結果が出せなくてすみませんオリンピックに行けないってなんだよ!

2018年02月20日

競技だけで食えるか食えないか

f6508d60.jpg日本では、まあ普通のスポーツ選手は食えません。少年少女スポーツ活動の延長線上ですから、手弁当で親が送り迎えして必死にお金を集めて活動する感じです。ぶっちゃけ、資金が尽きれば活動どころじゃなくなります。

競輪、プロ野球、プロサッカーといったそれを職業として活動できるプロスポーツもありますがそんなの一部だし、結構幸せな選手でも企業に社員として在籍させてもらって、給料もらいながら競技活動だけやってるって選手でしょう。

多くの人々は就職して仕事しながら合間に競技の練習をやるしかない。Xゲームみたいに賞金が出るショーがある競技なんてまずないですからね。ラグビーワールドカップなんて優勝しても賞金ナシです。名誉のために戦う。

フィギュアスケートの賞金を試しにウィキペディアで調べたら、1位で1万8千ドルですって。200万円弱ですよ。2位が1万3千ドル。150万もない。5位は2千ドルですから20万円チョイ。ISUグランプリシリーズでこれですからねえ。年に2大会+好成績者はGPファイナルで3回しか出られませんので、大したお金になりませんね。

衣装代だけで100万どころじゃないし、コーチやトレーナーのギャラや振り付け代も必要だし、合宿なんて言ったら2週間とか海外滞在だし、大会だって自腹で行って宿泊費も交通費もかかるわけですよ。絶対にペイしない。

ジャンプなんてワールドカップ男子が優勝で120万。女子は35万です。ドルじゃないですよ円ですよ。あの高梨選手が優勝しまくってた時で年間獲得賞金700万に届いてませんからね。今シーズンの獲得賞金なんて涙チョチョ切れる感じだと思いますよ。

もうちょっとスポーツに寛大な企業が増えるといいのですが、経営難になるとすぐ切られちゃう。競輪やサッカーくじの収益金頼りってのが現実なんですよねえ。

実際の現場は、中高大学近くの定食屋さんが運動部生には無料でデカ盛り提供したり、知り合いの農家が農産物を無償で提供したりして支えてます。でも大手コンビニや飲食チェーンのフランチャイズ店が地方にも増えて来て、底辺を支える仕組みが壊れつつある。

もっと根本的で構造的な問題を注視しないと、ボランティア指導者もいなくなって、スポーツ最弱国になっちゃうんじゃないかと危惧してます。まあスポーツの世界でも幼児から専門指導が行き届いてる中国が圧倒するんでしょうね。

最後になりましたが、全日本ロードレース選手権の賞金も涙がチョチョ切れる感じです。JSB優勝で100万で、他クラスは優勝30万だったかな?まあスポーツ大会ですからそんな感じですね。

gq1023 at 06:57│Comments(0)

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