最後の国鉄型車両381系若者は我慢してる

2021年01月10日

飲食店に1日6万円

営業時間短縮に協力する店舗には1日1店舗につき6万円給付と言いますが、居酒屋さんとかは難しい対応を迫られるでしょう。

ご飯を炊くと言っても20合は炊くでしょ。豚肉、牛肉、鶏肉を各2kg仕入れても1万円は行くでしょ。野菜だって1万円分は買いますよね。魚も同様とすると仕入れだけで最低3万円ぐらい行きますよ。それで、お客さんが来なかったらロスになる。

飲食店の原価率って以下のような感じで計算して、最終利益の10%が経営者の取り分です。平均日販20万円で週休1日なら月500万円が売上。手元に月50万円残る計算です。

・原材料費・・売上の30%(6万円/日) 減らせる
・光熱費・・・売上の10%(2万円/日) 減らせない(換気で増えてる)
・人件費・・・売上の30%(6万円/日) あまり減らせない
・諸経費・・・売上の10%(2万円/日) 減らせない
・家賃・・・・売上の10%(2万円/日) 減らせない
・粗利益・・・売上の10%(2万円/日) 勝手に減る

家賃、諸経費(通信費等)、光熱費は減らせない。それだけで上記の例だと1日6万円なんですよ。従業員をゼロにして、仕入れをできるだけ減らしてロスを少なくしても、まあ1日8万円は必要です。

じゃあ営業を休んだらどうかと言うと、ギリギリ払えるかどうかって線ですね。つまり、家賃が不要で従業員のいない夫婦だけの店ぐらいしか生き残れない計算です。

居酒屋の平均月販って坪10万円が最低ライン。坪20万円以上だと繁盛店です。小さな10坪程度の店で100万円から200万円は売り上げてるわけです。ただし、そんな店は従業員がいないから成立する。30坪ともなれば月300万円売り上げてもオーナーの手取りは30万円でしかない。

1日6万円ではどうかんがえても厳しいですね。どちらかというと、30日間186万円で廃業するか借り入れして延命を図るかを決めろって事なんだと思います。

小さな店にとって1日6万円なら結構な儲けだと思ってる方がおられますが、年末年始の忘年会&新年会が吹っ飛んでますから地獄だと思いますよ。4人掛け20卓の中規模店でも宴会は1人平均5,000円で1日100人は入りますよね。月間1,000万以上の売り上げが2か月消えてますからねえ。

それが現実的な数字です。そんなわけですので、感染症対策をしっかりした上で、ぜひご近所でご贔屓の飲食店に足をお運びください。

gq1023 at 08:06│Comments(0)

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