2017年05月16日

東芝の通期決算数字は発表されるのか

toshi東芝の決算ですが、4-12決算の発表がノビノビになってましたよね。その時にブログ書いたと思うのですが、2回も延期した挙句に4月に発表された数字は監査法人のお墨付きナシ。それどころか「事業継続に重要な疑義がある」との注記付きでした。

その際の数字が5325億円の赤字で2256億円の債務超過って話しでした。それだけ積み上げても監査法人は納得しなかった。それだけ怪しい数字ってことなんだと思うんですね。

血のバレンタインと言われた最初の延期が2月14日。1か月延期して発表できなかったのが私の誕生日前日の3月14日。約1か月後に発表した数字は監査法人が「意見不発表」となってましたから状況は超深刻です。

何年も前にアメリカで買収したウエスティングハウス(以下WH)の原子力事業について赤字を計上していないという報道が出ました。でもその時の経営陣は「WHは黒字で会計も適切に処理している」と言ってたんです。これは2015年12月のブログ「東芝ショック」にも書いてます。

ところが私がブログを書いた時点では、東芝経営陣がWH自体の赤字は知っていて、そこに巨額請求訴訟をしていたCB&Iストーン・アンド・ウェブスターって会社を赤字隠しのためかどうかは分かりませんが、もう買収していたんですね。

今回の大赤字決算ってのは、WHの赤字も隠してましたが、買収した会社はもっと赤字がすごかったので、全部合わせて大赤字として計上しますって話しです。

現在の監査法人は「PwCあらた」。あとはあずさ・新日本監査法人・トーマツが4大監査法人ですが、新日本は東芝の不正会計を(恫喝or強要されて)見逃したのでアウト。そんな実績がある所を、あずさやトーマツが受け入れるわけありません。

そこで準大手に監査法人変更を検討してると言われていましたが、先週「監査法人変更断念」が報道されていました。そりゃそうでしょ、4大監査法人が受け入れない物を準大手がOK出せるわけない。

そんなすったもんだがあった挙句、昨日の発表はもっと凄かった。先週には監査を担当して来た監査法人の会計士が4月に一方的に東芝が発表した4-12決算のせいで一時離脱していたことが報道され、監査法人のがウンと言わないだけではない疑義があることが判明してました。

そして、監査法人から承認を得ずにまた通年でも決算見通しを強行発表しました。最終損益は9500億円の赤字で、債務超過は5400億円だそうです。あと2週間で「有価証券報告書」が出せないと上場廃止ですが、こちらは監査法人の承認が必要なんで、いよいよカウントダウンとなりました。

昨日の資料を読んでるんですが、ぜんぜんアメリカの事業が精算できる目途や見込みについて言及されてないのに、非継続事業の連結対象外としていて、これで監査法人が承認するわけないってのは良く分かります。訴訟リスクとか抱えたままですもん。

それはダメでしょ。ウエスティングハウスのチャプター11申請って、まだ申請しただけですよね。再生計画が承認されるまでは連結対象で、赤字拡大の可能性は残ってますよね。なんか釈然としないまま、朝3時から2時間も資料読んじゃいました。くやしーです!

gq1023 at 05:14│Comments(0)TrackBack(0)

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