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2021年04月13日

「外車はアカン」の理由

block自動車レースをやってると、エンジン屋さんが「オープンデッキ」「クローズドデッキ」と話してるのはよく耳にしますが、簡単に書けば水路の違いです。

トヨタのエンジンは昔からオープンデッキで、ポルシェ等のドイツメーカーもそれらを真似てオープンデッキエンジンを開発しましたが、いろんな大人の事情でクローズドデッキエンジンに戻ってるのが多数あります。ポルシェもそうですがBMWのB型もそうですよね。

ポルシェ997前期カレラでお馴染みのシリンダー破損。だいたい6番シリンダーがガリガリになる。調子が悪いと同じバンクの5番や4番もダメ。大半はAT車なので、街中でエアコン効かせてダラダラ走ってるとウォーターポンプの圧力が足りず冷却不足になるのだろうと長年言われてます。

別にこれだけじゃなく、そもそも高温多湿で夏は暑く冬は寒い日本は特殊な環境。だからどんな高級車でも天井の内張が落ちてくる。外車アルアルですよ。

写真はトヨタGRヤリスのG16Eエンジンですが、オープンデッキですけどシリンダーの金属が分厚い!ポルシェ997前期カレラとは大違い(「ポルシェ 6番」でネットで検索すると大量に出て来ます)です。

これ国産車が良くて外車がアカンのでは無いのですよ。使われ方が違う。ギンギンに走らせるのが当たり前の国の車を、東京や大阪の渋滞をチンタラ走らせてるから壊れる。屋根付き駐車場が当たり前の高級車を青空駐車場に置くからダメになる。そういうことです。

その昔、E28BMWの説明書に「エンジン停止前は5000回転以上で1分以上回してから停止してください」と書いてあってビックリしました。だってAT車を1速にしても5000回転で時速80kmぐらいなんで、日本の道路じゃ現実的じゃない。

そんなわけで、外車に乗るなら本国に合わせた乗り方が必要なんじゃないかと思ってます。フェラーリとかポルシェって時速200km以上出す前提になってますからね。

それにしても日本の設計者ってすごいですねー。オープンデッキ構造でもレーシングエンジン造ったり、スーパーカブみたいに構造はユルユルなのに全然壊れないとかさすがです。こういう技術が未来に継承されるといいのですが、その前に電気自動車になっちゃいますかね。

最後の内燃機関時代を楽しもうと、今さらあわててバイクや車に興味を持ってる私です。

gq1023 at 06:13│Comments(0)

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