公共交通機関における布張りの座席ストーカー被害について少し

2018年02月10日

岡山で路線バス戦争勃発

ride_img01_1704岡山の両備バスグループが発表した路線バス31路線廃止問題。全体で78路線ですから、約4割を削減する方針ということになります。

そもそも2002年に道路運送法改正によって新規参入が容易になったことが大きいんですね。以前は「需給調整規制」ってのがあって、バス会社のすみ分けが出来てたんですが、そんなもん競争原理が入るべきだということで変わりました。

当然ですが、利用者の利便性を考えると競争原理が働くべきだし、どんどんサービス競争は行われたほうがいいのですが、地方はそもそも自動車社会なんで路線バスを使うのは学生と一部の高齢者のみ。路線バスが廃止になると、それらの足が消えることになります。

岡山市内で両備バスグループって100円バス区間ってのを導入してました。そこに競合他社が100円バスめぐりんで乗り込んできた。そして、その競合他社が路線拡大を申請し、それが認められたことで、今回の路線廃止申請になってます。

ただね、この地域って昔から仁義なき戦いやってるんですよ。天満屋バスターミナルってのが昔は重要な拠点だったんですが、その昔は最大だった中鉄バスはそこに乗り入れないとかバチバチやってた。そしてビシバシ経営難になって経営統合が繰り返されました。

中鉄が経営難になったのっていつだったかなあ。もう亡くなられた藤田正藏さんがワンマン社長でテレビせとうち開局なんて事までやってのけたのですが、99年には保有株式を売却してどんどん勢力縮小する中で、両備バスグループは勢力拡大を続けました。

岡山空港と岡山駅を結ぶ空港バスに両備バスが参入した時は、ボロボロの中鉄バスvsピカピカ新車の両備バスでして、目に見える形でバチバチやってるのが滑稽でした。まあ、グイグイ行ってたのは両備だと思いますけどねえ。

本来は、地域のバス会社が自発的に集まって協議して、共同ですみ分けするべきなんですが仲悪いんでしょうねえ。きっと廃止を宣言した路線に、他社が「全部引き継ぎます」なんて言い出すんですよ。悪しき岡山のガチバトル史が続くんだろうなあ。

全国で路線バス事業は大変です。だけど、北九州の第一交通グループは経営難になった路線バス事業をどんどん受け入れて巨大化してます。沖縄なんて琉球バスと那覇バスを手に入れたから、もはや第一交通だけに限りなく近い状態ですよ。

こういう行政に難癖つける的なやり方が岡山っぽいといえばポイんですが、利用者が置き去りにされてますよねえ。利用者的には全部100円バスになったほうがいいし、安くて本数が増えるなら自家用車からバスへって流れもあり得ますよねえ。

規制緩和に伴って統廃合が進むのは仕方ないですよ。その上で、バス路線が廃止されて困った自治体が支援策を考えるってのが正しい道のような気がします。

玉野市や倉敷市が岡山市に本社を置く会社にお金を入れるのおかしいですから、それぞれの自治体はそこに本社を置くバス会社を支援するって形になるでしょうねえ。まあ今回は岡山でしたが、今後は全国で勃発すると思ってます。


gq1023 at 07:43│
公共交通機関における布張りの座席ストーカー被害について少し