか分かってません。

ちなみに昨日は弊社給料日でしたが、資金移動を忘れて振込指示だけ出していたので、全部振り込まれず大変な状況に陥りました。皆さん失礼いたしました。

何の準備も出来ないまま8耐ウイークに突入しそうですが、レースはプロフェッショナルな皆さんが回してくれると思いますので、裏方補助に徹していければと思っております。

現地でのプロモーションも可能です。スポンサーの申し出もお待ちしております。よろしくお願い申し上げます。

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2023年07月05日

久々の8耐公開合同テスト

konna2016年に参加して以降は遠ざかっていた鈴鹿8耐。前回大会のホンダホームページに過去の参戦経緯がまとめられてました。

いやーいろいろありましたよ。合計6回も参加してたんですね。1回1000万円としても6千万円。現実にはスタッフ合計20人としても宿泊が6泊ですから交通・宿泊・食事だけでも1人10万円で200万円。関係者用のパスも毎回100万円ぐらい買ってましたので、もっとかかっていたと思います。

本日と明日は鈴鹿公開合同テストです。今回は自発的に参加するのではなくお手伝いではありますが、とはいえ若いスタッフ2名を連れて現地入りします。ゼッケン5番のチームスガイさんの1メンバーとしての参加です。

今までとは違い小規模参戦というかお手伝い参加ではありますが、といっても約10名ほどは現地入りしますので宿泊を確保するだけで大変な作業で、一度も参加したことない社員達も大勢いるので、大会の説明からやることになります。

ってなわけでこれから鈴鹿サーキットへ向かいます。すでに本隊は現地入りしているので、私共は現地のピットをどう仕上げるかや快適グッズは何を持っていくかの検討になりますが、とはいえ久々なので自分のリハビリを兼ねて現地入りって感じです。

ちょっと8月上旬に長い夏休みを取得させていただきますが、ご容赦ください。お休みと言っても普通よりクタクタになってると思います。もう若く無いので冷静かつ地味に活動しようと思っております。本日&明日はよろしくお願い申し上げます。

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2023年06月28日

裏方に支えられる「華やかな」モータースポーツ

toyota自動車レースのF1や世界耐久選手権の現場に行くと、各チームに驚くほどの人数が働いていることを実感します。

ドライバーがサーキット内を移動するだけでもマネージャーが張り付き、さらにヘルメットを持つスタッフがもう一人ついていることもある。太陽が当たる場所なら日よけの大きなパラソルを持たせれば、歩いているだけで華やかな雰囲気が作り出されます。

公式カメラマンが写真と動画を撮影。そのデータは広報スタッフに届けられ、公式ホームページや公式SNSサイトにアップされます。レースには公式中継があり放映権売買されていますし、公式結果の存在もあるので、動画は配信終了後に、結果は公式結果発表後にしか出せません。

ホスピタリティも重要な役割。モーターホームやチームテントには料理するスタッフがいて、食事だけでなくコーヒー&ケーキといったアイテムまで提供され、チームスポンサーやメディアにはホスピタリティパスが提供され、チームスタッフと同じ空気を吸うことができます。

マネジメントスタッフにも、レース団体と向き合う運営スタッフ、メディアと向き合う広報スタッフ、広告代理店やスポンサーと向き合う営業スタッフがいて、それぞれがサーキット内で必要な仕事をしています。

営業スタッフは車体に入っているスポンサー名を一つ一つ確認。すべての外装に抜けが無い事をチェックした上で写真を撮り、さらに車両に取り付けられた状態での写真も押さえます。走行のたびに汚れや傷があれば清掃や交換もやります。これはレーシングウェアについても同様です。

スポンサーが入る場所はしっかりと管理され、レース状況が常に把握できるよう大型動画モニターが設置され、コーヒーやリフレッシュメントが常に用意されます。決して汚れたスタッフと同席したりすることはありません。

おそらく欧米にはこういうサーキットバックヤードを整理・整頓・管理・指導するプロがいるんでしょう。だからこそ何十年もしっかりとスポンサーを獲得出来るし、メディアにも露出が確保されているんだと思います。

なかなか日本のモータースポーツではメディア関係者やスポンサー候補者がサーキットに行っても「華やかだなあ」と思うシーンは無いと思います。下手すると現地で誰にも相手にされず「二度と行かない」と感じてしまうかもしれないレベルだったりもします。

モータースポーツが裏方に支えられているのは当たり前。そこに「華やかな」を付け加えることが出来るかどうかが、これからの成否を占うポイントの一つなんじゃないかと思ったりしています。

今の時代ですからスポンサーで本当にサーキットまで足を運ぶ方はほぼゼロ。華やかさを演出するのはホームページや動画サイトで十分だったりもします。これをチャンスと捉えて行動するチームが出てくれば、一気に日本のモータースポーツも盛り上がる可能性があるんじゃないかと感じています。

最後になりましたが、我らがモトバムは宿泊ですら全スタッフが運搬車内というストイックさですので、ピットにお越しいただいても生活感しか感じられません。テーブルには各自が買って来たコンビニ袋が山盛りです。チームの誰かと話そうにも最低限の人員なので、お話し相手は大野しかいない前提で、それでもスポンサーになりたいという方お申し出をお待ちしております。

「自分のチームはキレイにしないんかーい!」というツッコミは受け付けません。現在はピットに設置する壁(参考)を新調したいと思っております。200万円を渡してもすぐバイク部品を買う人達の集まりなんで、現物支給していただける人がいたらいいのになーと遠くを見つめている私です。

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2023年06月27日

サーキット看板セールス/大会スポンサーセールス

DLqi8GCU8AAbmywサーキット看板や大会スポンサーセールスは会社として正式に取り組んでいます。

ピットロードを含むコース各所に設置された看板は各サーキットで空き状況や金額が異なりますが、常時情報を確認する必要があるので、これらを希望する広告主がいた場合は社に持ち帰って各サーキットに確認してください。

ただし、F1やMotoGPといったビッグレースについてはコース看板が一部隠蔽される場合があります。これは大会スポンサーの広告看板を設置するためで、目立つ場所ほどビッグレースでは隠される場合がほとんどです。この点は事前に告知する必要があります。

「スポンサー名 Presents レース名」
「レース名 supported by スポンサー名」

といった形のタイトルスポンサーセールスも出来ます。こちらは空き状況確認や競合調整が必要になりますが、スーパーGTや鈴鹿8時間耐久レースのように長期に渡ってスポンサーが付く場合もありますので、つねにセールスするよう心掛けてください。

各サーキットでは全国クラスの上位カテゴリーレースだけでなく、ライセンス区分が下位だったり各サーキット単独で年間チャンピオンを競うレースが開催されていたりします。こちらのスポンサーセールスは少額でも可能ですので、話しがあればつなぐようにしてください。

サーキットのスタッフ用ウェアを物品協賛したいと言った申し出があったこともありますが、物品提供だけの場合は会社として収益が確保できないので要検討。サーキットの入り口でサンプル配布したいといった話しについても持ち帰って確認してください。


ってな感じで現在バイクロードレースに関するマニュアルは以上です。実際のセールスはF1とかSuperGTが中心になるのでしょうが、数年後には若いスタッフ達がバイクロードレーススポンサーセールスだけで部署を作ってくれていると嬉しいなーと思ってます。

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バイクロードレースへの少額スポンサーセールス

motobumバイクロードレースへのスポンサーセールスですが、「1億円も費用は無理だが数百万円から数千万円なら出せる」という広告主に対してはどうするか。これは非常に難しい状況になります。

いまどき、レーススポンサーセールスする上ではチームに公式ホームページ、各種SNS、動画配信といったデジタル系コンテンツが用意されていることが必須ですが、これらが用意されていないチームも多数あり、あっても即時性が低い場合が大半です。

それでもメディア露出が確保されていれば良いのですが、地上波放送は無く、その他メディアでの露出もほぼ無い状態。ネット中継でレース動画は見られますが、車体のスポンサーステッカーが解読できるほどの解像度は確保されていません。

チームによっては「1000万円でもチーム名にスポンサー名を入れるし、車体に大きくステッカー貼ることもOK」という場合もあるのですが、1000万円で利益となる営業管理費を15%いただいても、全レースでのスポンサー露出状況確認や報告書作成等は出来ませんので、社としては取り扱っていません。

