感染状況は推して知るべし月末処理したら自粛

2020年11月29日

レース的にGo Toの状況を分析

sf_yellowflag_doubleF1・MotoGP・SuperGT・スーパーフォーミュラ・全日本ロードレース選手権等のビッグレースはドクターヘリがいないだけでレースはスタートできません。

どんな小さなレースでも医療関係者のスタンバイなくして競技は開始出来ません。安全はすべてに優先する。それがモータースポーツの競技運営における大原則です。

安全が担保された中で次に大切なのが競技規則(レギュレーション)。これなくしてレースは成立しません。排気量によるクラス分けや安全装備の装着義務等、とにかく細かく定められていて、ゼッケンのサイズまで決められています。そうして本番が行われる。

モータースポーツの競技中は、コース上のポストと言われる場所で係員が提示するフラッグを守って走行することが義務付けられています。二輪か四輪かでも違いますし、日本と世界でも少しづつルールが違いますが、似たような感じです。

例えばコースで事故が発生したとします。そうすると即座に事故区間手前で黄色の旗(イエローフラッグ)が提示されます。コース上に部品・車両・人が残っていれば黄色の旗が2枚(ダブルイエロー)。

何らかの滑りそうな液体が出ているようなら黄色の旗と黄色と赤のストライプ旗が振られます。イエローが見えたらその区間は事故禁止&追越禁止が絶対条件。そこで追い越しなんてやったら厳重注意で順位降格や失格必死です。

コース上の危険地帯を過ぎると緑色(グリーンフラッグ)の旗が提示されて追越可能になる。簡単に書けばそんな感じ。

注意が必要なのは白色の旗。これは救急車がコース上にいるということを意味していて、走行車は細心の注意を払う必要があります。なにせ救急車は命を守る車両であると共に、走行車にとっては命を危険にさらす巨大な障害物となる可能性もあるからです。

それ以外に、コース上に危険があってレース続行が危険と判断されれば即座に赤色の旗(赤旗)がコース上の全ポストで提示され、すべての信号機も赤色になってレースが中断します。

四輪の場合はピットと通信が可能なのでコース上のアクシデントは言葉で伝えることが出来ますが、二輪の場合は通信NGなので、この旗が非常に重要な役割を果たします。

ライダーやドライバーがスターだけど、監督をはじめとしたピットクルーがいてチームが成立しており、適切な対応をマスターしたコース係員と専門的知識を持った医師・看護師・救急車ドライバー・ドクターヘリがスタンバイしている状況下で、レースオーガナイザーが全体を運営&統率していく。それがレースです。

これを書き換えると、国民一人一人がスターだけど、企業・組合・各種団体・自治体等の組織があってチームが成立しており、適切な対応をマスターした自治体職員と医療関係者がスタンバイしている状況下で、政府が全体を運営&統率していく。それが国家運営ではないでしょうか?

今の政府は、医療関係者がスタンバイできてないままレースを開始していて、大阪市と札幌市でイエローフラッグ出しながら他でグリーンフラッグを出してる感じ。しかも各都道府県知事が適切な対応をマスターしておらずオロオロor放置プレー。政府は運営継続判断を専門家に丸投げしてるけど、専門家から出てきた意見は無視。だめだこりゃ、次行ってみよー!ですよ。

これ、Go To って競技を開始する前にレギュレーション作ってないからでしょ。イエローとかレッドのフラッグを出す条件も分からない。分からないからグリーン出してて、出てるからドライバーやライダーはアクセル全開にしてる。しかもドクター不在。危ないだけだと思うんだよなー。

やっぱ強制力ある厳格なレギュレーション必要ですよ。そして医療体制が確実じゃない場所ではレースやらない。コース係員にはレギュレーションを熟知させ、緊急時には即座にフラッグ提示させないと危ないっす。無理やりレース的に現状を分析してみました。
ikariya

gq1023 at 05:30│Comments(0)

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