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2018年11月10日

渡航の自由と自己責任

シリアで人質となったジャーナリストが帰国されましたが、記者会見では「拘束されたのは自分の凡ミスだった」と言ってましたので間違いないでしょう。ネットで自己責任論をぶってる方もいらっしゃいますが、そのとおり自己責任ですね。

2015年5月に欧州経由でトルコ入り、6月にシリアに入った途端に拘束と言われてましたが、ご本人の会見によるとまさにその通りでした。

シリアでは、2014年12月に何のために渡航したのか良く分からない日本人が殺されていて、彼が渡航した2015年1月には別のジャーナリストが斬首され映像が公開されました。2月にはシリア入国を計画した新潟市のフリーカメラマンが旅券没収されています。

旅券没収は外務省としては初の試みで、日本政府はそれだけシリアが危ないと分かっていたわけです。

日本旅券には「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。」と書かれ外務大臣の公印も押されています。渡航の自由は約束されており、報道の自由も保証されています。

だからといって「自分が危険な地域に行って拘束されても自己責任だから政府は放っておいてくれ」ってのは乱暴ですね。日本国民に身の危険が生じた場合、政府はその状況把握と安全の確保に努めなければいけません。現場の公務員からしたら迷惑以外の何物でもない。

生きてるってのは自己責任ですよ。別に国内にいようが海外にいようが当然のことです。「死んだら焼いて捨ててくれ」といって何の財産も残さず死ぬ方もいるでしょうが、残された人々は寝台車代・棺桶代・焼き場代・骨壺代で何十万も払わさせられます。

この何十万円もかかるって予想してないことが迷惑なんだと思うのです。自己責任で完結できてないことだと思うのです。ここは当然ですが生命保険をかけるべき所ですよ。

海外旅行に行くのに旅行保険入ってなくて現地で盲腸になって3日間病院に入院して治療費と入院費で120万円かかって親に払ってもらった。ってのは自己責任果たしてないですよね。この120万を親に返済したら自己責任を果たしたってことですよね。

このジャーナリストを例に挙げると「万一危険地域に行って身柄を拘束されても、しかるべき組織が交渉して身代金を払う仕組みになってるから大丈夫」ってなってれば自己責任でしょう。

でも「シリア行くって言ったら旅券没収されるからこっそり行こう」と決め、「入国手続時に即拘束」で「帰国直前まで3年以上も日本政府を振り回した」ってのはアカン。フリージャーナリストでも通信社の記者でも、取材に行くなら行先は告げないとだし、拘束されるまでの間は取材して報道してくれないとねえ。

まあ知り合いの知り合いみたいなんで、無茶苦茶に腹が立ってるわけじゃなく、無事に帰国されて喜んではいるんですが、取材した映像があるわけでもなく、単に拘束されただけってのはとっても残念です。本人が一番思ってるでしょうがね。なんか釈然としない私です。

gq1023 at 06:50│
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