今さらバリ伝神戸の美味いもん

2020年01月13日

台湾総統選で過去最多の約820万票!

taipei台湾の選挙といえば、常に国を2分した大騒ぎになって、タクシー運転手同士が車体をぶつけあったり、両陣営が火炎瓶を投げたりと大変なんですが、今回は全くそういう事がなかったようです。

選挙結果にもそれが表れていて、現職の蔡英文氏が820万票という大量の票を獲得し、最大野党・国民党の韓国瑜高雄市長に260万票以上もの差をつけて圧勝しました。

そもそも国民党が共産党との潰しあいに負けて台湾に逃げたから、現在の状況になってるわけですよ。そして長年にわたって国民党の独裁状態だったんですね。だけど、元々台湾に住んでた人は大陸から逃げて来た人に支配される事に反対するわけで、いろいろあったんですね。

それが民主化されたのが96年。2000年には台湾独立路線を進める民進党への政権交代が実現します。そこから延々と親中派の国民党vs対中派の民進党は拮抗して来ました。だから、ここまで一方的に民進党が勝利するってのは一大事ですよ。

言語も民主化以前は台湾語がほとんどでしたが、今では北京語というか台湾独自の中国語「台湾華語」になってます。台北では台湾語はもう使ってないといってもいいぐらいですかねえ。

国民党は、92年に中国共産党と「九二共識」で合意しました。「中国共産党と台湾政府で違う考え方はあるけれども、中国は一つとの認識を共有する」というもので、中国がワンチャイナと言ってるのはこのことです。

だから、民進党が党を挙げて「台湾独立」と言ってるのは合意に反してるし、「九二共識」を反故にするのなら、ちゃんと仁義を切れというのは政治的には当然の話しです。

問題は世論でして、台湾は実質的に独立国なんですね。ぜんぜん中国と違う。政治的に中国と対立せずに上手くやって、台湾人が儲かればいいって感じですかねえ。日本とも国交がないおかげで、私が仕事に行く際も労働ビザなんていりません。入国書類に仕事って書けばOK。

ビジネス的にはワンチャイナで、大陸ビジネスの窓口として台湾が上手く機能してた時代が長かったんです。でも、今は大陸の国際派が大量に育ったから台湾パッシングになってる。コンパックのパソコンが売れてた時代がピークかなあ。

とはいえ、今入力してるデバイスは台湾のASUS。だけどMade in Chinaです。ここ20年間におよぶ中国の躍進で、ビジネス的には反中の姿勢を取り続けている台湾には逆風です。本音は親中に舵を切りたいけど国民世論がなーってのが現状でしょう。

逆の立場で言うと、中国共産党軍の戦いぶりに逃げ回って台湾まで行った国民党に振り回される台湾はおかしいとなる。じゃあ民進党はどういえばいいのか?「国民党は弱かったけど民進党は強いぜ!」なんて言ったらミサイル飛んで来まっせ。

抗日戦争の中心は国民党軍だったんですね。そして体力を奪われて死に体になった所で弱小共産党軍が一気に本土を奪い取った。この歴史は事実だから共産党は隠したい。国民党は言いたいけど民進党は国民党を持ち上げたくない。

共産党軍が「抗日戦争」に参加したのは、1937年に中国国民党と中国共産党が結んだ「国共合作」以降だってのは学校で習いましたよね。今では共産党は「31年の満州事変以降抗日戦争を勇敢に戦った」っぽくなってます。国共合作なんかしてないモーン!

中国が大戦前の話しを持ち出して来たり、領土の話しをして来たりしてますが、中国共産党があの国を建国したのは最近の話しですからねえ。だけど経済的も軍事的にも強大な国家ですからねえ。なーんて話しになると長くなるので、まずは平和に選挙が終わって良かったと思うことにします。

gq1023 at 05:12
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