有給休暇年間20日って取れますか?星野仙一氏に想う

2018年01月08日

鍛冶屋と弟子

0a36ec7b.jpg早朝からNHK総合の再放送“にっぽん紀行「いごっそう鍛冶屋とひよっこ弟子〜高知 四万十町〜」”を見ました。非常に感銘するところが多く、共感する所も多かったです。

内容的には、都会から高知の四万十町にある79歳の「伝説の鍛冶屋」に弟子入りする32歳の男性の話しでした。町から支給される給与をもらいながら2年間修業に励むのですが、師匠からはダメ出しばっかり。弟子はそれでも頑張るって物語です。

その中で師匠が言うコメントが心に刺さりました。弟子はしっかりメモを取り絵も記してしっかり学ぼうとしてるのですが、師匠に言わせると「絵ばっかり書いとる、何をやっとるか見ないかん!」なんですね。

そこではっとしました。そうなんですよ。今の若者ってそこですよ。メモは取ってるし真面目に話しを聞いてるんだけど全体を見てない。つまり手元だけを見てるんですね。そこを見てもナタや斧ですら造れない。包丁や刀やハサミなんて絶対に無理ですよ。

コテ先見てもしょうがない。熱した鉄を叩く時が本番じゃない。とにかく考えて、鉄をどれぐらい熱したときにどうなるかを体に叩き込む。叩き込んだ事を何度も頭の中で反復して、寝てる時もイメージして、手伝ってコークスだって毎回違うんだから、体で覚えるしかない。

つまり、見るべき所は生き様ですよ。肩から叩くとどうなるか。軽く叩くとどうなるか。裏返して叩くとどうなるか。それを体に叩き込む。叩き込んでないと実践できない。

「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、まさにそれが鍛冶屋ですよ。人間が熱くなれないと、熱い鉄を持てない。熱くなってない鉄を叩くだけだから、形もできないし、叩く方の手も痛い。「鉄を熱するためには、まずお前が熱くなれ!」ってことですよね。

私もよく「自分自身が熱くなってないヤツが仕事なんてできるわけない」と言ってます。このブログでも何度も書いてますが、仕事なんて本気で燃えられませんよねえ。本気で燃える気持ちになれるのはプライベートですよ。僕らにとってはバイクレースです。

サーキット行って遊んでるわけじゃないんですよ。真面目に朝6時半にはサーキット入りして、普通に食事だけして宿舎に帰ってます。最近は宿舎じゃなくハイエースで寝泊まりしてますしね。腹を立てても喜んでもいけない。ただ無言のサインだけ贈って黙って帰る。

昔は怒る先輩や上司がいっぱいいました。怒られて腹が立つんだけど我慢する。その我慢が自分に熱を入れてくれる。腐ったりへこんだりするんじゃなく、見返してやるって気持ちを沸き立たせて次に備える。その熱くなった自分が、熱い結果を導き出してくれてました。

今はパワハラって言われるから誰も怒りません。ワークライフバランスって言われますんで、ワークで熱くなれないからライフつまりプライベートで熱くならなきゃいけない。熱くなれるプライベートのある人にならなきゃいけない若い人々は大変だなーって思いました。

gq1023 at 06:14│
有給休暇年間20日って取れますか?星野仙一氏に想う