医療崩壊を防ぐ超久々の満員電車

2020年06月01日

インバウンド消費消滅

海外から日本に来る外国人がほぼゼロとなった今、それを当て込んでいたインバウンド消費が吹っ飛び、中国・香港・台湾および東南アジアからの爆買いを失った中での生き残り戦略が必要になっています。

ただ、日本から海外旅行へ行く人々も減るわけで、その方々が国内旅行にシフトすると、旅行に多額の費用を消費するという人々の需要で、国内リゾートについては、高級な所ほど早期に回復するのではないかと見ています。

問題はビジネスホテルでして、出張客、終電乗り過ごし客、格安旅行客、イベント参加客といった需要が全滅する中で、どうやって生き残りを図るかが難しい課題だと感じてます。これは価格競争も進むでしょうが、同時に経営破綻もあるでしょうねえ。

航空会社は実質的に国有化しか策がないかもですね。有効なワクチンが開発され、気軽に旅行できるまでを楽観的予測に沿う形で2年から3年と考えても、この需要減で2年も持ちこたえることは無理です。新幹線を抱える鉄道各社も危ないですね。

ビミョーに難しいのが国内団体旅行です。修学旅行、遠足、町内会旅行、視察旅行といったものが再開できるのか?できるとしていつか?という話しになると、今すぐ再開というわけには行かないでしょう。観光バス会社は大変でしょうねえ。

幸いにして東アジアでの感染流行は収まりつつあるので、中国・韓国・日本・香港・台湾・東南アジアとの行き来は早期に戻る可能性はあります。日本のインバウンド需要は大半が東アジアからの物ですから、これが戻って来て欲しいですねえ。

海外旅行大手のHISがボーナスなしを表明していましたが、旅行業界の激震はまだまだ続くでしょう。緊急事態宣言下で法的処理が止まっていたので表面化する経営破綻は少ないですが、今日から本格的に経済が再開されるので、倒産判明が相次ぐと思われます。

「連絡が取れない取引先がある」といった問い合わせが帝国データバンクや東京商工リサーチに相次ぐんでしょうねえ。恐怖の一週間の始まりです。

gq1023 at 05:04│Comments(0)

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