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2020年04月11日

テレビで恐怖をあおるな/あおりに乗せられるな

神奈川県医師会から会長名で「神奈川県民の皆様へ(神奈川県医師会からのお願い) 」が出されました。非常に冷静に現状を説明してくださっているので抜粋させていただきます。

超抜粋すると「本気で対応してる医師はテレビに出てるヒマなんかない。コメンテーターはウソつき。未知のウイルスと戦ってる最中にギャーギャー騒ぐんじゃない。医療従事者は患者と戦ってる。その他は我慢と闘って欲しい。」って感じです。

(主旨抜粋)
◆侮らないで◆
外は安全と思っている人がいる。若い人は安全というウソがある。現実は年齢層に関係なく、重症化して一定数以上は死亡する。

◆ごまかされないで◆
新しい未知のウイルスに専門家はいない。本当は誰もわからない。専門家でもないコメンテーターが、エンターテインメントのように同じような主張を繰り返しているテレビ報道はおかしい。
第一線の医師はテレビに出ている時間なんかない。出演している医療関係者は、メディアに出てる時間があれば、現場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべき。

◆PCR検査の本当◆
PCR検査の感度は高くて 70%程度。30%以上は感染しているのに「陰性」と判定され、「偽陰性」となる。検査をすり抜けた感染者が出る。
ドライブスルー方式検査は、検査のたびに手袋や保護服を交換しなければ二次感染の可能性がある。患者1人ごとに保護具(マスク・ゴーグル・保護服など)を脱いで消毒して新しい保護具を着用するには30分以上1時間近く必要。
メディアに登場する人は、本当のPCR検査の実情を知っているのか?専門家という人は実際にやったことがあるのか?

◆胸部レントゲン検査やCT検査の困難◆
感染が疑われる人に胸部レントゲン検査やCT検査をやると、撮影後に部屋全体を換気し、装置のアルコール消毒に1時間近く必要となる。アルコール不足の中どうするのか?メディアなどで主張する専門家やコメンテーターは、そのようなことを考えたことがあるのか。

◆医療機関の現状◆
心筋梗塞・脳梗塞・がんなどの患者には今までどおりの医療体制維持が不可欠。大量に感染者が出て、それが病院のベッドを埋めたら即医療崩壊。軽症の人は、自宅や宿泊施設に移って静養や療養してもらうという素早い行動が必要。
医療機関に時間をください。コロナ感染者の増加を、少しでも緩やかなカーブにしなければ、医療は崩壊する。

◆医療機関への偏見や差別◆
咳をしたり、熱が出ている人が近くにいたら嫌な時に、医療関係者はコロナ感染の恐怖の中でそのような症例の患者を前に戦っている。
周囲の誰かに感染させるかもしれないという恐怖の中で戦っている。自分の子供が、バイキンと言われ、いじめにあうかもしれないという、悲しみとも戦っている。
市中の診療所で医師自身が罹ったら、一定期間休診にするだけでなく、診療所のすべてのスタッフやその家族の心配もしなければならない。自分の家族そのものにも危害が及ぶ。
病院の中で重症者の治療を毎日繰り返し、家に帰っても人工呼吸器の音が耳から離れず、懸命に立ち向かっている医師や看護師は、恐怖といら立ちとストレスの毎日の中で生活している。
感染が拡大すれば誰もが感染者になり得る。そのとき、偏見や差別を受けたらどんな思いをするのかを考え、正しい情報に基づいた冷静な行動をしてほしい。また、地域の医療機関の活動が差別意識で妨げられるようなことは、決してあってはならない。

◆一緒に戦いましょう◆
この戦いは、四週間・数か月いや一年以上になるかもしれない。病と闘って生きていたいと闘っている患者さんもいる。
生きていることだけでも幸せだと思って欲しい。密集、密閉、密接のところには絶対行かないで欲しい。あなたの行動が、新しい患者さんを作ってしまうかもしれない。
医療従事者も、ストレスや恐怖を我慢して戦っている。皆さんには我慢と闘って欲しい。

gq1023 at 04:35│Comments(0)

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