闇営業問題カー用品にワクワクした時代

2019年06月28日

中国の996勤務問題と私

2016年に中国で話題となった「996問題」が注目を集めています。これは「朝9時から夜9時まで週6日間勤務」と言う意味で、1日12時間労働で休みは週1日だけという勤務状況を指す言葉です。

昔の中国では、朝から晩まで休みなく打ち込める仕事があることは幸せとされていましたが、中国IT企業大手のトップが「996は幸せだ」的な意見を述べただけで若者が反発し大炎上するような状態です。そんなに働かせるのはおかしいという国になって来ているのです。

中国には労働法があり、その中で「労働時間は1日8時間で平均週40時間」「残業上限は1日3時間、及び月36時間」となっています。それを守れと労働者が声高に発言する社会が中国に形成されてるんです。

対する日本は、やっと時間外労働の上限が設定されたばかり。3月までは事実上青天井で残業させることが可能でした。「働き方改革関連法」によって、今年4月からはじめて「残業時間は原則月45時間かつ年360時間以内、繁忙期でも月100時間未満、年720時間以内」となりました。

日本の大企業では20年ほど前から大きな声で叫ばれ続けている36協定。労働基準監督署に勤務規約を届け出ないといけないというものなのですが、これに罰則がついたのも今年4月から。私共のような零細企業では、来年4月まで猶予されています。

働き方改革でも中国が先行ですか・・・。私にとって996ってのは、初めて水冷エンジンになったポルシェ911のイメージですが、ぜんぜん違う意味で労働環境を表す言葉になってるんですね。なんか中国速いなー。速すぎて全然追いつかないっすよ。

うちはまず労働組合結成へ向けた労使交渉からです。役員報酬は決算書で開示されてますから役員全員の報酬合計で年720万円。これじゃあ社員だって夢がないっすよねー。経営を根本的に見直して、仕事のやり方をゼロベースで仕切りなおす必要があるかもです。

労働組合ってどうやって作るの?就業規則ってどうやって労働基準監督署に提出するの?そんなことから学び始めた独立20年目の私です。

gq1023 at 05:44│Comments(0)

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