メセナ的な視点で、純粋にスポーツとして応援したい、若いライダーを支援したいといった申し出があったり、社長がバイク好きで年に何度か全日本ロードレース選手権に行く口実が欲しいといった話しがあった場合は、チームやライダーを直接紹介する方向としてください。

他にプライベートスポンサーという物もあります。これは革ツナギやヘルメットといった装備品に広告スペースを確保するというものです。個人チームだと車体へのステッカースペースが用意される場合もあります。これらも選手を直接紹介する形としてください。

モトバムのチームおよび各ライダーならびに高杉奈緒子選手へのスポンサー希望については常時受け付けております。こちらについては大野まで話しを通していただければ、現場に迷惑をかけないように対応させていただきます。

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バイクロードレースのスポンサーセールスについて

casioちょうど社員教育用資料作成中なので車のレースやMotoGP等もあるのですが、全日本ロードレース部分をテキスト抽出してブログ内で共有させていただきます。

以下抜粋部分)

日本で大手企業に対するバイクロードレースのスポンサーセールスをする場合、以下の形で参戦条件を詰めていく作業が必要です。

1) 全日本ロードレース選手権・JSBクラス 年間フル参戦 1台
2) 鈴鹿8時間耐久レース参戦 1チーム
3) 全日本ロードレース選手権・JSBクラス 年間フル参戦 プラス1台
4) 全日本ロードレース選手権 その他クラス参戦

当たり前ですが、1)と2)が必須項目という感じで、あとは3)を検討して、それでも資金に余裕があるとか、若手育成もやっている姿勢を打ち出したいとなれば、幅広いクラスへの参戦を検討して行く形になります。

スポンサーにとってはすでに体制が出来ているチームと組むのが得策ですから、ワークスチームやワークスマシンを使うチームといった強力なチームを広告主にご紹介するというのが基本線。

この基本線に沿ったトップチームが現在セールス可能なのかどうかを確認し、可能な場合はいくらからセールス可能なのかを知ることからスタートとなります。

スポンサーメリットはスポンサー名をチーム名に入れられたり、スポンサーロゴを車体やウェアに入れることが出来る等複数ありますが、チームカラーの変更ができるかどうかの確認や、カラーリングや各種アイテムの製作費をどちらが負担するか等の交渉が必要となります。

A) チーム名(スポンサー名を入れることが可能)
B) チームカラー(要交渉)
C) 車体ステッカー(要交渉)
D) 輸送用トラック装飾(要交渉)
E) ライダーウェア&ピットクルーウェア(要交渉)
F) ピットテント&サインエリアテント(要交渉)
G) グリッド&ピットエリアのぼり&パラソル
H) ピットウォーク配布物製作
I) サーキットへのプロモーションブース設置検討
J) 広報用ウェブ、動画サイト、SNSページの設置&運用
K) キャンペーンガール関係

年間でレースが約10〜12回ある想定で、現地立会いスタッフとネットまわりの運営スタッフを配置すると全レース最低2名を金曜日から日曜日の3日間は配置する必要がある。

プロモーションブースを設置する場合は、テント・音響機材・照明機材・司会者・展示物等の設営撤去が必要でイベント運営スタッフも常時2名以上配置。キャンペーンガールを付けると本人2名とマネージャー1名の3名も追加になります。

これらの要員は各チームと別にスポンサーを付けた側で手配する必要があるので、毎レース8名から10名のスタッフ費(人件+交通+宿泊+食)と、設営撤去費を別途計上しておくことが重要です。(最低限必要な金額例:スタッフ1名20万円×10名+設営撤去費150万円=350万円/1開催)

よって、チームに5千万円を入れると想定した場合は以下のようなイメージになります。

・チーム 5000万円
・各種カラーリング&ウェア等制作物 1000万円
・各レース運営関係費 350万円×12=7000万円
・ホームページ運営+スポンサー事務局費 83万円×12ヶ月=1000万円
・営業管理費(利益)15% 2100円
以上合計1億6100万円。

大手広告代理店を経由する場合は、広告代理店手数料が約10%から20%必要で、さらに広告代理店の関係者や広告主の方々が現地に来て作業立会い等をする必要があるため、それらを計上すると約2億円程度になると考えられます。

当然これ以外に各サーキットでイベントをするための会場費等が必要です。これは会場費、プロモーションパス代、物販手数料(物販の場合)等が必要になり、各サーキットによって料金は異なりますので注意が必要です。

巨大なブースを設置したり、派手なプロモーションを展開したり、トップライダーと契約する等によっては金額は大幅に変わりますし、チームによっては5000万円では契約できない場合も多くありますので、あくまで交渉のスタートラインと考えてください。

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2023年06月25日

アジアロードレース選手権にて

20230624_085920先日は鎖骨骨折での手術直後のスポーツランドSUGO訪問で、なかなか自由がきかない状態でしたが、今回は手術から1ヶ月経過ということで、少し自由度が増しました。

昨年のアジア選手権SUGOラウンドは、モータースポーツが脱コロナへ向けての第一歩を踏み出したことを感じる大会でした。世界のバイクレース人が来日し、必死に戦う姿を見て、本当に感謝したことを思い出します。

昨年は、直前に開催された鈴鹿8耐と比較すると、ピット内での行動は一気に自由度が高くなっており、マスクが必須だったとはいえ、レースに関してはストレス無く開催され、関係者の皆さまの涙苦しい努力があったことが容易に想像できました。

今回は本当に脱コロナ。誰もマスクをしていないサーキット。誰も体温測定をされることなくサーキットに入ることができ、レースを堪能できる環境が用意されているのは本当に素敵だと感じます。

本日がレース最終日となりますが、どうか来日されたみなさんは、日本での素敵な時間を楽しんでください。そして参戦される皆さん並びに観戦していただく皆さん、本日もよろしくお願いいたします。

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2023年06月24日

アジア選手権1日目

20230623_151027報告を忘れてました。昨日はなんとか天候が維持されたので、各走行はドライコンディションで実施されました。

本日と明日も天気予報は悪くないので、レース参戦者ならびに観戦者の皆さんにとって素晴らしい日々になることを祈っております。
20230623_171249

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2023年06月11日

モトバム池澤さん

ikezawaうちの息子が6歳の時の写真です。モトバム故池澤監督の首に給油ポンプを巻いて遊んでます。

この翌年、鈴鹿300kmレース搬入日の6月10日に池澤さんは急逝されました。みんなでステッカー貼りやスクリーンの穴開け加工等最後の仕上げをしている最中の事でした。

私は買い出しに行っていて、戻って来た時には救急車が出発して行くタイミングでした。池澤さんは店の奥に歯を磨きに行ってすぐに「オー!」と声を出して倒れて119番。心肺停止で心臓マッサージという状況だったそうです。

ただレース搬入日で準備があるので全員手が離せない状態。病院からの連絡を待ちながらレース準備を進めていましたが、届いたのは残念なお知らせでした。もちろん参戦どころでは無いので全部中止。急遽葬儀へ向けた手続きに入りました。

まさにモトバム存亡の危機。でも将来のことを悲観してる余裕は無く、ありがたい事にレース関係者の皆様が搬入を後回しにして東京のお店までお越しくださることで、気を紛らわせることが出来ました。

ほとんどのお客様がお帰りになられた深夜0時過ぎ、新旧モトバムメンバーが勢ぞろいする中(なぜかオーストラリア在住のキャシーも偶然いました)、ライディングスポーツ誌の青木編集長が「でレースどうするの?」と口を開きました。

「池澤さんがあってのレースですから」と答えたのですが、「レースを続けるのが最大の供養だからやったほうがいいよ」と返され、社長で実質的には奥さんみたいな存在だったヤスコさんも「葬儀は週明けにするから早く鈴鹿に行きなさい」と気丈に言ってくださいました。

「資金はどうするの?」って話しには「そんなの今いるメンバーで考えればいいでしょ。大野さんもいるし」って感じになり、「俺ってそんなポジションだったっけ???」なんて考えるヒマも無く午前1時過ぎから再度準備再開。

