トカゲの尻尾切りを許すな!緊急事態宣言をどうするか

2020年05月20日

変化に対応するということ

その昔は、毎朝9時の出勤時間に対し競うように早く出社し、かかって来た電話には誰よりも早く対応し、頼まれた作業はいやがらずスピーディーかつ完璧にこなし、上司や先輩からの誘いは断らず、しっかりと自分の仕事もこなすってのが常識でした。

届いたFAXをデスクの女の子に読み上げてもらうとか、ミスプリを修正液で塗って訂正印を押すとか、会社が至急の要件を伝えるために訪問先へ電話して来るとかしていた時代の話しです。

いつしか固定電話にかかって来るのは営業電話だけ、仕事の電話は特定個人の携帯電話になりました。今や個人のパソコンやスマホが当たり前。「個の時代」「自主性を重んじる」と言われ、組織というものはグループウェア上だけの物になりました。

昨年初頭までは、それでもまだスタッフと食事に行ったりしてましたが、ハラスメント研修でこれらもハラスメントの一種だと言われ一挙に排除しました。出張の移動も個人の時間ですから、指定席は各自バラバラに予約するようになりました。

机を並べる先輩・同期・後輩より成績を挙げようと切磋琢磨する時代ではなく、声の大きい人間が登用される時代でもなくなりました。だからといってクールでドライなのではなく、より実質的なメリットが求められる時代です。

新型コロナによって、自発的に仕事する人と受け身の人がハッキリ分かりました。若い人なら、自発的に仕事できる人は組織がいらないと分かったことでしょう。受け身の人は上司や先輩が一人を好む人だと、何の指示も来ないので存在価値がないことが分かったでしょう。

そう、それなんですよ。その劇的な変化に我々50代はここ数年間振り回されて来たんです。

でも変化は受け入れるしかありません。若い世代でも本当に大きなショックを受けていることでしょう。どうすればいいか分からない方も多い事でしょう。そうだと思います。

最初は昼食を一人で食べることから始めました。スタッフと極力敬語で話す。営業先には誰も連れて行かない。部下に任せた仕事は完全に任せ切る。従業員の定時出社と帰社を守らせる。コピーや出力は自分でやるか外注。スタッフと食事に行っても2次会は参加しない。いろいろ大変でした。

そして今、急速なデジタル化が求められ、オフィスは不要となり、出退勤という概念が消えようとしています。これから社会人となる若者達は、20代以上がやってるリアル会議にすら疑問を持つことでしょう。変わらなきゃ!

これからの企業はどうあるべきなのか?簡単に変化に対応するということと言いますが、その大変さを毎日噛みしめてます。

gq1023 at 06:49│Comments(0)

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