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2020年08月04日

速度超過のポルシェが引き起こした重大死亡事故

mata8月2日午前8時頃、首都高湾岸線の東扇島IC付近で起きた交通事故。大幅に速度超過したポルシェが走行する小型車両に後ろから接触し、小型車両を運転していた内夫婦が車外に投げ出されるなどして死亡したというものです。

またですか。

高級車に乗ってる人は下品な方が多いってのは常識ですが、速度超過も多い上に事故率も高い。単独で事故るだけでも迷惑なのに、追突した挙句なにも悪くないドライバーの命を奪うってあり得ないんですけど・・・。

レースでは速い人は遅い人をいたわるのが常識です。後ろから速い車両が来ると、コースサイドから青旗が振られるんですが、この時遅い人はコースを譲ってはいけないことになってます。コースを変えて抜いていくのは速い人。

だけど公道は違います。遅い車は速い車に進路を譲ることになってる。特に高速道路は走行車線と追越車線があるのでたちが悪い。追い越し車線を160km/h以上で走って来た車が、同じく追い越し車線を制限速度の80km/hで走る車にパッシングしながら近づいたとします。

あっという間に背後につき、走行車線から追い抜こうと思った瞬間、目の前の車両が道を譲ろうと走行車線に車線変更したらどうなります?バカでも分かりますが、接触するんですよ。日本の高級車ドライバーには、そこが分からない人が多いんでしょうねえ。

ドイツの高速道路には、ほんのちょっとだけ速度無制限区間があるのですが、まず事故なんておきません。アウトバーンは運転中の車間距離が狭い!だけど200km/h以上出してる人はフルブレーキングできる!フルブレーキングしても大丈夫なほぼ直線道路になってる!そこですよ。

アウトバーンってキャンピングカーが結構走っていて、それが高速車線にもヨロヨロ出て来るんですね。トラックは外側車線を走るルールなんで絶対出てこない。キャンピングカーが出て来たら即フルブレーキング!ABSが動作するほどのブレーキングです。

日本の首都高や阪神高速みたいにクネクネ曲がってる場所でスピード出したら、フルブレーキングなんて出来ないでしょ。ブレーキング中でも絶対にハンドル操作が必要ですからね。日本人はフルブレーキングって経験したことある人は少ないと思います。

コーナーリング中のハードブレーキングでタイヤが本来持つ性能を導き出すには、タイヤに熱を入れる必要があります。だからレースでもスタート前はタイヤウォーマー付けてるし、スタート前もクネクネ走ってタイヤを温めてる。

普通に高速道路をすっ飛ばしてて、前方の車両よけるために舵角の高いハンドル操作しながらハードブレーキングしたってスリップするだけですよ。今回はブレーキ痕すらなかったそうですから、衝突というより、レース用語でよく言う「撃墜された」って感じです。

事故車両はポルシェ911GT2RSのように見えます。1.47トンで700馬力。パワーウェイトレシオは2.1 kg/馬力。日産GT-Rのトラックエディション・エンジニアド・バイ・ニスモで1.76トン・570馬力・パワーウエイトレシオは3.1kg/馬力ですから、もはやレーシングカーですな。

そんな車を買う人には、ディーラーはサーキットでも運転訓練を義務付けたほうがいいですね。ハイグリップタイヤの使い方も含め、一般的な車両に関する知識が必要なんじゃないかなーって思います。

それにしても亡くなった方々は腹立ってるでしょうねえ。単純に後ろからやられただけですからねえ。死亡重大事故になってしまった以上、しっかりと賠償して罪を償ってもらいたいと思います。

gq1023 at 07:48│Comments(0)

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