ほぼ全員徹夜で運転して鈴鹿入りして鈴鹿300kmレースを終えました。この年の8耐はTSR、ハルクプロ、モトバムと池澤さんの仲良しチームに重大トラブルが相次ぎ、「池澤さんがレースの神様と組んだ仕業だ」と話したのが懐かしいです。

そんな息子も大学4年。まだ気合でスポンサー続けさせてもらってます。池澤さん、その節は大変お世話になりました。そして、これからもお世話になります。

とはいえ弱小スポンサーですので、どうか皆様からの支援をお待ちしております。各種プロモーション作業につきましては、私をはじめ弊社スタッフ一同でサポートさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

gq1023 at 06:58|PermalinkComments(0)

2023年06月01日

80年代のバイクブーム体験

rz高校時代の自宅はサニーハウス六甲台(神戸市灘区六甲台町7-7)で、バイクに乗って5分以内で走り屋が俗に言う「表六甲」という生活環境でした。同じく走り屋的表現で言えば「峠に住んでる」って感じ。

表六甲デビューは新聞屋さんがくれたスーパーカブ。次は1983年に買ったYAMAHA RZ50。84年にYAMAHA RZ250RR、86年にYAMAHA TZR250と乗り換え、87年に走り屋&サーキット走行を終了しSUZUKI GAGとHONDA DJ1を買いました。走り屋時代はその5年だけです。

再度バイクを楽しもうと思うまで約20年ほどインターバルがありました。インターバルと言っても乗りたいのに乗って無かったのではなく、そんなこと思いもしないほど仕事に没頭していたというか、生きる事で必死だった感じです。

50代半ばになって同世代の方々と80年代の走り屋ブーム時代の話しをする機会も多いのですが、走り屋をやってた方もいれば毎年次々と出て来るニューモデルにワクワクしていただけって方もいますが、多くの方々がその数年間の話しをされます。それだけ世の中的にも熱かったのでしょう。

そんな18歳前後の思い出ではありますが、当時のバイクの話題って今やっても何時間でも話せちゃう。これって何なんでしょうね。木下恵司選手がケニーロバーツに本気で戦いを挑んだTBCビッグロードレースとか今思い出しても興奮しちゃう。あれって81年でしたっけ?

石川岩男選手が亡くなられてすぐラジオのオールナイトニッポンでバイクスペシャルが放送されたんですが、以前にも書いたとおもいますけどAMラジオ越しに聞くRG250ガンマのエンジン音に魅せられた瞬間は今でも昨日の事のように思い出されます。これ83年でしょ。

走り屋やってたのなんてほんの数年ですが、何の因果か思い出せるチャンスに恵まれ、サーキットに行ったりリアルにレースをやってるライダー達と会話できる機会に接することが出来て今は本当に幸せだと感じます。

そんなわけで、そんな感動を同じような時代を生きたみなさんが、気軽に私共のチームやライダーを応援できるような楽しい仕組みを構築したいと思い始めました。まだまだ頭の中で形になっていませんが、8耐や全日本ロードレース観戦ツアーは企画したいと思ってます。

月に1回程度は各地のライダースカフェで20名以内を集めてのノンアルトークイベントとかできるといいなーなんて思ってますので、今後の動きが決まりましたらお伝えしたいと思います。急にバイクネタでした。

gq1023 at 05:49|PermalinkComments(0)

2023年05月29日

岡山国際サーキットでの死亡事故について

昨日、岡山国際サーキットではOKAYAMAロードレースが開催されていたらしいのですが、そこで死亡事故があったとの報道が出ています。山陽新聞の記事によりますと以下の通り。

「午後0時20分ごろオートバイ(600cc)の練習走行をしていた大阪府吹田市山田西、会社員石井暢人さん(47)が、コース上に止まっていた男性会社員(24)のオートバイに衝突。頭などを強く打ち死亡した。男性は骨盤を折る重傷。美作署によると、レース前の練習として全29台が一斉にスタートしたが、男性だけが止まっていた。車両に何らかの不具合があったとみている。」

レースをやらない方には分からないと思いますので少しだけ補足しますと、オートバイのロードレースでは、ストレート部分に設置されたピットボックスという車庫にレース前はバイクが置いてありまして、そこにスタッフやライダーがおります。

ここからレース時間になるとピット前の道路が解放され、参加ライダー&マシンはレーシングコースへとコースイン。そして約1周走行してスターティンググリッドに整列します。そこで実況アナウンサーが予選順位・チーム・ライダーを発表していきます。

発表が終わるとサイティングラップというスターティンググリッドから一周回って来る動作確認手順があって、それが終わると本番のスタートになります。恐らく今回の事故はこのウォームアップラップで発生したと思われます。

ただ、サイティングラップは疑似スタートであり、猛スピードで発進する人はいませんので、恐らくトラブルでスタートできなかった方の予選順位が上位で、ぶつかった方は後方からゆっくりスタートしたものの、加速が乗っていたら目の前に停車車両が飛び込んで来たのでしょう。

前にいた車両が障害物となって停車車両が見えなかったのかもしれません。1台前のマシンが急に進路を変えたら停車車両だったという感じでしょうか?停車車両の方が骨盤骨折ということは、衝突した方のバイクはかなり速度が出ていたのは間違い無さそうです。

楽しい地方選での悲しい事故。もう自分自身がレースに出ることは無いですが、こういうのはショック大きいですね。謹んでお悔やみ申し上げます。

OHK(岡山放送)記事

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2023年05月20日

ライダーってタフすぎません?

sakotsu右鎖骨の骨折って4回目なんですが、1回目は胸全体がギブスで固められ、2回目は左手を重りにしてテーピング。3回目は鎖骨バンドを背負うだけでした。

今回は3回目の骨折が偽関節になっていて激しい骨折になったのでプレート固定となりました。時代とともに治療法が次々と変わって行くのが感じられるのもありがたいのですが、歳を取ったなあと感じるのも事実です。

そんな話しは別として、5月3日に骨折して手術していただいたのが5月17日、そして数日が経った今思うのですが「レーシングライダーっておかしくない?」ってこと。

だって、レーシングライダーって転倒して翌日とかに手術しますよね。いやいや無理ですよ。骨折って打撲痛や靭帯痛があるじゃないですか。それが落ち着いてないうちに手術するって異常ですよ。しかも手術から数日後にライディングチェックとかしてません?

最近でこそMotoGPでも「次戦欠場」って選手も出て来ましたが、数年前までは「次戦の参戦は問題ナシ」でしたよね。数日前まで自分自身でも「プレート固定すればすぐ動けるんだな」と思ってました。

そして体験しての結論。あいつらアホです。心から尊敬できるレベルのアホ。究極のプロ根性としか言いようが無い。スクーターやカブなら別ですが、正直言って手術直後にレーシングマシンの操作なんて絶対無理。レプリカバイクですら引き起こしたり動かせません。

骨プレートなんて1回入れたら懲りるじゃないですか。私だって骨盤に入れられた時は死ぬほど痛かったのに、抜去される際はもっと痛かったので2度とやりたくないと思ってましたが、ロードレース界には何度も入れてるひとがウジャウジャいる。おかしいですよ。

まあおかしい人々が山ほどいる場所に私もやってきました。普通ならまだ安静にしているのでしょうが、心から敬意を払って全日本ロードレースを観たいと思ったのは久々です。

重い荷物は一切運べないし何の役にも立たない私ですが、ピットの皆様よろしくお願い申し上げます。そして読者の方は、もしよろしければ2023MFJ全日本ロードレース選手権・SUGOラウンド(HP)に足をお運びください。

なお仙台駅周辺は本日と明日は仙台青葉まつり開催なんで、こちらも盛り上がってます。脱コロナを実感しますねー。こちらも楽しみたいと思っております。

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2023年05月15日

Honda Dream RT 桜井ホンダの8耐参戦体制発表

sakuraiこのたび「Honda Dream RT 桜井ホンダ」さんの鈴鹿8耐参戦体制が発表されました。(auto sport WEB記事)

大会の正式名称は「2023FIM世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会」となり、ライダーは伊藤和輝選手、日浦大治朗選手、荒川晃大選手の3名になります。みなさまのご声援をよろしくお願い申し上げます。

