2020年02月22日
ダイヤモンド・プリンセスの隔離検疫を終えて
このたびは、日本政府ならびに検疫作業に関わった皆様、本当にお疲れさまでした。
1月25日に下船した乗客から未知のウイルス感染が判明したのが2月1日。そこから世界初の船内隔離&船内検疫が行われることとなりました。小さな客船でも経験したことのない事を、乗員・乗客合わせて3千名以上の規模でやると決めたのは、日本政府最大の英断だと思います。
2月4日には横浜港での受け入れと船内での再検疫を決定。2月5日には14日間の船内隔離が開始されました。検疫は日本入国時に体調不良申告があった方のみを検査するというものですが、再検疫開始の時点で相当数の体調不良者がいたことが分かっています。
その時点でこの新型コロナウイルスの感染力が非常に強いことが分かっていて、すでに店頭からマスクが消え去っている中で、感染者下船後10日も経っていて、多数の感染者がいることが確実視される中、船内の構造や感染者の行動経路も分からないままで乗船することを余儀なくされた日本政府・厚生労働省・防衛省・医療・船舶・輸送の各関係者は決死の覚悟だったことと思います。
検体もなく検査方法も確立していない中、感染が疑われる結果が出ても、誰の判定を持って感染と決めるのかすら決まってなかったことと思います。そんな中で、ウイルス感染を見分ける方法を見出し、認定する手順を決め、情報を正確に関係各位ならびに患者本人へ伝達する仕組みを構築するのは簡単なことではなかったと思います。
また、感染者をどのように下船させるのか。いかにして医療機関へ移送するのか。移送後の隔離と経過観察をどうするのか。受け入れた医療機関も、どんな体調変化が出るのか分からず、治療方法もない中での受け入れは大いなる挑戦だったと思います。
連日、専門家と称する人々やメディア出演者によるバッシングは多発していましたが、私は関係された皆様方の勇気ある対応と、乗客の皆様方の大いなる忍耐力に感動しました。
また、船員の方々の中には、社員の方もおられれば短期契約のアルバイトの方もおられると聞きました。その皆様方も、全ての乗客が下船されるまでプロとしての仕事を全うされたことに感謝いたします。そし勇敢あつ勇気ある行動で船の安全と秩序を守り続けた船長にも感謝いたします。
2月1日から20日以上が経過し、国内でも感染を判定する方法が確立されつつあります。当初は対岸の火事であった船内と言う密閉空間での接触感染事例は日本全体へと広がりを見せ、いつだれが感染してもおかしくない状況であることを理解するまでになりました。
今では多くの人々がマスクを着用し、手洗いやうがいを徹底するようになりました。今回関係した皆様方が教えてくださった気づきをは、着実に日本全体へと広がっており、確実に感染拡大の速度を遅らせることに寄与していると思います。
今回のダイヤモンド・プリンセスでは残念ながらお亡くなりになられた方も出てしまいましたし、まだまだ病院で戦っておられる方々、各所で隔離が続いておられる方々もおられると思います。すべての関係された皆様方の未来に、再び平穏な日々がまた訪れますようにと祈っております。
最後になりましたが、中国国内で戦ってる中国政府・保健当局・医療関係者ならびに患者のみなさま。私たち日本人はみなさまに寄り添って共に戦っています。この厳しい戦いにうち勝ちましょう。
1月25日に下船した乗客から未知のウイルス感染が判明したのが2月1日。そこから世界初の船内隔離&船内検疫が行われることとなりました。小さな客船でも経験したことのない事を、乗員・乗客合わせて3千名以上の規模でやると決めたのは、日本政府最大の英断だと思います。
2月4日には横浜港での受け入れと船内での再検疫を決定。2月5日には14日間の船内隔離が開始されました。検疫は日本入国時に体調不良申告があった方のみを検査するというものですが、再検疫開始の時点で相当数の体調不良者がいたことが分かっています。
その時点でこの新型コロナウイルスの感染力が非常に強いことが分かっていて、すでに店頭からマスクが消え去っている中で、感染者下船後10日も経っていて、多数の感染者がいることが確実視される中、船内の構造や感染者の行動経路も分からないままで乗船することを余儀なくされた日本政府・厚生労働省・防衛省・医療・船舶・輸送の各関係者は決死の覚悟だったことと思います。
検体もなく検査方法も確立していない中、感染が疑われる結果が出ても、誰の判定を持って感染と決めるのかすら決まってなかったことと思います。そんな中で、ウイルス感染を見分ける方法を見出し、認定する手順を決め、情報を正確に関係各位ならびに患者本人へ伝達する仕組みを構築するのは簡単なことではなかったと思います。
また、感染者をどのように下船させるのか。いかにして医療機関へ移送するのか。移送後の隔離と経過観察をどうするのか。受け入れた医療機関も、どんな体調変化が出るのか分からず、治療方法もない中での受け入れは大いなる挑戦だったと思います。
連日、専門家と称する人々やメディア出演者によるバッシングは多発していましたが、私は関係された皆様方の勇気ある対応と、乗客の皆様方の大いなる忍耐力に感動しました。
また、船員の方々の中には、社員の方もおられれば短期契約のアルバイトの方もおられると聞きました。その皆様方も、全ての乗客が下船されるまでプロとしての仕事を全うされたことに感謝いたします。そし勇敢あつ勇気ある行動で船の安全と秩序を守り続けた船長にも感謝いたします。
2月1日から20日以上が経過し、国内でも感染を判定する方法が確立されつつあります。当初は対岸の火事であった船内と言う密閉空間での接触感染事例は日本全体へと広がりを見せ、いつだれが感染してもおかしくない状況であることを理解するまでになりました。
今では多くの人々がマスクを着用し、手洗いやうがいを徹底するようになりました。今回関係した皆様方が教えてくださった気づきをは、着実に日本全体へと広がっており、確実に感染拡大の速度を遅らせることに寄与していると思います。
今回のダイヤモンド・プリンセスでは残念ながらお亡くなりになられた方も出てしまいましたし、まだまだ病院で戦っておられる方々、各所で隔離が続いておられる方々もおられると思います。すべての関係された皆様方の未来に、再び平穏な日々がまた訪れますようにと祈っております。
最後になりましたが、中国国内で戦ってる中国政府・保健当局・医療関係者ならびに患者のみなさま。私たち日本人はみなさまに寄り添って共に戦っています。この厳しい戦いにうち勝ちましょう。
gq1023 at 21:07│Comments(0)
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