榎戸育寛選手ポールポジション日米首脳会談っすよ

2017年11月05日

何事もオンとオフの切り替えが大切!

1cf6099d.jpgレーシングバイクにはデータロガーって記録装置が付いていて、何をどう操作したのかが記録されてます。旅客機のフライトレコーダーみたいなもんです。

メカニックにとってはライダーとの対話用データだし、ライダーにとってはウソ発見器です。どんなにライダーが「3速でアクセル全開です」と言っても、「全然開いてないじゃん」みたいにバレるわけです。

でも、そんなデータを見るまでもなく、コースを走ってる姿を見れば分かるんですよ。間違いないのは、速いライダーはしっかりアクセルを戻してる。ボボボって言ってる時間が長いライダーは速いんです。だから各コーナーまで見に行って来ました。

遅いライダーは少しアクセル当てちゃってる。パーシャルスロットって言うんですが、一般道では有効ですが、サーキットではメリハリが不可欠。アクセル全開でガーっと行って、曲がる時はアクセルをしっかり閉じて、曲がり切るのを待つ。曲がったら全開ですよ。

鈴鹿ならS字からダンロップ入口は登り。そこから下りになる。「S字からダンロップはそんなに差がないと思うんです」といってるライダーが多いんですが、ダンロップからデグナーなんですよねー。斜度が変わる所で大きく操作が変わる。

上りから下りに変わる時はしっかり車体の向きを変えて姿勢とライディングポジションを変える必要がある。そこから下ってヘアピンなんですが、ヘアピンを立ち上がると上りになる。上ってミニシケインで下りに変化。ここも差が出るポイントです。

そしてスプーンの1個目と2個目で全く違う斜度と弧を描く必要があるんですが、ここでの差は裏ストレートでの車速に出ます。ここも速いライダーはアクセルオフの時間が長い。

速いライダーはコーナーでアクセル全閉区間がある。常にアクセルが開いてるライダーは遅いってことですね。アクセルオフでスパッと向きを変えてからアクセルオン。人間オンとオフの切換が大切だってことを、レースを通じて感じさせていただきました。

確かに曲がりながらアクセル開けるのって気持ちいいんですが、タイムには悪影響しかない。S字も大きく弧を描いてスピードを乗せるのが速いライダーで、遅いライダーは一番短い道を選ぼうとする。いろんなことを学ばせていただきました。

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