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2023年05月13日

岩朗選手がSUGOテストで他界

spすでに一部報道には出ていますが、5月10日スポーツランドSUGOで開催されていた全日本ロードレース選手権公開テスト2日目に、岩崎三兄弟の末っ子・岩朗選手が亡くなられました。

レースの本番は来週末。岩朗選手は本日と明日筑波サーキットで開催される大人気イベント「テイスト・オブ・ツクバ」のHERCULESクラスにもエントリーしていて、趣味の領域でサーキット走行を楽しむ人々の中ではトップレベルの実力と実績を持っている方です。

その昔にミニバイクレースで名をはせた岩崎三兄弟が、大型バイクで筑波選手権に出ると聞いたのは私達が石垣島マグロレーシングで8耐参戦をし始めた頃なので2008年から09年だったと思います。

ダンロップ脇のスタンドで見た走りは大型バイクレース初心者とは思えない衝撃でした。多くのレース関係者も同じだったようで「やっぱ岩崎兄弟速いな」といった感想が各所で出ていました。そして国際昇格を果たします。

次男哲郎選手とともに朗選手も全日本ロードレース選手権に参戦。哲郎選手は年間参戦、朗選手はスポット参戦と違いはありましたが、各所で速さを見せていました。

筑波選手権で見た衝撃の走りから10年以上が経過。ベテランの領域に達した哲郎選手に不幸が訪れたのはコロナ禍の2020年におこなわれた全日本第1戦SUGOラウンドでした。決勝5周目の最終コーナーで転倒。後続者と接触し不幸な死亡事故となりました。

今回のアクシデントはST1000クラスの走行1本目終盤。SPインと呼ばれる下り坂のコーナーで転倒。1つ前の馬の背コーナーから一気に下って来る最初のコーナーで、ほぼ直角に曲がってすぐSPアウトという再度直角に近い角度で曲がるコーナーが待ち受けているポイントでした。

SPスタンドという観客席がある場所で、関係者のいるパドックからのアクセスも良い事から、多くのレースファンに人気の観戦スポットで、SPインで外側にクラッシュするとスタンド前に飛んでくることになるので、アクシデントを目撃された方もいたかもしれません。

岩崎朗選手は転倒の際に打ちどころが悪く他界されたとのことです。謹んでご冥福をお祈りいたします。

訃 報


故 岩崎朗 儀 43歳

喪主 岩崎麻里 様 続柄 妻

通夜式 5月16日 18時 開式
葬儀式 5月17日 12時 開式

場所 さがみ典礼日光 栃木県日光市麋381-1 0288-30-4600

※ご参列の皆様へ
哲朗の時同様できる限りサーキットですごしてる服装でご来席頂きたいと思いますのでご協力をお願いします
チーム関係の方はピットシャツ又はチームシャツで 応援してくださってる皆様はサーキットにお越し頂いてるご容姿で来てくださると有難いです 勿論礼服でも問題ありません
よろしくお願いします

兄 拓朗

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2023年04月24日

孤高のエンジニア・田島歳久を偲ぶ会

tajimaバイク業界のスーパーレジェンド田島歳久氏。昨年2月3日にお亡くなりになられ、その件については私のブログ(2/13記事)にも書かせていただきました。

このたび4月21日にアゴーラ福岡山の上ホテルで「孤高のエンジニア・田島歳久を偲ぶ会」が開催され、参加させていただきましたので、その話しを書かせていただきます。

タジマエンジニアリングはCBのチューニングショップとして日本トップレベルで、創業者の田島歳久氏は元ホンダSFで九州地区のバイクレース文化を作った人の一人でもあります。1992年から94年は九州人だけの8耐チームづくりという企画にエンジン作りで参加。ホンダNSXやS600&800のエンジニアとしても超有名な方です。

私自身は一方的に存じ上げていたのですが、いろいろチューニング情報をいただく機会があったり、モトバムさんもおつきあいがあったりで、東京と福岡なので主に電話やファックスを通じてのおつきあいでしたが、いろいろあってお会いする機会にも恵まれました。

個人的な感想は「いい人だなあ」というものでしたが、偲ぶ会での皆さんの感想も全く同じでした。70年代のホンダ九州にあったモトクロスチーム「エンジェル」の話しや写真(HRCの前身RSC時代)を見る事もでき、すごいレジェンドもたくさんおられました。

みんな「ルマンにいった」とか「マン島に行った」とかすごい話しをされていて、「スパフランコルシャンの坂を生で見た」なんてエピソードも続々出て来て、レジェンドおそるべしって感じでした。遊び方がすごいですよね。

RSGの皆木代表や元ホンダHSR熊本の中村さんも登場。8耐参戦当時にエンジンの異常が出た際に、田島さんに電話したら「すぐ行く」といってNSXで福岡から鈴鹿まで5時間半で来て修理してすぐ帰ったんだけど、そのエンジンで完走できちゃいました!ってエピソードも聞かせていただきました。

バイク人気が絶頂だった1992年から94年の話しですからね。ワークスチームの参戦は当たり前。世界のトップライダーが大挙して参戦してる時代。参戦するだけでも大変なのに完走はすごい。でも一番スゴイのは田島さんの福岡ー鈴鹿5時間半です。

福岡都市高速も山陽道も全線開通してない時代ですからね。中国道を爆走したのか、2号線バイパスを抜けたのか全く分かりません。当時は一番近い道でも850kmはあったでしょうから平均速度150km/h以上。さすがです。

時代だなーと思ったのは、CB系ユーチューバーの皆さんもお越しでした。安田さん(参照)、TTR林さん(参照)、宜野湾はクラフト大嶺さん(参照)らがご挨拶されてました。こういう人々とも交流してたなんてスゴイですねー。どうも、石垣島マグロレーシングWithモトバムの大野です。今後ともよろしくお願いいたします。

最後は実弟で写真家でアートデザイナーである田島照久氏から、新生タジマエンジニアリングの新ロゴマークが発表され、入社から20年以上もの間に渡ってすべての技術を伝承された村島俊介氏から「どんな手間がかかるような案件でも請け負っていきます」との強いコメントで締めくくりとなりました。

CB750Fっていいですよねー。数年前から一部部品の再販が始まってるので、乗るなら今が最後って感じもするので、本気で買おうかなと思った1日になりました。おみやげの塩生キャラメル(参照)も激ウマでした。同じ場所で時間を共有してくださった皆様に御礼申し上げます。参加させていただきありがとうございました。

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鈴鹿2&4レースを終えて

st今回の鈴鹿2&4レースへの荒川晃大選手参戦は、チームの「鈴鹿での練習機会を設けて人とマシンのセッティングをしたい」という考えで参戦が決まりました。(というか勝手に決まってました)

荒川晃大選手は今年1000ccにステップアップしたばかりで、年間エントリーしているのはST1000クラスという市販車無改造(といっても過言では無い)クラス。今回のレースは改造自由といった感じのJSBクラスなので、車両の見た目は同じですが全く違うクラスの選手です。

鈴鹿のコースレコードで書くと以下の通り。1周で4秒から5秒違う感じです。

鈴鹿8耐)
EWC(JSBに相当) 2分06秒805(Jonathan REA)
SST(ST1000に相当) 2分10秒923(Dan LINFOOT)

全日本ロードレース選手権)
JSB1000 2分03秒592(高橋巧)
ST1000 2分08秒106(國峰啄磨)

この改造クラスに無改造で、しかもタイヤもST1000のタイヤで参戦しました。なかなかにスゴイ挑戦だと思うのですが、予選では2分7秒台を出し、決勝でも2分10秒台でグルグル回っていて、44台中で土曜日のレース1が23位・レース2が20位と両レース完走したので、良い練習になったのではないでしょうか。

改造範囲って何が違うの?という話しがよくあるのですが、簡単に書けばホイールはノーマルの鉄vsJSBはマグネシウムやカーボン。前後で3kgは違うでしょう。ブレーキはノーマルvsレース用。前輪取り付け部でバネでもあるフロントフォークもノーマルvsレース用です。(詳しくはwebオートバイ記事参照)

私は想定外の参戦でしたのでスケジュール的に厳しく以下のような感じでした。
19日 仕事終わりで19時から町会幹部会
20日 朝車で鈴鹿へ/夕刻鈴鹿から大阪南港に移動しフェリーで新門司へ
21日 新門司から福岡に移動して田島歳久氏を偲ぶ会参加/終了後東広島経由で鈴鹿へ
22日 早朝鈴鹿着でレース観戦/津泊(やっとホテル!パチパチ!)
23日 朝からレース観戦/終了後22時帰宅

