2月11日成田・羽田着の中国便中国渡航の見合わせについて

2020年02月12日

なぜ中国で新型肺炎?なぜアメリカでインフルエンザで大量死?

健康保険制度のある国に住んでる日本人には、中国で新型肺炎で1000名以上死亡とかアメリカでインフルエンザで1万2千人以上死亡って信じられないですよねえ。だって、調子が悪ければ病院に行きますからね。

でも、海外はそういうわけにはいきません。中国には国民健康保険制度がありません。アメリカではオバマ大統領時代にオバマケアという医療保険制度改革の動きがありましたが、トランプ大統領が廃止へ向けて積極的に活動しています。

どちらの国でも病院に行けば相当の負担を強いられます。だから貧困家庭は保険に入らないし、病気になっても病院へ行かない。いかないから貧困層が住むエリアで伝染病が発生すると、一気に広まるんですよ。

気が付いた時には大量の患者が発生してる状態になる。これを食い止めるために「一時的に医療費を免除します」なんて言ったら、「今こそ病院で診察してもらおう」とぜんぜん関係ない人々も集まる。集まって集団感染が発生する。そんなメカニズムです。

2003年のSARS流行時は中国経済は6分の1程度でしたし人の動きも限定的でしたが、今や中国人が世界中を常に動き回ってるわけで、ウイルスの伝搬が中国全土のみならず海外まで広がってしまうのはやむをえないと言えるでしょうね。

もともと医療を受けてなくて弱ってる老人が風邪をひいたら危ないですよ。国民皆保険制度のある日本に住んでいて良かったと実感しております。

gq1023 at 06:00│Comments(0)

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