総走行距離2268km。福岡では全国旅行支援の2千円クーポンすら使う時間が無く、食事はすべて牛丼屋・コンビニ飯・カップ麺で済ませ、帰って来てみればサービスエリアで買ったさくらえびふりかけだけがお土産という旅でした。充実した時間をありがとうございます。

途中、東広島では友人の柚木さんからサムライマックセットを差し入れしていただいたのですが、あれは助かりました。「いつもマック食べながら運転してるイメージがある」と言われたのですが、確かによく「マックしか食べてないでしょ」と言われますハイ。

いろいろありましたが、まずは只今朝4時半ですが帰京して仕事に復帰しております。お会いしたすべての方に感謝。サーキットで山下監督よりいただいた「4月末までセール(参照)」ってチラシを横目で見ながらブログを書いております。本日もよろしくお願いいたします。

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2023年03月28日

素晴らしい1年間を終えて

20230327_082122東京モーターサイクルショーから休みなくやってきた富山。ほぼすべての作業を終え東京へ戻ります。素晴らしい体験のできた1年間でした。関わってくださったすべての皆さまに感謝いたします。

帰ったら、荷物を積み替えて2023年の全日本ロードレース選手権の旅が始まります。良いことも悪いこともあるでしょうが、それが旅ですから、悔い無きよう毎日を過ごしたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

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2023年03月06日

モータースポーツ開幕!

003_l週末は鈴鹿でモータースポーツファン感謝デー、新城で新城ラリー、バーレーンでF1開幕と様々なモータースポーツイベントが開催されました。

私共の1000ccマシンもほぼ完成し、今年新調するピット裏テントの発注も終えました。サインエリアテントも新しくなります。コロナから本格的に開けたモータースポーツの開幕となり、久々に新しい年へ向けた楽しみだけで満たされています。

スーパーGTはNSXライトイヤー。全日本はヨシムラに移籍した亀井雄大選手、世界耐久に行くトリックスターの渡辺一樹選手も楽しみですが、我々も昨年ST600チャンピオン荒川晃大をST1000にクラスアップ(記事)させるので、こちらも楽しみの一つです。

じつは私は小牧基地のオープンベースにも足を運んでブルーインパルスも見て来ました。土曜日の前日リハでしたが、KC767やC130の編隊飛行も見られ大満足の週末となりました。

開催されるのか?という話しで埋め尽くされた過去2年間から解き放たれたモータースポーツと各種イベント。来週にはマスクからも解放されます。月末には全日本ロードレース開幕。ぜひみなさんモータースポーツを堪能しにサーキットへと足をお運びください。

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2023年01月01日

今年はもっと幸せな1年になりますように

cpm2022年の今年の漢字は「戦」でした。その1年における私たちの戦は、全日本ロードレース選手権ST600年間チャンピオンという形で終える事ができました。

これはコロナ禍の状況において、開催へ向けてご尽力くださった多くの関係者ならびに医療スタッフのおかげであり、同時に参戦してくださった多くのレーシングチームやライダーの皆様のおかげです。本当に厚く御礼申し上げます。

ロシアがウクライナに攻め込むと言う、アメリカがメキシコやカナダへ、中国がモンゴルやミャンマーに攻め込む的なあり得ない混乱を生み出した2022年。それでも国際的な秩序は保たれ、第三次世界大戦には至りませんでした。

私自身は北朝鮮にキチガイじみたトップがいるのは薄々感じていましたが、ロシアのトップが本当のキチガイだったことには驚いてます。ただ、そのキチガイが本気で勝負を挑んでも全く負ける感じがしないウクライナには超おどろかされました。

ただ、私たちのレーシングチームをみれば分かるのですが、スタッフの大半はボランティア。メインスポンサーは無く、多くの皆様からの支援金とライダーならびにご家族からの資金で回しています。宿泊だってホテルじゃ無くピット裏のトラック内ですから。

そういうチームが表彰台に上がるのは、単なるレースファンからすれば「なんで?」とか「どうやってレースを続けてるの?」って感じだと思います。

でも私達当事者からすれば「俺たちなら勝てる」という信じられないほど強い気持ちがありまして「勝って当然・2位ならガッカリ」ぐらいで毎レース挑んでます。公式練習、フリー走行、予選、決勝が全部レース。決勝なんて2位でいいから他は全部1位獲れってな感じですよ。

おかげさまで2023年もモトバム様とのアライアンスで全日本ロードレース選手権に挑むことになりました。あいかわらず大きなスポンサーはありませんが、本気で頑張りますので、ご支援よろしくお願い申し上げます。

2022年はF1日本GPやMotoGP日本開催等様々な戦が復活する1年になりました。2023年はもっと幸せな戦が広がる1年になりますように心からお祈り申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

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2022年11月10日

荒川晃大選手らの活躍について

okaya全日本ロードレース選手権の全日程が終わり、ラリージャパンへ向けての準備が着々と進んでいますが、荒川晃大選手他の記事が出て来て、読み返すたびに全関係者に感謝の気持ちがどんどん沸いて来ます。

コロナで大変な状況の中、昨年&今年と各所でレースを開催していただき、全参加者も厳しい環境の中で一緒に時間を共有できたことに感動しております。国際大会が帰って来たのには感動しすぎてアジア選手権には円安なのに会社のお金でエントリーしてしまいました。

ST600最終戦については、荒川晃大選手が大きくポイント差をつけて1位での参戦でしたので、周囲からは圧倒的に有利な立場での最終戦に見えていたと思いますが、それゆえにスタッフ全員が「ケガさせたら」とか「バイクが壊れちゃったら」といった恐怖と戦う日々でした。

練習することすら恐怖。練習で転倒して骨折でもしちゃったら全部が水の泡ですので、できれば行って欲しくないけど練習はして欲しいといった悩みの中で過ごしたのも良い思い出になりました。

何よりも荒川はトップライダーとは言え実際には単なる19才の男の子でしかありませんから、とんでもないプレッシャーとの戦いだったことでしょう。見えない何かとの戦いはさぞ苦しかった事とおもいます。

今回のチャンピオン獲得が次へのステップアップにつながって欲しいですね。鈴木光来選手や伊藤元治選手もまだまだ若いですから、いつの日か世界に羽ばたいてくれると嬉しいな。

そんなことを考えながら豊田市で迎えた朝3時。今日の16時には豊田スタジアムでセレモニアルスタートが切られます。モータースポーツの歴史的瞬間に立ち会わせてもらえることに感謝。全力で楽しみたいと思います。

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2022年11月08日

スズキと世界グランプリ

suzuki私のような50歳代のバイクレースファンにとって、スズキというメーカーは常にレースと共にありました。レース無くしてスズキ無し。それはスズキ自体が一番分かっていたことだと思います。

実際、2020年の100周年を迎えるにあたってスズキがやったのは1981年式RGΓ(XR35)の再生(動画)。当時のスタッフを再集結させ、全てを徹底的にレストアして現代に復活させてます。

当時のワークスマシンは軽量化が最優先なので、マグネシウム合金のアルミ含有割合が少なく耐久性が著しく低いため、再生するには一から作り直すぐらいの覚悟が必要だったと思うのですが、それを見事にやり遂げています。

80年代に訪れたレーサーレプリカブームを作ったのもスズキ。1983年に誰がどう見てもレーサとしか思えないRG250Γを破格の50万円を切る価格で市販化。ヤマハRZ250より10万円以上も高かったけど、それだけで50万円はかかりそうなアルミフレームを使用して来たことに感動したのは昨日のように思い起こされます。

GSX-R750なんて常に8耐と共にあるマシンで、どう考えても市販化前提というより8耐ベースマシン開発と言う視点で開発しているとしか思えないような勢いで、毎年アップデートが実施されていました。

先日スズキからGSX-R1000Rの生産終了が発表され、事前に発表されていたようにMotoGPからの撤退が実際に実行されました。MotoGPのチームスズキエクスター最後のレースはアレックス・リンス選手が優勝。なぜ解散?というほどの戦闘力を持ったままスズキはMotoGPと世界耐久選手権のレースシーンから退場します。

今後スズキの二輪部門はどうなってしまうのでしょう。事業としては赤字が続いているのかもしれませんが、間違いなく企業イメージを向上させて来たレース活動ですので、いつの日かまたサーキットに戻って来てもらいたいと心から思います。

石川岩男さんや水谷勝さんにワクワクし、ワークスに戦いを挑むヨシムラの活躍に感動した世代としては寂しい限りですが、復活の日は近いと信じてます。

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2022年11月07日

全日本ロードレース選手権全日程終了

pass2022年の全日本ロードレース選手権全日程が終了しました。ST600クラスでは荒川晃大選手が年間チャンピオンを獲得。他は年間ランキング6位に鈴木光来選手、10位に伊藤元治選手と若い3人が揃って活躍してくれました。

ST1000ではベテラン松川泰宏選手が最終戦でしっかりポイントをゲット。年間ランキング21位で全日程を終了しました。とにかく最終的に惜しくも最終戦への出場を逃した櫻井賢一選手を含め、全員が元気で全日程を終えられたことに感謝です。

今年は国際レースの日本大会も再開され、アジア選手権の菅生大会では荒川晃大選手が2レースとも優勝を獲得。私自身が表彰台に上がって君が代を聴き歌うという経験をさせていただきました。

またMotoGP日本GPでは日本人選手の優勝を見る事ができ、こちらでも君が代を聞かせてもらい、いろいろな意味で素晴らしい1年になったと思い返しております。

とはいえお金のないチームでして、大きなスポンサーは無く、私共が最大資金源と言う状況でして、ライダー達は移動用車両の中で寝泊まりして参戦を継続しています。これはこれでスポンサー獲得へ向けた活動をしなくてはいけない感じです。

来年のことは全くの白紙ですが、2022年のご支援ならびにご声援をありがとうございました。また来年もあの素晴らしい場所に行ってみたいと思っております。そのためにも、お仕事頑張ろうと心から思っている朝です。

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2022年11月06日

全日本ロードレース最終戦

20221105_115220いよいよ全日本ロードレース選手権も最終戦となりました。昨日は久々のピットウォークに感動しました。コロナが開けての初レース、本日もよろしくお願いいたします。

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2022年10月25日

ヤマハがYZF-R1/R6のレースベース車を販売開始

Yamaha-R15M-2ヤマハが全日本ロードレース選手権で走らせているYZF-R1とYZF-R6ですが、じつは日本国内ではすでに市販されていません。

もともとプレストコーポレーションという企業がヤマハのスポーツバイクを逆輸入の形で輸入していて、それをヤマハの正規販売店が販売すると言う特殊な形態での取り扱いでしたが、国内外での仕様差が少なくなり、プレスト自体が2020年6月で輸入取扱を終了してしまいました。

ヤマハはJSBクラスにおいてR1でワークス活動をしており、R6を走らせているチームにもメーカー支援の入っているチームがあるようですが市販車はないわけで、広告宣伝価値が減ってしまった今、もしかしてレースをやめるのか?なんて思ってました。

ところが、全日本ロードレース選手権でも2レース前のオートポリスあたりから一気にR6の最高速が上がりました。車体が変わっていないので電子制御の進化だと思います。ヤマハ勢が一気にタイムアップしたので、エンジンの最高回転数が上がったのでしょう。

そして先日、ヤマハから「YZF-R1」と「YZF-R6」のレースベース車の予約受付開始のアナウンスがありました。R1レースベース車が227万7000円、R6レースベース車が128万7000円。

ということで来年もヤマハはバッチリ参戦&レース支援継続して来るようです。こういうニュースは元気出ますね。市販車は販売してないと言う状況下にも関わらず、市販車改造クラスに参戦継続していただけるのは感謝でしかありません。

ヤマハに期待されているのは、今はR6そっくり顔のYZF-R125の日本発売。11月のミラノショーでニューモデルが発表され、その際に来年の日本導入が発表されるとの噂が出ています。XSR125の発売も噂されてるし、先日はジョグが125になって登場と面白くなってきたヤマハ。今後の活躍に期待してます!

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2022年10月23日

全日本ロードレース選手権の参戦費用

stよく「全日本ロードレース選手権の参戦費用っていくらぐらいですか?」という質問を受けます。簡単に書けば「収入」から「支出」を引いた数字が参戦費用なんですが、収入源は「支援者の寄付」と「メーカー契約金」ということになるので、基本的にゼロと考えたほうがいいです。

オリンピックでメダルを獲るほどのアマチュアフィギュアスケーターですらプロ転向する時代。大してメディア露出も無いスポーツにお金を出してくれるスポンサーなんてありません。大した戦果も無い選手のスポンサーは支援者であって広告主ではありません。

例えば全日本ロードレース選手権でST600クラスに参戦した場合、年間全6レースで公式の練習が5回。タイヤがブリヂストン様の協力によりレースウイークで使用する物(コレ)は前後1セットが2万5千円で最大2セットまで購入できます。ただし、普段の練習用に使う物は普通の値段なので約6万円。他にもレインタイヤが必要です。ということは、

タイヤ代イメージ)
・レースウイーク用 2.5万円 6レース×2セット=30万円
・レイン 前後5万円×4セット=20万円
・練習用 6万円×6セット=36万円

レースは練習走行・予選・決勝の3日間で2セット、練習は2日間で中古2セットと新品1セットって感じでザックリ100万円。これ以外に地方選と呼ばれる各サーキット毎におこなわれるレースに練習を兼ねて参戦すると追加でタイヤ代が発生します。

移動費は全日本ロードレース選手権に行く場所への移動が12往復。練習が6往復としてザックリ20往復。1往復と滞在宿泊費で1回1人8万円なら、年間を2人で戦ってる方で320万円。3人なら480万円。

バイクは350万円ぐらいで仕上がりますが、エンジンは2レースに1回はオーバーホールなので、1回30万円として6回で180万円。このあたりで訳が分からない金額ですよね。もう700万円ぐらいになってる。

ここに交換用の外装や転倒時の修復費用等を加えて、レースのガソリン代・各種オイル代・ブレーキパッド代などを足し上げて、最後にメカニックさんの人件費を1人年間200万から1000万ぐらいプラスすると、合計費用が参戦費用になります。

毎年メルセデスベンツのCクラスなら確実に買えるぐらいは必要。本気で勝ちに行くとフェラーリなんて余裕で買えちゃう感じです。

もちろんチームによっては様々な努力によって「1年500万円+修理費用持ち込んだら走れるよ」って感じになってる所もあると思いますが、実際にはこんなに必要ってお話しでした。

そんなわけで、レースをやってるという知り合いが近くにいたら、10万円ぐらいは寄付してやってくださると、レース界が活性化すると思います。みなさまの暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

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2022年09月26日

MotoGP日本グランプリ

307024682_5525791824164161_8189308748477218847_n新型コロナ禍で開催中止が続いて来た日本グランプリ。多くの方々が様々な努力を積み重ねて開催してくださり、本当にありがとうございました。おかげさまで日の丸が一番高い所に上がる光景も2回見せていただきました。

開催されるのが当たり前だと思ってました。何年も単なる1年の行事だと思ってましたが、今回はありがたさを噛み締める開催になりました。

東日本大震災でオーバルコースに問題が発生し、当時のツインリンクもてぎはロードコースしか使えないサーキットとなり、毎年来日するのが当たり前になっていたインディカーシリーズが日本で観られなくなりました。それは大いなる喪失感に襲われたものです。

今年3月1日には25周年ということで名称を「ツインリンクもてぎ」から「モビリティリゾートもてぎ」に変え、レース中心というよりは自然と親しめるファミリー向けリゾートとしての側面が強く打ち出されるようになりました。

モビリティといってもレースではなく安全運転といった所に主眼が置かれるようになり、これからどうなるんだろうという不安はあったのですが、その不安を見事に吹き飛ばしてくれました。

長島選手が何度も転倒されてたので大丈夫かな?と思いましたが、最後は元気そうでしたね。青山博一監督はMoto2クラスでの優勝おめでとうございます。優勝した小椋藍選手の前は2006年の250ccクラス。当時のライダーは青山博一氏でしたので子弟で優勝実現ですよ。

もうみんな明日にはタイへ出発してしまうと思いますが、世界に素晴らしい感動を届けてくれるMotoGPとその関係者ならびにスタッフの皆さんに感謝です。

ちなみに写真は8耐HRC記念写真コーナー。全部本物だったんで、ベタベタ触りまくって来ました。本日から、またしっかりお仕事したいと思います。

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2022年08月29日

オートポリスの思い出

kyu今年もオートポリスではいろいろ昔のバブル時代を思い出し、インスタやフェイスブックにもろもろ書き込んでたので、それをまとめてアップします。

1990年にオープンしたオートポリス。私はこのオープニングイベントに、お笑いタレントを出演させる役割でした。そのタレントはパールピアス、オミーズ、チェイサーズ、中田尚希・裕士の4組。2日づつ入れ替わりで8日間のイベントでした。

サーキットを建設させたのは、日本オートポリスと言う会社の鶴巻智徳社長。こけら落としイベントの開催にあたりヘリで現地入りした彼は、サーキット建設で削り出された山々が茶色い土のままであることに怒り、ゼネコンの間組に「明日中に緑に塗れ」と命じました。

イベント当日は全ての箇所が緑に塗られ、スペシャルオープニングゲストの小錦関がヘリで到着して横須賀よしみが歌を歌うという、まさに「しっちゃかめっちゃか」なオープニングでしたが、現場も大混乱してました。

熊本空港に到着した私に用意されたのは救急車。「えっこれでタレント送迎するの?」と聞くと、「イロモノでしょ」との返事。受け狙いなのかと思いきや本気でした。さすがに翌日には普通のセダンに変えてもらいましたけどね。

宿舎はテーブルランド牧場というペンション。朝5時過ぎから馬の蹄にオイルを塗ったり、漫才ショー終わりには乗馬体験したりと特異な体験が出来ました。経営者の方が黒沢映画で主役の吹き替えで馬に乗って合戦シーンなどを演じる方だったので、芸能界の歴史にも触れることができました。

当時はオウム真理教の本部がサーキットのある中津江村にあり、お風呂やさんに行っても「オウムは帰れー」と言われる始末。「レース関係者なんです」と説明してなんとか入れてもらった事もありましたねー。

よく分からないのが、このオープニングイベントは毎日12時スタートだったのですが、我々のステージがヘアピン内側でして、普通に観客がそこに到達するまで10分はかかるのに、お笑いステージが毎日12時からでいつも観客ゼロ。

さらに夜にはアースウインドファイアーのステージがあり、それがお笑いステージの隣でして、大音量でサウンドチェックが開催されるので、ぜんぜん漫才が聞こえない。しかも同じタイミングでベネトンF1マシンの走行もあって、キョーレツな大騒ぎでした。

今は荒れ放題になってるカートコース。オープニングイベントは鈴鹿F1直後の開催だったので、モレノやベルガーや亜久里さんが来場し、超破格の賞金が用意されたカートレースを必死に戦い、その奥には本コースのストレートが全部見渡せる全室スイートのホテルがありました。

ピット裏にある何気ないプレハブ風の建物。今は牛串や唐揚げを提供してくれる「うかれ亭」ってお店があったりするのですが、完成当時ここには本物のF1カーをはじめ、様々なレンタル用レース車両が納められていました。

完成当初このサーキットの会員は、これらのマシンをお金を払うと運転できたのです。その中には排気量4500ccのフォーミュラーカーFC45まであり、気軽にTZ250に乗れたりするとんでもないサーキットでした。

オープニングイベントではバイクのTT-F1クラスの模擬レースもおこなわれ、参加するだけで移動・交通・宿泊抜きのギャラだけで何百万円も支払われてました。

当たり前ですが、バブル崩壊とともにサーキットの運営会社は破産。建設した間組は建設費を全く回収出来ず、不良債権として手に入れることとなり運営側に回ったのですが、いらないということで中津江村に譲渡され、その後イロイロな人の手に渡って今は川崎重工の経営となっています。

最後になりましたが、オープニングイベントのメインゲストは小錦関。ヘリでやって来てオープンカーでパレードして、さっそうと帰って行きました。当時のギャラは1億円ですかねー。懐かしいバブル時代の思い出でした。

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九州から帰って来ました

全日本ロードレース選手権オートポリスラウンドを終え、九州から帰って来ました。今回も基本的に一人飯&一人酒。飲食店の滞在時間は1時間以内。ちゃんとコロナ対策してます。

結果的には、練習走行・予選・決勝を通して私たちのチームで走った5台のうち転倒は1台の1回のみ。オートバイをあんな速度で走らせて、周囲にも同じような速度で競い合うように走ってる人がいる中でこの結果は、素晴らしいことだと思います。

私は何かあった時にフリーハンドでスタンバイしてるだけの人なので、これといって大変なことは無いのですが、それでも九州に行って帰ってくるだけでも結構な労力ですし、走ってる間は常にハラハラドキドキで心臓に悪いですよ。

次は9月の岡山ラウンド。台風シーズンなのでレースが開催されるかどうかから心配する時期ですが、テストから万全の態勢で挑めればと思ってます。次回もご声援のほどよろしくお願いいたします。

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2022年08月20日

今年の8耐公式結果について

レース後車検における様々な過程において、FIM EWCの本部チェックが必要ということで発表が見送らせて来た公式結果ですが、全車違反なしとして暫定結果通り公式結果となることが発表されました。

なにごともなくて良かったと思っております。今後は疑わしきことはやめましょうね。

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2022年08月19日

本日はバイクの日

bikeじつは内閣府が正式に定めてるのが8月19日のバイクの日(HP)。本日は過去2年は新型コロナでリモート開催でしたが、今年は有楽町駅前広場で12時から16時までリアルイベント開催。ホンダ、ヤマハ、スズキのMotoGPマシンも展示される予定です。

大人になってからすっかり忘れていたバイク。それを同じ年齢で30歳を過ぎてサラリーマンになってもレースをやってる知人に声掛けいただいたことから、サーキットにも行くようになり、気が付けば自分でも乗るようになりました。

もともとカナダで取得した免許で大型バイクに乗っていたのですが法改正で乗れなくなったので、東日本大震災で仕事が全部キャンセルになった時に教習所で大型二輪免許を取得。気が付けばバイクが好きな人みたいなポジションになってました。

ここ10年で50代や60代になってバイクデビューする方とも多く出会うようになりました。リターンライダーも増えましたよね。サーキットでもそれなりの年齢になってからバイクに乗る楽しさをお話ししてくださる方とお会いできるのはうれしい時間です。

新型コロナ禍でスーパーカブのC125とHONDA Dream50を買いました。原付いじりも楽しいですね。多くの人々にバイクの楽しさが伝わる1日になればいいなーと思ってます。

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2022年08月12日

FIMより鈴鹿8耐結果について重要な発表

ewc先ほどFIMから発表された短い記事。転載すると以下の通り。

MORE TECHNICAL CHECKS REQUIRED BEFORE EWC SUZUKA 8 HOURS RESULTS GO FINAL
August 11th, 2022|2022(鈴鹿8耐の正式結果は技術的チェックを終えてから)

The results of the 43rd Coca-Cola Suzuka 8 Hours Endurance Race remain provisional while technical checks are carried out.(第43回コカ・コーラ鈴鹿8耐の結果は技術チェック終了まで暫定的となる)

At the completion of the third round of the FIM Endurance World Championship on Sunday, the bikes of the top 10 classified finishers were subjected to the usual rigorous checking process.(日曜日のFIM世界耐久第3戦終了時に上位10台のバイクは通常の厳格な車検を受けた)

As part of this process, certain components were despatched to the headquarters of the Federation Internationale de Motocyclisme (FIM) to be compared with the reference parts homologated by the sport’s governing body.(このプロセスの中で特定のコンポーネンツが国際モーターサイクリズム連盟[FIM]本部に送られ本競技の運営機関によって認証された参照部品と比較された)

Until all parts have been checked, the results of the Japanese event will remain provisional. Only when the final results are published will the championship standings be updated.(すべてのパーツチェックが終わるまで日本大会の結果は暫定となる。最終結果が公表された場合にのみチャンピオンシップの順位が更新される)


私の個人的な理解で行くと、「レース後の車検で疑わしいパーツが見つかったので本部に送ってチェックすることになったよ」という事だと思います。

どのチームの事かが発表されていないので何とも言えませんが、疑わしいパーツがあったのは事実でしょうから、後味悪いなーと思っております。正式結果を待ちましょう。

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2022年08月06日

帰って来た鈴鹿8耐

top-mainいやー3年ぶりの8耐は素晴らしかったですねー。残念ながら昨日の総合予選は途中から雨になってしまいましたが、公式予選での2分4秒台は感動しました。

私はYouTubeでリアルタイム視聴していたのですが、現地に行かないのは久々です。2019年はヤマハワークス様のお仕事でしたが、今年は感染拡大局面ということもあり、現地で様々な関係者と会話なんてしちゃって、誰か選手を感染させちゃうと大変なので、困った時の備品運び屋として待機してます。

残念ながら海外から来た有名選手や国内有名ライダーの中にも感染者が出ていて、代打探しが結構大変な様子ですが、世界選手権なのでFIMライセンスを持っている必要があり、しかもレース用装備を持って鈴鹿にいるライダーなんてそうそういないので大変なようです。

今日は4時間耐久レースが開催されます。それが終わればトップ10トライアル。とはいえ0時の時点では洪水になりそうな豪雨だったようで、コース斜面はたっぷり水を含んでいるでしょうし、午前中は確実に雨なのが少し残念かなー。

それでも開催されるだけで御の字ですよね。それはそれは裏方の皆さんの3年間に及んだ必死の努力の賜物です。思いっきり楽しませてもらおうと思ってます。

最後に、いろいろ関係者から情報や写真等が入りますが、それをアップするのは主催者様に失礼にあたるので、本日以降は公式サイトからの情報でお楽しみください。

gq1023 at 05:36|PermalinkComments(0)

2022年07月13日

8耐が帰って来る

kenny1985年の8耐は日米のトップスターであったケニー・ロバーツと平忠彦が組んで走ることとなり、とんでもない来場者数を叩き出しました。

それだけで無く、予選に出場したケニーは、予想された2分20秒台を超えた2分19秒956を出し、世界中のレースファンを熱くしてくれました。結果はブッチギリの首位走行中にマシントラブルで残り数十分の時にリタイア。それでも最高の思い出を作ってくれました。

といっても、当時はシケインの無い鈴鹿サーキット。今はシケインが2つも設置されています。ではタイムはどうかというと、先日の公開テストでチームHRCが出したのは2分6秒台前半。1985年当時とは比較にならない高速バトルになってます。

見逃せないのはこの舞台となる鈴鹿サーキット。ここって巨大な遊園地であり、中部地区最大級のプールもある。8耐の楽しみ方は人それぞれですが、スタート&ゴールはレースを見るけど、それ以外は遊園地やプールでエンジョイって方も多いのではないでしょうか。

新型コロナで中止が相次ぎましたが、いよいよ今年は開催(公式HP)されます。なんといっても楽しみはこのレースだけ結成されるHRCワークス。いったいどれほどの強さを見せるのかが注目されます。

レースは8月4日(木)から8日(日)まで。ぜひこの機会に真夏の超高速バトルと遊園地&プールを楽しまれてはいかがでしょうか。本日はコカ・コーラ鈴鹿8時間耐久レースの紹介でした。

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2022年06月04日

まずはST600クラス予選終了

Screenshot_20220604-114920_Photos~2予選は荒川晃大選手がレース1&レース2ともにポールポジションでした。YouTubeで実況放送されておりますので、全日本ロードレース選手権へのご声援をよろしくお願いいたします。

gq1023 at 11:52|PermalinkComments(0)

2022年04月04日

全日本ロードレース第1戦を終えて

tire無事第1戦が終わりました。このコロナ禍にも関わらず大会を開催してくださった主催者様、運営のみなさまには感謝しかありません。

また参加されたメーカー、ライダー、メカニック、サプライヤー、トレーナー、ヘルパーならびにチーム関係者のみなさんもおつかれさまでした。無事に帰着出来ておりますでしょうか。全国から多くの人々が集まって開催される大会ですので、往復時の事故も心配です。

結果的にモトバムホンダは参加5名全員が無事決勝を完走しました。例年もてぎはレース終了後に修理の算段でグダグダになってるのですが、ささっと荷物を積み込んで帰路につくことができ、私も昨日20時過ぎには自宅へ戻れました。

お怪我されたライダーの皆様におかれましては次戦までに復調されることを祈るばかりですし、車体にダメージを受けた皆様におかれましては、修復に時間もコストもかかることと思いますが、次戦でまたお目にかかれることを楽しみにしております。

各レースの公式レポートはこちらをご参照ください。

ここではST600クラスについてモトバム目線で書かせていただきます。予選1番手と3番手にモトバム勢が入り、結果が期待されたところでしたが、荒川選手が3位、鈴木選手が8位、伊藤選手が11位、桜井選手が41位という結果でした。

レース想定としては荒川が逃げて鈴木が食らいつく感じでしたが、荒川はスタートで前に出たもののレース開始直前に雨が降った影響で1周目はコース確認的ペース、その後ろに圧倒的な速さの荒川選手にくらいつく作戦のトップグループ7台が続きます。

しかし2周目で53秒0のコースレコード。3周目で突き放すかといった展開となり、縁石まで使った走行が始まった矢先にアクシデント。

3周目の2コーナーで荒川選手がハイサイド気味になりスローダウン。後続は逃げる間もなく接触。それでも奇跡的に転倒者が無くレース続行。フロントホイールに大きなダメージを受けた荒川はペースアップできないまま3位フィニッシュとなりました。

結果的には荒川はポールポジション、ファステストラップ、コースレコードという結果を残してくれましたが、勝利の女神は訪れませんでした。それでは次戦またよろしくお願いいたします。

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2022年03月25日

3年ぶりの東京モーターサイクルショー

49コロナ禍で2年連続中止となっていた東京モーターサイクルショーが本日開幕です。朝10時から記者発表と関係者向け特別公開がありまして、まだ写真などは公開できません。

といっても大阪モーターサイクルショーが先週開催されてましたので基本的に同じ内容です。いろいろ大人の事情で私が先週大阪に行った際に何もアップしてないのですが、本日13時から一般公開ですので、その前後に様々な情報がアップされると思います。

全日本ロードレース選手権が来週もでぎで開幕なので、大阪・東京・全日本テストと大変なスケジュール。先週末に全日本の前哨戦としてもてぎロードレース選手権へ参加された方は、本当に大変なスケジュールだと思います。

東京モーターサイクルショーは27日の日曜日まで東京ビッグサイトで開催。この厳しい環境下で準備を進めた主催者や出展者の皆様にも感謝ですが、何より来場してくださいますお客様に感謝です。ありがたやー。

私はと言うと、朝9時半迄は諸事情によりリモート会議等ウロウロしてまして、11時まではビッグサイト。13時の一般公開以降はあの埋立地から離れてしまいます。土日は松屋銀座8階とビッグサイトを行ったり来たりしてます。

バイクばんざーい!そしてイベント再開ばんざーい!

gq1023 at 04:27|PermalinkComments(0)

2022年03月07日

レースシーズン開始

いろいろありましたがレースシーズンが始まりました。カタールな皆さんおつかれさまでした。グレシーニチームは嬉しい優勝でしたね。中上選手10位フィニッシュ良かったですね。

筑波なみなさんもおつかれさまでした。ヒナちゃん選手ギリギリ優勝。中村豊選手は黄旗無視で7位に降格。いろいろありましたが無事開催されて良かったです。

今週末は鈴鹿サンデー開幕。いろんな所でレースが始まります。全日本ロードレース選手権は4月第一週にモテギで開幕。いよいよ始まったなって感じです。

本年もご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

gq1023 at 04:14|PermalinkComments(0)

2022年02月16日

スケートでの転倒劇

バイクレース関係者としてハッキリ書いておきます。転倒する競技なんです。そしてトップ争いほどギリギリで戦ってるので転倒が避けられないんです。「怪我なかったか?じゃあ帰るぞ!」ですよ。関係者以外のド素人による解説不要。以上!

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